〇 招  集  告  示

埼玉東部消防組合告示第9号

 埼玉東部消防組合議会第3回定例会を下記により招集する。

  平成28年9月27日


                            埼玉東部消防組合   
                            管理者 田 中 暄 二


                記

 1 期  日  平成28年10月4日

 2 場  所  埼玉東部消防組合議場


          〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員

応招議員(14名)
     1番   福  島  正  夫  君      2番   吉  田  健  一  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   井  上  忠  昭  君      6番   宮  ア  利  造  君
     7番   本  田  謡  子  君      8番   武  藤  壽  男  君
     9番   井  上  日 出 巳  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   山  下  秋  夫  君     12番   中  野  松  夫  君
    13番   大  橋  芳  久  君     14番   宮  田  利  雄  君

不応招議員(なし)

        平成28年埼玉東部消防組合議会第3回定例会 第1日

平成28年10月4日(火曜日)
 議事日程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 会議録署名議員の指名
 4 会期の決定
 5 諸般の報告
 6 管理者提出議案(議案第19号〜議案第24号、報告第3号)の上程
 7 管理者提出議案の提案理由の説明
 8 次会の日程報告
 9 散  会
午後 2時00分開会
 出席議員(14名)
     1番   福  島  正  夫  君      2番   吉  田  健  一  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   井  上  忠  昭  君      6番   宮  ア  利  造  君
     7番   本  田  謡  子  君      8番   武  藤  壽  男  君
     9番   井  上  日 出 巳  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   山  下  秋  夫  君     12番   中  野  松  夫  君
    13番   大  橋  芳  久  君     14番   宮  田  利  雄  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君

     代  表   鬼 久 保  勝  臣  君
     監査委員                

 管理者事務部局職員
     消防局長   森  尾  博  之  君

     会  計   齋  藤  正  弘  君
     管 理 者                

     次  長   菱  沼  久  男  君

     次  長   本  澤     清  君

     参 事 兼   濱  田     博  君
     総務課長                

     参 事 兼   穐  山  和  久  君
     消防課長                

     参 事 兼   本  間  哲  也  君
     救急課長                

     参 事 兼   新  谷  智  幸  君
     予防課長                

     参 事 兼   加  藤     栄  君
     指令課長                

     参 事 兼   松  永     武  君
     久  喜   
     消防署長                

     参 事 兼   遠  藤     清  君
     加  須   
     消防署長                

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     幸  手   
     消防署長                

     白  岡   江  原  賢  二  君
     消防署長                

     杉  戸   永  島  武  雄  君
     消防署長                

     宮  代   若  林  浩  二  君
     消防署長                

 議会担当職員                  
     書 記 長   松  川  広  之   
     書  記   河  合  晃 太 郎   






    ◎開会の宣告                             (午後 2時00分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、これより平成28年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を開会いたします。





    ◎開議の宣告
議長(鎌田勝義君) 日程第2、これより直ちに本日の会議を開きます。
  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付いたしましたとおりであります。





    ◎会議録署名議員の指名
議長(鎌田勝義君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
   議席番号2番  吉  田  健  一  議員
   議席番号4番  岡  崎  克  巳  議員
  このご両名を指名いたします。





    ◎会期の決定
議長(鎌田勝義君) 日程第4、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  宮ア利造委員長、ご登壇願います。
          〔議会運営委員長 宮ア利造君登壇〕
議会運営委員長(宮ア利造君) 議会運営委員会委員長の宮ア利造でございます。平成28年第3回定例会につきまして、議会運営委員会を本日午後1時から、委員全員の出席のもと開催いたしました。その概要についてご報告申し上げます。
  今定例会に提出されます議案等は、管理者提出議案が6件、報告が1件でございます。
  以上のことから、会期につきましては本日10月4日から10月14日までの11日間と決定いたしました。
  以上で報告を終わります。
議長(鎌田勝義君) お諮りいたします。
  委員長報告のとおり、会期は本日10月4日から10月14日までの11日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。





    ◎諸般の報告
議長(鎌田勝義君) 日程第5、諸般の報告を行います。
  この際、諸般の報告を書記長にていたさせます。
  松川書記長。
書記長(松川広之君) ご指名をいただきましたので、平成28年第1回定例会以降における議会関係事項につきましてご報告申し上げます。
  お手元に配付してございます諸報告をごらんいただきたいと存じます。まず、第1回消防力適正化計画の説明会が3月17日に行われ、2回目の説明会が5月12日に行われております。
  次に、久喜市議会選出の組合議員3人の辞職に伴い、6月6日付で同市議会から組合議員が選出されております。
  次に、6月11日、議会運営委員会が開催され、第2回臨時会の日程等についての協議と委員長の互選が行われております。
  次に、6月25日、第2回臨時会が開催され、管理者提出議案といたしまして消防車両関係の財産の取得3件についての審議と平成27年度一般会計予算繰越明許費の繰越額が報告されております。
  次に、8月4日、北川辺分署耐震補強工事の竣工に伴うお披露目式が行われております。
  次に、本日、議会運営委員会が開催され、第3回定例会の日程等について協議がなされております。
  以上で報告を終わります。





    ◎管理者提出議案の上程
議長(鎌田勝義君) 日程第6、これより管理者提出議案、議案第19号から議案第24号、報告第3号を一括上程し、議題といたします。





    ◎管理者提出議案の提案理由の説明
議長(鎌田勝義君) 日程第7、管理者提出議案の提案理由の説明を求めます。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 本日、平成28年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参会を賜り、提案いたしました各議案につきましてご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
  それでは、ご審議いただきます議案につきまして順次提案理由を説明申し上げます。
  議案・報告書の1ページをお開きいただきたいと存じます。初めに、議案第19号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定によりまして、平成27年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということでございます。
  それでは、別冊の決算書2ページ、3ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございます。歳入合計の予算現額67億6,201万5,000円に対しまして調定額及び収入済額とも67億53万243円でございます。
  次に、歳出でございます。4ページ、5ページをお願いいたしたいと存じます。歳出合計の予算現額67億6,201万5,000円に対しまして支出済額は63億254万1,164円でございます。歳入歳出差し引き残額につきましては3億9,798万9,079円でございます。
  議案・報告書にお戻りいただき、2ページをお願いをいたします。議案第20号 平成28年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。平成28年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)を別冊のとおり提出するということでございます。
  別冊の補正予算書1ページをお開きいただきたいと存じます。今回の補正予算の内容でございますが、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,937万7,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ68億8,417万円に改めたいという内容でございます。
  議案・報告書の3ページをお願いいたします。議案第21号 埼玉東部消防組合財政調整基金条例でございます。提案理由でございますが、消防組合財政の健全な運営を図るため、財政調整基金を設置したいので、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書の5ページをお願いをいたします。議案第22号 埼玉東部消防組合火災予防条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、防火対象物の消防用設備等の状況が法令に違反する場合は、その旨を公表することができることとする規定を加えたいので、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書の6ページをお願いをいたします。議案第23号 埼玉東部消防組合消防力適正化計画(前期基本計画)の策定についてでございます。提案理由でございますが、埼玉東部消防組合消防力適正化計画(前期基本計画)を策定したいので、埼玉東部消防組合議会の議決すべき事件を定める条例第2条の規定により、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書の7ページをお願いいたします。議案第24号 財産の取得についてでございます。提案理由でございますが、防火服を取得したいので、埼玉東部消防組合議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第3条の規定により、この案を提出するものでございます。
  続きまして、報告についてご説明申し上げます。
  議案・報告書の8ページをごらんいただきたいと存じます。報告第3号 専決処分の報告についてでございます。器物破損事故による損害賠償の額を定めることにつきまして、地方自治法第180条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により、報告するということでございます。
  以上が今定例会にご提案申し上げております議案第19号ないし議案第24号及び報告第3号の提案理由でございます。
  なお、詳細につきましては消防局長より補足説明をいたさせますので、慎重ご審議をいただき、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(鎌田勝義君) 次に、議案第19号の補足説明を求めます。
  森尾消防局長。
          〔消防局長 森尾博之君登壇〕
消防局長(森尾博之君) それでは、議案第19号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定について補足説明をさせていただきます。
  お手元に決算関係の資料を配付させていただいておりますが、参考資料に概要をまとめておりますので、恐れ入りますが、参考資料の1ページ、資料1をごらんいただければと思います。資料1、平成27年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算の概要でございます。資料1の左側上段をごらんいただきたいと存じます。歳入総額は67億53万243円、歳出総額は63億254万1,164円でございまして、歳入歳出差引額は3億9,798万9,079円でございます。
  資料の左側下段に繰越明許費繰越額を記載してございますが、表の右側の既収入、負担金4,429万952円につきましては、平成28年度に繰り越ししておりますので、これを差し引きますと実質収支額は3億5,369万8,127円になっております。
  なお、平成26年度との比較では、高機能消防指令センターの整備完了によりまして歳入歳出ともに約11億円減少しております。
  それでは、款別にご説明を申し上げます。初めに、歳入でございます。まず、分担金及び負担金でございますが、収入済額は61億8,745万4,000円で、歳入総額の92.3%を占めております。
  次に、使用料及び手数料でございますが、収入済額は772万6,109円で、危険物や火薬類に係る申請手数料などでございます。
  次に、国庫支出金でございますが、収入済額は7,992万9,000円で、消防ポンプ自動車1台、高度救命処置用資機材を含む救急自動車3台、救助用資機材を含む救助工作車1台の取得に係る国庫補助金でございます。
  次に、財産収入でございますが、収入済額は1,120万8,215円で、自動販売機の土地建物貸付収入などでございます。
  次に、繰越金でございますが、収入済額は3億6,299万3,679円で、常備分及び組合市町分の平成26年度からの繰越金でございます。
  次に、諸収入でございますが、収入済額は1,511万9,240円で、東北自動車道の救急用業務に係る東日本高速道路株式会社からの支弁金のほか、団体保険事務取扱手数料及び職員駐車場協力金などでございます。
  次に、組合債でございますが、収入済額は3,610万円で、その内訳は北川辺分署の耐震補強・改築工事費として2,420万円、大利根分署の耐震補強・改修工事事業設計業務費として380万円、また加須市内に新設した防火水槽整備事業として810万円を起債したものでございます。いずれも緊急防災・減災事業債を活用し、後の元利償還金は加須市の単独負担によるものでございます。
  なお、3月30日に武蔵野銀行から借り入れを行っておりまして、年利につきましては北川辺分署の耐震補強・改築工事事業工事費は0.13%、それ以外につきましては0.1%でございます。
  以上が歳入でございます。
  続きまして、歳出でございます。まず、議会費でございますが、支出済額は189万5,694円で、主な内容は組合議会議員の報酬等でございます。
  次に、総務費でございますが、支出済額は133万2,981円で、主な内容は組合行政委員会委員の報酬等でございます。
  次に、消防費でございますが、支出済額61億6,822万6,036円のうち人件費が約54億円でございまして、消防費の約87.7%を占めております。
  次に、公債費でございますが、支出済額は1億3,108万6,453円で、主な内容は平成25年度に行いました車両の取得及び高機能消防指令センター事業に充てた組合債の利子償還金のほか、旧久喜地区消防組合の組合債に係る元利償還金及び加須市分の組合債による利子償還金でございます。
  なお、予算現額に対する執行率は93.2%でございます。
  次に、歳出の主な事業につきましてご説明を申し上げます。資料の右側をごらんいただきたいと存じます。まず、1の共通経費事業でございます。(1)の消防自動車等更新事業でございますが、円滑な消防活動を展開するため、老朽化した車両等を更新したものでございます。@の災害対応特殊消防ポンプ自動車につきましては騎西分署の車両、Aの災害対応特殊救急自動車3台及び高度救命処置用資機材につきましては加須消防署、鷲宮分署及び篠津分署の車両と資機材を、Bの救助工作車及び救助用資機材につきましては杉戸消防署の車両及び資機材を、Cの指令車3台につきましては白岡消防署、北川辺分署及び大利根分署の車両をそれぞれ更新いたしました。
  次に、(2)の北川辺分署耐震補強・改築工事事業でございます。この事業につきましては、耐震補強及び車庫棟と仮眠室棟の建てかえに係る部分は加須市の単独経費、事務所棟の改修部分につきましては共通経費に区分して実施をしております。1,581万7,899円につきましては、工事の前払い金として支払った4,000万円のうちの共通経費分でございます。
  次に、(3)の大利根分署耐震補強・改修工事設計事業についてでございますが、こちらにつきましても共通経費と加須市の単独経費による事業で、工事の内容につきましては庁舎の耐震化と改修でございます。
  次に、2の単独経費事業でございます。(1)の北川辺分署耐震補強・改築工事事業と(2)の大利根分署耐震補強・改修工事設計事業につきましては、共通経費でご説明申し上げましたとおり、加須市の単独経費分でございます。
  次に、(3)の地上式防火水槽有蓋化工事事業でございます。この事業は、ふたのない防火水槽にふたをかけるものでございまして、加須市内で5基、久喜市内で3基施工いたしました。これによりまして、ふたのない地上式防火水槽は加須市で残り93基、久喜市で残り36基となっております。
  次に、(4)の防火水槽整備事業(加須市)につきましては、加須市川口地内に40立方メートル級の防火水槽を1基新設したものでございます。
  次に、3の特別負担金事業でございますが、平成27年1月に運用を開始した高機能消防指令センターの維持管理経費でございます。
  以上が議案第19号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定についての補足説明でございます。よろしくご審議を賜りますようお願いを申し上げます。
議長(鎌田勝義君) ここで決算審査報告を代表監査委員にお願いいたします。
  鬼久保代表監査委員。
          〔代表監査委員 鬼久保勝臣君登壇〕
代表監査委員(鬼久保勝臣君) 代表監査委員の鬼久保でございます。平成27年度決算審査の結果につきましてご報告申し上げます。
  平成28年8月25日に、中野監査委員さんとともに決算審査を行いました。
  審査につきましては、審査に付された平成27年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類などに基づき、その計数の正否及び予算執行状況の適否を主眼として審査を行いました。
  審査の結果につきましては、お手元の平成27年度埼玉東部消防組合一般会計決算審査意見書のとおりでございます。
  なお、平成27年度決算額でございますが、歳入につきましては67億53万243円、歳出につきましては63億254万1,164円でございます。その差額である形式収支は3億9,798万9,079円でございます。これらの係数は正確であり、関係諸帳簿と照合いたしました結果、予算執行は適正に行われていると認められました。
  さて、平成27年度は総務省消防庁より津波・大規模風水害対策車両が無償貸与され、11月1日から運用を開始しましたが、これは広域合併した埼玉東部消防組合が注目されていることのあらわれであり、またこの車両の配備により大規模水害等における出動体制の強化が期待されたと感じております。
  一方、最近の景気動向に目を向けますと、徐々に持ち直しに向かう見通しにあるといわれておりますが、地方自治体の財政状況は依然として厳しい状態が続いております。消防組合におきましても消防庁舎の老朽化に伴う大規模改修や消防車両の更新が必要ですが、厳しい財政運営であることから、計画の一部延伸等により対応しているのが現状です。
  今後とも広域化のスケールメリットを生かし、重要な施策に対して重点的に予算を配分するなど、中長期的な計画のもと、適切な財政運営に努めていただきますようお願いいたします。
  結びに、消防組合の職員並びに関係各位が一丸となり、地域住民の安全安心を確保するためご尽力いただきますようお願い申し上げまして、決算審査の報告とさせていただきます。
議長(鎌田勝義君) 続いて、議案第20号から議案第24号及び報告第3号の補足説明を求めます。
  森尾消防局長。
          〔消防局長 森尾博之君登壇〕
消防局長(森尾博之君) それでは引き続きまして、議案の補足説明をさせていただきます。
  まず、議案第20号 平成28年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。議案・報告書では2ページになりますが、参考資料の2ページ、資料2の平成28年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)の概要により説明をさせていただきます。資料の左上段をごらんください。今回の補正予算につきましては、歳入歳出予算にそれぞれ1億5,937万7,000円を追加いたしまして、補正後の額を68億8,417万円とするものでございます。
  表の下の歳入補正の内容をごらんください。まず、国庫支出金でございますが、西分署に配備する災害対応特殊救急自動車につきましては、全て一般財源で予算措置をしておりましたが、国に要望した結果、国庫補助を採択していただけましたので、交付決定額の1,454万9,000円を増額補正するものでございます。
  次に、その下の財産収入でございます。今議会で設置をお願いしております財政調整基金の運用益として1,000円を計上するものでございます。
  次に、その下の繰越金1億4,482万7,000円でございますが、内容につきましては平成27年度の決算剰余金でございます。共通経費分は常備分1億61万円でございまして、単独経費及び特別負担金分はそれぞれ市町分記載のとおりでございます。
  続きまして、資料の右側、表の下の歳出補正の内容をごらんください。初めに、消防費4,422万1,000円でございますが、平成27年度決算の確定に伴う単独経費と特別負担金の決算剰余金を償還金として記載のとおり各市町に返還するものでございます。
  次に、その下の諸支出金1億1,515万6,000円でございますが、設置をお願いしております財政調整基金への積立金の元金として1億1,515万5,000円、利子として1,000円をそれぞれ計上しております。
  なお、去る8月8日に国家公務員の月例給、ボーナスともに引き上げることなどを内容とした人事院勧告が出ておりますが、組合市町の給与の改定状況を見きわめながら、今後臨時会あるいは定例会におきまして給与条例の改正とあわせ予算の補正をお願いしたいと考えております。
  以上が議案第20号 平成28年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)の概要でございます。
  続きまして、議案・報告書の3ページをお開きいただきたいと存じます。議案第21号 埼玉東部消防組合財政調整基金条例について説明をさせていただきます。議案・報告書の3ページから4ページにかけて条文を記載してございますが、参考資料の3ページの資料3に概要をまとめておりますので、そちらで説明をさせていただきます。
  まず、1の趣旨でございますが、消防車両の更新や消防庁舎の改修などに必要となる財源の不足に備えるため財政調整基金を設置し、消防組合の財政の健全な運営を図るものでございます。
  2の内容でございますが、(1)にございますように主たる財源は各会計年度における歳入歳出の決算上生じた剰余金でございまして、管理者が定める額を編入するものとしております。
  資料の右下に参考として決算剰余金の扱いを示しております。現状は、決算剰余金が発生した場合は予算の補正を行いまして、一旦予備費に留保して翌年度当初予算の財源としていたところでございますが、基金設置後は決算剰余金を基金に編入し、財源が不足する場合等に活用することになります。
  (2)にございますように、運用益は一般会計歳入歳出予算に計上し、基金に編入いたします。
  (3)の基金の処分につきましては、アからエに記載しておりますが、具体的には例えばはしご車などの高額な消防車両の更新や消防庁舎の改修、あるいは人事院勧告に伴う大幅な給与の改定により財源が不足する場合に活用することを想定しております。
  3の施行日につきましては、公布の日から施行を予定しております。
  以上が議案第21号 埼玉東部消防組合財政調整基金条例についての概要でございます。
  続きまして、議案第22号 埼玉東部消防組合火災予防条例の一部を改正する条例についてご説明を申し上げます。議案・報告書の5ページに改正条文を記載してございますが、参考資料の4ページ、4―1に概要をまとめておりますので、そちらで説明をさせていただきます。
  まず、1の趣旨でございますが、平成24年5月に広島県福山市で発生したホテル火災や平成25年2月に長崎市で発生した認知症グループホーム火災など、死傷者が多数発生した火災を踏まえ、違反対象物に係る公表制度の実施について総務省消防庁から通知されております。そこで、重大な消防法令違反のある防火対象物を公表することによりまして、利用者等の防火安全に対する認識を高めて火災被害の軽減を図るとともに、防火対象物の関係者による防火安全体制の確立を促すために火災予防条例に公表に関する規定を追加するものでございます。
  2の内容でございますが、防火対象物の消防用設備等の状況が法令の規定に違反する場合は、その旨を公表できるとするもので、公表を行う際には関係者へその旨を通知することとしております。また、公表の対象となる防火対象物、違反の内容及び公表の手続につきましては、火災予防規則で規定することとしております。
  3の施行日につきましては、周知期間をとりまして平成29年4月1日としております。
  なお、資料の下段に参考として火災予防規則で定める内容をお示ししております。公表の対象となる防火対象物につきましては、飲食店など不特定多数の方が利用する建物と病院や社会福祉施設など、一人で避難することが難しい方が利用する建物でございます。公表の対象となる法令違反の内容につきましては、設置義務がある屋内消火栓設備、スプリンクラー設備、自動火災報知設備が設置されていない違反でございます。また、公表の手続につきましては、建物関係者に違反を通知した日から14日経過しても是正されずになお違反が認められる場合、名称、所在地、法令違反の内容をホームページで公表することを予定しております。
  以上が議案第22号 埼玉東部消防組合火災予防条例の一部を改正する条例の概要でございます。
  続きまして、議案第23号 埼玉東部消防組合消防力適正化計画(前期基本計画)の策定についてでございます。参考資料の6ページ、資料5の埼玉東部消防組合消防力適正化計画(前期基本計画)の概要により説明をさせていただきます。
  1の計画の目的でございますが、埼玉東部消防組合の規約では6年目以降の組合市町の負担金は、広域化後3年以内に定員適正化計画や施設適正化計画等を策定し、5年をかけて段階的に消防費決算額の5%を目標に削減を図るものとするとされております。そこで、この規定に基づくとともに、さまざまな災害事象に迅速的確に対応し、住民の生命、身体及び財産をしっかりと守ることができるよう消防力の強化を図るために策定するものでございます。
  2の計画の内容でございますが、基本方針に災害に強い安全・安心なまちづくりを掲げまして、これを実現するために適正な財政運営の推進、消防力の強化、救急救助体制の充実強化、火災予防対策の推進、大規模災害対応力の強化、この5つを施策の柱といたしまして、(3)の主たる事業に記載しておりますようなさまざまな事業や取り組みを進めていくものでございます。
  3の計画の期間でございます。消防力適正化計画につきましては、平成37年度までの10年間を基本といたしまして、前期基本計画は10年後に到達すべき目標を見据えた上で平成28年度から平成32年度までの5年間としております。
  以上が議案第23号 埼玉東部消防組合消防力適正化計画(前期基本計画)の策定についての概要でございます。
  恐れ入りますが、議案・報告書にお戻りいただきまして、議案・報告書7ページをお開きください。続きまして、議案第24号 財産の取得についてでございます。取得しようとする財産は、防火服180着でございます。取得金額は2,288万1,960円でございまして、契約の相手方はさいたま市に所在する埼玉消防機会株式会社中央支店でございます。現在使用しております防火服につきましては、広域化以前に各消防本部で職員に貸与したものでございまして、劣化が進んできておりますとともに、消防組合として規格が統一されていないため、今年度から3カ年をかけて順次更新することとしております。
  恐れ入りますが、参考資料の7ページをごらんいただきたいと存じます。資料6、防火服の概要及び入札結果でございます。
  1の防火服の内容でございますが、上下衣、しころ、補助ポケット、ワッペンでございまして、資料右側のイメージ写真にそれぞれお示しをさせていただいております。
  2に主な仕様を記載しておりますが、防火服は消防隊員の安全と的確な活動を確保するための基本かつ重要な装備でございますので、国が定めるガイドラインに準拠して耐火性能の向上や軽量化を図っております。
  3の入札結果でございますが、この仕様の防火服が納入可能な業者6者による指名競争入札を8月の25日に実施したところ、表にございますとおり埼玉消防機械株式会社中央支店が1回目の入札で落札しております。
  以上が議案第24号 財産の取得の概要でございます。
  続きまして、報告第3号 専決処分の報告についてご説明申し上げます。恐れ入りますが、議案・報告書にお戻りいただきまして、9ページをお開きいただきたいと存じます。久喜消防署の消防ポンプ自動車による器物破損事故について専決処分をさせていただきましたので、報告するものでございます。損害賠償額は16万2,000円、相手方は専決処分書に記載のとおりでございます。事故の概要でございますが、平成27年12月10日午前8時40分ごろ、久喜消防署の消防ポンプ自動車が救急活動支援のために出動し、方向変換するため車両を後退させたところ、積載していた3連はしごが相手方所有のカーポートの雨どいに接触し、破損させたものでございます。この器物破損事故について、相手方と交渉を行った結果、雨どいの修理代に当たる16万2,000円を損害賠償金として支払うことで示談が成立いたしました。
  なお、この損害賠償金につきましては、全額全国市有物件災害共済会の自動車損害共済で対応しております。
  以上、議案第20号から議案第24号及び報告第3号の補足説明をさせていただきました。よろしくご審議を賜りますようお願い申し上げます。





    ◎次会の日程報告
議長(鎌田勝義君) 日程第8、次会の日程を申し上げます。
  次会は、10月14日金曜日午後2時30分より本会議を開き、議案質疑及び消防行政に対する一般質問を行います。
  議員の皆様には定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  なお、本日上程された議案に対し質疑のある方は、10月6日木曜日午後3時までに質疑発言通告書の提出をお願いいたします。





    ◎散会の宣告
議長(鎌田勝義君) 本日はこれにて散会いたします。
          散会 午後 2時40分





        平成28年埼玉東部消防組合議会第3回定例会 第11日

平成28年10月14日(金曜日)
 議事日程 (第2号)

  1 開  議
  2 管理者提出議案に対する質疑
 3 討論・採決
 4 消防行政に対する一般質問
 5 閉会中の継続審査
 6 議員の派遣
 7 議長挨拶
 8 管理者挨拶
 9 閉  議
10 閉  会

午後 2時30分開議
 出席議員(14名)
     1番   福  島  正  夫  君      2番   吉  田  健  一  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   井  上  忠  昭  君      6番   宮  ア  利  造  君
     7番   本  田  謡  子  君      8番   武  藤  壽  男  君
     9番   井  上  日 出 巳  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   山  下  秋  夫  君     12番   中  野  松  夫  君
    13番   大  橋  芳  久  君     14番   宮  田  利  雄  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君
     副管理者   大  橋  良  一  君
     副管理者   渡  辺  邦  夫  君
     副管理者   小  島     卓  君
     副管理者   榎  本  和  男  君
     副管理者   古  谷  松  雄  君

     代  表   鬼 久 保  勝  臣  君
     監査委員                

 管理者事務部局職員
     消防局長   森  尾  博  之  君

     会  計   齋  藤  正  弘  君
     管 理 者                

     次  長   菱  沼  久  男  君
     次  長   本  澤     清  君

     参 事 兼   濱  田     博  君
     総務課長                

     参 事 兼   穐  山  和  久  君
     消防課長                

     参 事 兼   本  間  哲  也  君
     救急課長                

     参 事 兼   新  谷  智  幸  君
     予防課長                

     参 事 兼   加  藤     栄  君
     指令課長                


     参 事 兼   松  永     武  君
     久  喜   
     消防署長                

     参 事 兼   遠  藤     清  君
     加  須   
     消防署長                

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     幸  手   
     消防署長                

     白  岡   江  原  賢  二  君
     消防署長                

     杉  戸   永  島  武  雄  君
     消防署長                

     宮  代   若  林  浩  二  君
     消防署長                

 議会担当職員                  
     書 記 長   松  川  広  之   
     書  記   大 久 保  良  和   






    ◎開議の宣告                      (午後 2時30分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。





    ◎管理者提出議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 日程第2、これより管理者提出議案に対する質疑をお受けいたします。
  通告順に従い、順次質疑を行います。
  なお、再質疑、再々質疑の際は、挙手をお願いいたします。
  初めに、議案第19号の質疑をお受けいたします。
  山下秋夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 議席番号11番の山下秋夫でございます。議案第19号、通告第1号、山下秋夫、質問させていただきます。
  決算書のP5、歳出でございます。不用額が3億5,058万2,884円出ております。これらの予算との関係で多額の不用額が出ております。まず、これについてのご説明をお願いします。
  それとの関係で、P16、17、消防費の給料、職員手当の不用額についてもご説明をお願いいたします。括弧として、議会費64万7,306円、総務費25万19円、消防費1億4,579万2,012円、公債費1,595万7,547円、予備費1億8,793万6,000円と出ております。
  それと、決算書12、13、歳入でございます。雑入の駐車場協力金552万7,200円のご説明をお願いいたします。
  それと、有価物売却代と備考欄に書かれていますが、これの説明をお願いします。
  同ページに過年度収入、職員給与返還金3万5,985円のご説明もお願いをします。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 山下議員の質疑に対し順次ご答弁を申し上げます。
  初めに、決算書5ページ、不用額についてでございます。全体で3億5,058万2,884円の不用額が生じておりますが、款別に主な理由を申し上げます。まず、1款議会費でございますが、13節委託料におきまして議会会議録の作成費用が安価となったものでございます。議会会議録作成につきましては、ページ数による単価契約でございまして、定例会が年2回分のほか、臨時会も年2回分を予算計上しておりましたが、臨時会は1回の開催でございましたので、不用額が生じたものでございます。
  次に、2款総務費でございますが、10節交際費におきまして支出が少なかったためでございます。
  次に、3款消防費でございますが、1の職員給与費の不用額が8,247万3,596円となっておりますほか、消防庁舎の光熱水費などでございます。
  次に、4款公債費でございますが、平成26年度に高機能消防指令センターの整備財源として起債いたしました12億6,210万円に対する利子の予算として当時のプライムレート1.475%で積算し、1,865万6,000円の予算を計上いたしましたが、平成26年度末に銀行から借り上げのための利率照会をしましたところ、埼玉りそな銀行から元金均等半年賦、固定金利の利率0.22%という非常に有利な利率で借り上げることができたため、不用額が生じたものでございます。
  次に、5款予備費でございますが、昨年の第4回定例会におきましてご議決をいただきました平成26年度の決算剰余金につきまして、平成28年度予算の財源とするため、平成27年度の予備費へ留保させていただいたものでございます。予備費でございますので、そのまま不用額となるものでございます。
  続きまして、決算書の16、17ページ、消防費の給料、職員手当等でございますが、年度途中における退職者や休職者、それから育児短時間勤務職員がおりましたことのほか、予算編成段階では次年度における昇任昇格に伴う給与の格付が決定されていないことのほか、人事院勧告に伴う給与改定や災害出動件数の増加によって特殊勤務手当や時間外勤務手当等の予算に不足が生じないよう深夜の単価を含めるなど、単価を高目に積算をしておりますことから、不用額が生じたものでございます。
  次に、決算書の12、13ページ、雑入の駐車場協力金552万7,200円でございますが、自家用車通勤をする職員に協力をお願いしているものでございます。
  次に、同じページの雑入、備考欄の有価物(不用品)売却代でございますが、椅子等の備品を廃棄する際に鉄くずを売却処分した収益でございます。
  次に、過年度収入、職員給与費返還金3万5,985円でございますが、職員1名から平成27年8月20日付で扶養親族の取り消し届が提出され、審査しましたところ、平成26年11月中旬に扶養の資格を喪失していたことがわかりましたので、平成26年12月から平成27年3月分まで支給いたしました扶養手当及びこれに係る地域手当分と12月の期末手当に係る扶養手当分を返還させたものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) ご答弁ありがとうございました。
  不用額でございます。特に人件費、不用額が出たということで答えられていましたけれども、人件費というのは年間によって決められている額だと思います。それで、高目に残業代とか、そういうのをやったという説明でございますけれども、これらはやはりどれくらいが妥当かどうか、予算決めるに当たって人員とか、そういうの決まっているわけなのですから、予算上の問題で不用額が余りにも出ると予算が甘いのではないかと言われても仕方ないと思いますので、ぜひこれらを決める場合はきちんと決めていったほうがいいのではないかなと私は思っております。その辺のところで、これは要望でございます。今後の予算決めるに当たって、不用額がなるたけできないようにしていく必要があるのではないかなと私は思っておりますので、ぜひその辺のところを吟味していただきたい。
  それと、最後の職員給与費の返還金でございます。これは、発覚したのがちょっと遅いような感じがしたのですけれども、その辺のところはどうなっているのか。これは、ただ届け出制でやっているのか、それとも調べてやっているのか、その辺のところわからないので、教えていただきたいなと思っております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 再質疑にご答弁申し上げます。
  過年度収入、職員給与費返還金でございますけれども、これは扶養の申請あるいは扶養の取り消しでございますけれども、職員本人からの届け出に基づきまして実施しているところでございます。取り消しの届け出がございましたのが昨年の8月20日付ということで、それに基づきまして審査、調査いたしましたところ、26年11月にさかのぼって扶養の資格を喪失していたことが判明したという次第でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再々質疑をお受けいたします。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 1年前に扶養を職員から説明されてなったということなのですけれども、これだと黙っていればわからない。これだと疑いのあれになってしまいますけれども、やはりいろいろな毎年職員の勤務状態とか、そういうのを調べるのだと思いますので、ぜひその辺のところはきちっとやっていただきたいなと思っております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で山下秋夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、吉田健一議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔2番 吉田健一君登壇〕
2番(吉田健一君) 議案第19号、水利施設維持管理事業についての質疑を行います。
  1点目、地上式防火水槽の有蓋化を実施し、残り何基か、それぞれ久喜市、加須市をお願いいたします。また、終了年度はいつごろになるのか伺います。
  2点目、街角消火器管理事業については、街角消火器が平成26年度より減った理由を伺います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 吉田健一議員の質疑に対する答弁を求めます。
  穐山参事。
          〔参事兼消防課長 穐山和久君登壇〕
参事兼消防課長(穐山和久君) 吉田議員からの質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  防火水槽有蓋化工事は、転落防止など、安全管理や落ち葉の堆積によって消防活動など支障を来さぬよう機能維持をするためにコンクリート製のふたを設置するものでございます。平成27年度は、加須市で5基、久喜市で3基を実施しております。これにより残りが加須市で93基、久喜市で36基でございます。
  次に、終了年度でございますが、有蓋化工事は消防広域化前から毎年加須市では5基、久喜市では3基を実施してまいりました。仮にこれからもこのペースで進めた場合、終了は加須市は平成47年度、久喜市は平成40年度になることが見込まれますので、今後施行の方法見直しなども含めそれぞれの市と協議しながらできるだけ早期に有蓋化が終了するよう努力してまいります。
  次に、街角消火器が平成26年度より減った理由でございますが、平成22年12月に行われた消火器の技術上の規格及び消火器の点検基準等の改正により、消火器の製造から10年を経過したものは耐圧検査を実施し、その後は3年ごとに耐圧性能点検を実施することが義務づけられました。街角消火器につきましては、住民の皆様が使用することを前提として十分に安全を確保する必要がありますので、平成24年度から平成26年度までの3カ年計画で、製造から10年以上を経過していた全ての消火器を更新いたしました。平成27年度は、製造から10年を経過した消火器が少なかったため、平成26年度より減少したものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 吉田健一議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔2番 吉田健一君登壇〕
2番(吉田健一君) 今答弁をいただきました。加須市が93基、そしてまた久喜が36基ということで、そしてこれから終了するまでには平成47年、平成40年までというような計画になっております。加須市の場合、この計画どおりにやるとあと18年と6カ月かかる、そしてまた久喜市においては12年かかるわけです。そして、この加須市の93基、久喜の36基を年代別での基数で見ますと、これは事前に執行部のほうから資料を提出していただいたのですけれども、加須市の場合、昭和30年代につくられたものが5基、40年代につくられたものが22基、50年代につくられたものが38基、60年代につくられたものが10基、平成年代につくられたものが12基、不明が6基、久喜では50年代が11基、平成の年代が1基、不明が24という状況です。この不明については、データがないということなので、恐らく推測するにはこれも昭和の時代かなというような感じがいたします。実質的には久喜市が一番古いものでは50年代が古いわけで、これを一つ例にとれば、最低でも防火水槽が30年、そして長ければ40年を経過しているわけです。その中にはひび割れて補修をされた防火水槽もあり、また有蓋化してある防火水槽でも舗装されており、またそして耐用年数の問題等もあり、これから修繕費等も増加する傾向が十二分に考えられるのではないかと思います。また、東日本大震災で防火水槽のふたが20センチ以上ずれたという話も聞いております。そしてまた、近年暑さが増す中で、防火水槽の周りの草が伸び、以前より手入れも少なくなったということも周りから聞いております。そういった安全や環境の面からも、今後は消火栓に変えられるところは変えていくことが必要かと思いますが、執行部の考えを伺いたいと思います。
  2点目の質疑に入ります。この件につきましては、加須市のほうでは事業がないものですから、よくわからないものですから、消火器がどういったところに設置してあるのか、近隣のところ見てまいりました。ある商店街では、右側に1カ所設置されていれば、今度は左側の5軒、6軒先に設置してあり、そして今度は右側の5軒、6軒先に設置してあると。ジグザクに間隔を置いて置かれているような場所、そしてまた別の商店街では随分すき間があき過ぎて、果たしてこれでどうなのかなというような商店街もありました。また、道1本中に入ると、なかなか消火栓がどこにあるのか探すのにも苦労したのもあります。また、新しい箱に入れてあるのは目につくわけですけれども、赤の色がくすんで見落とすような場面もあり、またそして街路灯につけてあるものや、じかに置いてあるものもあり、雨にぬれても大丈夫かなというように思うような消火器もありました。今まちの様子も大きく変わり、高齢化により消火器の使い方がスムーズにいくのか、そしてまた空き店舗や空き家等により人の流れがなく、初期消火に対応できるのか、また費用対効果はどうなのか、課題があるような気がいたします。住宅火災の場合、出火後も2分から3分がみずから消火活動が行える目安と言われております。消防も広域になり、今まで以上に安心できる事業を充実するためにも、住民に必要性や今後の地域や地区の消防のあり方等のアンケート調査を行い、生かしてみてはどうか伺いたいと思います。
議長(鎌田勝義君) 吉田健一議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  穐山参事。
          〔参事兼消防課長 穐山和久君登壇〕
参事兼消防課長(穐山和久君) 吉田議員の再質疑に対しましてご答弁を申し上げます。
  まず、古い防火水槽の今後の消火栓への切りかえに行く必要もあるのではないかにつきましてでございますが、地上式防火水槽は設置から30年が経過すると本体コンクリートの劣化が進み、破損や亀裂等が原因で漏水に至るおそれがあります。そのため、永年経過している防火水槽については、周辺の消防水利の状況を踏まえてそれぞれの市と協議しながら消火栓への切りかえも含めて検討してまいります。
  続きまして、街角消火器の効果、維持管理でございますが、街角消火器の効果につきましては、平成25年の消防広域化から平成27年度末まで火災で街角消火器を活用した事例が6件ございまして、初期消火に役立った例もございます。例えばごみの焼却中に風の影響で立ち木の伐採くずに燃え広がり、納屋に燃え移りそうになったため、近くにあった街角消火器と水道水で消火し、大事に至らなかった例もございまして、一定の効果はあるものと考えております。
  次に、維持管理につきましては、火災の発生した際、いつでも使える反面、消火器の盗難や消火薬剤の放射など、犯罪に至るような被害も発生しております。今後の街角消火器の事業については、維持管理のあり方も含めて構成市町とともに検討していきたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で吉田健一議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第19号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第20号の質疑をお受けいたします。
  山下秋夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 議席番号11番の山下秋夫です。議案第20号の質問をさせていただきます。
  2016年、平成28年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算について、議案第21号と関連いたしますけれども、P10の補正予算の中に積立金1億1,515万6,000円となっております。財政調整基金に積み立ての具体的な目的は今回はありますか。そのところをお聞きしたいと思っております。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 山下議員の質疑に対しご答弁を申し上げます。
  今回の積み立ての具体的な目的でございますが、平成30年度にはしご車の更新を予定しておりますので、その財源の一部として活用することを見込んでいるものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で山下秋夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第20号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第21号の質疑をお受けいたします。
  山下秋夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 議席番号11番の山下です。21号の質問をさせていただきます。
  第5条でございます。この5条の管理者の判断により財政上必要があると認めたときは確実な繰り戻しの方法、期間及び利率を定めて基金に属する現金を歳入現金に繰りかえて運用することができるということなのですけれども、このことについて、これは管理者の判断によって運用されるものなのかどうかお聞きしたいと思います。
  それと、第7条でございます。条例で定めるほか、基金の管理に関し、必要な事項は管理者が定めると書かれていますが、これらの問題は公表されるのでしょうか。またあと、何か別の条例、事項を決めることが考えられているのかどうか、その辺のところをお聞きしたいなと思っております。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 山下議員の質疑に対し順次ご答弁を申し上げます。
  まず、第5条の関係でございますが、繰りかえ運用は一般会計の歳計現金に一時的な不足が生じた場合、基金から資金を融通する仕組みでございますが、資金の状況を慎重に見きわめた上で管理者の判断により運用したいと考えております。
  なお、組合構成市町の財政調整基金条例におきましても、同様の規定が設けられております。
  次に、第7条についてでございますが、基金の管理に関し必要な事項について定めた場合は、例規集に登載し、公表をいたします。
  なお、これに関連する条例等でございますけれども、この場合は規則、要綱等になるかと思いますが、規則、要綱等につきましては当面定める予定はございません。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 一般会計を見きわめてやるのだということで言われていました。あと、市町村の構成団体にも書かれているということで了解いたしました。
  また、当面定める予定はないということなのですけれども、将来的に何かそういう定めることがあるのでしょうか。その辺のところわかっていたら教えていただきたいと思っております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 再質疑にご答弁申し上げます。
  将来的に規則、要綱等定める予定についてでございますけれども、組合構成4市2町も確認しましたところ、現状では定めていない団体が多いようでございます。構成市町の状況を参考にさせていただきながら考えていきたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で山下秋夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第21号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第22号の質疑をお受けいたします。
  吉田健一議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔2番 吉田健一君登壇〕
2番(吉田健一君) 議案第22号の質疑を行います。
  この件につきまして、各市町別の対象件数は何件になるのか、平成26年、27年度、2年間につきまして。
  また、その対象物の中で用途別の違反内容はどのようなことになっているのか、2点お伺いいたします。
議長(鎌田勝義君) 吉田健一議員の質疑に対する答弁を求めます。
  新谷参事。
          〔参事兼予防課長 新谷智幸君登壇〕
参事兼予防課長(新谷智幸君) 吉田議員の質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  初めに、各市町別の公表制度の対象となる件数でございますが、平成26度につきましては3月31日現在で加須市17件、久喜市8件、幸手市5件、白岡市5件、宮代町2件、杉戸町1件の合計38件でございました。平成27年度は、同じく3月31日現在で加須市14件、久喜市7件、幸手市3件、白岡市4件、宮代町2件、杉戸町2件の合計32件でございまして、平成26年度から6件減少いたしました。
  続きまして、用途別の違反内容でございます。平成28年10月1日現在、料理店1件、飲食店2件、店舗9件、旅館1件、複合用途14件の合計27件について違反がございますが、全て自動火災報知設備が設置されていないものでございます。また、このうち店舗1棟につきましては、屋内消火栓設備及び自動火災報知設備が設置されていない重複違反がございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で吉田健一議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第22号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第23号の質疑をお受けいたします。
  山下秋夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 議席番号11番の山下でございます。埼玉東部消防組合消防力適正化計画(前期基本計画)の策定について質問させていただきます。
  計画書の21ページでございます。組合市町の課題として、組合市町別人口推計でございます。私は、宮代町出身でございます。P18にあるように、宮代町の人口は平成27年度3万3,435人となっています。平成28年度7月1日現在では3万3,595人で微増状態となっています。これらのデータはどのようなものを取り寄せたものかお聞きしたいと思います。
  それと、計画書P31、32でございます。再任用職員及び女性職員の活用でございます。当消防組合でも女性職員の労働条件改善や職員数を10%までふやす計画を具体的にするべきと思っております。この計画はありますか。ご答弁をお願いいたします。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 山下議員の質疑に対しご答弁を申し上げます。
  まず、計画書21ページの組合市町別人口推計データでございますが、21ページ上段のグラフの上に記載しておりますとおり、埼玉県の市町村別将来人口推計ツール2015によるものでございまして、埼玉県総務部統計課で公表しているデータでございます。
  次に、計画書31、32ページの再任用職員及び女性職員の活用についてでございます。まず、女性職員の労働条件の改善につきましては、当消防組合は女性用の執務環境は整備されており、また妊娠や出産、生理休暇など特別休暇、育児休業や育児短時間勤務などを問題なく取得できる状況にあると考えておりますが、今後とも女性職員の意見を聞きながらよりよい労働環境づくりに取り組んでまいりたいと思います。
  次に、女性職員を10%までふやす計画についてでございますが、平成27年7月に総務省消防庁から出された通知では、全国の消防吏員に占める女性消防吏員の比率を平成38年度当初までに5%に引き上げることを共通目標とするとされております。これを受けて、当消防組合ではこの目標を達成するため、特定事業主行動計画の中で平成28年4月からの5年間で女性消防職員の比率を現在の2.5%から3.7%に増加させるという目標を設定しております。消防の現場は、時には有害かつ危険な業務がございますし、建物から人を救出する場合などは腕力や体力が必要となります。こうしたことを踏まえ、まずは国が示す女性職員の割合を5%にするという目標に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 最初の問題でございます。人口の統計の仕方、いろいろな統計の仕方があると思いますけれども、埼玉県のあれが宮代町には通用しなかったというのが現在のことだと思います。何もしなければやはりこれは人口が減ってしまいますので、少しでも人口がふえるようにやっていく、それによってやっていくのではないかな、ですから一つ狂ってくるとみんな狂ってくるというのがこの統計の仕方だと思います。常々毎年気にしながら、人口統計とかはかりながら、この基本計画も少しずつ変わってくるのかなという感じがしますので、その辺のところを吟味してちゃんとやっていただきたいと思っております。
  それと、再任用、女性ですか、女性の労働条件はやっていますけれども、これは自分でも一般質問で今後やっていきたいなと思っていますけれども、各消防署だけではなくて、各市町なんかでも女性が活動できるような、そういう改善というのですか、設備の改善をする必要があるのではないかなと私は思っています。それと同時に、女性でなくてはやれないところが現場でもあります、細かいところとか。そういう点では、やっぱり女性も活躍できる、偏見の目で見るのではなくて、実際にやっているところを見ながらやっていく必要があるのではないかなと思います。2.5%から3.7%ということで言っていますけれども、現在2.5%だということで言っていますけれども、ちょっとペースが遅いのかなという感じがします。消防庁のほうで38年までに5%にすればいいということなのですけれども、国で女性の活躍の場を広めるのだということも言っていますので、ぜひ前倒しでこの辺のところはやっていくような必要があるのではないかなと私は思っております。ぜひその辺のところ計画に入れてほしいと思っております。その辺のところの答弁もお願いします。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 再質疑にご答弁申し上げます。
  女性職員の比率を高めるための施策といたしまして、何よりも女性が埼玉東部消防組合に魅力を感じ、できるだけ多くの女性の方に受験をしていただきまして、採用につなげていくことが重要かと考えております。そのために、例年7月に行われております彩の国さいたま人づくり広域連合主催の埼玉県内市町村職員採用合同説明会におきまして、来場者への採用案内とともに消防組合の採用パンフレットを配布しておりますが、今年度は新たに女性専用のパンフレットを作成し、活躍する女性職員のメッセージを掲載するなど、わかりやすくPRを行いました。また、今年度からその会場でありますスーパーアリーナの一角に女性相談コーナーが設置されましたことから、当消防組合の女性職員2名を派遣し、直接女性の学生さんに魅力を伝えながら募集活動を行ったところでございます。こうした活動につきまして、消防関係の2つの雑誌でそれぞれ大きく取り上げていただいたところでございます。また、これまで管内の大学や高校の進路指導部へ採用案内を持参し、受験をお願いしていたところでございますけれども、ことしは範囲を広げまして、救急救命士を養成する首都圏の大学や専門学校にも赴きまして、女性を含めた受験を働きかけたところでございます。今後もこうした取り組みを継続していく考えでおります。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で山下秋夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、井上日出巳議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔9番 井上日出巳君登壇〕
9番(井上日出巳君) それでは、通告に従いまして議案第23号 埼玉東部消防組合消防力適正化計画(前期基本計画)の策定について2点ほど質問をさせていただきます。
  1点目ですが、計画策定の趣旨を見ますと、本計画は埼玉東部消防組合規約別表において6年目以降の組合市町の負担金は、広域化後3年以内に定員適正化計画や施設適正化計画等を策定し、5年をかけて段階的に消防費決算額の5%を目標に削減を図るものとするという規定に基づき、必要な事項を定めるとあります。必要な事項の中には、消防行政の推進に当たり、消防、救急、救助体制や予防行政の強化、消防施設の拡充を図るとあります。一方で消防費の削減を図り、一方で消防力の強化、拡充を図るという目標を達成するためには、目標に向けたよほどしっかりした年次計画や実施計画等の具体策がなければ達成できないと思います。具体策が見当たらないのですが、どのようにお考えかお伺いいたします。
  2点目は、本計画策定に当たり、消防力適正配置調査報告書をまとめていますが、その調査報告書を見ますと、消防本部規模から見た類似団体と比較すると、消防職員数、消防署所数、ポンプ車等台数、救急車台数のいずれも比較的高い水準にあり、また人口に対する消防署所数、消防職員数及び常備消防費も高い水準にあるとあります。また、現状の18署所体制を14署所体制としても消防サービスの低下は大きくないと結論づけています。これらの指摘は、本計画にどのように反映されているのかお伺いいたします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 井上日出巳議員の質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 井上議員の質疑に対しご答弁を申し上げます。
  まず、1点目の年次計画、実施計画等の具体策についてでございます。消防力適正化計画では、適正な財政運営の推進、消防力の強化、救急救助体制の充実強化、火災予防対策の推進、大規模災害対応力の強化の5つを施策の柱として、多岐にわたる事業や取り組みを進めていくこととしております。この中には、公会計制度の導入による資産管理など早急に仕組みを整えるものや、救急車の適正利用に向けた普及啓発のように他の機関と連携協力しながら継続的に実施していく取り組みもあります。また、救急救命士の養成のように受け入れ機関の対応が大きく影響するものもございますし、消防水利の整備のように全て組合市町の財源で実施するものもございます。このように、組合市町を初め関係機関との十分な協議調整が必要なものもあれば、組合の考えによって進められるものもあるなど、取り組み方や内容はさまざまでございます。そのため、全体を通した年次計画や実施計画の策定は難しい面がございますが、例えば消防車両の整備や庁舎の改修など、多額の費用を要するものにつきましては個別に計画をつくりながら取り組んでいきたいと考えております。
  次に、2点目の消防力適正配置調査報告書は計画にどのように反映されたかでございます。この調査では、過去に発生した災害件数や現場到着時間により消防需要を指標化し、必要な消防力を理論上で算定したほか、国が示す消防力の整備指針に基づく幾つかのシミュレーション、類似団体との比較などを行っております。その結果、当消防組合は署所数、車両数、職員数ともに全国的に見ても高い水準にある一方、署所数が多いため、職員が分散配置となっていることから、消防車両の乗車人員をふやすなど、消防力の質の向上が必要であり、管内人口の減少を見据え、効率的で良質な消防サービスを検討すべきとのことでございました。
  ご質疑のありました消防力適正配置調査報告書の消防力適正化計画への反映でございますが、例えば消防車両の整備におきましては通常のタンク車よりも放水時間が長く、かつ消火効率のよい圧縮空気泡消火システム、いわゆるキャフスがついている消防ポンプ自動車の導入を推進することにより、効率的に消防力の強化を図ることといたしました。また、消防署所につきましては、人口推計などを加味し、整理統合や改築などを視野に入れた適正再編に努めることとしております。難しい課題も多くございますが、組合市町とも十分に調整を図りながら目標の実現に向けて取り組んでいきたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 井上日出巳議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔9番 井上日出巳君登壇〕
9番(井上日出巳君) ご答弁ありがとうございました。具体策というのを見ますと、例えば計画のほうには10年後の目標として財政運営計画の策定とか幾つか載っているのですけれども、私思うにもう既に平成30年度から削減が始まるわけです。5%の目標に向かって平成30年度から消防経費の削減が始まると。そういう中で、この計画策定後10年後の目標として財政運営計画の策定をするでは遅過ぎるのではないかと思います。ですから、10年後の目標、これは着手はもっと早いのかどうなのか、それとも10年後に着手していくのかどうか、その辺をちょっと1点お聞かせ願いたいと思います。
  それから、2点目のほうなのですけれども、消防力の強化という点では具体策が載っているかと思うのですけれども、計画策定の趣旨、これは一方では、先ほども言いましたとおり5年をかけて5%を目標に経費削減を図る、こういう大前提がある。その中で、消防行政の推進に当たって消防力の強化を図っていくと、いわば相反するようなことをやっていくわけですから、よほど綿密な計画がないと実現はできないのではないかと思います。そうして見ると、この計画の中に定員の適正化という記述が一つも載っていないのですけれども、この辺のところについて定員の適正化ということをどのように考えているのか、その辺2つ目としてお伺いいたします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 井上日出巳議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) ただいまの再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  10年後の目標とありますけれども、ご指摘のとおり10年をかけずとも可能なものもございますので、それぞれなるべく早くできるものは進めてまいりたいと考えております。
  それから、緻密さに欠けるということでございますけれども、例えば公会計制度の導入による資産管理や予防技術者資格者に準ずる資格認定制度の創設など、組合の考えにより進めることができるものについてはできるだけ取り組みに盛り込んだところでございます。今後目標に向けてしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
  それから、職員数の削減についてでございますけれども、広域化協議の中で広域化時において消防力は低下させないと規定されております。そうしたことから、現行の消防力を維持するものと考えております。ご理解を賜りますようよろしくお願いしたいと存じます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 井上日出巳議員の再々質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔9番 井上日出巳君登壇〕
9番(井上日出巳君) 3回目ですから、端的に申し上げたいと思うのですけれども、今のご答弁では適正化計画、これはもう本当絵に描いた餅に終わるのではないかと思います。ただ、4市2町が組合をつくって運営していく消防組合ですから、消防本部のほうでもいろんなことを記述していくのはなかなか難しい面があると思います。ですけれども、調査報告書にあるように現状の18署所体制を14署所体制としても消防サービスの低下は大きくない、このようにも指摘しているわけですから、この辺のところも踏まえて署所数を整理統合しなければ定員の適正化も図れないと思います。ですから、早急にこの辺のところも構成市町と協議をしながら、メスを入れていっていただきたいと思いますが、最後にもう一度18から14に今後どのように検討していくか、それによって定員の適正化をどのように図っていくか、もう少し踏み込んでご答弁いただければと思います。よろしくお願いします。
議長(鎌田勝義君) 井上日出巳議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  森尾消防局長。
          〔消防局長 森尾博之君登壇〕
消防局長(森尾博之君) 井上議員の再々質疑にご答弁を申し上げます。
  管内人口の減少が見込まれる中にありまして、より効率的な消防活動を推進していくという必要がございまして、ご指摘のように職員数の削減、そして消防署所の統廃合、あるいは適正配置は大変重要な課題だと認識をしております。消防科学総合センターの調査報告によりましても、社会情勢に合った消防体制のあり方、あるいはスリム化の検討が求められるというご指摘もいただいているところでございます。消防署所の統廃合は、すぐに対応できるようなものではございませんが、人口の変化や道路の整備状況、そして消防組合の財政状況などもさまざまな要素を踏まえまして組合市町とともに十分に協議をしながら真剣に検討していく必要があると考えております。どうぞご理解を賜りますようお願い申し上げます。
議長(鎌田勝義君) 以上で井上日出巳議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第23号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第24号の質疑をお受けいたします。
  本田謡子議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔7番 本田謡子君登壇〕
7番(本田謡子君) 7番、本田謡子でございます。通告順に従い、質問をいたします。
  議案第24号、防火服の取得でございますが、その防火服の180着の配分先と数をお伺いいたします。また、それにより使われなくなる防火服の処分についてお伺いいたします。お願いいたします。
議長(鎌田勝義君) 本田謡子議員の質疑に対する答弁を求めます。
  穐山参事。
          〔参事兼消防課長 穐山和久君登壇〕
参事兼消防課長(穐山和久君) 本田議員の質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  初めに、防火服180着の配分先と数でございます。防火服は、平成28年度から平成30年度までの3カ年で更新を完了する計画でございます。初年度の平成28年度につきましては、現在使用している防火服の使用年数が長い消防隊員、危険度の高い活動に従事する救助隊員、そして緊急消防援助隊に登録している隊員を対象としております。これにより管轄の分署や出張所を含めまして久喜消防署に47着、加須消防署に48着、幸手消防署に22着、白岡消防署に20着、杉戸消防署に24着、宮代消防署に19着をそれぞれ分配する予定でございます。
  続きまして、使われなくなる防火服の処分でございますが、返納された防火服を確認し、比較的状態のよいものについては予備品として訓練のときに活用するほか、日本外交協会等を通じて開発途上国に寄贈したいと考えております。
  なお、劣化が進み日本外交協会が受け入れできないものについては、納入業者の無償引き取り処分を予定しております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 本田謡子議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔7番 本田謡子君登壇〕
7番(本田謡子君) ご答弁ありがとうございました。本当にこれ女性の立場から気になったものですから、質問させていただいたのですけれども、以前は防火服をもちろん廃棄処分の中で普通のごみとして出せないものですから、有料で多分出していたのではないかということを聞きましたもので、今回ご答弁いただいたようになるべく使えるものは有効利用してそちらに回していく、そしていろいろ使えないものももちろんありますので、それは無料でそのまま引き取っていただけるということなので、安心いたしました。やはり一つ一つが大切なものですから、なるべく全てのいろんなことを無駄に使わないで有効活用を心がけていただきたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 以上で本田謡子議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第24号の質疑を打ち切ります。
  報告第3号については通告がございませんので、質疑を打ち切ります。
  これをもって上程されました管理者提出議案に対する質疑を終結いたします。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午後 3時37分

          再開 午後 3時37分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。





    ◎討論・採決
議長(鎌田勝義君) 日程第3、これより討論・採決に入ります。
  まず、議案第19号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第19号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定について、認定することにご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は認定することに決定いたしました。
  次に、議案第20号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第20号 平成28年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)について、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第21号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第21号 埼玉東部消防組合財政調整基金条例、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第22号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第22号 埼玉東部消防組合火災予防条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第23号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第23号 埼玉東部消防組合消防力適正化計画(前期基本計画)の策定について、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第24号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第24号 財産の取得について、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  以上で討論・採決は全て終了いたしました。





    ◎消防行政に対する一般質問
議長(鎌田勝義君) 日程第4、消防行政に対する一般質問をお受けいたします。
  通告に従い、質問を行います。
  なお、再度の質問の際は挙手をお願いいたします。
  山下秋夫議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 議席番号11番の山下です。消防行政に対する一般質問を行いたいと思います。
  女性職員の募集と環境改善をということでやりたいと思います。日本共産党、吉良佳子国会議員が本年3月に参議院総務委員会で女性消防職員がライフステージに合わせて働き続けられるよう質問をいたしました。また、適正化計画書31から32ページにあるように、2015年9月24日法律第64号でも書かれています。
  そこで、伺いたいと思います。1つ目としては、埼玉東部消防組合では女性消防職員は何名でしょうか。うち現場に出動する職員数は何名でしょうか。先ほど答えていただいたのですけれども、女性職員の比率を高めるべきと私は考えております。いかがでしょうか。
  2つ目として、本部を含め各消防署所、それと分署は女性が寝泊まりできる場所が整備されていますか。また、仮眠室やトイレ、風呂などの整備はいかがでしょうか。これらは男性と別の場所にできているのか、その辺のところを聞きたいと思います。
  3番目に、職域の拡大です。女性だから、危ないからといって現場に出動させなくありませんか。女性職員のことを決める場合には、女性職員を話し合いのテーブルに一緒に着かせて決めているのでしょうか。
  それと、4つ目の質問です。母体保護のための生理休暇やつわり、産休や育休などを埼玉東部消防組合では取得が簡単にできるのでしょうか。先ほど答えていただいたのですけれども、簡単にできるというのは本人が言いづらいということもありますので、その辺のところをお聞きしたいと思います。
  あと、5番目として、女性職員が働き続けられるように、これからは女性職員も一人で子供を育てるということもあります。24時間保育所の完備か民間の保育所を紹介できるようなことができているのでしょうか。
  それから、6つ目、結婚、妊娠を機に本人の働き方などの希望を聞いているのか。
  7つ目としては、職場復帰の場合、本人の希望が取り入れられますか、現場復帰の日勤への転換などもございます。
  最後に、子育て中の交代要員は確保されていますか。人員不足の理由のために24時間勤務を強要していませんか。子供の急な体調不良のためなどの休暇は取得できますか。
  以上の質問をさせていただきます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の質問に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 山下議員の一般質問に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、@の女性消防職員の数でございますが、平成28年10月1日現在16名で、そのうち現場へ出動する職員は消防隊に5名、救急隊に1名の計6名でございます。
  次に、女性職員の比率を高めることについてでございますが、総務省消防庁によりますと、平成27年4月1日現在、全国の消防吏員に占める女性の割合は約2.4%となっております。これに対し当消防組合は約2.5%であり、若干ではありますが、上回っている状況にございます。女性を含めた多様な経験を持つ職員が住民サービスを提供することによって、子供や高齢者、災害時の要支援者など、さまざまな状況にある多様な住民への対応力や住民サービスの向上につながりますことから、特定事業主行動計画の中で平成28年4月から5年間で女性職員の比率を現在の2.5%から3.7%まで高めることを目標としております。
  次に、Aの女性職員が寝泊まりできる庁舎やトイレ等の整備状況でございますが、女性職員専用の仮眠室、トイレ、浴室が全て整備されているのは2つの消防署と3つの分署の計5カ所の庁舎でございます。このほかに2つの消防署では女性職員専用の仮眠室、トイレが整備され、浴室のみ男女兼用となっております。
  次に、Bの女性だから危ないといって現場へ出動させないということはないかというご質問についてでございますが、特に男女の隔てなく建物火災や事故現場等に出動させているところでございます。ただし、例えば毒劇物等が実際に流出をしている災害現場では、有害物の濃度が安全なレベルに低下するまでの間は空気呼吸器等の安全管理を施したとしても進入をさせないようにするなど、活動面での配慮を行っております。
  また、女性職員のことを決める場合には女性職員を話し合いのテーブルに一緒に着かせているかとのご質問でございますが、消防組織法第17条の規定に基づく消防職員委員会には現在2人の女性職員が委員として参画しており、幅広く話し合いを行っております。さらに、今年度は初めての取り組みとして全ての女性職員に対しまして勤務環境などに関するアンケートを行いました。多くの率直な意見や要望を受け、消防局総務課の女性職員を交えて対応を協議したところでございます。男性では気づかないことや女性ならではの視点もございますので、今後ともさまざまな機会を捉え女性職員との話し合いや意見交換に努めてまいりたいと考えております。
  次に、Cの生理休暇やつわり、産休や育児休暇などが簡単に取得できるかとのご質問でございますが、育児休暇に関する条例などの関係規定に基づき本人からの届け出や申請により取得させているところでございます。産前産後の休暇に関しましては、これまでに申請の事例はありませんが、生理休暇や育児短時間勤務については承認した事例があり、容易に取得できるようになっております。
  次に、Dの24時間保育所の完備または紹介についてでございますが、消防組合独自で保育所を持つことは施設的にも、また財政的にも困難でございますが、保育所の紹介につきましては丁寧に対応したいと考えております。
  次に、Eの結婚、妊娠を機に本人の働き方などの希望を聞いているかというご質問でございますが、毎年実施している自己申告の際、あるいは本人からの申し出により働き方の希望などについて聴取しているところでございます。
  なお、妊娠した場合につきましては、本人の希望を踏まえ、母性保護のために当直勤務から日勤に変更をしているところでございます。
  次に、Fの職場復帰の場合でございますが、本人の希望を十分に確認し、それに沿うよう対応しております。
  次に、Gの子育て中の交代要員は確保されているか、人員不足を理由に24時間勤務を強要していないか、子供の急な体調不良のためなどの休暇が取得できるかとのご質問でございますが、子供がいる女性職員につきましては、本人の希望を踏まえ全員日勤の部署に配属しておりますので、突発的な休暇が生じた場合でもその所属内で対応できる状況でございます。また、人員不足により勤務を強要することはございません。
  さらに、これは男性職員でも同様ですが、子供に限らず家族や本人が病気やけがをし、休暇が必要になった場合は、管理指導課等の日勤者や他の署所からの応援により対応しているところでございまして、取得は可能でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 再質問させていただきます。
  1番目の職員数の5%の目標に向かってやっていくのだということで、28年から5年計画で2.5%を3.7%にするということなのですけれども、具体的に先ほど答弁があったようにいろんなところで募集をかけているのだということなのですけれども、何人ぐらい申し込んできているのか、その辺のところを詳しく述べていただきたいなと思っております。
  2つ目としては、幾つかの場所では別々に女性職員が寝泊まりできるような場所があるということなのですけれども、これは全分署とか、そういうところに拡大していく計画は今後あるのかどうか、その辺のところも含めてお聞きしたいと思っております。
  あと、職域の拡大なのですけれども、2名と1名、現場に行っているのだということで言っていますけれども、先ほど毒性のあるところとか、そういうところにはやっていないということなのですけれども、これは女性職員と話し合って決めているのかどうか、その辺のところもお聞かせ願います。
  あと、4番目として、母体保護のための生理休暇とか、そういうのは取得は簡単にできますよということなのですけれども、何か言いづらいところがあるのかどうか。これは、女性職員でなくてはわからないと思うのですけれども、そういう意見は聞いているのか、アンケートの中で。その辺のところもお聞きしたいと思います。
  女性職員が働き続けられるようにということで、丁寧に対応するということですから、ぜひこの辺のところは働き続けられるように対応していただきたいと思っております。
  あと、妊娠を機に本人に働き方の希望を聞いているということで言っていますけれども、これは自動的に日勤にしてしまうということなのでしょうか、それとも女性職員の意見を聞いてからそういうあれにするのかをちょっとお聞きしたいと思います。
  7番目も同じです。
  8番目は了解いたしました。いろいろな体調不良も、男性もこれは同じだということで、取得できるということで了解をいたしましたので、その幾つかの点を再度質問させていただきます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質問に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 再質問に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、女性職員の申し込みの状況でございます。女性職員の受験申込者数でございますけれども、平成25年度から各年度4名でございましたけれども、今年度は6名の応募が来ております。
  それから、2点目です。全分署に女性の泊まり勤務等の設備の拡大ということでございます。現時点では仮眠室、トイレ、浴室全て整備されているのは久喜消防署、加須消防署、鷲宮分署、加須南分署、篠津分署、この5カ所でございます。浴室が兼用となっているのが白岡消防署、宮代消防署でございます。これは、現在は女性は泊まり勤務はしておりませんが、過去において泊まり勤務をした実績がございます。今後女性職員がふえることに伴いまして整備をしていきたいと考えております。
  3点目でございます。毒劇物等の災害現場において進入を控えるということにつきまして女性職員と話し合っているかということでございますが、これにつきましては総務省消防庁のほうから女性消防職員の警防業務への従事に係る留意事項についてという通知がなされております。これにつきましては、労働基準法等に基づくものでございまして、重量物を、あるいは毒劇物、有害な物質へは進入させないというような規定になってございます。話し合いではなくて、そのような規定が設けられているものでございます。
  4点目でございます。女性ならではの言いづらい雰囲気云々ということでございますけれども、これは所属長等にも指導しまして、言いやすい雰囲気をつくること、それから先ほど申し上げました女性のみのアンケートをとりましたけれども、これは女性職員が女性職員に対して聞き取りを行っておりますので、そうした中でやりますので、言いやすい点もあろうかと考えております。
  5点目でございます。自動的に日勤にするのかということでございますけれども、これは本人の希望を踏まえ実施しているものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再々質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) ありがとうございました。1番目の計画としては、4名から6名に拡大していくのだという、希望が殺到しているということで受けとめました。ぜひその辺のところで適性を見て、少しでも応募していただきたいと思っております。やはり女性の働く場所を確保するというのではないのですけれども、国でも言っています。女性が活躍するということでは、この消防署も同様だと思っております。ぜひその辺のところを強めていただきたい。
  それと、女性が寝泊まりできる場所が整備されているところが2カ所で、そのほか男女兼用があるということなのですけれども、やはりこれは法律にもあるように男女別々に整備する必要があるのではないかなと思っております。その辺のところは計画をどのように持っているのか、整備に関して。これは、人員の増加とともに整備していかないといけないことではないかなと思っております。ぜひその辺のところをもう一度お聞かせ願いたいと思います。
  そのほかについては了解をいたしました。ぜひその2点をお聞かせ願いたいと思います。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 再々質問に対しましてご答弁申し上げます。
  現在5つの消防庁舎で女性の泊まりの勤務ができる人数でございますが、施設的には30名までが交代勤務に現状でつくことが可能でございます。女性施設を整備していくことについてでございますが、今後女性職員が増加することにより配置箇所が必要になった場合は、過去女性職員が泊まり勤務をしていたことがある白岡消防署や宮代消防署であれば、簡易的な改修で対応が可能でありますけれども、大規模改修をしなければ整備が困難な庁舎もございますことから、今後女性職員の増加状況を見ながら検討してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で山下秋夫議員の質問を打ち切ります。
  これをもって消防行政に対する一般質問を終結いたします。





    ◎閉会中の継続審査の件
議長(鎌田勝義君) 日程第5、閉会中の継続審査につきましてお諮りいたします。
  次回会議日程等については、議会運営委員会委員長から閉会中の継続審査としたい旨申し出がありましたので、閉会中の継続審査として議会運営委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたします。





    ◎議員の派遣
議長(鎌田勝義君) 日程第6、議員の派遣についてお諮りいたします。
  平成28年10月31日、11月1日の2日間にわたり、東京消防庁、柏市消防局で先進消防機関の視察を行い、つくば市にある防災科学技術研究所で防災意識の普及啓発への取り組みについて研修を予定しております。この視察研修に埼玉東部消防組合議会議員全員を派遣したいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  以上で本定例会の日程は全て終了いたしました。





    ◎議長挨拶
議長(鎌田勝義君) 議員の皆様には全議案に対しまして慎重なるご審議を賜り、まことにありがとうございました。





    ◎管理者挨拶
議長(鎌田勝義君) 管理者のご挨拶をお願いいたします。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 第3回定例会に上程いたしました議案第19号ないし議案第24号の計6議案につきましては、慎重ご審議の上ご議決を賜り、まことにありがとうございました。御礼申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。





    ◎閉会の宣告
議長(鎌田勝義君) これをもちまして、平成28年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を閉議・閉会といたします。
          閉会 午後 4時03分