〇 招  集  告  示

埼玉東部消防組合告示第2号

 埼玉東部消防組合議会第1回定例会を下記により招集する。

  平成26年3月12日


                            埼玉東部消防組合   
                            管理者 田 中 暄 二


                       記

 1 期  日  平成26年3月19日

 2 場  所  埼玉東部消防組合議場

          〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員

応招議員(14名)                                      
     1番   梅  山  昌  弘  君      2番   福  島  正  夫  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   石  川  忠  義  君
     5番   松  村  茂  夫  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   宮  杉  勝  男  君      8番   小  島  和  夫  君
     9番   藤  井  栄 一 郎  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   宮  田  利  雄  君     14番   森  山  哲  夫  君

不応招議員(なし)                                      


        平成26年埼玉東部消防組合議会第1回定例会 第1日

平成26年3月19日(水曜日)
 議事日程 (第1号)

 1 開  会                                      
 2 開  議                                         
 3 議席の指定                                        
 4 埼玉東部消防組合議会副議長の選挙                             
 5 会議録署名議員の指名                                   
 6 会期の決定                                        
 7 諸般の報告                                        
 8 管理者提出議案(議案第1号〜議案第6号、報告第1号・報告第2号)及び管理者提出追加議案(議
   案第7号)の上程                                     
 9 管理者提出議案の提案理由の説明                              
10 議員提出議案(議員提出第1号)の上程                           
11 議員提出議案の提案理由の説明                               
12 先議議案に対する質疑                                   
13 先議議案に対する討論・採決                                
14 次会の日程報告                                      
15 散  会                                         


午後 3時00分開会
 出席議員(14名)
     1番   梅  山  昌  弘  君      2番   福  島  正  夫  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   石  川  忠  義  君
     5番   松  村  茂  夫  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   宮  杉  勝  男  君      8番   小  島  和  夫  君
     9番   藤  井  栄 一 郎  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   宮  田  利  雄  君     14番   森  山  哲  夫  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君

 管理者事務部局職員
     消防局長   内  田  正  夫  君

     会  計   橋  本     勉  君
     管 理 者

     次  長   柏  浦  正  人  君

     次 長 兼   島  村  健  一  君
     総務課長                

     消防課長   石  井  喜 三 雄  君
     救急課長   本  間  哲  也  君
     予防課長   橋  本     晃  君

     次 長 兼   石  井  秀  典  君
     指令課長                

     次 長 兼   増  田  敬  三  君
     久  喜   
     消防署長                

     次 長 兼   大  塚  芳  夫  君
     加  須   
     消防署長                

     参 事 兼   松  島  政  雄  君
     幸  手   
     消防署長                

     参 事 兼   田  口     昇  君
     白  岡   
     消防署長                

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     杉  戸   
     消防署長                


     参 事 兼   吉  住  一  夫  君
     宮  代   
     消防署長                


 議会担当職員                  
     書 記 長   浜  田     博   
     書  記   金  子  芳  之   







    ◎開会の宣告                             (午後 3時00分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、これより平成26年埼玉東部消防組合議会第1回定例会を開会いたします。





    ◎開議の宣告
議長(鎌田勝義君) これより直ちに本日の会議を開きます。
  本日の議事日程につきましては、あらかじめお手元に配付したとおりでございます。





    ◎議席の指定
議長(鎌田勝義君) 日程第3、議席の指定を行います。
  宮代町選出議員の皆様の議席につきましては、会議規則第4条第1項の規定により、議長において指定いたします。
  それでは、書記長をして議席番号と氏名を朗読させます。
  浜田書記長。
書記長(浜田 博君) それでは、議席番号と氏名を朗読いたします。
   11番  飯  山  直  一  議員
   12番  島  村     勉  議員
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) ただいま朗読したとおり議席を指定いたします。





    ◎副議長の選挙
議長(鎌田勝義君) 日程第4、これより副議長の選挙を行います。
  お諮りいたします。選挙の方法は、投票または指名推選のいずれの方法といたしましょうか。
          〔「指名推選」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) 指名推選という声がありますので、選挙の方法につきましては、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、選挙の方法は指名推選と決定いたしました。
  お諮りいたします。指名の方法につきましては、議長において指名することとしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、議長において指名することに決しました。
  副議長に9番、藤井栄一郎議員を指名いたします。
  お諮りいたします。ただいま指名いたしました藤井栄一郎議員を副議長の当選人と定めることにご異議ありませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、ただいま指名いたしました藤井栄一郎議員が副議長に当選されました。
  ただいま副議長に当選されました藤井栄一郎議員が議場におられますので、会議規則第32条第2項の規定により告知いたします。





    ◎副議長就任の挨拶
議長(鎌田勝義君) それでは、副議長に当選されました藤井栄一郎議員に就任のご挨拶をお願いいたします。
  ご登壇ください。
          〔副議長 藤井栄一郎君登壇〕
副議長(藤井栄一郎君) ただいま選任いただきました白岡市議会議員の藤井でございます。
  もとより浅学非才の身でありますが、議員皆様のご協力をいただきながら、議長の補佐役として微力を尽くす所存でございます。どうぞよろしくお願いいたします。





    ◎副議長退任の挨拶
議長(鎌田勝義君) 次に、退任されました宮杉勝男議員の退任の挨拶をお願いいたします。
          〔前副議長 宮杉勝男君登壇〕
前副議長(宮杉勝男君) 1年間という短い間でございましたが、いろいろお世話になりまして、ありがとうございました。また、事務手続等煩わしいところございますと思いますが、ぜひともその辺滞りなく、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございました。
議長(鎌田勝義君) 以上をもちまして、副議長の選挙を終了いたします。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午後 3時04分

          再開 午後 3時04分

議長(鎌田勝義君) 再開いたします。





    ◎議会運営委員会委員の辞任
議長(鎌田勝義君) ただいま藤井副議長から議会運営委員会委員の辞任願が提出され、委員会条例第11条の規定により、これを許可いたしましたので、ご報告いたします。





    ◎日程の追加
議長(鎌田勝義君) お諮りいたします。
  この際、議会運営委員会委員の選任を本日の日程に追加し、直ちに議題とすることにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。





    ◎議会運営委員会委員の選任
議長(鎌田勝義君) 議会運営委員会委員の選任を行います。
  委員の選任については、埼玉東部消防組合議会委員会条例第5条第1項の規定により、議長において指名いたします。
  議会運営委員会委員に
   10番  江  原  浩  之  議員
  を指名いたします。
  議会運営委員会委員につきましては、ただいま指名したとおり選任するということで決定させていただきます。
  ただいま議会運営委員会副委員長が欠けておりますので、議会運営委員会の皆様は次の休憩中に災害対策室において委員会を開き、副委員長の互選を行い、その結果のご報告をお願いいたします。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午後 3時05分

          再開 午後 3時08分

議長(鎌田勝義君) 再開いたします。
  先ほど選任いたしました議会運営委員会副委員長の互選の結果をご報告いたします。
  議会運営委員会副委員長に
   8番  小  島  和  夫  議員
  以上でございます。





    ◎会議録署名議員の指名
議長(鎌田勝義君) 日程第5、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
   議席番号10番  江  原  浩  之  議員
   議席番号11番  飯  山  直  一  議員
  このご両名を指名いたします。





    ◎会期の決定
議長(鎌田勝義君) 日程第6、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  松村茂夫委員長。
          〔議会運営委員長 松村茂夫君登壇〕
議会運営委員長(松村茂夫君) 議会運営委員会委員長の松村でございます。
  平成26年第1回定例会につきまして、議会運営委員会を本日午後2時から、委員全員の出席のもと開催いたしました。その概要についてご報告を申し上げます。
  今定例会に提出されます議案は、管理者提出議案が6件、報告が2件、議員提出議案が1件でございます。また、管理者提出追加議案1件が提出されました。
  これらのうち、管理者提出議案、議案第6号、議員提出議案、議員提出第1号及び管理者提出追加議案、議案第7号、この3件につきましては本日先議することに決定いたしました。
  以上のことから、会期につきましては、本日3月19日から3月28日までの10日間と決定いたしました。
  以上で報告を終わります。
議長(鎌田勝義君) お諮りいたします。
  委員長報告どおり、会期は本日3月19日から3月28日までの10日間としたいと思います。
  なお、管理者提出議案、議案第6号、議員提出議案、議員提出第1号及び管理者提出追加議案、議案第7号、この3件については本日先議いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。





    ◎諸般の報告
議長(鎌田勝義君) 日程第7、諸般の報告を行います。
  この際、諸般の報告を書記長にいたさせます。
  浜田書記長。 
書記長(浜田 博君) ご指名をいただきましたので、平成25年10月、第3回定例会以降の議会関係事項につきましてご報告を申し上げます。
  お手元に配付してございます諸報告をごらんいただきたいと存じます。
  まず、平成25年11月5日、6日の2日間、議会視察研修が実施され、1日目に松戸市消防局内の千葉北西部消防指令センター、2日目に千葉市消防局内のちば消防共同指令センターと、それぞれ最新の高機能消防指令システムを視察しております。
  次に、宮代町選出議員お二人から辞職願いが提出され、平成26年2月24日、辞職が許可されております。
  これに伴い、2月25日付で宮代町から議員お二人が選出され、その旨報告をいただいております。
  次に、本日議会運営委員会が開催され、第1回定例会の日程等について協議がなされております。
  次に、本日宮杉議員から副議長の辞職願が提出され、許可されております。
  以上で報告を終わります。





    ◎管理者提出議案の上程
議長(鎌田勝義君) 日程第8、これより管理者提出議案、議案第1号から議案第6号、報告第1号及び報告第2号並びに管理者提出追加議案、議案第7号を一括上程し、議題といたします。





    ◎管理者提出議案の提案理由の説明
議長(鎌田勝義君) 日程第9、管理者提出議案の提案理由の説明を求めます。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 本日ここに、平成26年埼玉東部消防組合議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様におかれましてはご健勝にてご参会を賜り、消防行政の各般にわたりましてご審議、ご指導いただきますことは、消防組合の進展にとりましてまことに喜ばしく、心から感謝を申し上げます。
  さて、今回ご審議をいただきます諸議案の説明に先立ち、埼玉東部消防組合管理者といたしまして、消防組合を構成する市長、町長を代表し、新年度の消防組合運営に臨む所信の一端を申し述べ、議員の皆様並びに住民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。
  我が国は、デフレ脱却を目指す政府の経済の好循環政策によって、景気回復が緩やかに広がりつつありますが、地方においてはいまだその実感が十分とは言えず、4月に迫った消費税率引き上げによる影響が大いに懸念されております。
  また、消防組合を構成いたします市、町につきまして、地方消費税交付金を初めとする国庫支出金の増加などが見込まれる一方、社会保障費を初め教育や景気対策、都市基盤整備の促進といった住民の生活に直接関係する事業など、財政支出を伴う行政課題が山積しており、財政運営は大変厳しい状況にあります。
  組合を構成いたします市や町の負担金により運営しております当消防組合では、「入るをはかりて出ずるをなす」という財政均衡の鉄則を十分認識しつつ、住民サービスの向上はもとより、消防広域化のメリットを最大限に引き出していかなければならないと考えております。
  平成26年度は、埼玉東部消防組合が発足して2年目の年となるわけでございますが、消防広域化における大きなメリットの1つ目といたしまして、高機能消防指令センターの整備と運用開始を行い、18署所に配置された職員が一丸となって災害に対応できる組織に生まれ変わります。そのための整備費用につきましては、後ほどご説明申し上げますが、平成25年度一般会計補正予算(第3号)におきまして、予算の補正をお願いしてございます。
  現状では、消防広域化前の5つの消防本部ごとに指令の運用が行われておりますが、今回の高機能指令センターの整備によりまして、4市2町の消防車両が全体として運用できるようになります。それにより、火災、事故、救急などの迅速な対応が今まで以上にできることになります。
  また、消防組合規約におきまして、発足後3年以内に定員適正化計画、施設適正化計画を策定することが規定されております。このため、平成26年度におきましては、管内の道路、市街地等の状況を把握するための基礎的な調査を行うこととしております。この調査結果をもとに、埼玉東部消防組合の将来像を見据えた計画を策定してまいりたいと考えています。
  近年、首都直下地震、東海・東南海・南海地震が発生する危険性が高まってきていると言われておりますが、定員適正化計画や施設適正化計画を進める中で、4市2町の市役所、町役場の職員、消防団員や水防団員と消防組合の職員が一丸となって、災害対応する体制を一層強固なものにしていきたいと考えております。
  それでは、ご審議いただきます議案につきまして順次提案理由の説明を申し上げます。
  議案書1ページをお開きいただきたいと存じます。初めに、議案第1号 平成25年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)についてでございます。平成25年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)を別冊のとおり提出するというものでございます。
  別冊の平成25年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算書1ページをお開き願います。歳入歳出予算の補正につきましては、第1条におきまして歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ20億5,292万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ83億7,959万2,000円にするということでございます。
  第2条の繰越明許費につきましては、3ページの第2表、繰越明許費をごらんいただきたいと存じます。3款消防費、1項消防費の高機能消防指令センター整備事業といたしまして、21億5,860万5,000円を地方自治法第213条第1項の規定に基づき、翌年度に繰り越して使用することができる経費として定めたいというものでございます。
  予算書の1ページにお戻り願います。第3条におきまして、地方債の変更をお願いしたいというものでございます。予算書の4ページ、第3表、地方債補正をごらんいただきたいと存じます。今年度の消防防災施設整備事業債の限度額を21億6,630万円に変更したいというものでございます。
  次に、議案書の2ページをお開き願います。議案第2号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計予算についてでございます。平成26年度埼玉東部消防組合一般会計予算を別冊のとおり提出するというものでございます。
  別冊の平成26年度埼玉東部消防組合一般会計予算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条、歳入歳出予算につきましては、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ62億8,679万8,000円と定めるものでございます。
  第2条、地方債につきましては、4ページの第2表、地方債をごらんいただきたいと存じます。消防施設整備事業債の限度額を550万円と定めるものでございます。
  議案書の3ページをお開き願います。次に、議案第3号 埼玉東部消防組合消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、加須消防署の移転に伴い、この案を提出するものでございます。
  議案書の4ページをお開き願います。次に、議案第4号 埼玉東部消防組合職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、日当の支給要件を改めたいので、この案を提出するものでございます。
  議案書の5ページをお開き願います。次に、議案第5号 埼玉東部消防組合手数料条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴いまして、この案を提出するものでございます。
  議案書7ページをお開き願います。次に、議案第6号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更についてでございます。提案理由でございますが、彩北広域清掃組合の名称変更に伴い、埼玉県市町村総合事務組合規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定より、この案を提出するものでございます。
  続きまして、報告につきご説明申し上げます。初めに、報告第1号、専決処分の報告についてでございます。自動車事故による損害賠償の額を定めることにつきまして、地方自治法第180条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により報告するということでございます。
  次に、報告第2号 専決処分の報告についてでございます。器物破損事故による損害賠償の額を定めることにつきまして、地方自治法第180条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により報告するということでございます。
  続きまして、別冊の追加議案書1ページをお開きいただきたいと存じます。議案第7号 埼玉東部消防組合監査委員の選任についてでございます。埼玉東部消防組合監査委員、合川泰治は、平成26年2月24日付をもって辞職したので、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、埼玉東部消防組合規約第13条第2項の規定により、この案を提出するものでございます。
  後任といたしましては、住所、北葛飾郡杉戸町大字宮前295番地、氏名、宮田利雄、生年月日、昭和24年9月16日生まれを選任したいという内容でございます。
  以上が今議会に提案申し上げております議案7件、報告2件の内容でございます。
  なお、詳細につきましては、担当者により補足説明申し上げますので、慎重ご審議を賜り、速やかにご議決をいただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
議長(鎌田勝義君) お諮りいたします。
  これより議案に対する補足説明に入りますが、議案第6号については埼玉県市町村総合事務組合の規約変更にかかわる議案で、組合構成市町の議会において審議した議案と同様でございますので、補足説明を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  次に、議案第7号につきましては、人事案件につき補足説明を省略いたします。
  議案第1号から第5号及び報告2件について補足説明を求めます。
  内田消防局長。
          〔消防局長 内田正夫君登壇〕
消防局長(内田正夫君) それでは、提出されております各議案につきまして順次ご説明をさせていただきます。
  恐れ入ります。議案書の1ページをお開きいただきたいと思います。議案第1号 平成25年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)でございます。
  今回の補正予算につきましては、平成25年度に執行いたしました各事業費、それから特定財源の額が確定いたしましたので、事業費の精算と財源内訳の補正をお願い申し上げまして、あわせまして高機能消防指令センター及び消防救急無線のデジタル化整備に係る予算の補正をお願いするものでございます。
  恐れ入りますが、別冊の一般会計補正予算書第3号の歳入歳出補正予算事項別明細書に基づきましてご説明を申し上げたいと思います。
  明細書の10ページ、11ページをお開きいただきたいと思います。初めに、歳入でございます。
  5款組合債につきましては、20億5,300万円の増額でございます。内容でございますが、繰越明許をお願いしております消防救急無線のデジタル化整備を含めます高機能消防指令センター整備事業に対しまして、充当する財源として20億5,330万円を増額し、また今年度当初予算で措置してあります消防指令車の事業費の確定がありましたので、30万円を減額するものでございます。
  なお、高機能消防指令センター及び消防救急無線のデジタル化の整備につきましては、昨年9月に総務省消防庁から連絡がありまして、緊急防災・減災事業債という地方債を使いまして整備をするように指示をされております。本来でありますと、25年度に設計を行いまして、その設計をもとに26年度に整備をする予定でございましたが、ただいま申し上げました財源の関係で補助金が来年度獲得できないという見込みになりましたので、総務省消防庁の指示によりまして、今年度の緊急防災・減災事業債を使って繰越明許を行い整備をするというものでございます。
  次に、第6款県支出金でございますが、7万8,000円の減でございます。内容でございますが、今年度の1号補正によりまして埼玉県広域災害救急医療情報システムへの情報端末整備費補助金がございましたが、取得費用につきましては埼玉県が10割負担という形で、タブレット端末28台を取得したものでございます。入札の結果、当初の見込みよりも安価に取得できましたので、その差額分に伴いまして補助金額も減額となったというものでございます。
  続きまして、歳出でございます。12ページ、13ページをお開きいただきたいと存じます。
  まず、3款消防費でございますが、20億2,256万2,000円の増額でございます。初めに、常備消防費の職員給与費でございますが、こちらにつきましては9,816万4,000円の減でございます。減額の内容でございますが、給料につきまして25年度におきましては広域化の初年度ということで、当初予算編成時に職員の給与の格付けが細かいところまで決定しておりませんでした。このため年度末の執行見込みを見ましたところ、残額が生じる見込みとなりましたので、その額を減額するものでございます。
  次の職員手当等につきましては、給与の職員の臨時特例に関する条例に基づきまして、25年の第3回定例会におきまして給与費予算の減額を行ったわけでございますが、給料と連動いたします夜間勤務手当、休日勤務手当につきましては、当時の減額補正後どのような災害があるかわかりませんので、ここの手当につきましては補正で減額をしておりませんでしたので、年度末になりまして、執行見込みが確定した時点で今回減額を行うというものでございます。ほかの手当につきましても、同様の減額を行うものでございます。4節共済費でございますが、これにつきまして給料、手当の減額によりまして、連動して減額を行います。
  次に、4の総務事務管理事業でございますが、職員の被服費及びB型肝炎予防接種料の事業費が確定してまいりましたので、それに伴って減額を行うものでございます。また、総合事務組合負担金につきましては、給料の減額によりまして、連動して減額になりますので、その減額もあわせて行います。
  次に、5の庁舎維持管理事業についてでございますが、菖蒲分署の庁舎の防水工事に係ります設計業務委託料と、それから杉戸消防署の庁舎の改修工事に係ります設計業務委託料でございまして、契約額が確定して事業費が確定したことに伴いまして、減額を行うというものでございます。
  次に、10の通信指令事業でございますが、現在の通信指令設備の保守等に係る事業費が確定してまいりましたので、これも減額をするものでございます。また、歳入におきましてご説明申し上げましたけれども、救急医療情報システム用のタブレットにつきまして29万8,000円の減額を行うものでございます。
  次に、常備消防施設費でございますが、21億5,133万3,000円の増でございます。1の消防自動車等整備事業296万7,000円の減につきましては、説明欄に記載がございますが、各消防自動車の事業費が確定してまいりましたので、減額を行うものでございます。
  次に、2の高機能消防指令センター整備事業21億5,430万円の増額につきましてご説明を申し上げます。まず初めに、旅費でございますが、36万1,000円を増額いたします。これは総務省の関東総合通信局との協議等に要する旅費でございます。
  次に、13節委託料でございますが、498万3,000円の増額でございます。今年度実施いたします消防救急無線のデジタル化を含む高機能消防指令センター整備の設計業務委託の入札差金の減額、それからこれから行います高機能消防指令センターの施工管理業務等の委託料928万8,000円の増額がございまして、差し引き498万3,000円を増額補正するものでございます。
  続きまして、工事請負費でございますが、21億4,895万6,000円の増額でございます。高機能消防指令センター及び消防救急無線デジタル化の整備概要につきましてご説明申し上げます。恐れ入りますが、お手元の参考資料の中のカラー刷りの資料がございますでしょうか。こちらのこういう資料でございます。高機能消防指令センターでございますが、整備いたします設備につきまして、区分分けをしてご説明申し上げます。
  資料の@の指令システム工事からCのその他工事となっております。
  まず、@の指令システムの工事12億6,606万2,000円でございますが、119番通報を受信しまして、車両を自動的に選別して出動させます指令センターの根幹となる装置でございまして、いわば心臓部に当たる工事でございます。これに含まれる装置でございますが、指令台が5台、それらを統制する指揮統制台が1台、同時に12本の119番通報を受信できるものでございます。この指令台には災害現場の直近におります車両を自動選別いたしまして出動させる自動出動指定装置を初め、119番通報を発信している場所を表示する地図検索装置、それから携帯電話やIP電話からの119番通報を受信する装置、車両の出動状況や災害現場の情報を表示する大型モニター、停電時におきましても運用できますバッテリー電源装置などがございます。また、災害時の要援護者対策として必要になりますメールやファクスによる119番通報の受信につきましても装置を整備するものでございます。
  Aでございますが、消防救急デジタル無線工事8億1,852万6,000円でございます。指令センターの中に設置いたします基地局の無線機と地上高22メートルのアンテナと鉄塔、緊急自動車に積載いたします車載型無線機99台、携帯型無線機286台でございます。携帯型無線機につきましては、指令センターと更新する無線機のほか、所轄系無線と申しまして災害現場で隊員同士が連絡をとり合う無線機も含めて整備するものでございます。
  次に、Bの消防団デジタル受令機整備工事2,937万6,000円でございますが、4市2町の消防団車両、それから消防団副団長以上に配備いたします受令機のデジタル受令機の整備費用でございます。
  次に、C、その他工事でございますが、現在の災害対策室、指令課の仮眠室、それから女子の仮眠室の改修工事を行うものでございます。
  以上が高機能消防指令センター・消防救急無線デジタル化事業の概要でございます。
  恐れ入りますが、予算書のほうにお戻りをいただきたいと思います。
  次に、9目の加須非常備消防施設費でございますが、40万8,000円を減額するものでございます。1の防火水槽整備事業といたしまして、今年度加須市久下地内に40立方メートル級の防火水槽を新設いたしましたが、これらの事業費が確定したことに伴いまして、減額を行うものでございます。
  次に、5款予備費でございますが、3,036万円を増額するものでございます。まず、1の予備費の常備分でございますが、2,995万2,000円を増額するものでございます。
  14ページ、15ページをお願いいたしたいと思います。2の予備費、加須非常備分でございますが、先ほど9目の加須非常備消防施設費の防火水槽整備事業で減額をいたしました40万8,000円を予備費に留保するものでございます。当消防組合におきましては、通常の普通地方公共団体で保有しております財政調整基金等を有しておりませんので、予備費に留保いたしまして、次年度の繰越金として見込んでいるものでございます。
  以上が議案第1号 平成25年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)についての概要でございます。
  続きまして、議案書の2ページ、議案第2号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計予算についてご説明を申し上げます。
  別冊の26年度一般会計予算書の歳入歳出予算事項別明細書に基づきましてご説明を申し上げます。7ページから9ページに歳入歳出予算の総括を掲載しております。予算総額は、62億8,679万8,000円で、対前年度比8,886万9,000円、1.4%の減となっております。
  10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございますが、分担金及び負担金につきましては、61億7,011万2,000円でございます。歳入総額に占める割合は98.1%でございます。対前年度比7,658万5,000円、1.2%の減でございます。これは組合市町からの負担金でございますが、常備分につきましては組合規約の別表に定めております共通経費に係る負担金でございます。非常備分につきましては、組合市町の実情により整備を要する防火水槽あるいは街角消火器等の整備、維持管理に要する経費でございまして、組合規約別表に基づいて単独経費に係る負担金として定めているものでございます。
  特別負担金につきましては、同じく組合規約別表におきまして別途協議ということとされておりますが、これに該当するものは消防救急無線のデジタル化整備を含む高機能消防指令センター整備事業の負担金等がございます。この高機能消防指令センター事業の負担金につきましては、別途協議ということでございましたが、4市2町の協議によりまして共通経費における負担金の割合をもって、この整備に負担金を支出していただくということになっております。
  組合市町の個々の負担金でございますが、まず加須市負担金は13億9,008万8,000円で、対前年度比4,451万5,000円、3.3%の増でございます。このうち特別負担金でございますが、歳入概要に記載してあるとおり、来る4月1日から運用開始を予定しております加須消防署新庁舎維持管理事業及び高機能消防指令センター事業に対する負担金でございます。指令業務が統合されるまでの間は、現在の加須消防署において指令業務を引き続き行うということでございまして、一時的に庁舎が1つふえるという形になります。また、新庁舎は現在の庁舎と比較しますと、新しい加須消防署の施設規模が大きく、維持管理費用も大きくなりますので、篠津分署の経費を白岡市で負担しているのと同様に、新しい加須消防署の維持管理費用につきましては加須市の特別負担金としているものでございます。
  次に、久喜市の負担金でございますが、21億1,814万5,000円、対前年度比9,414万8,000円、4.3%の減でございます。主な減額の理由でございますが、旧久喜地区消防組合の精算に係る事務承継経費というものが25年度にはございましたが、これが26年度にはなくなりますので、その分が差として減になっておるものでございます。
  次に、幸手市の負担金でございますが、8億1,501万5,000円、対前年度比373万8,000円、0.5%の減でございます。
  次に、白岡市負担金は6億2,568万3,000円、対前年度比115万円、0.2%の減でございます。
  続きまして、宮代町負担金でございますが、4億8,188万6,000円、対前年度比2,211万、4.4%の減でございます。宮代町の負担金の主な減額理由につきましても、久喜市の負担金と同様、久喜地区消防組合の事務承継経費の減によるものでございます。
  次に、杉戸町負担金でございますが、7億3,929万5,000円、対前年度比4万6,000円の増でございます。
  常備分の負担金の合計でございますが、59億3,189万8,000円で、負担金における割合は96.2%、非常備分の負担金は3,907万8,000円で0.6%、特別負担金につきましては1億9,913万6,000円で3.2%となっているところでございます。
  12ページ、13ページをお開きいただきたいと思います。使用料及び手数料でございますが、549万5,000円で、歳入構成比0.1%、対前年度比30万5,000円、5.9%の増でございます。まず、1項使用料でございますが、84万7,000円で対前年度比22万6,000円、21.1%の減でございます。この使用料でございますが、行政財産の使用料に関する条例に基づきまして、庁舎に設置しております自動販売機等の行政財産使用料を徴収するものでございます。
  次に、2項手数料でございますが、464万8,000円で、対前年度比53万1,000円、12.9%の増でございます。これは手数料条例に基づきまして、危険物等及び火薬類等に係る申請手数料等を徴収するものでございまして、今年度の実績をもとに計上をしているところでございます。
  次に、3款繰越金でございますが、9,097万4,000円で、歳入構成比は1.5%でございます。この繰越金についてでございますが、常備分につきましては平成25年度の予備費相当額、それから不用見込み額を計上させていただいているところでございます。久喜市、宮代町分につきましては、特別負担金分である事務承継経費の不用額、白岡市分は同じく特別負担金で賄っております篠津分署の職員給与費、それから篠津分署業務管理事業の不用見込み額を計上させていただいております。
  次に、4款諸収入でございますが、1,471万7,000円で、構成比0.2%、対前年度比は423万8,000円、40.4%の増でございます。内容でございますが、1項組合預金利子は10万円でございます。これは歳計現金の利子収入でございます。
  14ページ、15ページをお願いしたいと思います。2項受託事業収入については519万9,000円でございます。これは東日本高速道路株式会社から東北自動車道における救急業務の受託に対しまして支弁金があるわけでございますが、積算の基礎とされております救急隊1隊当たりの維持費用の増額、それから出動件数に応じて定められた割増率の増加などによりまして、対前年度比170万6,000円、48.4%の増でございます。
  次に、雑入でございますが、941万8,000円、対前年度比は253万2,000円、36.8%の増でございます。この雑入は、団体保険の事務取扱手数料、それから自動車通勤をしている職員から駐車場の協力金ということで徴収しておりますが、それらが収入の主な内容でございまして、25年度の実績をもとに計上させていただきました。
  続きまして、5款組合債でございますが、550万円でございます。構成比0.1%、対前年度比1億780万円、95.1%の減でございます。内訳でございますが、加須市下樋遣川地内に新設いたします防火水槽の財源として起債を予定しているものでございます。
  次に、財産収入でございますが、平成26年度におきましては財産収入は計上しておりません。
  以上が歳入でございますが、歳入総額62億8,679万8,000円、対前年度比8,886万9,000円、1.4%の減でございます。
  16ページ、17ページをお願いいたします。歳出でございます。まず、議会費でございますが、256万2,000円で、対前年度比8万1,000円、3.1%の減でございます。事業内容は、組合議会議員の議員報酬、旅費、会議録作成業務委託料など、議会運営に必要な経費でございます。久喜地区消防組合事務承継経費につきましては、歳入でご説明したとおりでございまして、廃止となっておりまして、これは第3款の消防費についても同じような状況になっております。
  次に、2款総務費でございますが、164万6,000円で、対前年度比206万円、55.6%の減でございます。
  次に、3款消防費でございます。61億4,180万4,000円でございます。構成比は97.7%、対前年度比5,674万7,000円、0.9%の減でございます。まず最初に、常備消防費でございまが、60億1,335万4,000円でございます。対前年度比2,490万2,000円、0.4%の減でございます。減額となりましたのは、先ほどご説明しましたが、久喜地区消防組合事務承継経費が26年度はなくなりますので、その減によるものでございます。
  それでは、常備消防費の主な事業につきましてご説明を申し上げます。まず、1の職員給与費並びに2の篠津分署職員給与費でございますが、職員641人の給料、職員手当等、それから共済費などでございます。なお、常備消防費の人件費は、常備消防費に対しまして92.4%を占めているものでございます。
  次に、3の総務事務管理事業6億7,666万1,000円でございますが、消防組合の総務事務に係る経費でございます。主な支出内容でございますが、20ページ、21ページをごらんいただきたいと思います。右側の説明欄にございますが、11節需用費におきまして消防職員に貸与する被服費4,365万円、それから委託料におきまして組合規約に基づきまして広域化後3年以内に策定するとされておりますが、定員及び施設適正化計画の基礎調査の委託料として486万円がございます。
  恐れ入ります。22ページ、23ページをお開きいただきたいと思います。負担金、補助及び交付金におきましては、消防大学校及び埼玉県消防学校等の入校研修に係る負担金、それから総合事務組合への負担金などでございます。
  続きまして、4の庁舎維持管理事業1億220万1,000円でございますが、篠津分署を除きます17署所の光熱水費や修繕料など、庁舎の維持管理費用でございます。
  24、25ページをお開きいただきたいと思います。庁舎維持管理事業の増額の理由でございますが、工事請負費におきまして杉戸消防署の庁舎の外壁改修工事などの改修工事によるものでございます。
  次に、5の予防業務管理事業547万円でございますが、防火対象物、危険物施設の査察など、火災予防業務に要する経費でございます。
  次に、6の車両維持管理事業は6,040万8,000円、1,052万円の減でございます。主な減額の理由でございますが、平成25年度におきましては久喜消防署のはしご車のオーバーホール業務委託料があったわけでございますが、26年度にはこれがなくなりますので、その分の減額でございます。
  26、27ページをお願いいたします。7の救急活動事業4,403万5,000円でございますが、救急活動並びに救急業務高度化推進事業に要する経費でございます。平成25年度におきましては救命講習などの応急手当普及活動に要する経費も含まれておりましたが、これにつきまして32、33ページに記載しております応急手当等普及啓発事業と2つに分割をしております。なお、現在当消防組合におきましては108名の救急救命士がおりますが、このうち薬剤投与の認定を受けた救命士が99名、さらに気管挿管ができる救命士が57名となっております。平成26年度におきましては、委託料におきまして現在救急救命士養成中の3名と今年度採用しました2名の有資格者に対する就業前研修、73名の再教育研修、9名の気管挿管研修、12名のビデオ喉頭鏡研修に派遣をいたしまして、救命率の向上を図ってまいるものでございます。
  28、29ページをお開きいただきたいと思います。19節負担金補助及び交付金の救急救命士養成研修負担金556万1,000円でございますが、救急救命士の新規養成のため埼玉県救急救命士養成所に2名、東京研修所に1名を派遣するものでございます。
  次に、8、通信指令事業5,672万4,000円でございますが、現在久喜、加須、幸手、白岡及び杉戸消防署にございます通信指令システムの維持管理及び通信に要する経費でございまして、1,280万5,000円の減額でございます。主な減額の理由でございますが、来年度高機能消防指令センターの整備を進めますので、現在使っております既存のシステムの消耗品等については、それほど必要ないということで、それを減額したもの、あるいは幸手消防署の指令システムのリース期間の満了に伴いまして、借上料の減額があるものでございます。
  次に、9の火災調査業務管理事業76万6,000円でございますが、火災調査活動に要する経費でございます。
  30、31ページをお開きいただきたいと思います。10の篠津分署業務管理事業1,046万3,000円でございますが、篠津分署の業務及び庁舎維持に要する経費でございまして、これは白岡市の特別負担金によって賄われる事業でございます。
  次に、11の消防活動事業839万6,000円でございますが、32、33ページに記載しております救助活動事業1,493万円と2つに事業分割を行いましたので、比較をする前年度予算がゼロになっております。前年度の予算額につきましては、36ページ、37ページの上段にございます廃、消防・救助活動事業2,445万5,000円がございます。11の消防活動事業並びに12の救助活動事業につきましては、それぞれの活動に要する経費でございますが、説明欄にあるとおりの経費を計上したものでございます。
  次に、13の応急手当等普及啓発事業340万6,000円でございますが、住民及び組合管内の在勤、在学者に対しまして、普通救命講習、上級救命講習等を開催するための経費でございます。平成26年度におきましては、上級救命講習を6回、普通救命講習を30回実施する予定でおります。
  34、35ページをお願いします。14の加須消防署新庁舎等維持管理事業2,833万1,000円でございますが、この事業に係る経費につきましては、加須市の特別負担金によって賄われるものでございます。平成26年4月1日から業務を開始するものとして、現在事務を進めておりますが、開署式につきましては5月中旬を予定しておりますので、組合議員各位には別途ご案内を申し上げたいと思います。この加須消防署は、加須市防災センターという位置づけがありまして、消防署のほかに加須市コミュニティーセンターと三俣公民館とが併設されているものでございます。
  次に、15の高機能消防指令センター事業486万円でございますが、平成26年度に施工いたします高機能消防指令センター、それから消防救急無線のデジタル化に係ります維持管理経費でございます。
  36、37ページをお願いいたします。2目の常備消防施設費は8,763万5,000円でございます。対前年度比3,997万2,000円、31.3%の減でございます。まず、1の消防自動車等整備事業8,393万2,000円でございますが、平成26年度におきましては、指令車5台、消防ポンプ自動車2台の更新を予定をしております。内訳でございますが、指令車につきましては幸手西分署、白岡消防署、篠津分署、杉戸消防署及び泉出張所でございます。このうち、白岡消防署に配備する指令車につきましては、ボートを積載するトレーラーがありますが、それを牽引するヒッチメンバーと言われる装置を取りつけまして、指揮車としても使用できるようにしたいということで、そのような仕様の車両を更新いたしてまいります。
  消防ポンプ自動車につきましては、宮代消防署と中島出張所の2台でございます。宮代消防署の消防ポンプ自動車は、平成11年12月に配備した車両でございまして、車両の老朽化によりまして故障が懸念される状況にございます。このため新型の車両へ更新いたしまして消防力の強化を図ってまいりたいというものでございます。中島出張所につきましては、現在水槽付消防ポンプ自動車、いわゆるタンク車でございますが、平成6年7月に配備したものでございます。NOX・PM法の対象となっておりまして、現在は除去装置を装備しておりますが、取得後20年を経過いたしまして老朽化が著しいということで、更新をするものでございます。
  次に、2の消防庁舎耐震補強事業370万3,000円でございますが、北川辺分署の耐震補強に係る設計を委託するものでございます。
  次に、非常備関係でございます。非常備消防費につきましては、防火クラブ等の管理事業、水利維持管理事業、街角消火器管理事業などで構成されております。各事業の経費の積算につきましては、組合市町においてほぼ共通でございますが、それぞれの市町の実情によりまして、予算額に若干の差異が生じているものでございます。
  まず初めに、加須非常備消防費、防火クラブ等管理事業90万円でございますが、説明欄記載のとおり、加須市の防火協力団体や民間防火組織に係る経費でございます。続きまして、水利施設維持管理事業1,535万5,000円でございますが、防火水槽の維持管理に係る経費でございます。主な内容でございますが、地上式防火水槽5基のふたかけ工事のほか、民地に設置してございます防火水槽3基につきまして地権者から返還要望がございまして、このため撤去する事業費並びに防火水槽用地の借地料等でございます。
  次に、4目久喜非常備消防費、防火クラブ等管理事業148万8,000円でございますが、少年消防クラブ、幼年消防クラブに対するクラブ員バッジの購入費用のほか、婦人防火クラブに対する補助金でございます。38、39ページをお願いしたいと思います。2の街角消火器管理事業130万8,000円につきましては、久喜市内に整備されております街角消火器の維持管理費用でございます。平成24年度から3カ年計画によりまして街角消火器の更新を行っておりまして、平成26年度で更新が全て完了いたします。この事業につきましては、宮代町におきましても同様の事業でございます。
  以下、5目幸手非常備消防費、6目白岡非常備消防費、7目宮代非常備消防費、8目杉戸非常備消防費につきましても、説明欄記載のとおりでございますので、ご了解願いたいと存じます。
  40、41ページをお開きいただきたいと思います。9目加須非常備消防施設費、防火水槽整備事業でございますが、加須市下樋遣川地内に設置いたします40立方メートル級の防火水槽の新設経費でございます。
  次に、第4款公債費でございます。1億3,078万6,000円でございます。構成比は2.1%、対前年度比は2,618万1,000円、16.7%の減でございます。旧久喜地区消防組合におきまして、消防庁舎の建設あるいは消防自動車等の更新に起債をいたしまして、その長期借入金の元利償還金、それから平成25年度に埼玉東部消防組合になりましたが、消防自動車等の更新を行いまして、起債を充当しております。その借入金の利子につきまして償還をするものでございます。なお、旧久喜地区消防組合に係る元利償還金につきましては、久喜市と宮代町の特別負担金を充当するものでございます。
  42、43ページをお願いいたします。5款予備費でございます。1,000万円で、構成比は0.2%、対前年度比は380万円、27.5%の減でございます。平成26年度におきましては、防火水槽等において緊急修繕が生じる場合がございますが、それらを考慮しまして各市町の予備費を計上したところでございます。共通経費、単独経費の内容を今年度精査しておりましたが、予備費につきましては常備分のみ予算措置をするということにしたものでございます。
  以上、歳出合計は歳入同額の62億8,679万8,000円、対前年度比8,886万9,000円、1.4%の減となっております。
  以上が議案第2号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計予算の概要についてでございます。
  続きまして、議案第3号 埼玉東部消防組合消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部を改正する条例でございます。
  議案書の3ページと条例等の一部改正に伴う新旧対照表1ページをあわせてごらんいただきたいと思います。新旧対照表はこちらでございます。第4条の改正でございますが、管理者の提案説明にもありましたとおり、加須消防署の移転に伴いまして、表で定めております加須消防署の位置を現在の加須市大門町19番62号から加須市北小浜780番地の1に改めるものでございます。
  附則でございますが、施行日は26年4月1日から施行するというものでございます。
  なお、新しい消防指令センターが完成いたしまして、指令業務が統合されるまでの間は当分の間、現在の加須消防署において119番受付あるいは指令業務を行うこととなります。
  以上が議案第3号 埼玉東部消防組合消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部を改正する条例の概要でございます。
  続きまして、議案第4号 埼玉東部消防組合職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例でございます。
  議案書の4ページと新旧対照表の2ページをあわせてごらんいただきたいと存じます。現在の条例におきましては、旅費の日当の支給要件が宿泊した場合のほか日帰りの場合であっても一定以上の行程を旅行した場合につきましては日当を支給するということになっております。しかし、今回消防の広域化によりまして管轄エリアが広くなったことによりまして、同じ旅行先であっても職員の勤務地によりまして日当で支給対象になったり、あるいは支給対象にならなかったりという状況が発生するようになりました。こうしたことから、勤務地による格差を解消し、さらにまた支出を抑制するという趣旨から、日当の支給要件を宿泊を伴う旅行、出張に限るというふうに改めるものでございます。
  まず、第17条第2項の改正でございますが、日当は公務上の必要または天災、その他やむを得ない事情により宿泊した場合に支給するとするものでございます。
  次に、第3項の改正でございますが、宿泊研修等におきましては15日を超える分の日当は2分の1に減額をしていたところでございますが、これを定額に規則で定める割合を乗じて得た額に改め、規則において減額規定を設けるとするものでございます。
  附則でございますが、26年4月1日からこの条例を施行したいということでございまして、それ以前に行った旅行につきましては従前の例によるというものでございます。
  以上が議案第4号 埼玉東部消防組合職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例の概要でございます。
  続きまして、議案第5号 埼玉東部消防組合手数料条例の一部を改正する条例でございます。
  議案書5ページと新旧対照表3ページをあわせてごらんいただきたいと存じます。今回の手数料条例の改正は、危険物製造所等に係る手数料につきまして、消費税及び地方消費税の引き上げが行われること、また人件費等の最近の数字を用いて積算し直したこと等によりまして、実際に要する経費に変動が生じております。こうしたことから、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部が改正されましたので、別表第1で規定しております危険物製造所等の設置許可、完成検査前検査及び保安検査に係る手数料の額を一部引き上げるものでございまして、対象となりますのは大規模な危険物製造所、それから及び取扱所並びに石油コンビナートにあるような特に大規模な特定屋外タンク貯蔵所でございます。
  まず、別表第1の2の改正でございますが、危険物の製造所、貯蔵所または取扱所の設置の許可の申請に対する審査手数料を改めるものでございます。
  新旧対照表8ページをごらんいただきたいと存じます。次に、6の項の改正でございますが、危険物の製造所、貯蔵所または取扱所の完成前検査に係る手数料でございます。特定屋外タンク貯蔵所の溶接部検査の手数料を改めるものでございます。
  対照表の9ページをお願いしたいと思います。7の項の改正でございますが、特定屋外タンク貯蔵所で定期的に実施されております保安検査に係る手数料を改めるものでございます。
  附則でございますが、26年4月1日からこの条例を施行したいというものでございます
  続きまして、報告第1号につきまして補足説明をさせていただきます。議案書の9ページをお開きいただきたいと思います。内容でございますが、救急出動中の交通事故による損害賠償でございます。議案書10ページが専決処分書でございます。損害賠償額は33万9,492円、事故の相手方は専決処分書に記載のとおりでございます。
  事故の概要でございますが、平成25年6月12日午後5時15分ごろ、久喜市栗原3丁目1番1号先、県道久喜幸手線の交差点で、幸手消防署の救急車が傷病者を病院に搬送する途中、相手方所有の普通自動車2台と衝突をし、破損をさせたものでございます。この事故につきましては、相手方と交渉を進めてまいりましたが、修理代に当たります33万9,492円を損害賠償金として支払うことで合意いたしまして、全額を全国市有物件災害共済会の自動車損害共済で対応したところでございます。
  以上が報告第1号の概要でございます。
  次に、報告第2号でございますが、これも同じく救急活動中の器物破損事故による損害賠償でございます。議案書11ページをお願いします。12ページに専決処分書がございます。損害賠償額は3万1,500円、相手方につきましては専決処分書に記載のとおりでございます。
  事故の概要でございますが、平成25年11月24日午前11時12分ごろでございますが、加須消防署の救急隊員が傷病者のお宅におきまして傷病者を担架に乗せようといたしましたところ、バランスを崩して寝室の窓ガラスに接触いたしまして窓ガラス及び網戸を破損させたというものでございます。この窓ガラス及び網戸の破損につきまして、修理代に当たる3万1,500円を損害賠償金として支払うことで合意いたしまして、全額財団法人全国消防協会の消防業務賠償責任保険で対応したところでございます。
  以上が報告第2号の概要でございます。
  議案等の補足説明は以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。





    ◎議員提出議案の上程
議長(鎌田勝義君) 日程第10、議員提出議案、議員提出第1号を上程し、議題といたします。





    ◎議員提出議案の提案理由の説明
議長(鎌田勝義君) 日程第11、議員提出議案、議員提出第1号の提案理由の説明を求めます。
  5番、松村茂夫議員。
          〔5番 松村茂夫君登壇〕
5番(松村茂夫君) 議員提出第1号のご説明を申し上げます。
  埼玉東部消防組合議会会議規則の一部を改正する規則でございます。
  標記の議案を次のとおり埼玉東部消防組合議会会議規則第14条の規定により提出いたします。
   平成26年3月19日
提出者  埼玉東部消防組合議会議員
                                        松 村 茂 夫
賛成者  埼玉東部消防組合議会議員
                                        福 島 正 夫
                                        小 島 和 夫
                                        藤 井 栄一郎
                                        島 村   勉
                                        宮 田 利 雄
  の各議員でございます。
  埼玉東部消防組合議会議長  鎌 田 勝 義 様
    埼玉東部消防組合議会会議規則の一部を改正する規則
   埼玉東部消防組合議会会議規則の一部を次のように改正します。
   第9条第1項中「午前10時」を「午前9時」に改める。
   第37条第1項中「議長が議会運営委員会に付託する」を「議長は、討論を用いないで会議に諮って議会運営委員会に付託することができる」に改め、同条第2項を削り、同条第3項中「前2項における」及び「及び第1項における委員会の付託」を削り、同項を同条第2項とする。
  でございます。
   第40条中「又は委員会への付託を省略したとき」を削る。
   第147条及び第159条中「第37条第3項」を「第37条第1項」に改める。
  でございます。
  附 則
   この規則は、公布の日から施行する。
  提案理由
   会議時間及び委員会付託の規定を改めたいので、この案を提出するものであります。
  よろしくご審議のほどお願いいたします。
議長(鎌田勝義君) ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午後 4時09分

          再開 午後 4時09分

議長(鎌田勝義君) 再開いたします。





    ◎先議議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 日程第12、これより先議議案、議案第6号及び議員提出第1号に対する質疑をお受けいたします。
  初めに、議案第6号については、通告がございませんので、質疑を打ち切ります。
  次に、議員提出第1号については、通告がございませんので、質疑を打ち切ります。
  これをもちまして先議議案2件に対する質疑を終結いたします。
議長(鎌田勝義君) 暫時休憩いたします。

          休憩 午後 4時10分

          再開 午後 4時10分

議長(鎌田勝義君) 再開いたします。





    ◎先議議案に対する討論・採決
議長(鎌田勝義君) これより先議議案2件に対する討論・採決に入ります。
  まず、議案第6号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第6号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更について、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議員提出第1号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議員提出第1号 埼玉東部消防組合議会会議規則の一部を改正する規則、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。





    ◎管理者提出追加議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 続いて、管理者提出追加議案、議案第7号の質疑に入ります。
  ここで、地方自治法第117条の規定により、宮田利雄議員の退席を求めます。
          〔13番 宮田利雄君退室〕
議長(鎌田勝義君) 議案第7号については、通告はございませんので、質疑を打ち切ります。





    ◎管理者提出追加議案に対する採決
議長(鎌田勝義君) 次に、議案第7号については、人事案件につき討論を省略し、直ちに採決に入ります。
  議案第7号 埼玉東部消防組合監査委員の選任について、これに同意することに賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は同意することに決定いたしました。
  宮田利雄議員の除斥を解きます。
          〔13番 宮田利雄君入室〕





    ◎監査委員就任の挨拶
議長(鎌田勝義君) ただいま監査委員に選任されました宮田利雄議員が議場におられますので、監査委員就任のご挨拶をお願いいたします。
          〔監査委員 宮田利雄君登壇〕
監査委員(宮田利雄君) 宮田でございます。
  初めてでございますが、一生懸命やりたいと思います。よろしくお願いいたします。
議長(鎌田勝義君) ありがとうございました。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午後 4時13分

          再開 午後 4時13分

議長(鎌田勝義君) 再開いたします。





    ◎議会運営委員会委員の辞任
議長(鎌田勝義君) ただいま宮田利雄議員から議会運営委員会委員の辞任願が提出され、委員会条例第11条の規定により、これを許可いたしましたので、ご報告いたします。





    ◎日程の追加
議長(鎌田勝義君) お諮りいたします。
  この際、議会運営委員会委員の選任を本日の日程に追加し、直ちに議題とすることにいたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。





    ◎議会運営委員会委員の選任
議長(鎌田勝義君) 議会運営委員会委員の選任を行います。
  委員の選任については、埼玉東部消防組合議会委員会条例第5条第1項の規定により、議長において指名いたします。
  議会運営委員会委員に
   14番  森  山  哲  夫  議員
  を指名いたします。
  議会運営委員会委員につきましては、ただいま指名したとおり選任するということで決定させていただきます。





    ◎次会の日程報告
議長(鎌田勝義君) 日程第14、次会の日程を申し上げます。
  次会は、3月28日金曜日午前9時より本会議を開き、議案質疑及び消防行政に対する一般質問を行います。
  議員の皆様は定刻どおりご参集くださいますようお願いいたします。
  なお、本日上程されました議案に対し、質疑のある方は、3月24日月曜日の午後3時までに質疑発言通告書を提出願います。





    ◎散会の宣告
議長(鎌田勝義君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
          散会 午後 4時15分



        平成26年埼玉東部消防組合議会第1回定例会 第10日

平成26年3月28日(金曜日)
 議事日程 (第2号)

 1 開  議
 2 管理者提出議案に対する質疑
 3 討論・採決
 4 消防行政に対する一般質問
 5 閉会中の継続審査
 6 議長挨拶
 7 管理者挨拶
 8 閉  議
 9 閉  会


午前 9時00分開議
 出席議員(14名)
     1番   梅  山  昌  弘  君      2番   福  島  正  夫  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   石  川  忠  義  君
     5番   松  村  茂  夫  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   宮  杉  勝  男  君      8番   小  島  和  夫  君
     9番   藤  井  栄 一 郎  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   宮  田  利  雄  君     14番   森  山  哲  夫  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君
     副管理者   大  橋  良  一  君
     副管理者   渡  辺  邦  夫  君
     副管理者   小  島     卓  君
     副管理者   榎  本  和  男  君
     副管理者   古  谷  松  雄  君

 管理者事務部局職員
     消防局長   内  田  正  夫  君

     会  計   橋  本     勉  君
     管 理 者

     次  長   柏  浦  正  人  君

     次 長 兼   島  村  健  一  君
     総務課長                

     消防課長   石  井  喜 三 雄  君
     救急課長   本  間  哲  也  君
     予防課長   橋  本     晃  君

     次 長 兼   石  井  秀  典  君
     指令課長                

     次 長 兼   増  田  敬  三  君
     久  喜   
     消防署長   

     次 長 兼   大  塚  芳  夫  君
     加  須  
     消防署長  

     参 事 兼   松  島  政  雄  君
     幸  手  
     消防署長  

     参 事 兼   田  口     昇  君
     白  岡   
     消防署長   

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     杉  戸   
     消防署長   

     参 事 兼   吉  住  一  夫  君
     宮  代   
     消防署長   


 議会担当職員
     書 記 長   浜  田     博
     書  記   金  子  芳  之







    ◎開議の宣告                            (午前 9時00分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。





    ◎管理者提出議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 日程第2、これより管理者提出議案に対する質疑をお受けいたします。
  通告順に従い、順次質疑を行います。
  なお、再質疑、再々質疑の際は、挙手をお願いいたします。
  初めに、議案第1号の質疑をお受けいたします。
  小島和夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 議案第1号 平成25年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)についてであります。
  まず、1点目の高機能消防指令センター整備事業、21億5,860万5,000円整備にかかりますが、組合債21億6,630万円を借入しますが、説明では地方交付税措置が70%と措置されますが、その算入割合についてどうなっているのか、お伺いします。
  また、この借金に関しては何年までに償還が終了するのか。
  また、3点目、年間の維持管理はどのくらいかかるのか、お伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 小島議員の質疑に対しまして、私からは(1)と(2)につきましてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)の地方交付税の算入割合についてでございます。高機能消防指令センター施設整備事業の財源として起債いたします緊急防災・減災事業債は、充当率が100%、元利償還金に対する地方交付税措置が70%の地方債でございます。この地方債の元利償還金の負担方法でございますが、組合規約別表に基づき、組合を構成いたします4市2町と協議を行いまして、その結果、共通経費の負担割合と同じ割合にてご負担いただくという内容で協定書が締結されております。このことから、交付税は共通経費の負担割合と同じ割合にて構成市町へ交付されるものでございます。
  次に、(2)の何年までに償還が終了するのかということでございますが、当該地方債につきましては、10年償還にて借り入れを予定しておりますので、平成36年度に償還が終了する予定でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、石井次長。
          〔次長兼指令課長 石井秀典君登壇〕
次長兼指令課長(石井秀典君) 私からは、小島和夫議員の質疑の(3)、年間の維持管理はどのくらいかかるのか伺いしますについてご答弁申し上げます。
  年間の維持管理費についてでございますが、今回の設計上では毎年度必要なものとして機器保守費、約8,500万円、さらに車載端末通信料及び発信地検索サービス利用料として約400万円が必要となってまいります。このほか6年目に想定されるコンピューター関係部分改修費、約1億6,000万円がございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 再質問させていただきます。
  共通経費で賄うと、そうするとこの件に関してはこれでわかりました。また、この償還、10年までに返すということは、この分は特別負担金で返すのか、常備分で今後返していくのか、その点についてお伺いします。
  それと、年間維持管理費、これ約9,000万、6年後に1億6,000万というお話聞きましたけれども、これは常備分で共通経費で返していくのか、特別負担金で返していくのか、そこを具体的にちょっとお伺いしたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 小島議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  指令センターの地方債に対する元利償還金等の負担につきましてでございますけれども、こちらにつきましては組合規約別表にございまして、消防救急無線のデジタル化等にかかわる経費につきましては別途協議するものということでございまして、その協議の結果が共通経費の負担割合と同じ割合ということでございますので、それぞれ特別負担金という形でご負担いただくものでございます。
議長(鎌田勝義君) 石井次長。
          〔次長兼指令課長 石井秀典君登壇〕
次長兼指令課長(石井秀典君) 小島議員の再質問にお答えいたします。
  今後の維持管理費の負担方法はというふうなご趣旨かと思われます。今後の維持管理費の負担方法でございますが、組合規約別表の共通項に規定いたします消防救急無線のデジタル化等に係る経費については、別途協議するものというふうな規定に基づきまして、組合を構成いたします4市2町と協議を行いまして、その結果共通経費の負担割と同じ割合で特別負担をお願いするという内容で協定が締結されてございます。
  よろしくお願いいたします。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 今お話ではデジタル部分が、これは別途で協議するという話で、1億6,000万ですか、これと維持管理も同じにという意味で今お話があったのですか、その点ちょっとはっきりわからなかったので、結局年間8,900万かかる、この件に関しては維持管理ずっとかかるのですから、当然私は常備分だと思うのです。私はです、考え方ですから、それは。それと、このデジタルに関しては別途協議する、これは当然それで結構なのです、そのデジタルの1億6,000万の部分は。ただ、毎年かかる部分、ある程度整備が終われば、当然常備分でできるのではないかという考えがありますので、そこをはっきり示していただければ幸いだと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 石井次長。
          〔次長兼指令課長 石井秀典君登壇〕
次長兼指令課長(石井秀典君) 小島議員の再々質問にお答えいたします。
  負担方法の関係でございます。高機能指定センター部分にかかわる経費、それとデジタル無線にかかわる経費、これは特別負担分でございます。さらに、後年度に発生いたします今申し上げました約8,900万円ですか、こういったものも特別負担分で、共通経費の負担割と同じでご負担をいただくという内容でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で小島和夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、森山哲夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 議案第1号 平成25年度一般会計補正予算(第3号)について2点ほど質問いたします。
  1つは、高機能消防指令センターの整備及び消防救急無線のデジタル化に対する予算措置についてであります。今回の補正予算で活用することとなりました緊急防災・減災事業債についてでありますが、この緊急防災・減災事業債を活用することによって得られる財政上のメリット、効果はおおよそどれぐらいになると見ているのでしょうか。この事業債の特徴とあわせて、できるだけ具体的に説明していただきたいのであります。
  また、消防局長の説明によれば、平成26年度では補助金等を獲得することができないので、25年度中の財源で対応したとのお話でしたが、この間行われてきた総務省消防庁からの指導や説明はどういうものだったのでしょうか、明らかにしていただきたいと思います。
  2点目は、予算書の13ページ、常備消防費の職員給与費についてお尋ねをいたします。平成25年度に実施した職員給与の臨時特例措置に伴う影響額につきましては、今回の補正予算によってほぼ確定したのではないかと思われますが、その影響額はどれぐらいになるのか、手当等も含め職員1人当たりの影響額を明らかにしていただきたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 森山議員の質疑に対しまして、ご答弁申し上げます。
  まず、(1)、緊急防災・減災事業債を活用することによって得られる財政上のメリット及び特徴についてでございますが、この地方債につきましては起債対象事業費に対する充当率が100%、元利償還金に対する交付税算入率が70%という非常に有利な地方債でございます。このたび補正予算に計上いたしました緊急防災・減災事業債の総額は、設計業務委託料を含みまして20億6,860万円でございますので、交付税額は約14億5,000万円になると見込まれます。この事業につきましては、今後入札等を行いまして、契約金額が決定されるものでございますので、あくまでも現時点での試算ということでご理解いただきたいと思います。
  緊急防災・減災事業債のほかに、防災対策事業債という地方債がございますが、この地方債は充当率90%、元利償還金に対する交付税算入率は50%でございますので、交付税額は約9億3,000万円となります。次に、国庫補助金を利用した場合でございますが、2つのメニューがございます。高機能消防指令センター整備事業分の補助金は、最大で2億1,032万6,000円が交付されます。また、消防救急デジタル無線設備整備事業分につきましては、1億9,500万円が交付され、両方の国庫補助金が採択された場合は4億532万6,000円となります。以上のことから、緊急防災・減災事業債は財政上大変有利な地方債であると考えております。
  次に、総務省消防庁の説明内容でございますが、平成25年9月3日に総務省消防庁防災情報室の担当者から、総務課のほうへ電話がございました。その内容でございますが、来年度の消防庁概算要求のうち、デジタル無線の補助金については8億6,000万円の予定であり、これは全国で4団体程度に交付できる額であること、また平成26年度は全国の消防機関で整備のピークを迎えることから、補助金の採択を受けることは非常に厳しい状況であるので、緊急防災・減災事業債の2カ年計画を策定して、起債事業で執行されるようお願いしますということでございました。
  また、この地方債は平成25年度をもって終了するので、平成25年度の起債の2次申請にて手続をしていただきたいとの内容でございました。当消防組合といたしましては、埼玉県市町村課との調整を行い、また組合市町の消防・財政主管課長会議を経まして、正副管理者会議におきましてご承認をいただき、起債申請をしたものでございます。
  次に、(2)、職員の給与の臨時特例措置に伴う影響額でございますが、手当等を含めました職員1人当たりの影響額は平均で13万5,950円でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第1号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第2号の質疑をお受けいたします。
  小島和夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 議案第2号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計予算についてであります。
  まず、1点目であります。庁舎で使用許可をしている自動販売機の使用料の内容についてです。
  2点目、庁舎施設修繕料の665万円の内容についてです。
  3点目、庁舎清掃業務委託料629万円の内容についてです。
  続いて、広報用備品105万6,000円の内容について。
  緊急活動用備品466万9,000円についてです。
  続いて、6点目、消防ポンプ自動車6,588万円と指令車1,749万6,000円の内容についてであります。
  以上6点、よろしくお願いします。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 小島議員の質疑のうち、私からは(1)、(2)、(3)及び(6)についてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)、庁舎で使用許可をしている自動販売機の使用料の内容でございます。予算書の12ページ、13ページの使用料でございますが、加須消防署新庁舎を含めました19カ所の消防署所に設置してあります計26台の自動販売機に対するものでございまして、埼玉東部消防組合行政財産の使用料に関する条例第2条の規定に基づきまして、使用料を徴収するものでございます。
  次に、(2)、庁舎施設修繕料665万円の内容でございますが、予算書の22ページ、23ページの11節需用費の庁舎施設修繕料でございます。主な内容としましては、消防局のブラインドの修繕料が43万5,000円、久喜消防署東分署のホース乾燥塔修繕が65万1,000円、白岡消防署のトイレ修繕が58万3,000円などでございまして、このほか各消防署庁舎の空調機を初めとした突発的な修繕の経費を計上したものでございます。
  次に、(3)、庁舎清掃業務委託料629万円でございますが、同じページの13節委託料の庁舎施設清掃業務委託料の内容でございます。これは新旧の加須消防署、篠津分署及び中島出張所を除きます15の署所を対象とした清掃業務を業者委託するものでございます。主な清掃の内容でございますが、床のワックス清掃等でございます。
  次に、(6)、消防ポンプ自動車6,588万円と指令車1,749万6,000円の内容でございます。36ページ、37ページの消防自動車等整備事業の備品購入費でございますが、消防ポンプ自動車につきましては2台を更新するものでございます。平成11年に導入いたしました宮代消防署の消防ポンプ自動車と平成6年に導入いたしました中島出張所の水槽付消防ポンプ自動車の2台を消防ポンプ車に更新するものでございます。指令車につきましては、平成6年に導入いたしました白岡消防署の指令車、また現在指令車を保有していない幸手西分署、篠津分署、杉戸消防署、泉出張所に配備するものでございます。
議長(鎌田勝義君) 橋本予防課長。
          〔予防課長 橋本 晃君登壇〕
予防課長(橋本 晃君) 小島議員の質疑のうち、私からは予防課所管事務の議案第2号、(4)、広報用備品105万6,000円の内容についてご答弁申し上げます。
  こちらは、常備消防費、予防業務管理事業の備品購入費のうち、広報用備品に関するものでございます。主な購入備品でございますが、地域の防災訓練等で使用いたします煙体験ハウスが2張、それとこの煙体験ハウスとセットで使用しますスモークマシンが1台、並びに各種消防広報用に活用できますエアーポール等を購入するものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 私からは、小島議員ご質疑のうち(5)、救急活動用備品466万9,000円の内容についてご答弁申し上げます。
  各消防署所の救急隊が現場活動時に使用する呼吸・循環管理用資器材の除細動器やビデオ喉頭鏡、観察用資器材の二酸化炭素測定器等、救命処置資器材を購入するものでございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) では、再質問します。
  この自動販売機の内容ですけれども、26台で、この予算書の中では加須消防署新庁舎で使用許可する自動販売機の使用料ですと、3万円となっています。それと、上が5万7,000円ですか。だからどうやってこの3万円を出したのか、その根拠。それと条例で、幸手市もそういう条例でなっていますから、当然条例になっておりますけれども、この電気料とか、そういう分の金とは別なのか、分別してこれをしているのか、それとも売り上げでこの金額を出しているのか、坪数でと、条例だから坪数だと思うのですけれども、当然その中の電気料だの、どういう形になっているのか、そこがちょっとまだはっきりしていないと思うのです、その根拠が。その点についてお伺いします。
  庁舎の修繕料ですけれども、これは各4市2町の中の分署もありますけれども、そこはこういうところで、こういう修理してくれという要望があって、こういう形ができてくるのか、それについてお伺いします。
  それと、庁舎の業務のこれワックス料629万、こういうのは当然各15の庁舎とか分署とかいろいろ、そういう中で自分たちでそれはできないのか。ワックスがけですから、当然そういうことはどういうふうになっているのか、お伺いします。
  それと、救急活動用備品について、これは救急救命のときの薬とか、そういうのはどういうふうになっているのか、あと在庫管理、棚卸し、その点どうなっているのか、お伺いしたいと思います。
  それと、消防ポンプ自動車と指令車、これに関しては今後毎年計画の中で4市2町の消防署、消防分署の中にありますから、それは当然NOX法もありますから、そこはきちっという計画の中になっているのか、そういう点についてお伺いしたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 小島議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  初めに、自販機の関係でございます。庁舎で行政財産の使用を許可しています自動販売機の使用料の積算でございますけれども、電気使用料及び土地使用料、建物使用料につきまして積算をして、徴収をしているものでございます。
  続きまして、庁舎の修繕料関係でございます。こちらにつきましては、事前に改修箇所がわかっている場合につきましては予算のほうに計上いたしますが、年度経過中突発的に故障するとか、そういった場合にはそのための事業をある程度見込んでいるものでございます。
  続きまして、庁舎清掃業務委託料でございます。通常の掃除につきましては職員が当然行うわけでございますけれども、ワックスがけあるいはワックスの剥離清掃、それと屋外のガラス清掃、そういったものを行っているものでございます。
  続きまして、(6)の消防ポンプ自動車の関係につきまして、計画的に更新していくのか、計画どおり整備するのかというご質疑でございますけれども、消防施設の計画に基づきまして執行していくものでございますけれども、何分にも財源の制限がございますので、その財源の制限の中で順次更新をしてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 小島議員ご質疑の再質疑についてご答弁申し上げます。
  薬剤のもの、また管理等についてのご質疑でございますが、薬剤についてはエピネフリン等が該当しております。なお、これは備品ではなく、消耗品として取り扱っております。なお、管理の状況ですが、各署所にて鍵をかけ、在庫、それを確認し、なくなれば救急課のほうで随時発注していくということになっております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 当然薬剤についてはそういう、この管理というのはどこが管理しているのか、きちっと。そういう中で、古くなった在庫があるから、古くなった部分に関してはどういう処分の仕方しているのか。それと、救急に使った薬品とか、そういう部分とか注射とかというのがあると思うのです。そういう部分のやつは、どのような処理しているのか。
  それと、消防ポンプは確かに財源、だけれともこれ本来だったらきちっとした財源確保は大切だかもしれませんが、当然きちっとした長期計画がなかったら意味がないのではないですか。財源がなかったらそのときにきちっと対応ができていないということです、財源がないと言うならば。そういうことではなくて、やはりきちっとした中で、きちっとNOX法とか、何かそういう部分がありますから、そういう中で長期計画をきちっと立ててやるのが仕事だと思います、当然。そこで、何か仮に財源がなくてできなかったときに、事故でも起きたときどうするのですか、そういうこと言っているわけです。やはり計画というのは継続ですから、行政というのは。だから、きちっとした計画ができないと、この4市2町、せっかくすばらしいこういうのできても、この計画ができていないと無駄になる要素もありますので、その点についてどうなのか、お伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 小島議員の再々質問についてご答弁申し上げます。
  なお、1点目、管理でございますが、各署所において救急隊が鍵のかかるロッカーで管理をしております。また、薬剤等期限切れのもの、また使った資器材等ですが、医療廃棄物専門の処理業者で破棄を依頼して処理しております。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 小島議員の再々質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  車両の財源確保についてでございますが、当消防組合の財源につきましては、共通経費分につきましては規約別表に記載のとおり、平成21年、22年、23年度の消防費の決算額において賄うということになっております。その財源の上限というものがございますので、その範囲内で確保して、車両につきましては整備をしていきたいと考えております。
  以上でございます。
          〔「次長、今答弁漏れで、計画はきちっとできているのかと、そこ
            をちゃんと聞きたいのです、計画」と言う人あり〕
次長兼総務課長(島村健一君) 失礼しました。
  車両の更新計画につきましては、埼玉東部消防組合が発足してから、25年度から5年計画で順次計画をしているものでございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で小島和夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、森山哲夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 平成26年度一般会計予算について、5点にわたって質問いたします。
  初めに、予算書の12ページ、歳入の3款繰越金についてであります。繰越金については、埼玉東部消防組合にとっては初めての予算計上となるわけですが、この繰越金の計上額、常備分で8,000万円、合計では9,097万4,000円ということで、25年度当初予算の1.4%に相当するわけでありますが、類似団体との比較では多いのか少ないのか、果たしてどのような位置にあるのか、ご説明いただければと思います。
  次に、予算書の15ページ、救急業務受託事業収入についてであります。救急業務受託事業収入については、前年度比で48.8%増となっております。これにつきましては、消防局長の説明によりますと救急隊1隊当たりの維持費用及び出動件数に応じて定められた割増率が増加したためとのことでありましたが、その内容を具体的に明らかにしていただきたいのであります。
  次に、同じく予算書の15ページにあります雑入の駐車場協力金464万2,000円につきましては、その積算根拠を明らかにしていただきたいと思います。
  次に、歳出のほうから2点ほど質問いたします。予算書の25ページの庁舎維持管理事業についてお尋ねをいたします。26年度は、3,471万6,000円かけて杉戸署の改修工事を実施するわけですが、工事期間についてはどのぐらいになると見ているのでしょうか。いつごろからいつごろまでといった内容で明らかにしていただきたいのであります。また、工事期間中は消防や救急業務に支障を来さないような配慮がされるのだろうとは思いますが、問題が生じることはないのかどうか、確認の意味も含め、お尋ねをしておきます。
  最後に、予算書の27ページ、救急活動事業について2点ほどお伺いいたします。1つは、13節委託料の気管挿管病院研修業務委託料の算出根拠及び委託業務の内容について明らかにしていただきたいのであります。2点目に、この気管挿管ができる救急救命士というのは、埼玉東部消防組合の場合は全救命士の52.8%にとどまっているということなのでありますが、平成26年度においては、この気管挿管ができる救急救命士、どのぐらいの増員を図っていく予定なのでしょうか、明らかにしていただきたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 森山議員の質疑のうち、私からは(1)、(3)及び(4)につきましてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)、繰越金計上額についての類似団体との比較でございます。人口約52万5,000人の広島県福山地区消防組合では、平成25年度当初予算ではございますが、繰越金計上額は当初予算の1.2%となっております。次に、人口51万8,000人の愛知県の衣浦東部広域連合消防局では2.9%でございます。次に、人口が39万4,000人の福島県郡山地方広域消防組合は1.3%、近県ですと群馬県の高崎市等広域消防局は、人口41万1,000人で1.3%となっております。
  次に、(3)、雑入の駐車場協力金でございますが、自家用車通勤の職員から1人月額800円を協力金として徴収しております。予算額の464万2,000円につきましては、予算編成時における実績人数分をもとに積算したものでございます。
  次に、(4)、庁舎維持管理事業・杉戸消防署の庁舎改修工事についてでございますが、@の工事期間につきましては約2カ月半を見込んでおりまして、秋ごろ、9月から11月ごろ修繕、改修を行う予定でおります。
  次に、Aの工事期間中、業務上に支障を来すような問題はないのかについてでございますが、車庫前の足場につきましては、緊急自動車の出入りの際に妨げとならないように設置する予定でおりますので、特に業務に支障を来すような問題は生じないと考えております。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 私からは、森山議員議案質疑のうち、(2)、(5)につきましてご答弁申し上げます。
  初めに、(2)、救急業務受託事業収入が、前年度比で48.8%増となったのは、救急隊1隊当たりの維持費用及び出動件数に応じて定められた割増率が増加したためとの説明でしたが、その内容を具体的に明らかにしてくださいについてご答弁申し上げます。
  平成26年度事業収入の積算内容につきましては、救急隊1隊を維持するための経費、掛けることの管内人口による割合、掛けることの出動件数による割増率、掛けることのインターチェンジ数割増率で積算しているものでございます。26年度の救急業務受託事業収入増額の内訳は、救急隊1隊を維持するための経費が8,626万7,000円から8,666万円に増額、さらに救急出動件数増加に伴い出動件数による割増率が1.5から2.0へ1段階上がったことにより170万6,000円、率にして48.8%の増額になったものでございます。
  次に、(5)、救急活動事業の気管挿管病院研修業務委託料の算出根拠及び委託業務の内容について説明してください。また、気管挿管ができる救急救命士は、埼玉東部消防組合の場合全救命士の52.8%にとどまっていますが、平成26年度においてはどのくらいの増員を図っていく予定なのかについてご答弁申し上げます。
  業務委託料の算出根拠でございますが、成功症例1件につきまして1万円、30症例が終了するまでとしておりますので、30万円を要します。平成26年度は、気管挿管ができる救急救命士9名の増員を予定しております。そのため、気管挿管病院研修業務委託料270万円を計上しているものでございます。委託業務の内容につきましては、地域メディカルコントロール協議会にて選定された医療機関で、日本麻酔科学会認定専門医の責任のもとに、入院患者に説明と同意を得た上、全身麻酔の患者に気管挿管実習を行うものでございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 一般会計予算について、何点か再度お尋ねをいたします。
  1つは、この救急業務の受託事業収入、予算書で15ページでありますが、この出動件数に応じて定められた割増率、具体的には1.5から2.0%に上がるということで積算されているわけですが、この割増率というのは出動件数に応じて定められているということなのですけれども、出動件数がふえれば、この割増率というものも連動して上がっていくものなのか、この相関関係というか、そういった点についてもう少し具体的にご説明いただければと思います。
  それと、同じページの雑入の駐車場協力金でありますが、自家用車で通勤されている職員1人月額800円ということでありますが、自家用車で通勤されている職員というのは、何人で計算されていらっしゃるのでしょうか。
  それと、3点目は予算書の27ページ、救急活動事業でありますが、平成26年度においては9人の増員を予定しているということですね。そういうことで、いろいろ委託料も計上して努力はされているのだと思うのですが、なかなか気管挿管自体が難しい技術を伴うのかとも思うのですけれども、現状では5割ちょっと、この気管挿管ができる救命士さんというのはなかなか、まだまだ不足しているのかということで、27年度以降の増員計画、一定の長期にわたっての増員計画というのはあるのかどうなのか、26年度ではとりあえず6人ということなのですけれども、薬剤投入の救命士さんの割合からすると大分力を入れていかなければいけない課題なのかと思いますので、そうした長期計画についてはどうなっているのか、お尋ねをしておきたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 森山議員の再質疑についてご答弁申し上げます。
  まず、1点目ですが、出動件数による、これ議員ご指摘のとおりですが、件数による割増率が上がるというのはそのとおり、件数が上がることによって割増率が上がると理解していただきたいと思います。
  2点目ですが、気管挿管の実習計画ですが、26年度は9名予定しております。また、長期的には全救命士が気管挿管をできるように研修等を計画していきたいとは考えておりますが、気管挿管の実習自体が長期にかかりますので、26年度9名、この辺が病院側の受け入れの状況にもよりますが、9名が大体それぐらいかと考えております。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 森山議員の再質疑にご答弁申し上げます。
  自家用車で通勤をしている職員の数でございますけれども、484人でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第2号の質疑を打ち切ります。
  議案第3号については、通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  次に、議案第4号の質疑をお受けいたします。
  森山哲夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 議案第4号 消防組合職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例につきまして、通告書に沿って3点ほど質問いたします。
  まず、質疑事項の(1)についてであります。平成25年度中の直近までのということで構いませんので、25年度中の実績で条例第17条第2項及び第5項の規定に基づき、日当を支給した件数及び金額はどれぐらいになっているのでしょうか。また、そのうち宿泊した場合の日当はどのくらいになっているのか、それぞれ明らかにしていただきたいのであります。
  次に、質疑事項の(2)についてであります。職務上の研修または講習を受けるための出張に対して日当を支給した事例は、これも平成25年度中の実績としてはどのくらいになっているのでしょうか。研修や講習の期間が30日以下の場合と31日以上の場合に分けて、それぞれの件数及び金額を明らかにしていただきたいと思います。
  最後に、質疑事項の(3)についてであります。今回の改正案によって、職員等に対する日当は、これまでの実績等を踏まえ、年間でおおよそどれぐらい削減できると見ているのか、明らかにしていただきたいのであります。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 森山議員の質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、(1)、条例第17条第2項及び第5項の規定に基づき、日当を支給した件数及び金額でございますが、平成26年2月末現在のデータでございますけれども、支給件数は105件で、支給金額は合計66万円でございます。そのうち宿泊を伴ったものは51件で、支給金額は57万9,000円でございます。
  次に、(2)、職務上の研修又は講習を受けるための出張に対して日当を支給した平成25年度中の件数及び金額の実績でございますが、主な研修先といたしましては、埼玉県消防学校あるいは救急救命士養成所などがございまして、対象件数は80件で、支給金額は60万6,000円でございます。このうち、30日以下は59件で、支給金額は28万4,250円でございます。31日以上は21件で、支給金額は32万1,750円でございます。こちらも平成26年2月末までのデータでございます。
  次に、(3)、今回の改正案による年間の削減額でございますが、おおよそ42万円と見込んでおります。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 質疑事項の(3)について再度お尋ねをいたします。
  削減額、見通しとして42万円という数字が出てきているわけですが、その大まかな内訳として(1)、(2)ということで質疑も差し上げたわけですが、この条例第17条の第2項及び第5項の規定に基づいて日当を支給しているわけですが、今後この要件を広域化になったということで若干厳しくするような内容、宿泊についても多少変えるようでありますが、これにかかわる影響額と、それと職務上の研修または講習を受けるための出張に対する日当ですか、これも2分の1と4分の1というようなことで改められるわけですが、こちらのほうでの影響額というか、大きく2つに分けて、その内容についてある程度把握されているのであれば、この42万円の内容についてご説明いただければと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 森山議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  日当につきましては、今回の改正によりまして宿泊を伴わないものにつきましては100キロ以上、超えたものにつきましては、これからは支給しないというものでございます。それと31日以上のものにつきましては、改正前ですと2分の1まで日当が出ておりましたけれども、それを超える場合4分の1に減額になります。その金額の内訳でございますけれども、今年度、ことしの2月末までの実績の対象のものにつきまして試算をした結果が一応42万円ということでございますので、ご理解をいただきたいと思っております。
          〔「細かく分けていないの、中身については」と言う人あり〕
次長兼総務課長(島村健一君) 申しわけございません。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第4号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第5号の質疑をお受けいたします。
  森山哲夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 議案第5号の手数料条例の一部を改正する条例につきまして、通告書に沿って3点ほど質問いたします。
  まずは、質疑事項の(1)についてであります。現時点で、消防法第11条第1項前段の規定による危険物の製造所、貯蔵所または取扱所というのは、埼玉東部消防組合管内にそれぞれどれぐらいあるのか、明らかにしていただきたいのであります。
  次に、質疑事項の(2)についてであります。今回の改正案によって、設置許可の申請に対する審査手数料や完成検査前検査手数料、保安検査手数料は、それぞれ平均でどのぐらい上がるのでしょうか。それぞれの平均改定率を明らかにしていただきたいと思います。
  次に、質疑事項の(3)、貯蔵所の設置許可申請に対する審査手数料に関して質問いたします。貯蔵所の設置許可申請に対する審査手数料、新旧対照表でいいますと4ページから7ページに記載されております手数料の額につきましては、貯蔵数量が多い貯蔵所のほうが貯蔵数量の少ない貯蔵所よりも改定率が低いといった事例が見受けられるのですが、これはどうしてなのでしょうか。その理由を説明していただきたいと思います。
  次に、質疑事項の(4)についてであります。危険物等に係る手数料、つまり手数料条例第2条第1号で規定している手数料は、年間でどのぐらいあるものなのでしょうか。平成25年度中の実績を例に、その概要を明らかにしていただきたいのであります。
  最後に、質疑事項の(5)についてお尋ねをいたします。今回の改正案によって、危険物等に係る手数料収入はどれぐらいふえると見ているのか、明らかにしていただきたいのであります。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 橋本予防課長。
          〔予防課長 橋本 晃君登壇〕
予防課長(橋本 晃君) 森山議員の質疑について、(1)から順次ご答弁申し上げます。
  まず、(1)についてでございますが、消防法第11条第1項前段の規定によりまして、危険物製造所、貯蔵所または取扱所として設置許可をした施設数は、埼玉東部消防組合の中にどれぐらいあるのかというご質問ですが、これは平成26年3月25日の時点でございますが、製造所が63施設、貯蔵所が954施設、取扱所が397施設でございます。なお、これらを合計いたしますと、1,414施設が管内に危険物施設として存在しております。
  次に、(2)でございますが、今回の手数料条例の一部改正案によりまして、危険物製造所等の設置許可の申請に対する審査手数料、完成検査前検査手数料及び保安検査手数料は、それぞれどのぐらい上がるのでしょうか。平均改定率を示していただきたいということでございます。まず、設置許可申請に対する審査手数料の改正は、14項目で平均1万5,143円の増加となり、平均改定率は1.1%でございます。次に、完成検査前検査手数料ですが、こちらの改正は5項目で平均12万4,000円の増加となりまして、平均改定率は4.3%でございます。さらに、保安検査手数料は、6項目改正されまして、平均9万1,667円増加し、平均改定率は4.4%でございます。
  続きまして、(3)の質疑でございますが、貯蔵数量の多い、これは新旧対照表でいうと特定屋外タンク貯蔵所ということなのですけれども、そのほうが貯蔵数量の少ない特定屋外タンク貯蔵所よりも改定率が低い、これは一体どういった理由なのでしょうかというお尋ねです。これは手数料の額というものは、人件費と、それから物件費の合計で決定されております。このうち、消費税の引き上げによりまして手数料に影響するのは、これは人件費ではなく物件費のみでございまして、前回の手数料条例の一部改正の際、大きな特定屋外タンク貯蔵所、これは30万キロリットル以上は、このときは非常に人件費が特に高く設定されておりましたが、今回の改正では、前回と比較した場合、その人件費が低く設定されておりますために、物件費における消費増税を加味してもなお改定率が低くなっているということでございます。
  続きまして、(4)でございますが、危険物等にかかわる手数料は年間どれくらいあるのでしょうかということですが、それぞれ件数と金額を明らかにしていただきたいとの質疑でございます。こちらにつきましては、平成25年4月1日、広域化から平成26年の3月25日現在における危険物等にかかわる手数料収入の実績は735万1,800円でございます。次に、その概要をご説明申し上げますと、ちょっと細かくなってしまうのですけれども、まず仮貯蔵・仮取扱申請が1件ございました、これ5,400円、次に設置許可申請が30件ございまして120万8,000円、次に変更許可申請件数が133件で317万6,500円、続きまして設置の完成検査は26件で48万2,500円、変更の完成検査は134件で163万4,000円、次に完成検査前検査、これは別名タンクの水張り検査あるいは水圧検査と言われているものですけれども、これが27件で27万9,000円、仮使用承認申請は96件で51万8,400円、最後に少量危険物等のタンク検査申請が8件で4万8,000円でございます。これらの手数料収入の合計が、先ほど申し上げましたとおり735万1,800円でございます。
  続きまして、(5)についてでございますが、今回の改正案によって危険物等にかかわる手数料収入はどれくらいふえると見ているかでございますが、今回の手数料条例の改正案は、先ほど申し上げましたとおり、貯蔵数量が1,000キロリットル以上という非常に大規模な特定屋外タンク貯蔵所が主でありまして、それらの施設は当組合の管内にはございません。その中で、管内にありますのは指定数量200倍以上の製造所が8施設と一般取扱所が1施設の合計9施設でございます。これらの危険物施設について、設置許可申請する際の手数料が9万1,000円から9万2,000円に1,000円増加するだけですので、手数料収入の増加には全体としてはほとんど影響しないものと思われております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 質疑事項の(3)について再度お尋ねをいたします。
  新旧対照表の4ページから7ページにかけて、貯蔵所のエと、それとオの手数料の改定が掲載されているわけですけれども、貯蔵所エの(ア)ないし(イ)と一番容量の多い(キ)とでは改定率に大きな差があるわけです。貯蔵所オのほうも同じような現象があるわけなのですが、これについては前回の改定で30万キロリットル以上の貯蔵所については人件費を高く設定していたというご説明でした。今回は低くなっているということで、この手数料自体が人件費と物件費の合計で構成されているということなのですが、今回の改正は1つ、消費税率の引き上げに伴うものだというお話があったわけなのですけれども、この消費税率の引き上げに伴う影響、物件費のほうになるとは思うのですが、このほうの影響は一律であると、このように理解してよろしいのかどうなのか、その点についてだけ確認の意味でお尋ねをしておきます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 橋本予防課長。
          〔予防課長 橋本 晃君登壇〕
予防課長(橋本 晃君) 森山議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  貯蔵数量の大きい屋外タンク貯蔵所のほうが貯蔵数量の少ない屋外タンク貯蔵所よりも改定率が低くなっているということですが、そのうち手数料の根拠というのは先ほども申し上げましたとおり、人件費と物件費の合計でございます。そのうち、物件費については消費税の課税対象となっていますが、人件費は対象ではございません。手数料の改定の根拠となる人件費と物件費の額を示した一覧表というのが、実は国のほうから出ておりまして、これを確認いたしますと物件費については消費税率が当然かかります。これは一律にかかるのかというご質問だったと思いますけれども、これは物件費が私具体的にどういうものが物件費だとかというのがよくわからないところもあります。例えば危険物施設で検査する場合のいろんな検査機器、これが物件費として入るのかでございまして、一般的には消費税は物件費には全てかかるというようなことではないかというふうに私は理解しております。
  なお、今回人件費につきましては、事務処理時間やそういった特殊な検査機器を使用する技術的な要素が基準となりまして、個別に算定されているため、貯蔵数両が今回多い施設でも必ずしも改定率の上昇に反映されておりませんということでございます。先ほど申し上げましたとおり、国から示された今回の改正の別表というのがございまして、これに人件費、各項目ごとの人件費と物件費が全部算出されております。それの合計金額が手数料額ということになっております。先ほどのご質問の3%の課税が均一に物件費に対してされているかどうかは、さらに精査させていただきたいと思います。よろしくお願いします。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第5号の質疑を打ち切ります。
  これをもって上程されました管理者提出議案に対する質疑を終結いたします。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前10時13分

          再開 午前10時20分

議長(鎌田勝義君) 再開いたします。





    ◎討論・採決
議長(鎌田勝義君) 日程第3、これより討論、採決に入ります。
  まず、議案第1号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第1号 平成25年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)について、原案に賛成の方はご起立をお願いいたします。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第2号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第2号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計予算について、原案に賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第3号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第3号 埼玉東部消防組合消防本部及び消防署の設置等に関する条例の一部を改正する条例、原案に賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第4号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第4号 埼玉東部消防組合職員等の旅費に関する条例の一部を改正する条例、原案に賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第5号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第5号 埼玉東部消防組合手数料条例の一部を改正する条例、原案に賛成の方のご起立を願います。
          〔起立多数〕
議長(鎌田勝義君) 起立多数であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  以上で討論・採決は全て終了いたしました。





    ◎消防行政に対する一般質問
議長(鎌田勝義君) 日程第4、消防行政に対する一般質問をお受けいたします。
  通告順に従い、順次質問を行います。
  なお、再度の質問の際は挙手をお願いいたします。
  初めに、宮田利雄議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔13番 宮田利雄君登壇〕
13番(宮田利雄君) 13番の宮田でございます。私は、職員配置などにつきまして2点ほど質問をお伺いいたします。
  まず、今回の補正予算で計上されています高機能消防指令センター事業について説明をいただきました。平成27年4月からのセンター運用に伴い、各消防署の指令室が廃止されると思います。それに伴い、現在の配置されている人員をどの部署に再配置される予定か伺います。
  2問目でございます。専門職の配置についてでございます。消防広域化の目的は、消防力の強化、住民サービスの向上、行財政運営の効率化が掲げられております。消防力の強化については、災害活動に係る初期の出動車両をふやしたり、統一的な指揮運用をすることが目に見える効果になると思います。小規模な消防本部ではできなかった専門的な知識を持つ職員を配置することにより、火災原因究明や適切な消防設備の指導など、大きな組織の有利性を発揮する必要性があると思います。そこで、現時点でこの消防組合と構成の市役所・役場との人事交流について、現状と今後の計画、また予定について伺いいたします。
議長(鎌田勝義君) 宮田利雄議員の質問をお受けいたしたところでありますが、質問に対する答弁を求めたいと思います。
  島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 宮田議員の一般質問に対しましてご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1の職員配置についてでございます。現在指令業務は5カ所の消防署にて、合計で42人が担当しておりますが、平成26年度末に高機能消防指令センターが一元化されますと、24人を指令担当として配置する予定でありますので、18人の人員が消防署所あるいは消防局のほうに配置されることになります。配置先につきましては、消防広域化のメリットの一つでもある専門職の充実、強化のため、予防査察や火災原因調査要員として配置することのほか、平成25年度、26年度における災害の発生状況や各所属における事務量などを勘案し、現場要員や本部要員として強化すべき部署に配置したいと考えております。
  次に、大項目2の専門職の配置についてでございますが、消防の広域化前におきましては、市役所と消防本部あるいは町役場と消防本部間におきまして人事交流がございましたが、広域化後の現時点におきましては、組合構成市町との人事交流はございません。職員に対しましては、消防職員としての専門的な知識、技術を会得させるため、定期的に総務省消防庁の消防大学校や埼玉県消防学校あるいは救急救命士養成所などに入校させ、予防、救急、救助、火災調査などの専門分野における人材育成を図っておりますが、引き続き職員の専門性を高め、消防力の強化に努めていきたいと考えております。今後の構成市町との人事交流の計画、予定についてでございますが、当消防組合としましては、議会事務や人事・財政分野につきまして、知識や経験を有する職員が少ない状況であるため、今後構成市町と協議をさせていただき、人事交流を検討してまいりたいと考えております。
議長(鎌田勝義君) 宮田利雄議員。
          〔13番 宮田利雄君登壇〕
13番(宮田利雄君) 質問事項1番につきまして、何か2番と絡むような感じになってきたかと思うのですが、やはりこの職員配置につきましては、こういった現在42人で24人配置ということになったわけですので、24人が再配置というふうになったわけですので、これをきちんと生かしていただいて、2番目との関係もありますが、やはりこの専門職をきちんと配置すること、また配置イコール市役所あるいは役場等々から人事交流というのでしょうか、そういうふうな形をとってやっていただきたいということで、検討をお願いしたいと思います。
  さらに、今現在の消防署に関しましては、指令のところに留守番要員というのでしょうか、そういうふうな形で残れば役場とのそれぞれの防災無線等々で広報しますね。そういった形の中で、留守番要員等で残れば役場へ連絡がある、それぞれの消防署へ連絡があるという形の中で、連絡要員がいれば今までのここへ連絡がさらにどうなった、どうなったという形がないのかというふうに思いますので、その辺のところを再度伺います。
議長(鎌田勝義君) 再質問に対する答弁を求めます。
  島村次長。
          〔次長兼総務課長 島村健一君登壇〕
次長兼総務課長(島村健一君) 宮田議員の再質問に対しましてご答弁申し上げます。
  各消防署所の連絡要員の確保についていかがかということかと思います。現在通常日勤、月曜日から金曜日でございますと常時日勤者がございますので、配置しておりますので、その辺は問題ないかと思いますけれども、問題となるのは祝日あるいは夜間かと思います。そういった市役所あるいは町役場と緊急的な連絡をとる場合には、非常招集をかけまして担当職員を招集いたします。その職員が、それぞれの市あるいは町役場との連絡員となりますので、非常時のみそういった対応をとらせていただきたいと思っております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で宮田利雄議員の質問を打ち切ります。
  次に、小島和夫議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 高機能消防センター整備事業についてであります。
  1点目は、各市町村の住民の転入・転出取り扱いについてです。この件に関しては、そのすぐ転入・転出があった場合はこの消防センターに連絡が来るのか、それとも15日で締めて、そこで入れていくのか、そういう点についてお伺いしたいと思います。
  また、2点目です。これ今まで通報を受けてから現場へ到着するまでに何分時間がかかるのか。
  また、3点目の現場から傷病者を病院に運ぶまで何分かかるのか。これは埼玉県の調べの中では2012年、県内の救急搬送状況で搬送人数は35消防で計2万3,225人、救急車が現場に着く平均到着時間は8分、一方で傷病者の救急処置や受け入れ病院の照会などのため現場に滞在する時間の割合が15分未満が29.1%、15分以上30分未満が54.2%、30分以上の長期滞在は16.7%になっているのです。平成12年の全国データは、まだ公表されていませんが、11年の調査では埼玉県の現場の滞在時間30分以上の割合は15.9%で、全国ワーストなのです、これは。そういう中で、今までそういう通報受けてから現場到着に何分かかるのか、現場から傷病者を運ぶまで何分かかるのか、お伺いしたいと思います。
  また、4点目、高機能消防センターには医者が常駐しています。この件に関しては、私ら2つのところを、2カ所視察に行きました。千葉北西部消防センター、あとちば共同消防指令センター、この2カ所、やはり医者がいたわけです。ただ、今回の説明では東部消防組合では医者は常駐しませんが、具体的にどのように対応するのか、お伺いしたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の質問に対する答弁を求めます。
  石井次長。
          〔次長兼指令課長 石井秀典君登壇〕
次長兼指令課長(石井秀典君) 私からは、小島議員の質疑の(1)、(4)についてご答弁申し上げます。
  まず初めに、(1)、各市町の住民の転入・転出の取り扱いについて伺いしますについて答弁いたします。現在住民の転入・転出を確認するために、消防組合では住民記録データ提供に関する協定書を久喜市、幸手市、宮代町、杉戸町と締結しており、年1回ないし年4回、データの更新を行っているところでございます。住民記録データには、各市町で住民基本台帳に登録されているデータの中から住所、世帯主氏名のデータを取り込むことにより、通信指令システムの自動指定装置及び地図検索装置に反映させ、最新の情報を保つもので、緊急通報時における対応の正確性及び迅速化を図ることを目的としたものでございます。
  しかしながら、住民記録データ提供を受け、有効活用するには、指令台がその機能を有していることが必須事項となるため、簡易型指令台であります加須市と白岡市については協定書を締結していないのが現状でございます。今後高機能消防指令センターの構築に合わせまして、協定締結事務を進めるとともに、埼玉東部消防組合管内全体の最新データ提供を受け、早期に緊急通報への対応についての万全を期してまいります。
  次に、(4)、高機能消防指令センターには医師が常駐していますが、説明では東部消防組合では医師は常駐していませんが、具体的にはどのような対応をするのか伺いますについて答弁いたします。具体的な対応ということでございますが、救急隊員が適切な指示、指導・助言を得るために、当消防組合管内及び近隣の医療機関であります9病院及び越谷市獨協医科大学越谷病院、茨城県BANDOメディカルコントロール協議会病院の14病院の計24病院と契約を締結しております。救急隊から傷病者情報を医師へ伝達し、救命処置や判断に迷う事例に対する指示、救急活動に対する指導、助言等を電話にて実施して対応してございます。高機能消防指令センター構築後におきましても、こうした医療機関とのより緊密な連携体制の強化を図りながら、救急活動を進めてまいります。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 私からは、小島議員のご質問(2)、(3)について順次ご答弁申し上げます。
  (2)の今まで通報を受けてから救急車が現場に到着するまでに何分かかるかにつきましては、出動時の時間帯、道路状況、現場までの距離等によって異なりますが、平成24年中は平均7分24秒、25年中は速報値でございますが、平均7分30秒となっております。
  次に、(3)の現場から傷病者を病院に運ぶまで何分かかるかにつきましては、救急搬送は通報を受けてから現場到着し、傷病者の観察、応急処置後に傷病者を車内収容、病院選定の上、収容確認、収容確認後搬送し、病院到着しております。平成24年中は平均42分、25年中は同じく速報値でございますが、平均43分となっております。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) では、再質問させていただきます。
  今後高機能消防指令センターができたとき、この転入、転出、今までデータは年1回とか4回と言っていますけれども、当然これに関しては月ごとにやるのか、それ2カ月に1回やるのか、そういうどのような計画になっているのか、お伺いしたいと思います。
  それと、2点目の当然これ平均で38分42秒ですね、病院まで入る。埼玉県は44分36秒、大分ちょっと悪いわけです、平均がそうですから。東京都の場合は54分54秒と、最短の福岡ですか、これ29分24秒となっています。すると、当然高機能指令センターができたときに、どのくらい短縮できるのか、大体タブレットを入れたのですから、当然時間がうんと短縮すると思うのです。それは道路交通事情もあるかもしれません。けれども、そこはどのような短縮していくのか、そこはやはり一分一秒争いますから、ぜひその運送をやっていただきたいと。
  それと、一番の問題は医者です。東部消防組合では電話です。当然私たちが視察する中では、医者が指令者の人がそういう問題のときにすぐ対応できる、これ電話で今対応しているとどのくらいかかるのですか、時間的に電話の対応で。時間がずれるという部分、生命を守るのにそういう電話でやっていていいのか、せっかく高機能消防指令センター、これができるわけですから、医者を常置するのが当然私らが視察に行った役割だったのです。だから、指令者の方が仮に間違いでもあった場合、処理の仕方が、そうすると訴訟問題になる要素があるわけです。だから、そういうのには金かけるのです、市民の生命を守るには。何でそれをやらないのか、今までの形でやっていくのか、これがわからない。私ら何のために視察に行ったのですか。よくそういうのも踏まえた中で、やはりそこに特別分担金がふえたってしようがないのです、そこは。私はそう思います。そういう点をもっと考慮しなかったら、この指令者の人が指示して間違った時は大きな問題があるわけです。そういうことも考えて、私らは見に行っているわけですから、その点について、どうかいいお答えをお待ちしております。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 石井次長。
          〔次長兼指令課長 石井秀典君登壇〕
次長兼指令課長(石井秀典君) 私のほうから小島議員の再質問2点ほど、1点目が今後のデータの更新回数の計画はどうか、こんなような趣旨かと思われます。こちらにつきましては、構成市町4市2町と再調整しながら、なるべく回数をふやして最新のデータをとれるような体制づくりに今後事務を進めてまいりたいと考えてございます。
  それから、もう一点、高機能消防指令センター構築して、現場到着までの時間は短縮できるだろうと、どういうふうなことが言えるのか、時間的なことは申し上げられませんが、119番を受けてから現場到着まで時間短縮、これは26年度に構築いたします高機能消防指令センターが携帯電話やIP電話からの119番通報にも対応した統合型の位置情報システムによりまして、災害の発生地点をより素早く特定したり、音声合成装置を用いた自動指令により、素早く指令情報を各署所へ送信するなど、的確かつ迅速に初動できる体制が確立されます。さらには、GPS機能を活用しまして、各車両の位置、状況を瞬時に把握、自動出動指定装置と連動いたしまして署所への迅速な出動指令が行えます。また、車両に登載された端末には指令情報や災害地点までの最短ルートが表示されますので、いち早く現場へ急行ができ、現場到着時間の短縮が大いに期待できるものと認識しているところでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 小島議員の再質問についてご答弁申し上げます。
  病院への指示要請の関係かと思いますが、救急隊が救急現場において電話にて直接、先ほど話した契約しております24病院の医師と具体的な助言、指導を受けております。この指示を受ける時間帯ですが、これは24時間常時です。参考までですが、25年3月1日現在指示要請件数ですが、合わせて270件の指示要請を受けております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) では、再質問させていただきます。
  この高機能消防指令センターをお金かけてつくるわけですから、当然では現場の人が直接電話すれば何分かかって、それは当然そういうことであればおくれるわけです、電話とか何かで。統一の指示ではないのですから、それが24病院をそういう契約をしたと、どのくらいこの病院の経費がかかるのか。270件ありますね、だからどのくらいこの経費がかかっているのか。それと、1つは東部消防組合で高機能指令センターのときは医者は置かないということですか、そういう判断で捉え方いいのですか。仮に何かあったとき、現場の職員が責任をとる、仮に間違ったとき、死亡した場合は誰が責任とるのか。管理者なのか、それとも消防局長なのか、そういうところをきちっと答えていただきたいと思います。
  それと、この地域で中央、東部、西部第一、西部第二、南部、北部とあります、消防の広域化の。その中の4回以上の医師照会、東部が一番悪いのです。そうすると、4回以上ということはたらい回しと言われる4回以上なのです。それが中央では9.7%、東部は11.9%、西部第一9.7%、西部第二が11.1%、南部は11.8%、北部が7.8%なのです。そうすると、高機能、せっかくこれができるのですから、この4回以上という病院照会、医師照会というのはなくなるのですか、その点についてもお伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 小島議員の再々質問についてご答弁させていただきます。
  まず、料金の関係ですが、指示料ですが、獨協越谷病院、近隣の病院ですが、これは1件5,000円、上限を10万円としております。
  続きまして、高機能指令センター整備後、医者の関係ですが、消防広域化によって一部では行政を超えた救急出動が可能となりましたので、指令機能の統一整備は現在は行われておらず、災害地点に最も近い署所からの救急車が出動していないため、現場到着の短縮には至っておりません。今後高機能消防指令センター整備に伴う出場区域の見直し後の短縮に救急隊は期待をしております。
  また、病院照会数の質問ですが、これ重症以上の傷病者の例を紹介しますが、これも速報値でございますが、25年中の転院搬送を除いた重症以上の傷病者の例となりますが、病院照会数3回以内で収容に至った割合は93.1%となっております。
  以上でございます。
          〔「議長、答弁漏れで、この合計を聞きたいのです。24病院の中で、
            1件5,000円で上限が10万円だという中で24件契約したら、合計
            金額出ているのではないのですか」と言う人あり〕
救急課長(本間哲也君) まだ今年度の合計は出ていないのですが、BANDOメディカルコントロール協議会では1件につき500円というふうになっておりますので、それはBANDOメディカルコントロール協議会にこれから申請する予定でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で小島和夫議員の質問を打ち切ります。
  次に、森山哲夫議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 14番の森山でございます。それでは、通告書に沿って、消防行政に対する一般質問を行います。
  初めに、質問事項の1、埼玉東部消防組合の消防力についてお尋ねをいたします。私は、昨年の第3回定例会において、埼玉東部消防組合の消防力は消防力の整備指針に照らした場合どうなっているのか、人員や署所、各消防車両の基準数及び充足率はどうなっているのかと質問をいたしました。この質問に対して、消防次長は、埼玉東部消防組合の消防力については今年度末までに明らかにしたいと答弁していたのであります。そこで、年度末にもなったということで、再度お尋ねをいたします。埼玉東部消防組合の消防力は、消防力の整備指針に照らした場合どうなっているのでしょうか。結果が出ているのであれば、人員や署所、各種消防車両の基準数や現有数及び充足率など、その概要を示していただきたいのであります。
  次に、質問事項の2、消防広域化の効果について質問いたします。4市2町当局は、消防広域化により期待できる効果として、1つ、現場到着時間の短縮と、2つ目には初動体制の強化を挙げていました。現場到着時間の短縮については、署所の出動区域の見直しにより市町境界もなくなり、消防隊・救急隊の現場到着時間の短縮が可能となりますと説明していました。初動体制の強化については、多数の消防隊・救急隊の運用により、出動隊数が増加し、初動体制の強化が可能となりますと説明していたのであります。
  そこで、4点ほどお尋ねをいたします。(1)、広域化によって現場到着時間の短縮や改善はどれくらい図られているのでしょうか。現時点では通信指令システムの統合がまだ行われていないという事情もあるわけですが、現場到着時間の短縮や改善は多少なりとも進んでいるのでしょうか、具体的なデータも示して説明していただきたいのであります。
  (2)、杉戸町の西地区、高野台地区や大字下野などの地域に、久喜消防署東分署や宮代消防署のほうから駆けつけたといったケースは、広域化後ふえているのかどうか、明らかにしていただきたいのであります。
  (3)、出動隊数の増強など、初動体制の強化はどれぐらい図られているのか、明らかにしていただきたいと思います。
  最後に、(4)、現場到着時間の短縮及び初動体制の強化を進めていく上で、今後の課題となっている問題等があれば、明らかにしていただきたいのであります。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の質問に対する答弁を求めます。
  石井消防課長。
          〔消防課長 石井喜三雄君登壇〕
消防課長(石井喜三雄君) 森山哲夫議員のご質問に対してご答弁申し上げます。
  初めに、大項目1の埼玉東部消防組合の消防力についてでございます。署所についてでございますが、基準数14署所に対しまして、現有数18署所、充足率は128.6%でございます。続きまして、消防ポンプ自動車でございますが、基準数26台に対しまして、現有数31台、充足率は119.2%でございます。次に、はしご自動車でございますが、基準数3台に対しまして、現有数3台、充足率は100%でございます。化学消防車につきましては、基準数5台に対しまして、現有数5台、充足率は100%でございます。救急自動車につきましては、基準数15台に対しまして、現有数21台、充足率は140%でございます。救助工作車につきましては、基準数6台に対しまして、現有数6台、充足率は100%でございます。指揮車につきましては、基準数6台に対しまして、現有数2台、充足率は33.3%でございます。最後に、人員でございますが、車両の基準台数に対する充足率でございます。人員742人に対しまして、現有数641人、充足率は86.4%でございます。
  以上が消防力の整備指針に基づく当消防組合の充足率でございます。
  次に、大項目の消防広域化の効果についてご答弁申し上げます。現場到着時間の短縮につきましては、市町境の出動について広域化前より時間短縮の効果は出てきておりますが、指令の一元化が構築されておりませんので、全体的な効果は把握できておりません。また、杉戸町の西地区に災害出動した件数でございますが、火災や救助につきましては該当がございませんでした。救急出動につきましては、宮代消防署が2件、幸手消防署が4件出動し、対応しております。なお、組合管内で署所の管轄外への救急応援出動でございますが、昨年の4月からことしの2月末日までで208件ございました。
  初動体制の強化についてですが、広域化前は相互応援協定により応援出動を受けることもございましたが、広域化後は第1出動で1隊から2隊、第2出動や市町境の火災ではさらに2隊以上を増隊する体制を構築しております。なお、一例でございますが、昨年の5月に白岡市柴山地内の建物火災では、直近署所でございます篠津分署の消防車と市町境の菖蒲分署がほぼ同時に到着し、現場活動を行っており、広域化後の初動体制の強化が図られております。
  最後に、課題となっている問題等についてでございますが、より一層の現場到着時間の短縮を図るためには、指令員が119番の通報内容を迅速に聴取し、一刻も早い出動指令が出せる体制をつくることが必要でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 質問事項1につきまして再度お尋ねをいたします。
  広域化後の消防力、これは消防力の整備指針に基づくものでありますが、この消防力が初めて明らかになったわけでありますが、昨年の第3回定例会のときには、広域化前の平均充足率ということで明らかにされていた数字がございます。それによりますと、署所ですと94.4%だったのです。それが今回広域化後は128.6%と、100%を大きく上回ったわけであります。消防ポンプ自動車は、91.4%が広域化後は119.2%と、それとはしご車が60%だったものが100%ということであります。今後の一つは方針なのですが、これから平成26年度においても広域化後の施設整備計画ですか、あと定員適正化計画、それらの策定に当たって委託料等も計上されておりますが、こうした充足率の状況というのは、しっかりと参酌されて計画を策定されるのかどうなのか、それが1つです。
  具体的な問題としては、二、三聞いておきたいわけなのですが、1つははしご車なのです。はしご車の場合は、広域化前の保有台数は久喜地区と加須市と白岡市の各消防本部で、それぞれ1台ずつで3台と、基準台数は5つの各消防本部で1台ずつの計5台ということで充足率60%だったわけです。杉戸と幸手は保有していなかったわけなのですが、今回この広域化して充足率は3台でも100%だと、そういうことですと杉戸や幸手の消防署にも、私などははしご車を配備していく必要があると考えているわけですけれども、高層住宅もふえていますし、広域化前は各5つの消防本部に1台ずつというのが基準だったわけなのですが、広域化後は100%ということになってしまうと、これ以上ふやさないのかどうなのか、はしご車などについては。広域化前はあと2台はふやせるような充足率だったのですが、広域化してしまったら数字上の問題ですけれども、100%で足りていると。ですから、やはり私はこれ100%といっても、これは土俵が違ったわけですので、十分やはりそこら辺の数字上のいろいろマジックもあるわけなので、やはりはしご車については広域化で、保有台数はふえていないのだけれども、充足率だけが上がっているというものについては、十分な検討が必要なのではないかと思うのです。1つは、はしご車についてはどう考えているのか。
  それと、救急車もそうですね、救急自動車も今までは100%だったのですが140%と、こういったものについては例えば現有数を削減しても構わないというふうに、充足率が140%ですから4割も上回っているということですと、削減の対象となっていくのかどうなのか、基本的な当局の考え方についてお尋ねをしておきたいと思います。
  それと、質問事項の2についてでありますが、とにかく消防の広域化に当たりましては、署所の出動区域の見直しにより市町境界もなくなり、消防隊、救急隊の現場到着時間の短縮が可能となりますと、こう説明していたのです。これは平成21年7月の消防広域化第7ブロック連絡協議会からいただいた報告の中で、まずそのように説明されていたわけです。「広報すぎと」平成24年9月号でも、消防広域化のメリットという中に、現在では救急車が全て出動中に新たな救急出動が発生した場合、隣接する消防本部に応援要請をしているため時間を要していますが、広域化後は119番通報の時点で管内の救急車を全て把握することができ、近くの消防署や出張所から迅速に出動させることができますと、こういう説明しかなかったわけです。この通信指令システムの統合ということわりは一切なかったのです。何人かの方が一般質問で触れておりますので、その答弁においても通信指令システムの統合が前提なのだというような説明をされていますが、この通信指令システムの統合というのがあくまで前提なのだというような説明というのは、広域化する前の過程でちゃんとやられていたのでしょうか。私たち議員や住民にそういう説明がされていたのか、その点を1つは伺っておきたいのと。
  そのことに関連して、(2)についても再度伺いたいわけなのですが、この杉戸町の西地区、高野台地区とか下野地区というのは杉戸消防署が主にカバーすべきエリアから最も離れたところにあるわけで、救急車両や消防車両が到着するまでには町内の他地域よりも比較的多くの時間を要しているところなのですが、こういったところには、広域化したのですから、何も杉戸消防署からではなくて、久喜消防署の東分署から駆けつけたほうが早いと、そういったケースもふえているのではないかと思うのですが、とにかくそういった対応というのは、この通信指令システムの統合を待たないと無理ということで受けとめてよろしいのか、現状の中でも多少広域化したということで、もう少しこの連携を密にすれば、さらなる時間の短縮、そういう市町境の案件についてはもう少し前向きの対応ができるのではないかとも思うのですが、その点についてお尋ねをしておきます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 石井消防課長。
          〔消防課長 石井喜三雄君登壇〕
消防課長(石井喜三雄君) それでは、森山議員の再質問に対してご答弁申し上げます。
  まず、充足率をオーバーしているものを、これは削減、また不足しているものの増強をするのかと、それを今後の施設適正化計画、人員適正化計画のほうへ反映するのかというご質問かと思われます。署所、消防ポンプ自動車、救急自動車につきましては基準を超えたものとなっております。また、指揮車や人員については現有数が基準に満たない状況でございます。埼玉東部消防組合規約に規定されております広域化後3年以内に定員適正化計画や施設適正化計画を策定いたしまして、組合の整備方針につきましてはこの計画を踏まえまして構成市町と協議し、整備を進めてまいります。なお、広域化時は現有の消防力で運営するという決定事項がございますので、現状の消防力で災害に対応してまいります。
  続きまして、はしご車の基準台数が3台についてでございますが、消防力の整備指針では第9条で、はしご車の配置について必要事項が定められております。しかし、この中で、次の各号にいずれにも該当し、延焼防止のための消防活動に支障のない場合はこの限りでないとございます。その内容でございますが、9条の1号では、当該消防署の管轄区域にある中高層建物が90棟未満であること、2号では消防署に隣接する消防署に配置されたはしご車が、出動から活動開始まで30分未満で完了することができる場合は、減じることができるということがございますので、埼玉東部管内では3台はしご車がございまして、30分以内に現場到着し、活動が可能という考え方で3台ということで決定いたしました。
  また、最後に直近署所から救急等の出動ができないかということでございますが、今現在先ほど議員さんも何回もお話あるように、指令が一元化されておりませんので、包括的な受信体制というのが確立しておりませんが、各署所で出動状況を指令室のほうへ全て報告してございますので、その不足している署所から要請があった署所への対応は現在しているところでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) (1)の問題でありますが、今後の施設整備計画あるいは定員適正化計画にもかかわりますので、お尋ねをしておきますが、構成市町で協議していくとかというお話は、これ当たり前のことなのですけれども、私はこの充足率が単に高いから低いからということで言っているのではなくて、台数とかが広域化前と広域化後で変わっていないにもかかわらず、充足率だけが上がってしまうような現象があるわけです。これはしようがないで済まない点があるわけです。広域化前は充足率が不足と、人員についても、今後指令システムの統合とかによって本部要員であるとか現場要員の充足も可能だと、そういうこともあるとは思うのですが、やはり今後の施設整備計画等の策定に当たっては、ですからそういったやはり単に充足率が、これは数字上の問題ですから、台数は変わっていないわけで、充足率が上がったからそれでいいのだと、単純に片づけるのではなくて、よくよく4市2町が一つになったと言われても、もともと消防職員にしても広域化前はこれは67.5%ですか、それが86.4というふうになってきているわけで、よくよくそこら辺については各構成市町の現状なども踏まえて検討していただきたいと思うのですけれども、その点についてはいかがなのか、お尋ねをしておきます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 石井消防課長。
          〔消防課長 石井喜三雄君登壇〕
消防課長(石井喜三雄君) それでは、森山議員の再々質問のご答弁申し上げます。
  まず、広域化前と広域化後の充足率の違いというご質問かと思われます。消防力の整備指針によりますと、署所、それと消防ポンプ自動車につきましては、市街地人口で算定することとなっております。救急車につきましては、人口で台数を算定することとなっておりまして、今までの広域化前ですと、人口割で台数が決められておりまして、1万から3万までが1台という算出方法がございまして、埼玉東部、約45万ですと11台でございます。それに地域の実情ということで、東部には東北道で久喜インター、加須インター、それと圏央道で白岡菖蒲インター、3つのインターを管轄しております。このインターがあることによりまして、救急需要が増加するということで、その特例として4台を上げまして、今回救急自動車については15台ということで算定させていただきました。
  以上で終わります。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫議員の質問を打ち切ります。
  次に、島村勉議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔12番 島村 勉君登壇〕
12番(島村 勉君) 席次12、島村でございます。通告書に基づき、消防行政に対する一般質問をさせていただきます。
  去る2月に2度にわたる記録的な大雪が降りました。大雪になれていない当管轄の被害や対応について2点ほどお伺いいたします。(1)、雪による交通被害や転倒等の被害は。(2)、恐らく想定を超えたような大雪だったと思いますが、緊急搬送や火災等の対応はどうだったのか。
  以上2点お伺いします。よろしくお願いします。
議長(鎌田勝義君) 島村勉議員の質問に対する答弁を求めます。
  本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 私からは、島村議員のご質問(1)、雪による交通事故や転倒等の被害はについてご答弁申し上げます。
  平成26年2月8日、この大雪による出動状況でございますが、雪のスリップによる交通事故2件、歩行中の転倒8件、合計10件で11名の傷病者を搬送しました。
  2月14日の大雪による出動状況でございますが、雪のスリップによる交通事故4件、歩行中の転倒8件、ベランダが雪の重みで崩落、下敷きとなった事故1件、合計13件で、14名の傷病者を搬送しました。このうち、ベランダの下敷きとなった事故では、病院へ搬送後1名の死亡が確認されました。
  なお、降雪による現場到着時間及び病院到着時間の遅延した症例はございませんでした。
議長(鎌田勝義君) 石井消防課長。
          〔消防課長 石井喜三雄君登壇〕
消防課長(石井喜三雄君) 島村議員さんのご質問に対して、私からは(2)、緊急搬送や火災の対応についてご答弁申し上げます。
  各消防署所では、想定を超えた大雪に対処するための準備をしたところでございます。まず、救急自動車に関しましては、毎年12月にスタッドレスタイヤを全救急車に装着し対応をしておりますが、今回の積雪量を考慮いたしまして、加須消防署南分署、幸手消防署、白岡消防署、杉戸消防署ではチェーンの装着を当直長が指示したところでございます。
  火災などの災害出動に対する対応につきましては、全署所でスタッドレスタイヤを装着していない消防車両にチェーンを装着いたしました。また、久喜消防署、加須消防署、幸手消防署、杉戸消防署では、住宅密集地での消火栓付近の除雪を実施したところでございます。そのほかにも、久喜消防署では各隊員へ消防用水利、通行どめ箇所の確認徹底、白岡消防署では除雪用のほうきや凍結時に使用するお湯の入ったポット等を消防車に積載したところでございます。
  また、14日の22時00分に覚知した加須消防署管内の建物火災では、火災現場の北側に除雪を実施した消火栓があったため、容易に水利部署し、消火活動に従事することができた事案もございました。今後も、大雪など想定を超える自然災害にも対応できるよう、出動体制の確保に努めてまいります。
議長(鎌田勝義君) 島村勉議員。
          〔12番 島村 勉君登壇〕
12番(島村 勉君) それでは、東部管内といたしましては、これといった大きなトラブルはなかったということですか。
議長(鎌田勝義君) 石井消防課長。
          〔消防課長 石井喜三雄君登壇〕
消防課長(石井喜三雄君) 埼玉東部管内では大きな事故等、また緊急現場へ遅延するような事例はございませんでした。
議長(鎌田勝義君) 以上で島村勉議員の質問を打ち切ります。
  これをもって消防行政に対する一般質問を終結いたします。





    ◎閉会中の継続審査の件
議長(鎌田勝義君) 日程第5、閉会中の継続審査につきましてお諮りいたします。
  次回会議の日程等について、議会運営委員会委員長から閉会中の継続審査としたい旨申し出がありましたので、閉会中の継続審査として議会運営委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  以上で本定例会の日程は全て終了いたしました。





    ◎議長挨拶
議長(鎌田勝義君) 議員の皆様には、重要案件について慎重なるご審議をいただき、まことにありがとうございました。





    ◎管理者挨拶
議長(鎌田勝義君) ここで管理者のご挨拶をお願いいたします。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 今議会に上程いたしました議案第1号ないし議案第7号、計7議案につきまして、各議案慎重ご審議の上ご議決を賜り、まことにありがとうございました。御礼を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。





    ◎閉会の宣告
議長(鎌田勝義君) 以上をもちまして、平成26年埼玉東部消防組合議会第1回定例会を閉議・閉会といたします。
          閉会 午前11時26分