〇 招  集  告  示

埼玉東部消防組合告示第11号

 令和4年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を下記により招集する。

  令和4年10月4日


                            埼玉東部消防組合   
                            管理者 梅 田 修 一


                       記

 1 期  日  令和4年10月11日

 2 場  所  埼玉東部消防組合議場


          〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員

応招議員(14名)
     1番   大  内  清  心  君      2番   佐  伯  由  恵  君
     3番   松  本  正  行  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   春  山  千  明  君      6番   上  條  哲  弘  君
     7番   枝 久 保  喜 八 郎  君      8番   大  平  泰  二  君
     9番   石  渡  征  浩  君     10番   黒  須  大 一 郎  君
    11番   山  下  秋  夫  君     12番   土  渕  保  美  君
    13番   平  川  忠  良  君     14番   M  田  章  一  君

不応招議員(なし)


        令和4年埼玉東部消防組合議会第3回定例会 第1日

令和4年10月11日(火曜日)
 議事日程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 会議録署名議員の指名
 4 会期の決定
 5 諸般の報告
 6 管理者提出議案(議案第10号、議案第11号)の上程
 7 管理者提出議案の提案理由の説明
 8 次会の日程報告
 9 散  会



午後 2時00分開会
 出席議員(13名)
     1番   大  内  清  心  君      2番   佐  伯  由  恵  君
     3番   松  本  正  行  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   春  山  千  明  君      6番   上  條  哲  弘  君
     7番   枝 久 保  喜 八 郎  君      9番   石  渡  征  浩  君
    10番   黒  須  大 一 郎  君     11番   山  下  秋  夫  君
    12番   土  渕  保  美  君     13番   平  川  忠  良  君
    14番   M  田  章  一  君

 欠席議員(1名)
     8番   大  平  泰  二  君

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   梅  田  修  一  君

     代表監査   鬼 久 保  勝  臣  君
     委  員

 管理者事務部局職員
     消防局長   福  田  哲  也  君

     会  計   土  堂  和  弘  君
     管 理 者

     次  長   大  塚  利  昭  君

     次 長 兼   香  取  広  幸  君
     久  喜
     消防署長

     参 事 兼   安  藤  昭  男  君
     総務課長

     参 事 兼   柿  沼  伸  幸  君
     消防課長

     救急課長   鈴  木  慎  治  君
     予防課長   田  中  雅  人  君

     参 事 兼   渡  辺  利  明  君
     指令課長

 議会担当職員
     書 記 長   小  原  邦  彦
     書  記   森  田     望






    ◎開会の宣告                             (午後 1時58分)
議長(松本正行君) ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達しておりますので、これより令和4年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を開会いたします。
  なお、議席番号8番、大平議員から欠席の届出がありましたので、ご報告申し上げます。





    ◎開議の宣告
議長(松本正行君) 日程第2、これより直ちに本日の会議を開きます。
  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付いたしましたとおりであります。





    ◎会議録署名議員の指名
議長(松本正行君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
   議席番号4番  岡  崎  克  巳  議員
   議席番号5番  春  山  千  明  議員
  このご両名を指名いたします。





    ◎会期の決定
議長(松本正行君) 日程第4、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員会委員長のご報告を求めます。
  上條哲弘委員長、ご登壇願います。
          〔議会運営委員長 上條哲弘君登壇〕
議会運営委員長(上條哲弘君) 議会運営委員会委員長の上條でございます。令和4年第3回定例会につきまして、議会運営委員会を本日午後1時から松本議長、黒須副議長のご出席をいただき、開催をいたしました。その概要についてご報告を申し上げます。
  今定例会に提出されます議案は、管理者提出議案が2件でございます。また、副管理者であります杉戸町長から就任の挨拶を最終日にいただく予定でございます。
  以上のことから、会期につきましては、本日10月11日から10月28日までの18日間と決定をいたしました。
  以上で報告を終わります。
議長(松本正行君) ありがとうございました。
  お諮りいたします。委員長ご報告のとおり、会期は本日10月11日から10月28日までの18日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(松本正行君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。





    ◎諸般の報告
議長(松本正行君) 日程第5、諸般の報告を行います。
  この際、諸般の報告を書記長にいたさせますので、よろしくお願いいたします。
  小原書記長。
書記長(小原邦彦君) ご指名をいただきましたので、令和4年第2回臨時会以降における議会関係事項につきましてご報告申し上げます。
  お手元に配付してございます諸報告を御覧いただきたいと存じます。初めに、10月4日、正副議長・議会運営委員会議が開催され、議会視察研修についての協議がなされております。
  本日議会運営委員会が開催され、第3回定例会の日程等について協議がなされております。
  以上で報告を終わります。





    ◎管理者提出議案の上程
議長(松本正行君) 日程第6、これより管理者提出議案、議案第10号及び議案第11号を一括上程し、議題といたします。





    ◎管理者提出議案の提案理由の説明
議長(松本正行君) 日程第7、管理者提出議案の提案理由の説明を求めます。
  梅田管理者。
管理者(梅田修一君) 皆さん、改めましてこんにちは。
  本日ここに令和4年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様におかれましてはご健勝にてご参会を賜りまして、心からお喜びを申し上げます。また、ご提案申し上げました各案件をご審議いただきますことを厚く御礼を申し上げます。
  さて、日常生活や経済活動に多大な影響を与えております新型コロナウイルスの感染拡大は、今年で3年目を迎えておりますが、下げ止まりの状況が続いております。こうした中、今年は関東甲信地方では、観測史上最も早い6月27日に梅雨明けが発表されました。梅雨明け直後からは猛暑が続き、熱中症による救急搬送が6月末から9月末までの約3か月間で284件となり、昨年と比較して166件増加をしております。また、熱中症と新型コロナウイルス感染症の影響により救急出動件数が増加する一方で、感染者や濃厚接触者となった隊員も発生いたしました。勤務ができない隊員の補充として、署所を超えた応援体制により困難な状況を乗り切ってまいりました。
  また、近年では自然災害が頻発するとともに激甚化し、本県でも、7月には鳩山町で12日夕方から午後10時半までの6時間の雨量が観測史上最も多い360ミリに達し、平年の7月、1か月分の2倍を超える豪雨となりました。今後さらに激甚化、頻発化が予想される災害への備えに対し、広域化のメリットを最大限に生かし、4市2町が相互に協力し、一致団結して対応してまいる所存であります。
  それでは、提案いたしました各議案につきまして、順次ご説明を申し上げます。
  初めに、議案書の1ページをお開きください。議案第10号 令和3年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定についてです。本案は、監査委員による決算審査が終了したことにより議会の認定を賜りたく、地方自治法第233条第3項の規定により、関係書類を添えてご提案申し上げるものであります。
  続きまして、議案書の2ページをお開きください。議案第11号 令和4年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)についてです。令和3年度の決算剰余金の構成市町へ返還と全国的な価格の高騰に伴う消防庁舎の電気料と燃料費の増額補正を提案するものです。
  以上が、本定例会にご提案申し上げます議案2件の内容となります。
  なお、詳細につきましては、消防局長から補足説明をさせていただきますので、ご了承賜りますようにお願い申し上げます。
  議員各位におかれましては、何とぞ慎重審議の上、ご賛同賜りたくお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(松本正行君) 次に、議案第10号の補足説明を求めます。
  福田消防局長。
          〔消防局長 福田哲也君登壇〕
消防局長(福田哲也君) 補足説明をさせていただきます。
  まず、議案10号 令和3年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定についてご説明申し上げます。
  恐縮ですが、お手元の参考資料、埼玉東部消防組合議会第3回定例会(議案詳細版)の1ページ、令和3年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算の概要をお開きいただきたいと存じます。資料上段にございますように、歳入総額は62億1,948万7,060円、歳出総額は60億910万8,128円、歳入歳出差引額は2億1,037万8,932円でございます。
  次に、下段の表を御覧ください。歳入歳出の主なものについてご説明申し上げます。
  まず、歳入でございますが、分担金及び負担金60億3,768万6,000円でございますが、構成市町からの共通経費、単独経費、特別負担金でございます。
  なお、この分担金及び負担金が歳入全体の97.1%を占めてあります。
  次に、県支出金96万4,260円でございますが、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催に伴う感染防止衣、N95マスクなど、これらを配備するための消防・救急体制整備補助金でございます。
  次に、繰入金5,856万6,000円でございますが、これは消防ポンプ自動車、救急自動車等の消防車両の購入に伴う財源の一部を財政調整基金から繰り入れたものでございます。
  次に、繰越金5,560万4,216円でございますが、共通経費、単独経費及び特別負担金の決算剰余金を繰り越したものでございます。
  次に、国庫支出金3,482万円でございますが、これは消防ポンプ自動車等消防車両について、緊急消防援助隊設備整備補助金の交付を受けたものでございます。
  続きまして、歳出でございます。まず、消防費57億117万8,499円でございますが、歳出総額の94.9%を占めているものでございます。内容は、職員給与費や退職手当に係る総合事務組合負担金などでございます。
  次に、公債費2億1,697万9,010円でございますが、これは高機能消防指令センターの設置及び中間改修に伴う組合債の元利償還金でございます。
  次に、諸支出金が8,731万5,279円でございますが、これは財政調整基金への積立金の元本及び利子でございます。
  以上により、歳入歳出差引額は2億1,037万8,932円となりました。
  次に、2ページをお開きいただきたいと思います。こちらは、令和3年度の主な事業でございます。主要なものについてご説明させていただきます。
  まず、1、共通経費事業、(1)、車両整備でございますが、消防ポンプ自動車1台、救急自動車3台など計6台、総額で約1億7,900万円で購入したものでございます。
  次に、(2)、消防・救急・予防資機材の整備のD、救急活動用機材760万3,222円でございますが、注射針の注入、呼吸音、心電図を計測できるより実践的な訓練用高度シミュレーター人形2台などを購入したものでございます。
  次に、(3)、人材育成・教育訓練の@、研修派遣765万1,468円でございますが、国の消防大学校に4科目5人、埼玉県消防学校へ新規採用職員の初任教育をはじめ9科目92人を派遣したものでございます。
  次に、C、救急救命士養成1,482万5,070円でございますが、1人平均約190万円を要する新規救急救命士の養成のため、約半年間、研修施設へ4名ほど派遣したものなどでございます。
  次に、(4)、庁舎等改修の駐車場改修工事825万円でございますが、消防局・久喜消防署の舗装の劣化が著しいことから改修したものでございます。
  次に、3、特別負担金事業についてでございます。高機能消防指令センター事業5,560万4,002円でございますが、機器の保守、修繕を行ったものでございます。
  その下にございます高機能消防指令センター公債費元利償還金2億19万2,561円でございますが、平成26年度の整備、令和2年度の中間改修に係る公債費元利償還金でございまして、約1億5,000万円が初期の整備費分、約5,000万円が中間改修分でございます。
  なお、公債費元利償還金の償還期間は、令和7年度までとなっております。
  以上が議案第10号 令和3年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算の概要でございます。
議長(松本正行君) ここで決算審査報告を代表監査委員にお願いいたします。
  鬼久保代表監査委員。
          〔代表監査委員 鬼久保勝臣君登壇〕
代表監査委員(鬼久保勝臣君) 代表監査委員の鬼久保でございます。令和3年度決算審査の結果につきましてご報告申し上げます。
  令和4年8月22日に、平川監査委員さんとともに決算審査を行いました。
  審査に当たりましては、令和3年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書及び財産に関する調書に基づき、その計数の正確性、事務処理の正否及び予算執行状況の適否を主眼として審査を行いました。
  審査の結果につきましては、お手元の令和3年度埼玉東部消防組合一般会計決算審査意見書のとおりでございます。
  令和3年度決算額でございますが、歳入につきましては62億1,948万7,060円、歳出につきましては60億910万8,128円でございます。その差引額は2億1,037万8,932円でございます。これらの計数は正確であり、関係諸帳簿と照合しました結果、予算執行は適正に行われているものと認められました。また、令和3年度は消防ポンプ自動車、救急自動車、資機材搬送車及び指揮車を更新整備しました。
  歳入のうち組合を構成する市町からの負担金については、消防組合規約にあるとおり、共通経費分を平成29年度から5年をかけて段階的に5%を目標に削減を図るとされておりましたが、結果として5.2%削減できたことは、消防署所の合理化と職員各位の削減努力によるものと評価するところでございます。
  日本経済は、新型コロナウイルス感染症による強い下押し圧力を受けながらも持ち直しの動きを続けてきましたが、災害の頻発化、激甚化や2月のロシアによるウクライナへの軍事侵攻や急激な円安など、我が国を取り巻く環境に地殻変動とも言うべき構造変化が生じています。当組合におきましても、車両の燃料費や救急活動消耗品の高騰など、行財政運営に少なからず影響を受けましたが、決算状況としては国庫補助事業等を活用して消防車両を整備するなど、一定の投資的経費による執行ができているものと認められます。
  また、令和3年度は令和2年度に消防組合議会の議決を得た消防力適正化計画(後期基本計画)の初年度に当たり、特に消防署所の合理化については令和3年4月に西分署を救急ステーション化し、令和4年4月には加須南分署を加須消防署に、篠津分署を白岡消防署に統合再編いたしました。将来にわたる持続可能な財務体制を保持し、安全・安心なまちづくりを進めていくためには、消防力適正化計画(後期基本計画)に定める各施策、個別施設計画に基づく庁舎建設・大規模改修や高機能消防指令センターの整備を推進するに当たり、積極的に国、県補助金等の財源確保に努めながら計画的に推進し、消防力の維持・強化を図ることが必要となります。そのためには、職員一人一人がリスク管理を徹底するとともに、社会経済状況の変化を的確に把握、判断し、実行することが重要であります。今後とも、創意工夫を凝らした質の高い行財政運営に取り組まれることを期待します。
  結びに、地域住民の安全・安心を確保するため、引き続きご尽力いただきますようお願いを申し上げまして、決算審査の報告とさせていただきます。
議長(松本正行君) 続いて、議案第11号の補足説明を求めます。
  福田消防局長。
          〔消防局長 福田哲也君登壇〕
消防局長(福田哲也君) 議案第11号 令和4年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。
  恐縮ですが、参考資料、埼玉東部消防組合議会第3回定例会(議案詳細版)の3ページ、令和4年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)の概要をお開きください。補正前の額といたしまして61億3,800万円、補正額として5,180万6,000円を増額し、補正後の額を61億8,980万6,000円とするものでございます。
  補正額の内容につきましては、恐縮ですが、4ページをお開きください。まず、歳入の1、繰入金370万7,000円でございますが、下にも出ております歳出の欄にございますように、消防庁舎の電気料及び燃料費の増額補正に伴い、財源の一部を財政調整基金から取り崩すものでございます。
  次に、2、繰越金3,720万6,000円でございますが、各市町からの単独経費及び特別負担金に係る令和3年度決算剰余金でございます。
  次に、3、国庫支出金1,089万3,000円でございますが、更新予定の鷲宮分署の消防ポンプ自動車について、緊急消防援助隊設備整備費補助金が採択されたことによるものでございます。
  続きまして、歳出でございます。1、消防費のうち総務事務管理事業の償還金、利子及び割引料の償還金3,720万6,000円でございますが、令和3年度決算の確定に伴う単独経費と特別負担金の決算剰余金を償還金として組合各市町へ返還するものでございます。各市町への償還額は記載のとおりでございます。
  次に、庁舎等維持管理事業の需用費、電気料、燃料費1,460万円でございますが、燃料価格の高騰に伴い、庁舎の電気料及び燃料費を増額するものでございます。
  続きまして、参考として財政調整基金でございますが、補正後の残高は8億6,308万5,000円となる見込みでございます。
  議案第11号 令和4年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)の概要につきましては以上でございます。





    ◎次会の日程報告
議長(松本正行君) 日程第8、次会の日程を申し上げます。
  次会は、10月28日金曜日、午後2時から本会議を開き、議案質疑及び消防行政に対する一般質問を行います。
  議員の皆様は、定刻どおりご参集くださいますようお願いをいたします。
  なお、本日上程された議案に対し質疑のある方は、10月13日木曜日の午後3時までに質疑発言通告書を事務局まで提出願います。





    ◎散会の宣告
議長(松本正行君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
          散会 午後 2時24分





        令和4年埼玉東部消防組合議会第3回定例会 第18日

令和4年10月28日(金曜日)
 議事日程 (第2号)

 1 開  議
 2 管理者提出議案に対する質疑
 3 討論・採決
 4 消防行政に対する一般質問
 5 閉会中の継続審査
 6 議員の派遣
 7 議長挨拶
 8 管理者挨拶
 9 閉  議
10 閉  会


午後 2時00分開議
 出席議員(13名)
     1番   大  内  清  心  君      2番   佐  伯  由  恵  君
     3番   松  本  正  行  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   春  山  千  明  君      6番   上  條  哲  弘  君
     7番   枝 久 保  喜 八 郎  君      8番   大  平  泰  二  君
    10番   黒  須  大 一 郎  君     11番   山  下  秋  夫  君
    12番   土  渕  保  美  君     13番   平  川  忠  良  君
    14番   M  田  章  一  君

 欠席議員(1名)
     9番   石  渡  征  浩  君

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   梅  田  修  一  君
     副管理者   角  田  守  良  君
     副管理者   木  村  純  夫  君
     副管理者   藤  井  栄 一 郎  君
     副管理者   新  井  康  之  君
     副管理者   窪  田  裕  之  君

     代表監査   鬼 久 保  勝  臣  君
     委  員

 管理者事務部局職員
     消防局長   福  田  哲  也  君

     会  計   土  堂  和  弘  君
     管 理 者

     次  長   大  塚  利  昭  君

     次 長 兼   香  取  広  幸  君
     久  喜
     消防署長

     参 事 兼   安  藤  昭  男  君
     総務課長

     参 事 兼   柿  沼  伸  幸  君
     消防課長

     救急課長   鈴  木  慎  治  君
     予防課長   田  中  雅  人  君

     参 事 兼   渡  辺  利  明  君
     指令課長

 議会担当職員
     書 記 長   小  原  邦  彦
     書  記   森  田     望






    ◎開議の宣告                            (午後 1時57分)
議長(松本正行君) ただいまより会議を開きます。ただいまの出席議員は13名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。
  なお、議席番号9番、石渡議員から欠席の届出がありましたので、ご報告申し上げます。





    ◎副管理者就任の挨拶
議長(松本正行君) ここで、さきの杉戸町長選挙におきまして、窪田杉戸町長が初当選されましたので、先例によりご挨拶をお願いをいたします。
副管理者(窪田裕之君) 皆様、改めましてこんにちは。このたび杉戸町の町長に当選させていただきました窪田裕之でございます。どうぞこれから皆様方のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ご挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いします。
議長(松本正行君) ありがとうございました。





    ◎管理者提出議案に対する質疑
議長(松本正行君) 日程第2、これより管理者提出議案に対する質疑をお受けいたします。
  通告順に従い、順次質疑を行います。
  なお、再質疑、再々質疑の際は、挙手をお願いいたします。
  初めに、議案第10号の質疑をお受けいたします。
  大内清心議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔1番 大内清心君登壇〕
1番(大内清心君) 1番、大内清心です。通告に基づきまして、議案第10号 令和3年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算の認定についての4事業について質疑いたします。
  1点目に、職員給与費についてお伺いいたします。事業の実績・成果に地方公務員法及び埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例等の規定に基づき、職員に給与を適切に支給することができたとありますが、1億2,743万8,872円の不用額についてご説明ください。
  2点目に、職員管理事業についてお伺いいたします。本事業の目的は、職員の心身の健康を増進するとともに、優秀な人材確保を図ることでございます。事業の実績・成果では職員の健康診断及びストレスチェックを実施し、心身の健康増進を図り、また職員採用試験及び昇格試験の一部業務委託をすることで優秀な人材確保を図ったとあります。
  そこで、職員のストレスチェックを実施した結果、高ストレス者の人数を男女別の割合も含めお伺いいたします。また、職員採用試験及び昇格試験の受験者数、合格率をお伺いいたします。
  3点目に、車両維持管理事業についてお伺いいたします。本事業の目的は、災害等の出動に備え、消防車両等の整備を万全にし、消防力の充実強化を図ることであり、重要な事業であると思います。事業の中で、車両用備品としてドライブレコーダーを19台整備したとありますが、ドライブレコーダーの設置状況をお伺いいたします。
  4点目に、庁舎等改修事業についてお伺いいたします。災害時の活動の拠点となる消防庁舎等を計画的に改修し、消防力の充実強化を図るため決算年度も様々な改修工事を行っております。その中で、トイレの洋式化改修工事及び女性職員用浴室設置工事後、現在の洋式化率及び女性職員用浴室設置状況をお伺いいたします。
議長(松本正行君) 大内清心議員の質疑に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 大内議員の質疑のうち1、職員給与費1億2,743万8,872円の不用額について、2、職員管理事業、職員の健康診断及びストレスチェックの高ストレス者の人数(割合、男女別)及び職員採用試験、昇格試験の受験者数及び合格率、4、庁舎等改修事業現在の洋式化率及び女性職員用浴室設置状況についてご答弁申し上げます。
  まず、1、職員給与費1億2,743万8,872円の不用額について、職員給与費の不用額が生じました理由でございますが、給料につきましては給与改定によるベースアップを見込み予算措置をしたものの、実際には給与改定がなされなかったこと、また中途退職者や育児休業者が発生したことから不用額が生じたものでございます。
  次に、手当につきましてご説明申し上げます。地域手当、共済費における地方公務員共済組合負担金及び地方公務員災害補償基金負担金につきましては、給料の額に連動しますことから不用額が生じたものでございます。扶養手当、住居手当、通勤手当、管理職手当、児童手当、管理職員特別勤務手当、夜間勤務手当、休日勤務手当につきましては支給対象の人数等を見込んだものですが、実際には下回ったことから不用額が生じたものでございます。時間外勤務手当につきましては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響により、夜間などの時間外の出動分を見込んだものでございますが、実際には下回ったことから不用額が生じたものでございます。
  次に、2、職員管理事業、職員の健康診断及びストレスチェックの高ストレス者の人数(割合、男女別)及び職員採用試験、昇格試験の受験者数及び合格率について、令和3年度における職員の高ストレス者の人数でございますが、実施対象者606名のうち49名が該当いたしまして、割合は8%でございます。男女別の内訳でございますが、男性の実施対象者584名のうち44名が高ストレスと診断され、割合は7.5%ございました。女性につきましては、実施対象者22名のうち5名が高ストレスと診断され、割合は22.7%でございました。
  続きまして、職員採用試験、昇格試験の受験者数及び合格率についてご答弁申し上げます。まず、職員採用試験の受験者数につきましては、大卒が対象の上級は25名、短大卒または2年制以上の専門学校卒が対象の中級は15名、高校卒が対象の初級は34名の計74名でございます。合格率につきましては、令和4年度に11名の職員を採用しましたことから、合格率は6.7倍でございます。
  次に、昇格試験の受験者数及び合格率についてでございます。消防司令昇任試験の受験者は73名、合格者は7名で合格率は10.4倍になるものでございます。消防司令補昇任試験の受験者は21名、合格者は13名で合格率は1.6倍になるものでございます。消防士長昇任試験の受験者は22名、合格者は20名で合格率は1.1倍になるものでございます。
  次に、4、庁舎等改修事業現在の洋式化率及び女性職員用浴室設置状況について、当組合には6消防署、7分署、1出張所、1救急ステーションの計15署所ございまして、こちら15署所全てを合わせた洋式化率は70%でございます。なお、洋式トイレが設置されていない署所はございません。
  次に、女性職員用浴室は久喜消防署、加須消防署、白岡消防署、宮代消防署、鷲宮分署の計5署所に設置されてございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、参事兼消防課長。
          〔参事兼消防課長 柿沼伸幸君登壇〕
参事兼消防課長(柿沼伸幸君) 大内議員の議案質疑のうち、私からは3の車両維持管理事業のドライブレコーダーの設置状況についてご答弁申し上げます。
  ドライブレコーダー19台の整備でございますが、未設置でありました車両に、スピード感を持って2か年で計画的に整備をし、計画最終年度の令和3年度に緊急車両10台、一般車両9台に設置したものでございます。
  当消防組合では、令和4年4月現在緊急車両及び一般車両を合わせて110台の車両を保有させていただいており、そのうちボートトレーラー2台を除いた108台全ての車両に常時録画型のドライブレコーダーを設置してございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 大内清心議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔1番 大内清心君登壇〕
1番(大内清心君) それぞれご答弁いただき、ありがとうございました。何点か再質疑させていただきます。
  1点目の職員給与費の不用額につきましては、様々詳しくご説明いただきましたので、理解をさせていただきました。
  2点目の職員管理事業のストレスチェックの結果ですが、606名中49名の方、8%の方が高ストレス者ということでございました。この高ストレス者へのきめ細かな対応が大変重要かと考えますが、高ストレスとの結果が出た職員にどのような対応をされたのかお伺いいたします。
  また、職員採用試験を受ける多くの若者が消防署職員に憧れ、夢と希望、使命感に燃えて受験することと思います。全員合格をさせてあげたいところですが、狭き門であることも事実です。先ほどのご答弁では、6.7倍という本当に狭き門かなというふうに思ったところでございます。そこで、再チャレンジする方の現状をお伺いいたします。
  3点目の車両維持管理事業で、決算年度ドライブレコーダー19台、これは緊急車両、一般車両で19台ということで、この19台をもって108台全ての車両にドライブレコーダーが設置されたことが分かりました。ドライブレコーダー設置により職員さん、隊員の皆さんの命を守ることにもつながりますので、高く評価をいたします。
  4点目の庁舎等改修事業で、トイレの洋式化は15署所全てで完了とのことでございました。70%ということでございますけれども、今後は100%を目指していただければなというふうに思うところでございます。また、女性職員用の浴室設置状況は5署所ということでございました。今後の設置予定をお伺いさせていただきます。
議長(松本正行君) 大内清心議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 大内議員の再質疑についてご答弁申し上げます。
  初めに、給料の不用額につきましては6,713万9,415円でございます。手当の不用額につきましては、扶養手当は446万8,127円、地域手当につきましては417万8,484円……
          〔何事か言う人あり〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 失礼いたしました。高ストレス者へのケアをどのような対応をしているか、また採用試験に再チャレンジのご答弁をいたします。
  高ストレス者へのケアとして、希望する職員につきましては医師の面接指導がございます。令和3年度において、3名の職員が医師の面接指導を希望いたしましたことから実施いたしました。
  次に、採用試験に再チャレンジした受験者はいますかについてでございますが、令和2年度に受験し、令和3年度も受験した受験者は10名でございました。また、令和3年度受験し、令和4年度受験した受験者は10名でございました。
  次に、トイレの洋式化につきましては、順次進める方向で検討してまいります。女性職員用浴室につきましては署所のスペース等問題がございますところから、現在増やす予定はございません。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 大内清心議員の再々質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔1番 大内清心君登壇〕
1番(大内清心君) ご答弁ありがとうございました。
  高ストレス者に対しては、面接指導を医師の指導を、3名の方が受けたということが分かりましたけれども、ストレス等により体調不良となっても、なかなか自分から申し出ることができないのではないかと察するところでございます。メンタル不調になると、気分の落ち込みや意欲の低下だけでなく脳機能の低下をもたらし、集中力や判断力を鈍らせます。結果的には仕事の生産性が低下するだけでなく、重度の場合は休職になる可能性も考えられます。
  また、人の目が気になる、上司に知られることで不当な扱いを受けるのではないか、根掘り葉掘りプライベートなことを聞かれるのではないかといった様々な理由で面談を受けない人が多いと言われております。面接指導を受けない職員に対するフォローや対策を今後もしっかりと講じていただきたいと思います。
  職員採用試験では、再チャレンジされる方が2年連続で10名いらっしゃることが分かりました。情熱ある若者が再チャレンジしやすい環境づくりもお願いいたします。
  女性職員用の浴室設置工事での今後の予定を伺いましたが、今後の予定はないということでございましたけれども、女性職員の採用が今後さらに増えると期待しておりますが、女性職員が勤務しやすい環境づくりのため浴室設置は重要と考えますので、今後ご検討のほどよろしくお願いいたしまして、私の質疑を終わります。ありがとうございました。
議長(松本正行君) 以上で大内清心議員の質疑を打ち切ります。
  次に、山下秋夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 議席番号11番の山下です。それでは、埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算の認定について質問させていただきます。まず、歳入歳出合わせて8問を質問させていただきます。
  まず最初に、歳入でございます。10ページでの2款1項で消防使用料ですが、この使用料について説明をお願いします。
  それから、2つ目として14ページになります。雑入です。備考欄で新型コロナウイルス感染症患者等移送費となっていますが、これは消防で移送する場合は無料ではないのでしょうか。これのところ、ご説明をお願いします。
  それから、16ページの寄附金でございます。これはどんな内容の寄附金だったのか、ご説明をお願いします。
  歳出に移ります。P54、55ページ、予算合計で62億1,354万円ですけれども、2億443万1,872円の全体で3.29%の不用額が出ております。細部を見ますと、不用額にばらつきがあります。予算との関係でなぜ不用額が出たのかを質問したいと思います。
  最初に、平均以上の不用額であります。20ページの第3款消防費です。全体で8.3%、1億8,950万501円ですが、特に次の不用額について説明をお願いします。
  最初に、26ページです。消防費の人材育成事業でございます。予算1,294万円で157万2,180円と12.1%の不用額があります。また、区分18、負担金、補助金及び交付金も5%出ています。この辺のところの説明をお願いします。
  次に、28ページです。消防活動事業です。予算4,335万9,000円で不用額462万3,343円、10%強ですね、なっています。説明をお願いします。
  それから、34ページ、救急救命士の養成事業です。予算1,575万3,000円で不用額92万7,930円、5.89%となっています。この辺のところの説明もお願いします。救急救命士については、一般質問でも質問させていただきます。
  それから、7番目として36ページになります。応急手当等普及啓発事業並びに16、予防業務管理事業ですが、大幅な不用額が出ています。応急手当では23.5%、予防業務では39%出ています。この辺のところの詳しい説明をお願いします。
  最後になります。高機能消防指令センター事業についての不用額です。平均より大幅な不用額となっています。高機能消防指令センターの予算との関係で、この辺のところを説明をお願いいたします。
  以上です。よろしくお願いいたします。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 山下議員の質疑のうち、私からは@、2款1項消防使用料について、B、どのような寄附金か及びC、人材育成事業の不用額についてご答弁申し上げます。
  初めに、消防使用料についてでございますが、消防使用料は埼玉東部消防組合行政財産の使用料に関する条例に基づく飲料用自動販売機の設置に係る行政財産使用料でございます。
  次に、B、寄附金についてでございますが、こちらは栗橋分署管内にお住まいの方から現金20万円をご寄附いただいたものでございます。
  次に、C、人材育成事業の不用額についてでございますが、157万2,180円の不用額が生じました。主な要因といたしましては、まず講師謝礼の88万600円でございます。こちらについては、開催時の新型コロナウイルス感染症の蔓延状況を鑑み、実施方法や対象者を整理し、集合研修からZoom等を用いたオンライン研修に変更し、回数を減らしたものでございます。
  次に、負担金、補助及び交付金の45万4,802円でございます。令和4年3月に修了いたしました埼玉県消防学校の初任教育において、新型コロナウイルス感染症の蔓延により休校、一部学級閉鎖により23万7,190円の返金があったためでございます。こちらの要因から不用額が生じたものでございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、鈴木救急課長。
          〔救急課長 鈴木慎治君登壇〕
救急課長(鈴木慎治君) 山下議員の質疑のうち、私からはA、新型コロナウイルス感染症患者等移送費について、E、救急救命士養成事業の不用額について及びF、応急手当等普及啓発事業の不用額についてご答弁申し上げます。
  初めに、A、新型コロナウイルス感染症患者等移送費についてでございます。消防移送費についてでございますが、通常の救急業務と同様に傷病者からの費用の負担はございません。新型コロナウイルス陽性者の移送については、感染症の予防及び感染の患者に対する医療に関する法律第21条、同法58条の規定により、移送については都道府県知事が行うものとされ、また費用については都道府県が支弁するものとされております。このため、移送費用につきましては県から支弁されたものでございます。
  次に、E、救急救命士養成事業の不用額についてでございます。コロナ禍の影響により、救急救命士の気管挿管病院実習や救急救命士就業前研修の委託医療機関の受入れが中止となったものでございます。また、救急活動の事後検証や各種研修会等が中止やリモート方式に変更されたことで研修に関する費用が不要となったものでございます。
  次に、応急手当等普及啓発事業の不用額についてでございます。救急車の適正利用を広報するため、横断幕、懸垂幕の整備や応急手当等普及啓発のための訓練用のAEDや人形の整備をしたものでございますが、購入の際、見積りによる競争により安価な契約を締結することで生じた契約差金などがその主な要因です。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、柿沼参事兼消防課長。
          〔参事兼消防課長 柿沼伸幸君登壇〕
参事兼消防課長(柿沼伸幸君) 山下議員の議案質疑のうち、私からはD、28ページ、消防活動事業の不用額についてご答弁申し上げます。
  不用額となりました大きな要因が2つございまして、まず1つ目が、新型コロナの影響により予定されてございました第6回緊急消防援助隊全国合同訓練が延期、緊急消防援助隊関東ブロック合同訓練は中止のため、旅費や有料道路通行料などが執行できず、不用額となったものでございます。
  2つ目として、被服や備品の購入時に指名競争入札等を行った結果差額が生じたことにより、ご質問の不用額が発生したものでございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、田中予防課長。
          〔予防課長 田中雅人君登壇〕
予防課長(田中雅人君) 山下議員の議案質疑のうち、私からF、16、予防業務管理事業の不用額についてご答弁申し上げます。
  予算に大幅な不用額が生じた要因ですが、コロナ禍の影響で開催予定でありました研修会等多くの事業が中止または変更となったことで、本来それらに要する費用が不要となったことや街頭広報時に配布する予定であったノベルティー用品の購入を取りやめたことにより発生したものです。
  また、備品の購入の際、見積り合わせによる随意契約により安価な契約を締結することができたことで生じた契約差金などがその主な要因です。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、渡辺参事兼指令課長。
          〔参事兼指令課長 渡辺利明君登壇〕
参事兼指令課長(渡辺利明君) 山下議員の質疑のうち、私からはG、高機能消防指令センター事業の不用額についてご答弁申し上げます。
  高機能消防指令センター事業につきましては、2,106万9,998円の不用額が生じてございます。こちらは、主に需用費の修繕料1,896万3,648円でございます。不用額が生じた理由でございますが、高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線システム保守管理業務に含まれていない機器が故障した際の修繕料として、また地震等による天災などについては保守対象外となり、指令機器及び無線機器は精密機器のため、修繕を行うこととなった場合1件当たりの修繕料は高額となりますことから、平成30年度、令和元年度、令和2年度同様に2,000万円の修繕料の予算を計上いたしました。しかし、高額の修理がなかったことにより不用額が生じたものでございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) それでは、再質問させていただきます。
  まず最初に、コロナウイルスの移送費の問題です。これは、県のほうでやったということなのですけれども、今までこういう移送費で県のほうからいただいたということはあるのでしょうか。その辺のところを、例があるのだったら言っていただきたい。
  それから、寄附金でございます。これは栗橋のほうから20万円頂いたということなのですけれども、どんな内容の寄附金だったのでしょうか。ただ頂いたというわけではないですよね。その内容を教えていただきたいと思っております。
  1番の消防使用料ですが、これは分かりました。
  それから、4番なのですけれども、オンライン研修で行ったということなのですけれども、これ回数とか、そういうのはどのくらいやったのでしょうか。どういう内容でやったのか、オンラインで。何人ぐらい参加したのかちょっと説明を、その辺のところお願いします。
  それから、その辺のところはみんな共通しているところなのですけれども、コロナウイルスで中止になったということで、大体そういうことなのですけれども、一つの参考例として、その辺のところがオンラインでやったということで、一番初めの26ページのことです。その辺のところ参考にしたいと思いますので、ひとつよろしくお願いします。
  それから、7番です。見積り等安価なあれでできたということなのですけれども、やはりこれは毎年見積り取って、安価なやつを取っているわけなのですけれども、今回について、これは見積りというのは安かったのかどうか、その辺のところをお願いします。今回だけだったのか、それとも今までもやっているはずなのですけれども、その辺のところがどういうふうになっていたのか、ひとつお願いします。
  あとは大体分かりました。ひとつよろしくお願いいたします。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 山下議員の再質疑のうち、私からは寄附金の内容及びオンライン研修についてご答弁申し上げます。
  寄附金につきましては、現金を20万円頂いたものです。令和3年度については、非接触型赤外線体温計をこちら20本頂いたものでございます。
  次、オンライン研修につきましてですが、こちらは集合研修からズームを用いて、ズームを録画をして職員に見せたものということで、研修回数が3回から1回になったものでございます。後日のビデオ研修により全ての職員が研修をして、回数を減らしたということでございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 鈴木救急課長。
          〔救急課長 鈴木慎治君登壇〕
救急課長(鈴木慎治君) 山下議員の再質疑についてご答弁申し上げます。
  まず、これまで移送費があったかについてでございますが、移送費につきましては今年度、令和4年度1月1日から県から支弁されているものです。
  2番目の見積りについてでございますが、これまでも購入に関しましては見積りによる競争によることを実施してまいりました。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 田中予防課長。
          〔予防課長 田中雅人君登壇〕
予防課長(田中雅人君) 山下議員の質問がありました内容に関してご答弁申し上げます。
  予防課、救急課ともに懸垂幕を購入予定としました。住宅用火災警報器普及啓発横断幕9本、懸垂幕1本の計10本、救急課において14本を予定しておりました。その予算計上は異なりますが、同様の横断幕、懸垂幕を予算計上していたことから、別々に購入するよりも2課でまとめて購入したほうがより安価な契約を結ぶことができることから、予防課と救急課合わせて随意契約として契約したものでございます。
  以上です。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の再々質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 最後の質問となります。大分細部として、意味大体分かりました。私もぜひ見積りなんかは安くしていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
  それから、最後にちょっとお聞きしたいのですけれども、寄附金で令和3年度に体温計などを20本頂いたということなのですけれども、これは本人の慈善のことなのだと思うのですけれども、その辺のところがちょっと分からないので、本人がどういうわけで体温計を20本消防組合に寄附したのか、その辺のところを聞きたいわけです。ぜひ、今社会問題になっているとは違うと思いますけれども、その辺のところをちょっと詳しくお願いしたいなと思っております。
  以上です。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 山下議員の再々質疑についてご答弁申し上げます。
  寄附金の内容、どうして消防に寄附をしたかということですけれども、この方は車椅子生活の方で、年に何度か救急搬送をされている方で、大変消防に対して好意を持たれている方、消防に応援をしてくれる方ということで、こちらの体温計、新型コロナ対策ということで非接触型の体温計、そして現金を寄附していただいた方になります。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 以上で山下秋夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、佐伯由恵議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔2番 佐伯由恵君登壇〕
2番(佐伯由恵君) 議案第10号、2021年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算の認定について質疑を行います。
  埼玉東部消防組合は加須市、久喜市、幸手市、白岡市、宮代町、杉戸町の4市2町の人口44万3,000人、面積320キロ平方メートルの住民の生命、身体及び財産を各種災害から守っています。2021年度決算は、歳入総額62億1,948万円、歳出総額60億910万円となり、実質収支額は2億1,037万円となっています。
  まず、職員管理、人材育成事業について伺います。決算年度における消防局及び消防署の職員数は、全部で628人となっています。まず、コロナ禍の下、当組合消防職員の感染状況、そしてその対応及び対策について説明を求めます。
  次は、女性職員の関係です。女性活躍推進法は、仕事で活躍したい全ての女性が能力や個性を十分生かしながら働ける社会の実現のための法律です。事業主に対して、1、女性活躍に関する状況把握、課題分析、2、行動計画の策定、届出、公表、3、女性活躍に関する情報公開の義務を課しています。状況把握は次の4点です。1、女性労働者の割合。2、男女の平均継続勤務年数の差異。3、労働者の各月ごとの平均残業時間数と労働時間の状況。4、管理職に占める女性労働者の割合です。
  そこで、決算年度における女性職員数及び女性管理職登用の状況及び割合について説明を求めます。さらに、女性活躍推進法では職場内に女性が活躍できるという環境を醸成するため、女性管理職養成の研修や男性管理職向けの研修を実施することなどを求めております。一方、決算に係る主要な施策の成果に関する調書によれば、内部研修、女性活躍推進研修は2019年度は実施していましたが、2020年度及び決算年度は未実施となっています。この点について説明を求めます。
  次は、車両維持管理事業の関係です。地震や風水害など、甚大化する自然災害から管内44万3,000人の生命、身体、財産を守るため、決算年度は17署所に消防車両として水槽付消防ポンプ自動車10台、消防ポンプ自動車15台、化学消防ポンプ自動車4台、はしご付消防自動車3台、救助工作車4台、救急自動車18台などを保有し、24時間365日体制でいつでも出勤できるよう業務に臨んでいます。
  そこで、決算年度の状況についてですが、コロナの感染爆発で救急出動件数が増加し、ガソリン給油量も増加をしております。さらに、燃料費が高騰し、決算年度の燃料費は前年度比で1万3,873リットルの増、金額で約541万円の増となっています。そこで、改めて車両の燃料費の推移について説明を求めます。
  次は、救急活動事業の関係です。決算年度は、新型コロナウイルス感染のパンデミックの下で、管内44万3,000人の住民の命を守るため、当組合一丸となって取り組んできた1年と言えます。消防職員の皆さんの労に対し、改めて敬意を表するものです。
  2021年における救急出動件数は全体で2万339件で、前年比で718件の増となっています。1日平均の出動件数は56件で、およそ26分に1回出動している計算になります。また、医療機関に搬送した人員は1万8,461人となっています。救急出動した事故種別では、急病が1万3,285件、65.3%、一般負傷2,856件、14%、交通事故1,496件、7.4%、その他2,702件、13.3%であります。急病が最も多い要因に、新型コロナの感染拡大が挙げられます。年齢区分では、高齢者が全体の62.5%と最も高く、高齢化社会を反映しています。傷病の程度では中等症が65.5%、重症が8.4%を占めています。
  そこで、決算年度における医療機関への搬送状況について伺います。総件数、最多照会件数、最長時間、照会回数4回以上、現場滞在時間30分以上の搬送困難事案件数、不搬送件数について説明を求めます。さらに、搬送困難事案件数のうち重症以上、周産期・産科、15歳以下の小児の各件数及び医療機関受入れ不能の理由について説明をしてください。
  次は、救急救命士が行う特定行為の関係です。救急救命士は、患者に心肺停止などの緊急事態が起こったとき、医師の指示の下特定3行為、静脈路確保、気道確保、薬剤投与の救急救命処置を行いながら、医療機関に速やかに搬送します。さらに、心肺機能停止前の重度傷病者に対する処置拡大2行為、静脈路確保及び輸液、血糖測定及び低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与があります。では、2021年度中に実施した特定3行為及び処置拡大2行為の実施状況について説明を求めます。
  次は、救急救命士養成についてであります。救急救命率を上げるため、当組合は消防力適正化計画で2025年度までに救急救命士2名搭乗率を100%にする計画となっています。救急車に救急救命士を2人乗車することを早期に確立するため、救急救命士の養成に取り組んでおります。救急救命士の確保については計画的に新規に養成し、資格を取得するとともに、救急救命士の資格を持つ職員を採用して増員を図る方針となっています。2020年度では、17分署3交代制の計54隊のうち救急救命士2名配置は44隊で、率で81%でした。残りあと10隊であります。決算年度ではどこまで進んだでしょうか。救急救命士2名体制の状況と確保について説明を求めます。
  次は、予防業務・火災調査業務についてであります。2021年の火災発生は143件で、前年比1件の増です。うち建物火災が69件あり、死者は3人、負傷者は27人に上っています。出火原因は放火が最も多く、疑いも含め21件、電気機器等15件、コンロ13件、たばこ10件、その他80件となっています。建物火災の約5割が逃げ遅れで命を落としております。
  消防法及び火災予防条例の改正に伴い、全ての住宅に住宅用火災報知器の設置を義務づけております。住宅火災報知器は、火災が発生したとき警報器が鳴って火災を知らせ、逃げることができます。当組合では設置を促進するため、高齢者世帯等を対象に住宅火災警報器取付支援制度を実施しています。決算年度の設置状況の調査結果では、76.5%となっています。改めて管内の設置状況と取付支援制度の活用状況について説明を求めます。
  次は、防火対象物の立入検査等についてです。管内には、防火対象物が全部で1万925棟あります。決算年度に行った立入検査は2,203棟、20.2%です。うち法令違反対象物は久喜市内の2件、刑事訴訟法上の訴訟行為である刑事告訴、刑事告発となっており、当組合では違反対象物の公表制度を実施しております。公表の対象となる建物は飲食店、物品販売店、旅館など不特定の人が出入りする建物や病院、社会福祉施設など、避難することが難しい方が利用する建物であります。違反の内容は、屋内消火栓設備、スプリンクラー設置、また自動火災警報器が設置されていないと認められたものを対象にしております。
  そこで、防火対象物立入調査の結果及び法令違反対象物の状況について説明をしてください。また、危険物製造施設や危険物貯蔵施設、ガソリンスタンドなど危険物取扱施設のいわゆる危険物施設は、管内に全部で1,370施設あります。2021年度では、807施設を立入調査しております。その結果について説明を求めます。
  以上、ご答弁をお願いします。
議長(松本正行君) 佐伯由恵議員の質疑に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 佐伯議員の質疑のうち、私からは1の@、職員の新型コロナ感染状況と対応及び対策について及び1のA、女性職員数、女性管理職登用の状況と率、内部研修の実施についてご答弁申し上げます。
  初めに、1の@、職員の新型コロナ感染状況と対応及び対策について、令和3年度における職員の感染者数でございますが、22名の感染者が発生いたしました。
  次に、当組合における新型コロナウイルス感染症への対応及び対策について申し上げます。感染予防対策といたしまして、手洗いうがい等の基本的な感染対策に加え、当直の仮眠時における感染リスクを軽減するため、密にならないよう会議室等を仮眠室として活用やベッドとベッドの間にパーティションを設置するなどの感染防止対策を実施してきたところでございます。
  次に、新型コロナウイルス感染症に係る対応についてでございますが、感染者が発生した所属については執務室等の消毒を実施するとともに、感染者は10日間、濃厚接触者は7日間の自宅待機とし、3部制の勤務体系を2部制へ移行、また状況により他の所属から職員の応援や日勤職員を当直勤務へ変更するなど、出動体制維持に努めてきたところでございます。また、感染者が発生し、濃厚接触者の疑いがある職員についてはPCR検査を延べ45名実施するなど、職場内における感染防止対策を図りました。
  次に、1のA、女性職員数、女性管理職登用の状況と率、内部研修の実施について、令和3年度における女性職員数につきましては25名でございます。
  次に、女性管理職登用の状況と率につきましては、管理職162名のうち、管理職として2名の女性職員を登用し、登用の率につきましては1.2%でございます。
  次に、内部研修の実施についてでございますが、令和3年度においては計画がなく、男女合わせた内部研修を実施したものでございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、柿沼参事兼消防課長。
          〔参事兼消防課長 柿沼伸幸君登壇〕
参事兼消防課長(柿沼伸幸君) 佐伯議員の議案質疑のうち、私からは2の車両維持管理事業についての@、燃料費の推移についてご答弁申し上げます。
  各年度の車両燃料費にございましては、令和2年度の車両総数は116台で総額2,224万8,446円、令和3年度の車両総数は114台で総額2,766万6,332円、令和4年度の車両総数は110台で、4月から8月までの総額が1,268万8,554円でございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、鈴木救急課長。
          〔救急課長 鈴木慎治君登壇〕
救急課長(鈴木慎治君) 佐伯議員の質疑のうち、私からは3、救急活動事業について、4、救急救命士養成事業についてご答弁申し上げます。
  初めに、3、救急活動について、@の医療機関への搬送状況です。令和3年中の救急搬送総件数は1万8,461件、そのうち最多照会件数は16件、現場滞在時間の最長時間は533分、搬送困難事案件数は487件、不搬送件数は2,026件でございます。搬送困難事案件数487件のうち重症以上は32件、周産期・産科は3件、15歳以下の小児は25件でございます。
  次に、令和4年1月から3月までの救急搬送総件数は5,091件、そのうち最多照会件数は28件、現場滞在時間の最長時間は310分、搬送困難事案件数は310件、不搬送件数は613件でございます。搬送困難事案件数310件のうち重症以上は25件、周産期・産科は3件、15歳以下の小児は7件でございます。医療機関受入れ不能の主な理由につきましては、傷病者に対処する設備、資器材がない場合や手術スタッフ、人手不足、手に負えない場合などの理由による処置困難や、手術中や重症患者対応などにより手が離せない場合などの理由による手術中、患者対応中、またベッド満床などでございます。
  次に、Aの救急救命士の特定行為の実施状況です。令和3年度の特定3行為のうち、器具を用いた気道確保は266件、静脈路確保は255件、薬剤、アドレナリン投与は154件で、拡大2行為のショック輸液は26件、ブドウ糖投与は58件でございます。
  次に、4、救急救命士養成事業、@、救急救命士数及び救急車2名体制の状況についてでございます。令和3年度における当消防組合の救急救命士数は、再任用職員4名を含め151名となっております。また、救急救命士の救急車2名体制の状況ですが、救急隊54隊のうち42隊が2名体制となっており、搭乗率は約78%になっております。
  なお、今年度は救急隊54隊のうち48隊が2名体制となっており、搭乗率は約89%になっております。今後は、埼玉東部消防組合消防力適正化計画(後期基本計画)の最終年である令和7年度には100%に達成する予定でございます。救急救命士の各隊2名配置に向けて、鋭意取り組んでまいります。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、田中予防課長。
          〔予防課長 田中雅人君登壇〕
予防課長(田中雅人君) 佐伯議員の議案質疑のうち、私から5の@、A、Bの3項目についてご答弁申し上げます。
  @、住宅用火災警報器設置状況についてでございますが、毎年総務省消防庁から住宅用火災警報器の設置状況に関する調査依頼があり、当組合では春の火災予防運動と併せて設置状況調査を実施しております。令和3年3月に実施した調査結果では、当消防組合の設置率は76.5%です。
  次に、住宅用火災警報器取付支援制度の活用状況についてでございますが、住宅用火災警報器を自ら取り付けることが困難である世帯に対して消防職員が依頼者宅に伺い、代わりに取付けをするもので、制度開始の29年3月から令和4年3月までに取付けを行った件数は、加須市で14件、久喜市で13件、幸手市で5件、白岡市で10件、宮代町で5件、杉戸町で10件、合計で57件となっております。
  なお、本制度につきましては、現在消防組合ホームページの掲載や3月、11月に行う火災予防運動街頭広報と併せてチラシを配布し、周知を図っております。
  続きまして、A、防火対象物の立入検査及び法令違反対象物の状況についてでございます。当消防組合では、埼玉東部消防組合査察規程において立入検査の区分を規定しており、防火対象物の用途や規模、法令に基づく届出状況により、毎年実施するものや3年、5年に1回以上実施するものなどがございますが、5年で全ての防火対象物を立入検査することから、年度当たりで20.2%の執行率となっております。
  続きまして、法令違反対象物の状況に関して、久喜市において2件の告発をしております。1事業所で立入検査拒否と消防用設備設置命令違反を行っていることから、2件としているものでございます。
  続きまして、B、危険物施設の立入検査結果についてご説明いたします。先ほど防火対象物の立入検査についてでご説明しましたとおり、危険物施設についても施設の種類や規模、毎年実施するものと3年に1度実施するものを指定し、立入検査を実施しております。また、ご指摘のありましたお手元の表、危険物施設の立入検査で違反を覚知したものがなかったということではなく、立入検査の結果、消防法に基づく警告や命令、告発に該当する施設はございませんでした。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 佐伯由恵議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔2番 佐伯由恵君登壇〕
2番(佐伯由恵君) いろいろご答弁をいただきました。確認をしながら進めていきたいと思います。
  まず、当組合消防職員の感染は22人ということでありました。45名の方がPCR検査を受けたということでありました。また、ほかの所属から応援をいただいて、例えば救急搬送するとか、そういうことも行ってきたようです。とにかく業務に支障がないように進めてきたということは理解をいたしました。コロナ禍の下、引き続き感染予防に徹していただいて、業務に支障がないように進めていっていただきたいと思います。
  それから、女性の関係です。当組合の中で女性職員は25人と、それから女性管理職登用が162人の管理職全体のうち2名ということで、1.2%でありました。まだまだ低いということでありますから、女性活躍推進法にのっとって、引き続き女性職員を増やしていくと、それから管理職の登用も増やしていくということで積極的に取り組んでいただきたいと思います。それは、女性活躍推進法で事業主に義務づけられているわけでありまして、具体的には計画をつくる、そしてその公表をするということまで言われておりますので、多分今日は計画のことについては取り上げなかったですけれども、女性活躍推進法がもう既に実践されているわけですから、その立場で取り組んでいるものと理解をしているわけですけれども、そういったことでしっかりと取り組んでいただきたいと思います。そのためには、内部研修が重要だと思います。ここに、今回の決算に係る主要な施策の成果に関する調書がありまして、ページでは26ページに内部研修があるのですけれども、女性活躍推進研修は令和元年はやっておりまして、95人の方が参加をしているわけですが、令和2年度と令和3年度は未実施になっているわけで、これは令和元年の資料も私の手元にあるのですけれども、この当組合が女性活躍推進研修計画を立てて、実際にやっているという資料もありますから、ぜひこれをまた始めていただいて、この職場内に女性が活躍できる醸成、そういう職場をつくっていってほしいと思います。その点を求めておきます。研修の必要性ですね。
  次は、車両の関係でありますけれども、この燃料費の推移について説明がありました。2020年度は116台で2,224万、それから2021年度は114台で2,766万、車両は減っているのですけれども、燃料費は上がっているわけですね。だから、その分やはりコロナの感染が増えて、たくさん出動件数が増えているという背景を感じます。それから、今年度につきましては4、5、6、7、8の5か月なのですけれども、車両は110台に対してもう既に1,268万円、昨年度の半分に届きそうな燃料費を使っているわけです。これについては、引き続き燃料費の高騰はこれからも心配をされております。新年度予算編成に当たっては、燃料費高騰を見据えて適切に対応をしていただくことを求めておきます。
  次は、救急活動の関係であります。この暦年でいろいろ、消防は暦年で数字を説明していただいているので、分かりにくいところがあったわけですけれども、でも2021年の数字と、それから2021年1月、2月、3月、3か月だけの数字を説明していただきましたけれども、ここで驚いたのは不搬送の件数なのです。不搬送の件数が、2020年は226件という説明でありました。ところが、1月から3月の不搬送の件数は613件ということで、僅か3か月で3倍ぐらいの件数になっています。大変、感染拡大で市民が救急車を呼んでも不搬送だったと、その件数がここで大変増えているということが分かりました。
  それから、最長時間については533分ということですから、9時間ですか、9時間。最長時間、9時間の方もいたということですね。それから、最多照会件数が16件、本当になかなか医療機関の受入れ不能の理由に人手不足、処置困難、重症者手術中、ベッド満床など、その理由を説明しておりましたけれども、埼玉県は消防法の改正を受けて、傷病者の搬送及び受入れの実施に関する基準を策定し、照会件数は4回、それから滞在時間は30分、これを目標に下回ることという基準をつくっているわけですけれども、やはり医療機関の不足と対応困難ということで、現実は大変厳しいものがあるというふうに感じております。こういう中でありますけれども、救急隊の皆さんには、この救える命は必ず救うという立場で引き続き取り組んでいただきたいと思います。
  救急救命士が行う特定行為の説明も伺いました。引き続きこういったことで、蘇生率を上げていくとかということでお願いをしたいと思います。
  それから、2人体制の関係ですけれども、ちょっとここがよく聞き取れなかったのですけれども、42隊ではなくて、前回、2020年度が44隊だったのですね。89%に伸びたということは45隊でいいわけですね。そうすると1隊増えたということで、あと残り9隊を今年度含めて3か年で2025年度までに100%にするという目標になるかと思いますので、これしっかり取り組んでいただきたい。救急救命士が2名配置されると、これは救命率がぐんと上がりますので、さらに3名にするとか次の目標を掲げながら、まずはこの計画に、達成までしっかりやっていただきたいと思います。
  それから、管内の火災の関係で、住宅火災警報器の関係ですけれども、この管内で57件の設置の支援をしたということですけれども、これは物は市民が買って、金具も警報器も市民が買っておくと。それを、この制度を利用して職員につけてもらうという制度なので、なかなかこのお金の負担とかあって進んでいないのかと思いますけれども、ただこの住宅火災警報器を設置していたために助かったという事例は、実際にあればその話も聞かせていただきたいと思います。これなぜならば、火災調査業務なのです。これいろいろ火災の原因とか調査をしているわけですから、設置さえしていれば助かった命があったのか、それとも設置していたために助かったのか、ちょっとその状況がもし把握されていれば教えていただきたいと思います。
  それから、消防の予防業務の関係では防火対象物の立入調査、それから危険物の設備の立入調査等も行っているのですが、基本は法令にのっとって対応するということですね。久喜市の中で2件立入調査の拒否とか、そういうことで拒否をされているところもあるのですけれども、市民の方にはやっぱり法令にのっとった対応をして防火活動で、この防火活動を通して火災発生を抑制すると、その基本に立って、引き続きこれ同様に対応をしていただきたいと思います。
  以上、幾つかは私の要望でありましたけれども、再質疑については研修、特に力入れてほしいのです。それと、火災警報器を設置してどうだったのか、そういった事例がありましたら併せてご説明ください。
  以上です。
議長(松本正行君) 佐伯由恵議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 佐伯議員の再質疑についてご答弁申し上げます。
  女性登用に関する内部研修につきましては、女性活躍推進法、こちらを遵守いたしまして、計画的に実施してまいりたいと考えます。また、内部研修のみではなく外部研修、消防大学校、自治研修センター、こちらのほうも出向させておりますので、併せて計画的に進めていきたいと考えます。
  以上です。
議長(松本正行君) 次に、田中予防課長。
          〔予防課長 田中雅人君登壇〕
予防課長(田中雅人君) 佐伯議員の再質疑についてご答弁申し上げます。
  まずは、防火対象物の違反事例に関しましては、多分なご意見ありがとうございます。今後の参考にさせていただきたいと思います。
  住宅用火災警報器の奏功事例ですが、手元の資料によりますと27年は6件、28年に1件、29年に5件となっており、火災報告が1年後の報告となるため、それ以後の資料に関しましては手元にまだご用意できておりません。
  以上となります。
議長(松本正行君) お願いします。
  救急課長。
          〔救急課長 鈴木慎治君登壇〕
救急課長(鈴木慎治君) 先ほどの佐伯議員の救急車2名体制について、正しい数字のほうをお伝えさせていただきたいと思います。令和3年度、救急隊54隊のうち42隊が2名体制です。今年度につきましては、54隊中48隊が2名体制となっております。
  以上でございます。大変失礼しました。
議長(松本正行君) 以上で佐伯由恵議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第10号に対する質疑を打ち切ります。
  次に、議案第11号の質疑をお受けいたします。
  佐伯由恵議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔2番 佐伯由恵君登壇〕
2番(佐伯由恵君) 議案第11号、2022年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)について質疑します。
  本案は、歳入歳出にそれぞれ5,180万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ61億8,980万6,000円とするものです。内容は、償還金3,720万6,000円、エネルギーの価格高騰による庁舎等維持管理事業の電気、燃料費1,460万円、新たに鷲宮分署に災害対応消防ポンプ自動車1台を整備するための予算措置を講じています。質疑では、電気料金及び燃料費の3か年の推移について説明を求めます。
  以上、答弁をお願いします。
議長(松本正行君) 佐伯由恵議員の質疑に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 佐伯議員の質疑、1、3年間の推移についてご答弁申し上げます。
  ご提案いたしました補正予算の庁舎等維持管理事業の需用費、電気料、燃料費は全国的な電気料金、ガス料金の高騰により、消防庁舎の電気料と燃料費を増額するものでございます。@、電気料金の状況でございますが、2020年度は1,834万1,673円、2021年度は2,023万2,975円、2022年8月までは931万932円でございます。
  次に、A、燃料費の状況、ガス料金についてでございますが、2020年度は517万1,364円、2021年度は551万2,718円、2022年8月までは220万8,656円でございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 佐伯由恵議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔2番 佐伯由恵君登壇〕
2番(佐伯由恵君) ご説明いただきまして、2020年度と2021年度につきましてはこの調書のところにありまして、さらに今年度の、特に4、5、6、7、8の5か月間について、先ほど併せてご答弁がありました。今の説明によりますと、年々高騰しているということと、それから5か月でもこれまでの割合、水準以上に高騰しているということが分かります。
  そこでですけれども、電気料金は来年春以降さらに二、三割値上げが起こる可能性があると指摘をされています。現在当組合は新年度予算編成作業を行っているところです。予算編成に当たっては、エネルギー価格高騰に対する予算計上が必要と考えます。この点について説明を求めます。
  それから、もう一点ですけれども、加須市では電気料金の削減を図るため、あの東日本大震災の翌年の2012年度から特定規模電気事業者、PPSを活用し、現在78公共施設においてPPSからの電気の供給を受けています。PPSとは、東京電力などの既存の電力会社以外にも電力供給ができる事業者で、2000年に施行された改正電気事業法により誕生した新しい形の電力会社です。この法律によって電気小売が自由化されたため、既存電力会社以外の事業者でも電力市場に参入が可能になりました。PPSには、各地域への電力供給の義務はなく、電気料金を自由に定めることができるため、既存の大手電力会社の電気料金よりも格安で電力供給が可能となっています。PPSが提供する電力の源は、自社の発電設備によるものや卸電力市場から調達したもの、ほかの工場で生み出される余剰電力を買い取ったものなど様々で、電力の源は異なるものの、送電については既存の大手電力会社の送電設備を活用することにより、電気料金が格安で設定されています。今回のような電気料金の高騰は当然影響を受けますが、そもそも電気料金が大手電気会社より安いことには変わりません。現在PPS参入の事業者が増え、新たな参入は厳しい話も聞いていますが、当組合として経費削減に向け検討する余地はあるのではないでしょうか。
  再質疑では、新年度予算編成への対応についてご答弁をお願いします。また、先ほどのPPSについては参考にしていただけたらと思います。
  以上です。
議長(松本正行君) 佐伯由恵議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 佐伯議員の再質疑についてご答弁申し上げます。
  昨今の物価やエネルギー価格の高騰により、電気料や燃料費のほか工事に係る資材等の上昇が見込まれます。令和5年度予算編成に当たりましては、市場価格の動向や今年度の予算執行状況を踏まえた上で、物価、電気及び燃料等の高騰による影響を考慮した予算編成に努めてまいりたいと考えてございます。
  また、先ほどPPS、東京電力以外からの電気の供給、こちらについても予算等を考えながら、考えていきたいと思います。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 以上で佐伯由恵議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第11号に対する質疑を打ち切りました。
  これをもって上程されました管理者提出議案に対する質疑を終結いたします。
  ここで議案に対する討論通告取りまとめのため、暫時休憩いたします。

          休憩 午後 3時33分

          再開 午後 3時33分

議長(松本正行君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。





    ◎討論・採決
議長(松本正行君) 日程第3、これより討論・採決に入ります。
  まず、議案第10号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第10号 令和3年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定について、認定することに賛成の方のご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(松本正行君) 起立全員であります。
  よって、本案は認定することに決定いたしました。
  次に、議案第11号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第11号 令和4年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)について、原案に賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(松本正行君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  以上で管理者提出議案の討論・採決は全て終了いたしました。
  ここで暫時休憩といたします。

          休憩 午後 3時35分

          再開 午後 3時45分

議長(松本正行君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。





    ◎消防行政に対する一般質問
議長(松本正行君) 日程第4、消防行政に対する一般質問をお受けいたします。
  通告順に従い、順次質問を行います。
  なお、再度の質問の際は、挙手をお願いをいたします。
  初めに、黒須大一郎議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔10番 黒須大一郎君登壇〕
10番(黒須大一郎君) 通告に従いまして、正副管理者会議、埼玉東部消防組合個別施設計画を確実に進めるために、埼玉東部消防組合の規約変更に対する白岡市議会の附帯決議について、3問お伺いします。
  第1問は、正副管理者会議についてお伺いいたします。令和3年2月8日に埼玉東部消防組合から示された資料には、平成30年9月には署所合理化案の具体化、後期消防力適正化計画案の策定、毎年度の構成市町負担金の額及び負担金負担方法の変更は正副管理者会議の議を経て決定とあり、また令和元年8月、加須南の廃止統合、令和2年8月、幸手西分署の救急ステーション化についても正副管理者会議で合意と報告されています。このように原則年3回開催されている正副管理者会議は、今後の本組合の行く末を左右する重要事項が協議され、合意という決定がされている会議が傍聴不可の秘密会的な会議としていることは、国内全ての広域消防組合の正副管理者会議がそうしているからなのか、傍聴できない理由が見当たらないので、お聞きします。
  次に、第2問は、埼玉東部消防組合個別施設計画を確実に進めるためについてですが、計画による各消防署及び訓練棟などの施設の建て替え、大規模改修の費用はどのくらいの額になるのか、そのための財政計画は関連する市町任せなのかも併せて伺います。
  さらに、今後を見据えて早期かつ順調に個別施設計画を進めることは職務環境の平準化になり、採用等にも好影響で、特定事業主行動計画を進める上でも鍵となります。そのためには、構成自治体がその消防費基準財政需要額に応じた割合で負担する埼玉東部消防組合施設等整備基金を創設して、同組合の自主財源をつくる必要があると考えますが、いかがでしょうか、お伺いします。
  3問目は、埼玉東部消防組合の規約変更に対する白岡市議会の附帯決議についてですが、令和4年第3回定例会において、白岡市議会が埼玉東部消防組合の規約変更に関する議案可決後、庁舎建設及び大規模改修に係る経費について、早期に共通化とするように強く求める主旨の附帯決議を白岡市議会の総意として去る9月2日に決議し、その内容について9月7日に正式に伝えております。ついては、本決議に対して、9月29日に開かれた正副管理者会議でどのような話合いが行われたのかお伺いします。
議長(松本正行君) 黒須大一郎議員の質問に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 黒須議員のご質問につきまして、初めに正副管理者会議についての組合規約等の重要事項を決める会議が傍聴不可の秘密的な会議としているのはなぜか、ついては正副管理者会議が組合の規則等の重要事項を決定する機関ならば、傍聴が可能な公開会議とすべきではないかについて答弁申し上げます。
  まず、正副管理者会議は組合の規則等の重要事項を決定する機関ではなく、その前段階の消防組合内部での自由な意見交換を行う場でございます。政策決定過程の意見交換会でございますので、公にすることにより、率直な意見の交換もしくは意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれがありますことから、非公開とさせていただいているところでございます。
  次に、埼玉東部消防組合個別施設計画を確実に進めるためにについて、初めに@、各消防施設の建て替え、大規模改修の総費用はについてでございます。個別施設計画は、消防組合が保有する消防施設について、個別施設ごとの状況を把握するとともに対応方針を定め、維持管理、更新等を着実に推進することを目的として、令和4年3月に策定したものでございます。本計画において、事業費の算出に当たり、建て替えについては1平米当たりの単価40万円を使用するものとしておりますが、大規模改修についてはそのときの劣化度や使用実績に沿って具体の対応内容を検討するものとしておりますので、本計画において建て替え、大規模改修の総費用は算出してございません。
  また、財政計画につきましては単独経費のため、構成市町と十分な調整をしながら、構成市町の過剰な負担とならないような計画をしていきたいと考えております。
  次に、A、構成自治体がその基準財政需要額に応じた負担割合で負担する埼玉東部消防組合施設等整備基金を創設して、同組合の自主財源をつくる必要があると考えるについてでございます。当組合といたしましては、個別施設計画に基づいて計画的に庁舎建設や大規模改修を実施していく必要があることは認識してございますが、先般の構成市町の全ての議会において当組合規約の変更についてご議決をいただきましたとおり、庁舎建設及び大規模改修につきましては単独経費とされてございますので、当組合において各市町の負担による基金を創設することは考えてございません。
  続きまして、埼玉東部消防組合の規約変更に対する白岡市議会の附帯決議について、初めに@、本決議に対して正副管理者会議でどのような話合いが行われたのかについてであります。白岡市議会におきまして附帯決議が議決されたことにつきましては、承知してございます。しかし、令和4年9月29日に開催された正副管理者会議では、本定例会における令和3年度決算の認定、令和4年度補正予算(第1号)といった内容が主な協議事項でございましたので、白岡市議会における附帯決議につきましては協議しておりません。
  次に、A、その後、庁舎建設及び大規模改修に係る経費について、早期に共通経費化していくために対し、どのように取り組んでいくのかについてでございます。庁舎建設及び大規模改修については、現行規約のまま単独経費とすることで全ての構成市町議会の議決をいただいたばかりでございますので、消防組合といたしましては、庁舎建設及び大規模改修を共通経費とするための取組については考えてございません。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 黒須大一郎議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔10番 黒須大一郎君登壇〕
10番(黒須大一郎君) ご答弁で、正副管理者会議が前段階の会議であったというお話がありましたが、まず何の前段階なのですか。何をもって前段階というふうになっているのでしょうか。組合議会はどんな位置づけになっているのでしょうか。どのようなことを決めて、どのようなことを諮っていくのか、その辺の兼ね合いも含めて、前段階の何をもって前段階、ちょっと言葉がおかしくなってしまいましたけれども、何の前段階なのかはっきり申し上げていただきたいと思います。
  また、答弁では、財政計画と申し上げましたけれども、どのくらいの、総費用も分かっていないということですが、第1期計画に出ている第1期分、もう途中まで進んでいますけれども、そのぐらいはめどを立てておかないと駄目なのではないかと思いますので、今後どういうふうに考えてやっていくのか。それをなければ、どうやって資金繰りではないですけれども、財政を、今の段階だと各自治体にお願いするに当たってうまくいかないと思うのですけれども、どうなのでしょうか。その話もできないのであれば、自治体のほうとしては非常に、いつやっていいのかも分からなくなってしまいますので、資金繰りも自治体の懐事情がありますから、その辺もはっきりさせていただきたいところです。
  正副管理者会議は、市や町の行政界を超えて一つの消防組合の管内として、将来にわたって持続可能な消防組織の運営を図っていくために必要な課題を議論する重要なものであると認識していますが、課題解決に向けた正副管理者会議の議論の過程においては、4市2町のそれぞれの立場によって意見が分かれることもあるのではないかと考えます。しかしながら、現状ではどのような議論を踏まえて決定されたのか、初期の頃の議事録はしっかりしていたように感じますが、最近の議事録はあまりにも簡素化されて、よくその辺の空気感というのですか、分からなくなっています。そういう意味で詳細な説明が不足しており、消防組合議会に市議会から選出された議員としての市議会への説明が十分にできない状況であります。また、課題の内容によっては構成市町の消防組合議会選出議員同士の連携によって解決できるものがあるのではないかとも考えます。よって、そのためには正副管理者会議を傍聴することでより詳細な課題の把握につながると考えますが、正副管理者6名はおのおのどのように考えていますのかお伺いしたいと思います。
  2問目についてはご答弁をお聞きして、さっきお話ししたということで、第1期、第2期ありますけれども、第1期についてはしっかりやっていただきたいと思いますが、その準備を進めているのか、財政計画はどのようになっていくのか、その辺を改めてお聞きします。
  3問目は、市議会の総意に対してなぜ正副管理者会議において議事しなかったのか、その説明を求めるとともに、今後庁舎建設及び大規模改修に係る経費について早期に共通化していくためにはどのようにして取り組んでいくのか、お考えを伺いたいと思います。
議長(松本正行君) 消防局長。
          〔消防局長 福田哲也君登壇〕
消防局長(福田哲也君) ただいまの黒須議員の再質問についてお答え申し上げます。
  まず、組合の意思決定の前段とは何かということではございますけれども、あくまでも組合の意思決定は専決規程に基づいて管理者及び消防長が決定するものでございます。その前段ということで、自由な意見交換ということで、政策決定の意見交換というのが正副管理者会議の位置づけでございます。
  続きまして、資金繰りについてでございますけれども、今後どのような形で建て替え、大規模改修を行うかにつきまして、その資金面につきましては関係市町と今後協議して決めていく予定でございます。
  それから、6名の正副管理者の考えでございますけれども、正副管理者会議を所管する私から答弁させていただきます。正副管理者会議は決定機関ではなくて、あくまでも自由な意見交換の場であります。検討途中の情報ばかりでありますが、中には決定されたものと誤解を招くおそれもございます。埼玉東部消防組合情報公開条例において、率直な意見交換や不当に住民間の混乱を生じさせるおそれのある情報が記録されている公文書は公開の対象外とされておりますので、したがいまして会議自体も公開の対象外としているところでございます。
  それから、早期に共通経費化すべきというお話ではございますが、さきの議会におきまして、各市町の議会から単独経費ということで議決をいただいたばかりでございます。これから知事のほうに届出もするという、そういう状況において、今の時点では共通経費化というのはすべき時期ではまだないというふうに考えております。
  以上です。
議長(松本正行君) 黒須大一郎議員の再々質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔10番 黒須大一郎君登壇〕
10番(黒須大一郎君) ご答弁いただきたかったのは正副管理者皆様にですが、局長がお答えになったのはどうかなと思います。今も答弁で、前段階は管理者と局長との……何というのですか、それは。分かりませんが、その前の意見交換会と。でも、せんだってから渡されている東部消防の資料、これは署所合理化の過程において管理者と局長で決めたなんて一言も書いていないです。一言も書いていないのが、実在する決定機関みたいになって前段階、理解できないです。闇の会議をしているわけではないと思います。正副管理者、しっかりとお答えいただきたいと思いますし、白岡の議会の総意として附帯決議を上げたことも、ここにいる副管理者の白岡の市長に、その他の事項のときにでも、こういうのが出ているのだけれども、皆さん話し合いましょうとあってもしかるべきかと思うのですけれども、なぜその話ができなかったのか、今後どうするのか。それで示している第1期、第2期、第3期の個別施設計画がうまくいくのか、予定どおりにいくのか甚だ疑問でなりません。現実に白岡の消防署は予算を組んでいただいて、入札も終わったのに、まだ改良工事さえできていないのです。それは、それだけの理由ではなくて、今のコロナ禍の理由で資材不足というのもあるのかもしれないですけれども、そういうときに大事な決定をする機関としてある正副会議が、私は今もそう思っていますけれども、傍聴できないというのはいかがなものかと思います。ぜひその辺の答えを局長並びに正副管理者の皆さんでお答えしていただきたいですが、よろしくお願いいたします。
議長(松本正行君) 黒須大一郎議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  福田消防局長。
          〔消防局長 福田哲也君登壇〕
消防局長(福田哲也君) 正副管理者会議でございますけれども、繰り返しになりますけれども、そこで決定するものではございませんで、決定するための意見を聞き、意見を調整する場でございます。政策決定過程の議論でございますので、これは条例に基づいても非公開とすることができますし、また重要な意見の交換、それから住民の皆さんに既に決定したものとは誤解を招くようなことがないよう、非公開とさせていただいている次第でございます。
  以上です。
議長(松本正行君) 以上で黒須大一郎議員の質問を打ち切ります。
  次に、山下秋夫議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 議席番号11番の山下です。通告に従いまして、質問をさせていただきます。
  まず最初に、消防の大規模災害のときの出動体制、その強化についてお伺いしたいと思います。日本は災害大国と言われております。近年では東日本大震災から11年、そして2020年8月には豪雨災害、台風被害が相次いで起きました。そこで、一部ですが、東部消防組合での大規模災害時の対策についてお伺いしたいと思っております。これについてはやっぱり消防のほうも、消防隊員も人間のことですから、生身です。その辺のところ重点にお聞きしたいなと思っております。
  1つ目としては、令和3年度成果による調書では、職員数は628名となっております。救急自動車は18台、令和3年度中の出動件数が合計で2万339件で、1日当たり55.7件出動しております。救急車1台当たりですと、1日に3.09件です。今年の夏なんかも熱中症や新型コロナで大変な職員の苦労もあったと思います。感染症の陽性者からの救急要請が急増し、隊員の疲労が心配されるところでございます。また、大規模災害時にはこの数倍になる感じと思われますが、この辺のところで対応策というのですが、大規模災害のときの対応策というのをお聞きしたいなと思っております、1つとしては。
  2つ目に入ります。救命士についてのご質問です。消防組合での、これは救命士、先ほどの決算でも答えていますから、48隊、89%だというふうに言われていますが、もう一度何名の救命士が配属されていて、何名ぐらいいるのか、その辺のところを教えて、知らせていただきたい。また、できれば再雇用の人も含めた数字を教えていただきたいなと思っております。この救急救命士、国家試験に受かることが条件となっております。消防官が資格試験に受験できる条件と経験、その辺のところを示してください。そうすると、消防組合では令和4、5年度では何名の救急救命士を目標としているのか、そして配置基準もできればお示しください。
  3番目に入ります。これは、職員の健康を害してはいけないので、ちょっと質問させていただきました。職員の食事、健康管理と体力づくりのための運動でございます。消防隊員は、絶えず出動に備えて署内に待機している。食事は、体づくりの基本と思われます。栄養のバランスや献立など、本当は栄養士がいなければならないかなとも私は感じております。そこで、指導が必要と思われます。これが配置されているのかどうか。
  また、職員は出動に備え、絶えず体づくりに励んでいると思います。これは、室内での体操とかランニングだとか、そういうのをやっていると思います。しかし、署内での待機状態で署内から出られず、ランニング等ができない状態ではありませんか。スポーツジムなどで設置されているようなスポーツ器具など整えたらいかがでしょうか。その辺のところもお答えください。
  4つ目に入ります。大規模災害時の質問をいたします。常備消防は、大規模災害時には全員集合し、救助活動などすると思います。大規模災害があったとき、食事など一、二日分の食事を準備をしていかなければならないと思います。消防として、成果に関する調書で、災害対応として活動隊員の食事備蓄をしていますが、628名の、これ何日分に当たるのかお答えください。
  あと、5番目です。仮眠室でございます。隊員のプライバシー、これ自衛隊でちょっと問題になったということで、女性隊員に対しての暴力をやったということで、それでそういうことも含めて質問させていただきます。仮眠室でございます。隊員のプライバシーは保たれているのでしょうか。女性隊員もいます。設備は、各所備われているのでしょうか。大規模災害時の628名分の休憩場所の確保はできているのか、その辺のところをお答えください。
  以上です。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の質問に対する答弁を求めます。
  鈴木救急課長。
          〔救急課長 鈴木慎治君登壇〕
救急課長(鈴木慎治君) 私からは@、大規模災害時の対応策、A、救命士についてご答弁申し上げます。
  初めに、大規模災害時の対応策でございます。今年の6月末から8月にかけて救急要請が急増し、これまでの2倍近い出動件数となることもございました。中には、消防署で勤務直後から出動し、夕方まで戻れないケースもありました。ご心配いただいたとおり、救急隊員の負担となりましたが、救急隊と消防隊など、消防組合が一体となって災害対応に当たることで乗り切ったところでございます。
  また、18台の救急車を運用しておりますが、非常時には4台の非常用救急車を追加運用するなど、出動強化を図りつつ、必要に応じて消防相互応援協定、埼玉県下消防相互応援協定、緊急消防援助隊の応援要請等を速やかに行い、対応したいと考えております。
  次に、A、救命士についてでございます。令和4年度の当消防組合の救急救命士有資格者は、再任用を含め153名で、うち102名が救急隊として従事しております。
  次に、消防職員が救急救命士の国家試験を受験できる条件と経験でございますが、消防学校における救急課程を修了し、救急隊員として5年または2,000時間以上の救急業務に従事した後、6か月以上の救急救命士養成課程を修了した者が国家試験の受験資格が得られます。
  次に、令和4年度、5年度の救急救命士の養成目標でございますが、埼玉東部消防組合消防力適正化計画(後期基本計画)において、最終年である令和7年度には全ての救急隊に救急救命士を2名配置することを目標にしており、救急隊に配置する救急救命士は108名となっております。令和4年度においては、54隊中48隊が救急救命士の2名体制となっており、残り6隊は1名体制で、計102名が救急隊へ配置され、今年度の目標はおおむね達成しております。令和5年度の目標は、54隊中52隊を目標としており、106名の救急救命士の配置となります。
  次に、配置基準について、国では救急救命士の資格を有する隊員1名以上をもって救急隊を編成するよう努めるものとされており、埼玉東部消防組合消防力適正化計画(後期基本計画)においては全ての救急隊に救急救命士を2名配置することを目標としております。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 山下議員の質問につきまして、私からはB及びDについてご答弁申し上げます。
  B、食事は体づくりの基本です。栄養のバランスや献立などの栄養士の指導が必要と思われます。配置されているのでしょうかについてご答弁申し上げます。食事は、体づくりや健康を維持する上で、とても重要であります。そこで、当組合では健康状態に不安を抱えている職員については、産業医における健康相談、職員が加入している埼玉県市町村職員共済組合が実施する管理栄養士による特定保健指導に相談できる体制を整えていることから、当組合独自の栄養士の配置をしている状況ではございません。
  次に、B、スポーツジムなどで設置されているようなスポーツ器具など整えたらいかがでしょうかについてでございます。各署所には筋力トレーニング器具などが配置されておりますので、それらを活用したり、庁舎の敷地内をランニングするなど、体力の維持向上に努めております。
  次に、D、仮眠室は隊員のプライバシーは保たれているのか。女性隊員もいるが、設備は各所備われているのか。大規模災害時の628人分の休憩場所は確保できているのかについてご答弁申し上げます。
  仮眠室は、加須消防署が個室となっているほか、配置人員や仮眠室の広さを考慮した上で、可能な範囲でパーティションやロッカーを活用して、プライバシーに配慮した対応を図っているところでございます。
  次に、女性隊員の設備についてでございますが、久喜消防署、加須消防署、白岡消防署、宮代消防署、鷲宮分署には、女性職員が当直勤務することが可能な設備を備えてございます。
  次に、大規模災害時の628人分の休憩場所についてでございます。大規模災害が発生し、全職員が招集された場合、同時に休憩や仮眠を取れるような設備はございませんが、そのような状況であっても、職員が交代で休憩や仮眠を取るような体制を取りますので、現在の設備で対応可能なものと考えてございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 次に、柿沼参事兼消防課長。
          〔参事兼消防課長 柿沼伸幸君登壇〕
参事兼消防課長(柿沼伸幸君) 山下議員の一般質問のうち、私からはご質問C、活動隊員の食料備蓄についてのご答弁を申し上げます。
  ご質問についてでございますが、大規模災害が発生した場合、その規模や被害状況にもよりますが、通常の勤務体制の消防力だけでは劣勢となる場合職員の非常招集を実施し、活動隊の増隊となることに伴い、災害備蓄食料といたしまして非常食を650名分とし3食、3日分の備蓄してございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) それでは、再質問をさせていただきます。ご答弁ありがとうございました。
  新型コロナと通常月の救急車1回当たり、先ほど9時間ということで、最高時、出動してから9時間ぐらいかかっているのだということで言われていましたけれども、この辺のところで、これだと食事もできない、どういうふうにやっているのかなという感じはするのです。やはり消防隊員が、健康のほうが私は心配だなと思っています。食事もできない、恐らくトイレもぎりぎりで行けないのではないかなという感じはします。私は、頑張るのもいいのですけれども、市民は安全で健康で任務に就いていただかないと安心できない。やはり隊員も人間ですから、スーパーマンではありません。本当に人間がやることですから、体力が落ちたら助けられる命も助けられない。私は感じているのです。この消防組合としても、隊員の健康と安全等配慮した体制はどのようになっているのか、その辺のところの運営体制、どのようになっているのかをもう一度お答えください。運営体制というか、どのような方針でもいいです、持っているのかお願いします。
  2つ目として、救命士を養成することは時間等がかかり、本当に大変な作業だなというのがよく分かりました。消防組合としては、あと6名だと思います。そこら辺のところの、私は一度退任した救命士を現場に配置するような政策、再任用をすることはできないのかどうか、その辺のところも検討しているのかどうか。もうちょっとなので、あと6名ということなので、その期間だけでもできないものか、その辺のところをお答えください。もちろんこの再任用ですから、条件がいろいろあると思いますけれども、その辺のところも含めてお答えください。
  3番目として、隊員の食事と体力づくりであります。628名、職員がいます。各自治体にまたがり、日夜の市民の安全と健康を守っていることと思います。先ほども食事は体力をつくるためには、これはバロメーターですね、食事が一番。欠かすことのできないものと私は感じております。説明では、これはやっていないということなのですけれども、私の聞いた範囲では、各自で食事を用意していることと思います。独身者、夫婦がともに働いている方、あとそのほか何らかの事情でお弁当が用意できない方など、消防組合職員もいると思います。組合として、この辺のところを給食制度というのですか、学校でやっているような、そういうものが設けることができないのかどうか、その辺のところをお聞きしたいと思います。消防隊員は、体力が勝負なのですよね。バランスの取れた食事を提供するべきと私は考えているのです。その辺のところをお答えください。
  あと、食事と同等に体力づくりも必要だと思います。ある程度は設備を各所整えているということなのですけれども、雨降ったときとか、そういうところが室内でのトレーニングしかできないのです。ランニング外でやれと言ったって、これは無理ですよね。雨季のときなんかは、数日にわたって雨が降っている。そういうときに、職員の持久力です。消防力というのは、やっぱり持久力と体力が整っていないと駄目なので、できればランニングマシンなんかを室内に、私は必要ではないかなという感じはしているのですけれども、その辺のところをお答えください。
  それから、最後になります……最後ではない、あと2つあるのだ。緊急時の食事のことです。3日分、5,571食と回答がありましたのですけれども、その後は災害によっても違いますが、消防隊員も休憩など、順番に自宅に戻ると思います。活動隊員の食事をいつまでもインスタント食品でさせるわけにはいかないと思うのです。それのところの対策というのは取っているのでしょうか。3日で済まないと思うのです、大規模災害になると。1週間、10日とかそんなふうになると思うので、食事のほうはどんなというのが、またインスタント補充するのかどうか分かりませんけれども、その辺のところがインスタントというわけにはいかないと思います。ひとつよろしくお願いいたします。
  それと、最後に言った待機、仮眠室です。先ほど白岡と久喜とどこそこは用意してありますけれども、プライバシーも保たれているということで言われているのですけれども、まだ何か所かそういう仮眠室、プライバシーが保っていない、女性用のやつがないということもありますので、ぜひその辺のところはきちんとやっていただきたいなと思っております。なぜならば、今日の赤旗新聞に載っていたのですけれども、朝刊に載っていたのですけれども、自衛隊のセクハラ問題が出てくるのです、記事で。実名で声を上げたということで、こういうことがないよう、消防署にはないと思いますけれども、万が一こういう間違いがあると消防もおかしくなってしまうので、ぜひその辺のところはきちんと設備をまずは整える。啓発運動もそうですけれども、設備も必要ではないかなと思っておりますので、ぜひこの辺のところはお互いに気をつけなくてはいけないと思うものでもありますけれども、起こさせないということで、設備を整えてほしいというふうに私は感じているのです。その辺のところが、お答えになっていただければ幸いだと思います。
  以上です。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の再質問に対する答弁を求めます。
  鈴木救急課長。
          〔救急課長 鈴木慎治君登壇〕
救急課長(鈴木慎治君) 山下議員の再質問にご答弁申し上げます。
  救急隊員についてでございますが、7月の事例でございますが、救急隊が朝10時に署を出動し、連続した救急出動や現場を引き上げる途中にまた救急要請が入り、帰ってきた時間が22時になったことがございまして、食事も取れないという例がございました。そこで、救急隊員のコンディションを少しでも整えるために、8月に入りまして埼玉県のコンビニエンスストアに協力を求めました。救急隊員が病院から消防署に帰る途中の本当の僅かな時間で水分やトイレを利用させていただけませんかということで協力を求めまして、広報させていただき、救急隊員のコンディションを本当に少しでも図ったところでございます。
  そして、再任用につきましてでございますが、こちら令和4年1月6日付、消防庁から発出されました再任用制度の運用等に係る調査結果にありますが、再任用が救急隊を運用することについては、やはり隔日勤務や夜間の活動、長時間に及ぶ活動がございますので、体力面や健康面への影響に課題があるとの結果がございました。また、MC協議会では、現場から離れ、時間も経過している救急救命士においては救命処置を必要とすることから、医療機関において実習が必要とされていることや標準的な活動を円滑に行うためには隊の連携や救命処置訓練が必要となりますので、まずは救急隊の救急救命士の2名体制に向けてしっかり行っていきたいと考えております。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 山下議員の再質問についてご答弁申し上げます。
  私のほうからは、食事についてと体力づくりについてご答弁申し上げます。初めに、食事についてでございます。給食の提供を考えてはいかがでしょうかということでございますが、先ほども申し上げましたとおり、当組合では健康状態に不安を抱えている職員については産業医における健康相談、職員が加入している埼玉県市町村共済組合が実施する管理栄養士による特定保健指導に相談できる体制を整えていますことから、組合独自に給食を出すということは考えてございません。
  次に、体力づくりについてでございますが、こちらも先ほどご答弁申し上げましたとおり、敷地内をランニングするなどの体力の維持向上に努めておりますので、スポーツジムなどに設置しておりますランニングマシンを設置、整備する予定はございません。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 柿沼参事兼消防課長。
          〔参事兼消防課長 柿沼伸幸君登壇〕
参事兼消防課長(柿沼伸幸君) 山下議員の再質問、3日目以降の食事及び食料についてご答弁申し上げます。
  ご質問についてでございますが、3日目以降の災害対応も継続的に行うものとし、当組合の職員に対して計画的に休息を入れ、職員の体調管理及び精神的負担などを軽減させるため、3日目以降は通常の勤務体制に移行となるため、職員の食料にございましては基本的に各自が持参することとなります。災害備蓄食料の種類といたしましてはレトルト白米、マジックライス、レトルトカレー、保存水及びレトルト牛丼などのほかに、栄養バランスを考慮いたしまして、栄養機能食品であるスーパーバランスも併せて備蓄させていただいております。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 安藤課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 山下議員の再質問について、女性の仮眠室、待機場所についてのご答弁を申し上げます。
  可能な限り設置できる所属においては女性の待機場所、仮眠室については設置をしてございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の再々質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) それでは、再々質問を行いたいと思います。1点だけです。隊員も、本当に職員も人間でございます。おなかがすくと、腹減っていらいらもするし、なかなかできない。現在は弁当だということで言われました。弁当で食事をする場所というのは、常勤の方、各消防にあると思うのですけれども、そういう弁当を作ったり、そういう設備は各署整っているのでしょうか。そして、それは自分たちで作るのでしょうか。その辺のところはどのようにやっているのか。
  あと、各自独身の方も、先ほども言いました、いるのだけれども、食事を用意できない方もこの中にはいると思います。そういう場合は外へ買い行っても、できるのでしょうか。その辺のところがどうなっているのか、ばらばらでみんなやっているということになると、隊というのは、消防署員というのは決まった規律のある行動しなくてはいけない問題でございます。それが、規律が乱れてくるのではないかなと思っております、食事の件だけで。やはりその辺のところがきちんとできるように体制を整えていく必要があるのではないかなと思っている。できれば、それは給食がいいのです。給食といっても、いろんな自治体にまたがっていますから、学校給食みたいなところを利用してもいいし、その職場のところのほうに用意してもいいし、その辺のところをきちんとやっておかないと、隊の規律が乱れてしまうのではないかなという感じは、私は思っているのです。食事の用意忘れた、外に買いに行きます。では、何かあったときどうするのですかということになってしまうので、まさか食事をさせないということではいかないと思うのです。その辺のところをきちんと、どういうふうになっているのか、体制をもう一度お聞かせください。
  以上です。
議長(松本正行君) 山下秋夫議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 山下議員の再々質問についてお答えいたします。
  弁当、食事を作る場所はあるかについてでございますが、各署所においてはガスのコンロ、また電子レンジがございますので、鍋等もございますので、そこで調理のほうは可能でございます。外に買いに行くことができるかにつきましては、当務中は外に出ることはできませんので、当務入る前に購入する職員は購入をして署所に入り、勤務をするようになってございます。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 以上で山下秋夫議員の質問を打ち切ります。
  次に、佐伯由恵議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔2番 佐伯由恵君登壇〕
2番(佐伯由恵君) 通告の一般質問を行います。質問は、大きく2点です。今年度の救急搬送とコロナ陽性者の搬送状況、そして6月に開院した3次救急医療、済生会加須病院との連携強化についてであります。
  それでは、順次伺います。感染爆発で第7波の感染者は過去最多を更新、医療機関の発熱外来は逼迫し、自宅療養者も急増をしました。本消防組合では熱中症患者も相まって、救急搬送の出動回数は1日に100件に及び、隊員の負担を軽減するため、出動の合間にコンビニで飲食物を購入したり、トイレが利用できるようコンビニと協力関係を結んで対応しているという報道もされました。先ほどは決算年度の救急搬送の厳しい実態を伺いました。ここでは、今年4月から9月の総件数、搬送困難事案、不搬送、コロナ感染者の搬送について説明を求めます。
  続いて、9月26日から政府のコロナ陽性者全数把握見直しによって、届出対象は65歳以上、入院が必要な方、重症化リスクのある方、妊婦の4類型の患者に絞られました。そのため、保健所では届出対象外の患者の情報が確認できないことから、患者の救急搬送時における確認等に時間を要することが懸念されました。この点について、当組合ではどういう状況でしょうか、ご説明をお願いします。
  さらに、届出対象外患者の円滑な救急搬送及び第8波とインフルエンザとの同時流行に備え、保健所及び医療機関との連携強化について説明を求めます。
  次は、3次救急医療、救命救急センター、済生会加須病院との連携強化について伺います。6月に県の3次救急医療、救命救急センターの指定を受けた済生会加須病院が管内に開院しました。3次救急は、2次救急では対応できない重篤患者や特殊疾病患者の受入れ、より高度な救命救急医療を提供し、24時間365日体制で患者を受け入れます。医療機関の中でも最もハイレベルな救急医療を提供する、言わば最後の砦であります。管内住民はもとより、県民の救命に大きく貢献するものと期待をされています。まずは、済生会加須病院の開院から9月までの救急搬送の状況について、総件数、コロナ搬送件数、重症及び中等症の件数について説明を求めます。
  続いて、済生会加須病院には埼玉東部消防組合の救急車と救急救命士を24時間365日常駐させる救急ワークステーションを併設しています。病院に救急車を常駐させる常駐型のワークステーションは、県内で初めてです。救急ステーションの目的は、救急救命士や救急隊員の知識、技術の向上、救急救命体制のさらなる充実強化を図り、管内住民の救える命は必ず救うことであります。その機能は、1、救急救命士の病院実習の充実、2、専門施設、専任職員による教育訓練、3、救急車を配置した医師同乗研修などです。運用から5か月が立ちました。救急ワークステーションの状況について説明を求めます。
  次に、病院と連携することによって、救急車に必要に応じて医師や看護師が同乗し、救急現場で医師の指導を受けながら、円滑に救命措置を実施するドクターカーの導入が計画をされております。このドクターカーの導入について、現段階の準備状況及びプレホスピタルケアの充実強化について説明を求めます。
  以上、答弁をお願いします。





    ◎会議時間の延長
議長(松本正行君) ここでお諮りいたします。埼玉東部消防組合議会会議規則第9条第2項の規定により、本日の日程が全部終了するまで時間を延長したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(松本正行君) ご異議なしと認めます。
  よって、本日の日程が全部終了するまで時間を延長いたします。

                                              

議長(松本正行君) 佐伯由恵議員の質問に対する答弁を求めます。
  鈴木救急課長。
          〔救急課長 鈴木慎治君登壇〕
救急課長(鈴木慎治君) 佐伯議員の一般質問にご答弁申し上げます。
  初めに、1、救急搬送について、@、当消防組合の救急搬送の状況でございます。令和4年4月から9月までの救急搬送の総件数は1万1,048件、受入れ照会回数4回以上かつ現場滞在時間30分以上の搬送困難事案は596件、不搬送は1,468件でございます。そのうち新型コロナ陽性者の各件数ですが、総件数は436件、搬送困難事案、こちらは陽性患者の場合は救急隊ではなく保健所が病院照会しますことから、現場滞在時間30分以上の件数となりますが261件、不搬送は131件でございます。
  次に、A、コロナ陽性者全数把握見直しによる救急搬送への影響でございますが、埼玉県では9月26日から全数把握見直しを開始いたしました。その前後において、当消防組合における救急搬送状況に目立った変化がないことから、現時点では影響がないものと考えております。
  次に、B、保健所への届出対象外患者の円滑な救急搬送についてでございます。届出対象外患者のうち、自身で登録されていない方が自宅で症状が悪化した場合には、自らが伝えなければ救急隊は把握することができません。しかし、救急要請された方の救急搬送については、観察結果を基に適した医療機関、かかりつけ医、また埼玉県医療情報システムの情報や医師の助言などを基に病院選定を行い、円滑な救急搬送に努めております。
  次に、C、コロナ第8波への備え、保健所及び医療機関との連携強化についてでございます。これまでも、保健所及び医療機関と情報交換を行ってきたところでございます。特に感染対策については、感染管理認定看護師から最新の知見を踏まえた講義を行っていただいております。今後もこうした取組を積み重ね、コロナ第8波へ向け連携強化を進めてまいります。
  2、3次救急医療、救命救急センターとの連携についてでございます。初めに、@、6月から9月までに当消防組合が済生会加須病院へ搬送した総件数は1,374件、うち程度別は重症以上が139件、中等症が605件です。また、済生会加須病院へ搬送した新型コロナウイルス感染症の搬送件数は69件です。
  次に、A、常駐型救急ワークステーションの運営状況です。救急ワークステーションの運営の目的は、主に救急隊員等が医療機関においてより多くの臨床研修を行い、その経験を現場活動で生かすことを目的としております。これまでに救急隊が救急処置室で行った臨床研修は141回、延べ人数238名、指導救命士の教育研修は30回、延べ人数15人、救急隊の事後検証は7回、延べ人数42人、病院内研修は3回、延べ人数78人、救急救命士再教育研修は21名など、多くの救急隊員が様々な研修を行っているところでございます。
  次に、B、ドクターカー導入計画及びプレホスピタルケアの充実強化についてでございます。救急ワークステーション配置の救急車に医師等が同乗するドクターカー的運用の導入計画でございますが、9月に病院と検討会を開始したところです。今後具体的な運用方法につきまして諸課題を整理し、早期実現に向け調整を図ってまいります。
  次に、プレホスピタルケアの充実強化についてです。救急ワークステーションにおける研修では、救命救急センターならではの多種多様な症例を通じ、より充実した研修を受けることが可能で、救急隊員の知識、技術の向上が期待できます。また、救急車に医師等が同乗するドクターカー的運用の導入では、緊急性の高い傷病者へ早期に医療介入を図ることで、生命危機の回避や後遺症の軽減が期待できます。引き続き救急ワークステーションにおける研修体制の充実強化と救急車に医師が同乗するドクターカー的運用の導入に向け、3次救急医療、救急救命センターと連携し、プレホスピタルケアの充実を図ってまいります。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 以上で佐伯由恵議員の質問を打ち切りました。
  次に、岡崎克巳議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔4番 岡崎克巳君登壇〕
4番(岡崎克巳君) 4番、岡崎克巳でございます。通告に従い、質問をいたします。
  久喜にございます東分署の建て替えについてお伺いをするものでございます。令和4年3月に策定をされました埼玉東部消防組合個別施設計画では、東分署は第1期に移転を含む建て替えの方向で組合市町と協議をしていきますとしております。久喜市議会の9月定例会で東分署の移転及び建て替えを提案をし、梅田市長及び久喜市から建て替えの必要性の認識が示されたところでございます。その際、私から埼玉県の古利根川水循環センターの未利用地の消防用地としての活用について、埼玉県が相談に応じていただけることも伝えをさせていただきました。今後は東分署の移転、建て替えについて組合、久喜市、埼玉県との3者の協議が必要となりますが、積極的に取り組むべきと思います。組合の考え方をお伺いをするものでございます。どうぞよろしくお願いをいたします。
議長(松本正行君) 岡崎克巳議員の質問に対する答弁を求めます。
  安藤参事兼総務課長。
          〔参事兼総務課長 安藤昭男君登壇〕
参事兼総務課長(安藤昭男君) 岡崎議員のご質問、1、東分署の建て替えについて、組合、久喜市、埼玉県と3者協議が必要になる。積極的に取り組むべきだが、組合の考え方を伺うについてご答弁申し上げます。
  東分署につきましては昭和52年に建築され、45年が経過し、老朽化が進んでおります。また、狭小であり、仮眠室には2段ベッドを使用するなど、職場環境が良好とは言えない状態であることから、当組合といたしましても建て替えの必要性は認識しているところでございます。つきましては、久喜市の意向を踏まえ、十分に連携を図りながら、3者協議につきましても積極的に取り組んでまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(松本正行君) 岡崎克巳議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔4番 岡崎克巳君登壇〕
4番(岡崎克巳君) 久喜市の意向を踏まえるということでしたけれども、この個別施設計画の計画書の中ですけれども、用地取得、外構整備費は既存施設の解体費も建て替え単価には含まないというふうに記載をされておりますから、その用地取得に関してですけれども、この基準の中にモデル分署規模というのは659平米ということで載っていますけれども、これはこの用地取得に関係してくるものですから、この前段のところに、建て替えに当たってはモデル施設の規模を参考に組合市町と協議の上決定をするというふうに言っております。そのことを考えると、この規模の659平米に縛られるのか縛られないのか。私としては、この文章からいくと縛られないものだという認識をさせていただいております。そうなってくると、用地取得に関してはある程度の大きさが必要だというふうに思っています。なぜある程度の大きさが必要かといいますと、今の現在の東分署は旧久喜宮代消防組合の時点、旧久喜市の人口規模の時点において、久喜の駅の東側においての対応するための規模で造られておりますから、今現状としては久喜駅東口大通りが、杉戸町さんとの今後協力関係にもよりますけれども、御成街道まで駅前通りをつなぐとなりますと、高野台の西口、西側も対応できます。今現在久喜市はいちょう通りを東鷲方面に道路整備、これもう用地測量の段階に、今地権者のところ当たっている段階に入って、もう葛西用水までの第1期工事がスタートしております。そのことを考えると、東鷲にも対応できるような状況の分署扱いにしていかなければならないというふうにも考えております。
  当然埼玉県の下水道課へ行ってきたときに、副課長さんは過去の経緯を踏まえて、用地には相談に応じる。過去の経緯を踏まえてというのは何かといいますと、あの古利根川水循環センターは最初は久喜市が造って、広域化的な要素も今後発展するということもあって、県に移管をして、未利用地も無償譲渡しているわけですよね。埼玉県の中期経営計画の中に、あの古利根川水循環センターの未利用地に関してこういうふうにやっていきますよというのが書かれておりますけれども、それがちょっと今うまくいっていない状況もあって、今後の未利用地の活用が課題になっております。そこへ公共性のある用地として活用する分には、県としては相談に応じるという、そういう姿勢なわけでございます。そうなってくると、今その周辺には区画整理で物流倉庫を建てるということで、区画整理組合の準備会が立ち上がっております。宮代町には、既に圏央道の東側に物流倉庫が建っています。30メートル以上の建物になります。そうなってくると、将来的にはそこには救急車の台数もポンプ車の台数も必要になってきますけれども、はしご車の必要性も発生してくるわけでございます。そうすれば、高野台の西口のマンションの対応、物流倉庫の対応、東鷲のマンションの対応とかということが、そこでできるようになってくる。当然幸手駅の西口の対応もできるようになってまいる。それだけ重要なポイントの分署扱いになってくるのだろうというふうに認識しているのです。そういう認識をお持ちなのかどうかということを確認をさせていただきたいわけでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(松本正行君) 岡崎克巳議員の再質問に対する答弁を求めます。
  福田消防局長。
          〔消防局長 福田哲也君登壇〕
消防局長(福田哲也君) 岡崎議員の再質問にお答え申し上げます。
  東分署の現在の出動件数は、全消防署所の中でも高い部類に入ります。今後久喜市の管内の人口ですとか、それから今後どの程度出動件数が伸びるのか、そういうことを勘案いたしまして、消防としては可能な限りその管内人口、出動件数に応じた規模で東分署の規模とか、それから建物、そういったものを考えていきたいというふうに考えておりますので、予定されている659という平米数、これはちょっと置いておきまして、必要とされる規模、こういうものを考えていきたいと思っております。ただ、経費は久喜市さんのほうでということになりますので、久喜市さんともその辺のところは十分連携しながら見積もっていくのと同時に、県のほうに対しても、私どもも一緒になって働きかけていきたいというふうに考えております。
  以上です。
議長(松本正行君) 岡崎克巳議員の再々質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔4番 岡崎克巳君登壇〕
4番(岡崎克巳君) 局長はもう御存じかもしれませんが、古利根川水循環センターというのは都決、都市計画決定をされて、あのエリアが処理場として決定をされています。それを消防施設に変えていかなくてはならない土地の変更になりますと都決の変更、都市計画決定の変更が生じてまいります。都市計画決定の変更に伴って、土地の取得に関して補助金が活用しているとその補助金返還とか、そういうことも発生してまいりますから、そのことを考えると都決に時間がかかる可能性があるのです。ということは、協議は、まずは土地の取得を第一義に考えていくと、埼玉県との協議ってしっかり詰めていかなくてはならない状況になります。来月の上旬に何か考えているようですし、私のほうに埼玉県の職員の方が来月の半ば建設部へ訪れて、対応を協議するということも聞いております。それはなぜか、都決の問題があるからなのです、変更が。そういうことを考えると、消防と市と県としっかりとした連携を取って、積極的な姿勢で進めていただくよう要望させていただきます。どうぞよろしくお願いします。
議長(松本正行君) 以上で岡崎克巳議員の質問を打ち切ります。
  これをもって消防行政に対する一般質問を終結いたします。





    ◎閉会中の継続審査
議長(松本正行君) 日程第5、閉会中の継続審査につきましてお諮りいたします。
  次回会議等の日程等について、議会運営委員会委員長から閉会中の継続審査といたしたい旨、申出がありましたので、閉会中の継続審査として議会運営委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(松本正行君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。





    ◎議員の派遣
議長(松本正行君) 日程第6、議員の派遣についてお諮りいたします。
  令和4年11月10日木曜日、済生会加須病院内救急ワークステーション、加須消防署、栃木県鹿沼市にあります帝国繊維株式会社鹿沼工場、カスリーン公園の日帰り視察研修を予定しております。この視察研修に埼玉東部消防組合議会議員全員を派遣したいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(松本正行君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  以上で本日定例会の日程は全て終了いたしました。





    ◎議長挨拶
議長(松本正行君) 議員の皆様には、全議案に対しまして慎重なるご審議を賜り、厚く御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。





    ◎管理者挨拶
議長(松本正行君) 管理者のご挨拶をお願いをいたします。
  梅田管理者。
          〔管理者 梅田修一君登壇〕
管理者(梅田修一君) 埼玉東部消防組合議会第3回定例会にご提案いたしました議案第10号及び議案第11号につきまして、慎重ご審議の上、ご議決を賜り、誠にありがとうございました。改めてお礼を申し上げまして、挨拶といたします。大変お世話になりました。





    ◎閉会の宣告
議長(松本正行君) これをもちまして令和4年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を閉議・閉会といたします。
          閉会 午後 5時05分