〇 招  集  告  示

埼玉東部消防組合告示第7号

 埼玉東部消防組合議会第3回定例会を下記により招集する。

  平成26年10月7日


                            埼玉東部消防組合   
                            管理者 田 中 暄 二


                       記

 1 期  日  平成26年10月14日

 2 場  所  埼玉東部消防組合議場


          〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員

応招議員(14名)                                      
     1番   梅  山  昌  弘  君      2番   福  島  正  夫  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   石  川  忠  義  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   宮  杉  勝  男  君      8番   小  島  和  夫  君
     9番   藤  井  栄 一 郎  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   宮  田  利  雄  君     14番   森  山  哲  夫  君

不応招議員(なし)                                      

        平成26年埼玉東部消防組合議会第3回定例会 第1日

平成26年10月14日(火曜日)
 議事日程 (第1号)

 1 開  会                               
 2 開  議                                         
 3 会議録署名議員の指名                                   
 4 会期の決定                                        
 5 諸般の報告                                        
 6 管理者提出議案(議案第11号〜議案第13号、報告第7号)の上程              
 7 管理者提出議案の提案理由の説明                              
 8 次会の日程報告                                      
 9 散  会                                         


午前 9時58分開会
 出席議員(14名)
     1番   梅  山  昌  弘  君      2番   福  島  正  夫  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   石  川  忠  義  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   宮  杉  勝  男  君      8番   小  島  和  夫  君
     9番   藤  井  栄 一 郎  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   宮  田  利  雄  君     14番   森  山  哲  夫  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君

     代表監査   鬼 久 保  勝  臣  君
     委  員                

 管理者事務部局職員
     消防局長   内  田  正  夫  君

     会  計   小  勝  邦  夫  君
     管 理 者                

     次  長   島  村  健  一  君

     参 事 兼   菱  沼  久  男  君
     総務課長                

     消防課長   新  谷  智  幸  君
     救急課長   本  間  哲  也  君
     予防課長   橋  本     晃  君

     次 長 兼   石  井  秀  典  君
     指令課長                

     次 長 兼   吉  住  一  夫  君
     久  喜   
     消防署長                

     次 長 兼   大  塚  芳  夫  君
     加  須   
     消防署長                

     参 事 兼   松  島  政  雄  君
     幸  手   
     消防署長                

     白  岡   石  井  喜 三 雄  君
     消防署長                

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     杉  戸   
     消防署長                

     参 事 兼   遠  藤     清  君
     宮  代   
     消防署長                


 議会担当職員                  
     書 記 長   新  井     修   
     書  記   金  子  芳  之   






    ◎開会の宣告                             (午前 9時58分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、これより平成26年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を開会いたします。





    ◎開議の宣告
議長(鎌田勝義君) これより直ちに本日の会議を開きます。
  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付いたしたとおりであります。





    ◎会議録署名議員の指名
議長(鎌田勝義君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において
   議席番号14番  森  山  哲  夫  議員
   議席番号1番  梅  山  昌  弘  議員
  この両名を指名いたします。





    ◎会期の決定
議長(鎌田勝義君) 日程第4、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  岡崎克巳委員長、ご報告をお願いいたします。
          〔議会運営委員長 岡崎克巳君登壇〕
議会運営委員長(岡崎克巳君) 皆さん、おはようございます。議会運営委員会委員長の岡崎でございます。
  平成26年第3回定例会につきまして、議会運営委員会を本日午前9時から、鎌田議長、藤井副議長のご出席をいただき、委員全員の出席のもと開催をいたしました。その概要についてご報告申し上げます。
  今定例会に提出されます議案等は、管理者提出議案が3件、報告が1件でございます。
  内容といたしましては、平成25年度決算の認定、平成26年度補正予算、消防長及び消防署長の資格を定める条例、専決処分の報告でございます。
  以上のことから、会期につきましては、本日10月14日から10月21日までの8日間と決定をいたしました。
  以上で報告を終わります。
議長(鎌田勝義君) お諮りいたします。
  委員長報告のとおり、会期は本日10月14日から10月21日までの8日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたします。





    ◎諸般の報告
議長(鎌田勝義君) 日程第5、諸般の報告を行います。
  この際、諸般の報告を書記長にていたさせますので、新井書記長。
書記長(新井 修君) ご指名をいただきましたので、平成26年第1回定例会以降における議会関係事項につきましてご報告申し上げます。お手元に配付してございます諸報告をごらんいただきたいと存じます。
  まず、5月15日、久喜市議会議員の改選により、3人の組合議員が選出されました。
  次に、5月19日、議会運営委員会が開催され、委員長の互選、第2回臨時会の日程等について協議がなされております。
  次に、5月24日、加須消防署開署式が開催され、議員の皆様が出席されております。
  次に、6月7日、第2回臨時会が開催され、議席の指定が行われました。また、管理者提出議案といたしまして、工事請負契約の締結について、財産の取得について、火災予防条例の一部を改正する条例について審議がなされ、消防活動中の事故賠償に係る専決処分3件と繰越明許費についての報告がなされております。
  次に、本日議会運営委員会が開催され、第3回定例会の日程等について協議がなされております。
  以上で報告を終わります。





    ◎管理者提出議案の上程
議長(鎌田勝義君) 日程第6、これより管理者提出議案、議案第11号から議案第13号、報告第7号までを一括上程し、議題といたします。





    ◎管理者提出議案の提案理由の説明
議長(鎌田勝義君) 日程第7、管理者提出議案の提案理由の説明を求めます。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。それでは、提案理由の説明をさせていただきます。
  本日平成26年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参会を賜り、提案いたしました各議案につきましてご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
  それでは、ご審議いただきます議案につきまして、順次提案理由の説明を申し上げます。議案・報告書の1ページをお開きいただきたいと存じます。
  初めに、議案第11号 平成25年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定によりまして、平成25年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということでございます。
  それでは、別冊の決算書、2ページ、3ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございます。歳入合計の予算現額83億7,959万2,000円に対しまして、調定額及び収入済額とも63億3,157万5,615円でございます。
  次に、歳出でございます。4ページ、5ページをお願いいたします。歳出合計の予算現額83億7,959万2,000円に対しまして、支出済額は60億5,305万3,506円、翌年度繰越額は21億5,860万5,000円でございます。
  歳入歳出差し引き残額につきましては、2億7,852万2,109円でございます。
  議案・報告書にお戻りいただき、2ページをお願いいたします。議案第12号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。平成26年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)を別冊のとおり提出するということでございます。
  別冊の補正予算書1ページをお開きいただきたいと存じます。今回の補正予算の内容でございますが、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億685万5,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ63億9,365万3,000円に改めたいという内容でございます。
  議案・報告書の3ページをお願いいたします。議案第13号 埼玉東部消防組合消防長及び消防署長の資格を定める条例でございます。
  提案理由でございますが、消防組織法第15条第2項の規定に基づき、埼玉東部消防組合消防長及び消防署長の資格を定める条例を制定するため、この案を提出するものでございます。
  続きまして、報告についてご説明申し上げます。議案・報告書の4ページをごらんいただきたいと存じます。報告第7号 専決処分の報告についてでございます。自動車事故による損害賠償の額を定めることにつきまして、地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により報告するということでございます。
  以上が今定例会にご提案申し上げております議案第11号ないし議案第13号及び報告第7号の提案理由でございます。
  なお、詳細につきましては、担当者より補足説明申し上げますので、慎重ご審議をいただき、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(鎌田勝義君) 次に、議案第11号の補足説明を求めます。
  内田消防局長。
          〔消防局長 内田正夫君登壇〕
消防局長(内田正夫君) それでは、私から提出議案の概要につきまして補足説明をさせていただきます。
  初めに、議案第11号 平成25年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。この決算認定につきましては、埼玉東部消防組合が発足しまして初めての決算でございますので、どうぞよろしくお願いします。
  歳入歳出事項別明細書によりましてご説明を申し上げます。8ページ、9ページをお開きいただきたいと思います。まず、歳入でございます。1款分担金及び負担金につきましては、収入済額60億3,309万円で、構成割合は95.3%でございます。広域化後初年度の決算でございますので、対前年比はございません。
  このうち1項負担金、1目組合負担金につきましては、埼玉東部消防組合の規約に基づきまして、組合を構成しております6市町からいただいた負担金でございます。それぞれの市町ごとに備考欄に常備分、非常備分、特別負担金と記載してございますが、共通経費が常備分、それから庁舎建設あるいは防火水槽、防火安全協会等に要する経費が非常備分でございます。また、特別負担金でございますが、新しい消防指令センター及び消防救急無線のデジタル化に要する経費でございます。
  なお、共通経費に含まれていない篠津分署分署関連経費も白岡市の特別負担金、また旧久喜地区消防組合の事務継承いたしました経費、それから旧久喜地区消防組合の組合債に係る元利償還金につきましても、組合を構成しておりました久喜市と宮代町の特別負担金となっているものでございます。
  次に、2款使用料及び手数料でございますが、収入済額は867万6,891円でございます。構成比0.1%でございます。内容といたしましては、自動販売機を設置してございますけれども、これの行政財産使用料、それから危険物等あるいは火薬等に係る申請手数料でございます。
  続きまして、第3款財産収入でございますが、収入済額は20万1,000円でございます。内容でございますが、加須署ほか6署所にございました老朽化した原動機付自転車、バイクの売り払い代金でございます。
  10ページ、11ページをお願いいたします。4款諸収入でございますが、収入済額は1億7,710万6,567円でございます。構成比2.8%でございます。内容でございますが、1項組合預金利子につきましては24万5,373円でございまして、指定金融機関における歳計現金の預金利子でございます。
  次に、2項受託事業収入でございますが、高速自動車国道における救急業務に関する覚書に基づきまして、東日本高速道路株式会社、ネクスコでございますが、ネクスコ東日本から東北自動車道救急業務支弁金389万9,700円でございます。管内には東北自動車道久喜インター及び加須インターを有しますので救急業務が発生いたしますが、その支弁金の交付を受けているものでございます。
  次に、3項雑入でございます。1億7,296万1,494円でございます。内容でございますが、備考欄記載のとおり、団体保険の事務取り扱い手数料、あるいは職員からの駐車場協力金、消防広域化により解散しました旧久喜地区消防組合の剰余金でございます。この剰余金につきましては、昨年の第3回定例会におきまして予算補正を行いまして、組合を構成しておりました久喜市と宮代町の25年度の負担金と相殺をしているものでございます。
  次に、5款組合債でございますが、収入済額1億1,030万円でございます。構成比1.7%でございます。消防施設整備事業の財源として起債を起こしたものでございます。内訳は備考欄に記載のとおりでございます。
  12ページ、13ページをお開きいただきたいと思います。6款県支出金でございますが、埼玉県広域災害・救急医療情報システムへのアクセス用のタブレット端末、アイパッドを組合の全救急隊に配備をしたところでございますが、それに対する県補助金でございます。
  以上、歳入合計でございますが、予算現額83億7,959万2,000円に対しまして、調定額及び収入済額とも63億3,157万5,615円でございます。予算現額に対する収入率は75.6%でございます。このうち繰越明許費20億5,600万円の繰越額を除いた予算額は62億2,098万7,000円でございますので、収入率は101.8%となるものでございます。
  続きまして、歳出でございます。14ページ、15ページをお開きいただきたいと思います。主な歳出についてご説明申し上げます。
  まず、1款議会費、1項議会運営費でございますが、支出済額203万6,406円で、執行率82.7%でございます。議員報酬のほか議会会議録作成業務委託料等でございます。
  次に、2、久喜地区消防組合事務承継経費でございますが、支出済額10万4,538円でございます。執行率58.1%でございます。
  旧久喜地区消防組合の議会費を埼玉東部消防組合で承継したものでございまして、財源は組合を構成しておりました久喜市と宮代町による特別負担金でございます。この事業の内容でございますが、旧久喜地区消防組合の平成25年3月定例会の会議録の作成業務の委託料でございます。
  以下、消防費におきまして久喜地区消防組合の事務承継経費事業が、給与費も含めて3件ございますが、これらにつきましては消防広域化によりまして25年3月31日付をもって旧久喜地区消防組合が解散をいたしましたので、例えば3月における時間外勤務手当等々につきまして、出納整理期間中に支払うべき債務が発生するわけでございますが、旧組合が解散して存在しなくなりましたので、埼玉東部消防組合でそれを引き継ぎまして、その経費について、久喜市と宮代町から特別負担金を負担いただきまして執行したというものでございます。
  続きまして、2款総務費、1、一般管理業務費でございます。支出済額268万6,957円で、執行率74.7%でございます。
  16ページ、17ページをお開きいただきたいと思います。主な内容でございますが、正副管理者及び消防組合行政委員等の報酬、あるいは消防組合の設立記念式典、その経費、それから埼玉東部消防組合の組合の旗を製作しておりますが、その取得費用でございます。
  2目公平委員会費、1、公平委員会運営費、2項監査委員費の1、監査委員運営費でございますが、それぞれの委員報酬を支出したものでございます。
  続きまして、3款消防費でございますが、予算現額81億3,826万6,000円で、支出済額58億9,198万7,911円、繰越明許費による繰越額が21億5,860万5,000円で、予算現額に対する執行率は72.4%でございます。繰越明許費を除いた執行率でございますが、98.5%となるものでございます。
  1目常備消防費、1、職員給与費でございますが、支出済額47億3,572万1,779円で、執行率99.5%でございます。
  18ページ、19ページをお開きいただきたいと思います。この職員給与費でございますが、職員の給料あるいは手当、共済費で、常備消防費の決算額における構成比は82.5%でございます。篠津分署9名の職員の給与費につきましては、その下の2、篠津分署職員給与費でございまして、支出済額は3,083万8,820円でございます。執行率86.9%で、白岡市の特別負担金によるものでございます。
  次に、3、久喜地区消防組合事務承継職員給与費でございますが、先ほど申し上げましたけれども、消防広域化によりまして平成25年3月31日付で旧久喜地区消防組合が解散をしておりますので、出納整理期間中に支払うべき債務につきまして、埼玉東部消防組合で事務承継をしまして支出したものでございます。支出済額は1,211万6,603円で、執行率72.9%でございます。
  次に、4、総務事務管理事業でございますが、日用品、事務用品、事務用機器のリース、事務用備品の取得など、消防行政事務に係る経費でございまして、支出済額は6億704万8,311円で、執行率98.1%でございます。
  主な内容でございますが、11節需用費の中に被服費3,446万9,929円がございます。被服貸与規程に基づきまして職員に貸与しました被服のほか、平成26年4月1日付で採用した職員に貸与する被服を25年度中に取得したものでございます。
  13節委託料の文書管理システム構築業務委託料407万4,000円につきましては、文書の管理方法が広域化前の旧消防本部ごとに異なっておりましたので、統一をするということでシステムを構築したものでございます。
  22ページ、23ページをお願いしたいと思います。19節負担金、補助及び交付金でございますが、消防学校、あるいは消防大学校などへの研修派遣に係る負担金、あるいは埼玉県市町村総合事務組合の負担金でございます。消防大学校へは5の種目に各1名ずつ派遣をいたしまして、救助や火災調査に係る高度な専門知識の習得に努めてまいりました。埼玉県消防学校につきましては、延べ11課程に65名の職員を派遣いたしまして、消防職員として必要な基礎教育を初め、救急隊員や救助隊員として必要な資格を取得するとともに、知識、技術の習得を図ったところでございます。
  次に、5、庁舎維持管理事業でございますが、予算現額8,623万4,000円に対しまして、支出済額は7,776万3,508円で、執行率90.2%でございます。18消防署所のうち篠津分署を除く17署所の光熱水費、庁舎設備の保守委託、改修工事などの庁舎維持に係る経費でございます。
  24、25ページをお開きいただきたいと思います。6、予防業務管理事業でございますが、支出済額は491万8,955円で、執行率73.9%でございます。支出の主な内容ですが、11節需用費で防火チラシあるいはポスターなどの火災予防広報用品を取得しております。それに基づきまして、火災予防等の啓蒙活動を行ったところでございます。
  26ページ、27ページをお願いいたします。18節備品購入費でございますが、広報用備品といたしまして、訓練用の水消火器あるいはスモークマシンを取得したものでございます。
  次に、7、消防・救助活動事業でございますが、消防活動、救助活動の災害対応に必要な資機材の保守及び整備費でございます。支出済額1,918万3,982円で、執行率78.7%でございます。このうち18節備品購入費の消防活動用備品145万2,675円につきましては、消防用のホース、あるいは化学防護服、あるいは救助活動用の備品603万7,857円がございますけれども、これは船外機つきのボートや空気呼吸器用ボンベの更新をしたものでございます。
  28ページ、29ページをお願いいたします。8、車両維持管理事業についてでございます。消防組合で保有しております車両の燃料費、修繕料、車検整備費及び保険料等でございます。支出済額は6,676万1,178円で、執行率94.1%でございます。このうち13節委託料でございますが、はしご付消防自動車オーバーホール業務委託料1,953万円がございます。これは平成10年度に取得しました久喜消防署のはしご車の2回目のオーバーホールを行ったものでございます。
  車体文字書きかえ業務委託料137万8,650円につきましては、25年4月1日の消防広域化によりまして、車両の側面に印字されている消防本部名を埼玉東部消防組合と書きかえたものでございます。
  次に、9の救急活動事業でございますが、支出済額5,061万3,458円で、執行率87.5%でございます。救急活動に必要な消耗品あるいは活動備品の取得、救急救命士の研修経費でございます。
  30ページ、31ページをお開き願います。13節の委託料におきましては、救急救命士の就業前の研修、それから資格取得後の再教育研修、救命処置に対する医師の指示、指導、助言等に係る業務委託料のほか、気管挿管や薬剤投与の認定取得のため研修を委託する、あるいは新たに始まりましたビデオ喉頭鏡を使用する認定研修の委託料などでございます。
  また、19節負担金、補助及び交付金では、救急救命士を新たに取得するための養成研修経費が必要となりましたので、その負担をしたものでございます。25年度におきましては、新たな救急救命士を養成するため、埼玉県の養成所へ2名、東京研修所へ1名、計3名を派遣し、3名とも無事資格取得をいたしましたので、現時点での救急救命士数は110名となっているものでございます。このうち気管挿管の認定救命士が58名、薬剤投与認定救命士が98名でございます。110名、救急救命士が現在在籍しておりますが、救命士の資格取得者でありましても、管理職への登用、あるいは消防局で事務を行っている職員もおりますので、各消防署の救急車に常時1名の救急救命士を必ず乗車させるということを推進するには、今後まだ20名程度の救急救命士を養成することが必要だと考えております。
  続きまして、10、通信指令事業でございますが、支出済額6,164万4,045円で、執行率90.7%でございます。
  主な内容ですが、12節役務費で一般回線電話料、それから各消防署に設置しております通信指令装置等の通信費用でございます。
  32、33ページをお開きいただきたいと思います。12節役務費の可搬型衛星局VSAT通信料につきましては、国から貸与されております衛星系の通信料で、衛星系のアンテナを置いておりますが、それを使った通信料でございます。
  また、デジタル専用回線料につきましては、久喜、幸手、杉戸、宮代の消防署所に設置されています指令回線、消防OAの通信費でございます。
  13節委託料の消防緊急通信指令システム保守管理業務委託料2,749万5,300円でございますが、久喜、幸手、白岡、杉戸消防署に設置しておりますシステムの保守委託料でございます。
  18節の備品購入費の救急医療用情報システムタブレットにつきましては、歳入の県支出金、県補助金でご説明申し上げましたが、県の補助金交付を受けて整備しましたタブレット端末、アイパッドの28台の取得費用でございます。
  次に、11、火災調査業務管理事業でございますが、支出済額は77万5,744円で、執行率73%でございます。火災調査の消耗品、あるいは備品等の経費でございます。
  34、35ページをお開きいただきたいと思います。12、篠津分署業務管理事業でございますが、これは白岡市の特別負担金によりまして行っている事業でございます。支出済額は969万1,186円で、執行率81%でございます。篠津分署の庁舎の光熱水費、あるいは設備の保守費用など、庁舎維持管理を初め篠津分署業務に要した経費でございます。
  なお、19節負担金、補助及び交付金の埼玉県消防学校研修負担金でございますが、これにつきましては、篠津分署の職員として採用した中で、初任教育を受ける者が2名おりましたので、この研修負担金を支出したものでございます。
  次に、13、久喜地区消防組合事務承継経費でございますが、支出済額は6,258万7,129円で、執行率92.6%でございます。先ほど来申し上げておりますとおり、旧久喜地区消防組合が平成25年3月末で解散となりましたので、出納整理期間中に支払うべき債務につきましては、埼玉東部消防組合で引き継ぎまして支出をしたものでございます。
  36、37ページをお開きいただきたいと思います。14、新消防庁舎移設整備事業でございますが、加須市大門町の加須消防署庁舎から加須市三俣の新庁舎へ移転したわけでございますが、それに要した引っ越し費用でございます。加須市の特別負担によるものでございます。支出済額は217万7,873円で、執行率80.7%でございます。
  以上が常備消防費でございます。
  続きまして、2目常備消防施設費につきましてご説明を申し上げます。決算書の38、39ページをお開きいただきたいと思います。
  1の消防自動車等整備事業でございますが、支出済額1億733万6,559円で、執行率は99.7%でございます。
  18節の備品購入費の備考欄に記載しましたとおり、指令車2台、消防ポンプ自動車2台、水槽付消防ポンプ自動車、タンク車1台、事務連絡車1台の計6台を取得した経費でございます。
  次に、2、高機能消防指令センター整備事業でございますが、支出済額は1,270万3,950円で、繰越明許費繰越額は21億5,860万5,000円でございます。
  平成25年度につきましては、指令センター及び消防救急無線のデジタル化工事に係る設計業務、それからデジタルアンテナを設置する予定地の地質調査を行ったわけでございますが、それに要した費用でございます。現在指令センターの工事は順調に進んでおりまして、来年1月中旬には119番回線を既存の指令設備から新しい設備に移設して運用を開始する予定でございます。
  なお、デジタル無線のアンテナでございますが、地上高20メートルの鋼管製の鉄塔を建てまして、上の部分に2メートルのアンテナを設置するものでございます。この議場の南側に設置がほぼ完了したところでございます。
  以上が常備消防施設費でございます。
  続きまして、非常備消防関係でございます。組合市町の実情によりまして消防関係団体に係る経費のほか、防火水槽の維持管理に要する経費等でございます。関係団体の数や施設の数、あるいは消防広域化前の取り決めによりまして若干異なりますが、支出の内容につきましては、各構成市町ともほぼ共通でございますので、主な歳出内容のみご説明を申し上げます。
  まず、3目加須非常備消防費でございますが、支出済額は580万2,013円でございます。執行率96.2%でございます。
  1の防火クラブ等管理事業でございますが、加須市危険物防火安全協会負担金のほか、防火協力団体に対する補助金でございます。
  40、41ページをお開きいただきたいと思います。次に、2の水利施設維持管理事業でございますが、加須市内にございます防火水槽の維持管理経費のほか、ふたのない防火水槽がございますけれども、これにふたをかける工事等を行ったものでございます。平成25年度にこのふたかけ工事を2基実施いたしましたが、加須市管内にはまだふたのない防火水槽が105基ございますので、今後も継続的に実施していく予定でございます。
  次に、3の総務管理用地借り上げ事業でございますが、加須消防署用地の借上料でございます。
  次に、4目久喜非常備消防費でございますが、支出済額は1,217万6,738円で、執行率88.7%でございます。
  1の防火クラブ等管理事業でございますが、主な支出内容は、久喜地区防火安全協会及び婦人・女性防火クラブに対する補助金でございます。
  なお、久喜市と宮代町、これまでの旧久喜地区消防組合でございますが、幼年消防クラブ組織が確立されておりまして、それに要する経費も含んでおります。
  次に、2の街角消火器管理事業でございますが、久喜市内に設置しております街角消火器の維持管理費用でございます。消火器の技術上の規格を定める省令が改正されたことに伴いまして、平成24年度から3カ年更新計画によりまして、市内全ての街角消火器707本の更新をしているものでございます。平成25年度は279本の更新を行ったものでございます。これは3カ年計画で、24年度が192本、25年度が279本、26年度が236本、計707本となるものでございます。
  次に、3の水利施設維持管理事業でございますが、久喜市内にございます防火水槽の維持管理経費のほか、加須市と同様、ふたのない防火水槽にふたかけをする工事を行ったものでございます。
  42、43ページをお開きいただきたいと思います。15節工事請負費の地上式防火水槽有蓋化工事でございますが、久喜市におけるふたかけ工事は3基を実施いたしました。これによりまして平成25年度末現在でふたのない防火水槽は42基となっております。
  続きまして、4の久喜地区消防組合事務承継経費でございますが、その下の5の緊急時通報システム関連経費と同じでございまして、平成25年3月分の通信料につきまして、旧久喜地区消防組合解散後にNTTから通信料の請求がございます関係で、承継経費として埼玉東部消防組合が承継した経費で支出したものでございます。
  5の緊急時通報システム関連経費につきましては、備考欄記載のとおりでございますが、ひとり暮らしの高齢者が緊急時に消防署へ直接通報するシステムがございまして、その通信料でございます。
  次に、6の総務管理用地借り上げ事業でございますが、久喜消防署及び鷲宮分署用地の借上料でございます。
  以下、5目幸手非常備消防費、6目白岡非常備消防費、44、45ページの7目宮代非常備消防費、8目杉戸非常備消防費につきましても、同様の内容でございます。
  46、47ページをお開き願います。9目加須非常備消防施設費、1、防火水槽整備事業でございますが、加須市久下地内に40立方メートルの、二次製品でございますが、防火水槽1基を設置した経費でございます。
  次に、4款公債費でございますが、支出済額は1億5,615万5,478円で、執行率は99.5%でございます。
  1目元金及び2目利子の各償還事業でございますが、括弧書きで久喜地区消防組合分とございます。この括弧書きにつきましては、旧久喜地区消防組合が消防施設整備事業で起こした起債の地方債の元金及び利子を償還したものでございます。この財源につきましては、組合を構成しておりました久喜市と宮代町の特別負担金でございます。
  次に、5款予備費でございますが、予算現額7,801万円がそのまま不用額となっているものでございます。
  48、49ページをお開きいただきたいと思います。備考欄に記載されておりますけれども、予備費を充用した内容でございますが、昨年11月に行われました自治体消防65周年記念大会に女性防火クラブが参加するということになりまして、加須市及び久喜市の予備費で対応させていただいたものでございます。
  以上、歳出の合計でございますが、予算現額83億7,959万2,000円に対しまして、支出済額60億5,305万3,506円でございます。
  平成26年度への繰越明許費の繰越額は21億5,860万5,000円で、不用額は1億6,793万3,494円でございましす。執行率は97.3%でございます。
  52ページ以降に実質収支に関する調書、あるいは財産に関する調書がございますが、後ほどお目通しをいただければ幸いと存じます。
議長(鎌田勝義君) ここで決算審査報告を代表監査委員にお願いいたします。
  鬼久保代表監査委員。
          〔代表監査委員 鬼久保勝臣君登壇〕
代表監査委員(鬼久保勝臣君) 代表監査委員の鬼久保でございます。平成25年度決算審査の結果につきましてご報告申し上げます。
  平成26年8月25日に宮田監査委員さんとともに決算審査を行いました。審査につきましては、審査に付された平成25年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類などに基づき、その計数の正否及び予算執行状況の適否を主眼として審査を行いました。審査の結果につきましては、お手元の平成25年度埼玉東部消防組合一般会計決算審査意見書のとおりでございます。
  なお、平成25年度決算額でございますが、歳入につきましては63億3,157万5,615円、歳出につきましては60億5,305万3,506円でございます。その差額である形式収支は2億7,852万2,109円でございます。これらの計数は正確であり、関係諸帳簿と照合いたしました結果、予算執行は適正に行われていると認められました。
  さて、社会、経済の状況につきましては、依然として厳しい状況が続いております。昨年4月1日の消防広域化により埼玉東部消防組合がスタートしてから2年目になったわけでございますが、これまで培ってきた堅実かつ効率的な財政運営などを推進するとともに、広域化のスケールメリットを生かしたさらなる経費の節減及び適正な予算執行に努めていただきますようお願いいたします。
  結びに、地域住民の安心・安全を確保するため、これからも消防組合の職員並びに関係各位が一丸となってご尽力いただきますようお願い申し上げまして、決算審査の報告とさせていただきます。
議長(鎌田勝義君) 続いて、議案第12号、議案第13号、報告第7号の補足説明を求めます。
  内田消防局長。
          〔消防局長 内田正夫君登壇〕
消防局長(内田正夫君) それでは、議案第12号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)につきましてご説明を申し上げます。
  議案書では2ページでございます。別冊の補正予算書1ページをごらんいただきたいと存じます。今回の補正予算につきましては、決算の確定に伴います前年度の繰越金の確定、これによる単独経費及び特別負担金に係る剰余金につきまして、組合を構成しております市、町へ返戻するとともに、利根保健医療圏の地域医療連携ネットワークシステム、通称「とねっと」と呼ばれておりますが、これの負担金に伴う補正をお願いするものでございます。
  まず、第1条でございますが、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1億685万5,000円を追加いたしまして、総額を63億9,365万3,000円にお願いするものでございます。
  それでは、補正予算書の事項別明細書に基づきましてご説明申し上げます。8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。
  初めに、歳入でございますが、まず3款繰越金でございます。8,493万9,000円の増でございます。議案第11号の決算の説明で申し上げましたけれども、平成25年度の決算が確定したことに伴います繰越金の増でございます。常備分と各市町別の繰越金の内訳につきましては、各節に記載したとおりでございます。
  続きまして、6款国庫支出金でございますが、ことし第2回の臨時会におきまして財産取得の議決をいただいた災害対応特殊消防ポンプ自動車CD―T型の2台がございましたけれども、これに係る補助金の交付決定を受けましたので、2,191万6,000円を計上するものでございます。この消防ポンプ自動車は、宮代消防署と中島出張所に配備するものでございまして、緊急消防援助隊への登録をするということを条件に国庫補助金の交付を受けたものでございます。
  以上が歳入でございます。
  続きまして、10ページ、11ページをお開き願います。3款1項消防費、1目常備消防費でございますが、1,659万9,000円の増でございます。3の総務事務管理事業でございますが、8ページ、9ページの歳入の欄で記載しております組合構成の各市町の決算剰余金につきまして、23節償還金、利子及び割引料によりまして、それぞれ組合市町に返戻をするというものでございます。補正予算の議決をいただきましたら、速やかに返戻の手続を進めたいと考えております。
  次に、7の救急活動事業でございますが、補正予算額は136万3,000円でございます。内容でございますが、埼玉県の救急医療情報システムが改修され、とねっと端末からも県の救急医療情報システムを閲覧できるようになりました。このとねっとシステムの改修につきまして、専用線で新たに接続しまして、この専用線の保守費用が新たに生じたということで、その負担を行うものでございます。
  次に、2目常備消防施設費、1の消防自動車等整備事業についてでございますが、歳入の国庫支出金のところで申し上げましたけれども、宮代消防署及び中島出張所のポンプ車の整備に国庫補助金の交付が決まりましたので、それに充当しておりました一般財源を国庫補助金に振りかえる財源更正を行うものでございます。
  最後に、5款予備費でございますが、常備分の決算剰余金につきまして、来年度の車両の更新経費、あるいは庁舎の修繕経費として活用させていただくということで、予備費に留保させていただきたいということで予備費の増額をするものでございます。
  以上が議案第12号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)についての概要でございます。
  続きまして、議案第13号 埼玉東部消防組合消防長及び消防署長の資格を定める条例についてでございます。この条例案は、従来消防長及び消防署長の任命に当たりまして、資格の基準が国の政令で定められておりました。これが平成25年6月に消防組織法が改正されまして、地域の実情に応じた条例で定めることとされております。さらに、25年9月に条例で定めるべき基準が政令で示されまして、それを受けまして今回条例制定をお願いするものでございます。条例案では、第1条に消防長の資格、第2条に消防署長の資格を定めております。国の政令の基準と比較しながらご説明を申し上げます。
  恐れ入りますが、定例会参考資料の3ページ、国の基準と条例の比較表をごらんいただきたいと存じます。表の左側が国の基準、中ほどが条例案、右側に条例の基準設定の考え方を記載してございます。3ページは、消防長の資格の基準についてまとめたものでございます。
  一番上でございますが、消防署長あるいは同等以上の職に1年以上あった者でございますが、これはそのまま条例案に取り入れております。
  2段目は、国の基準では消防団長に2年以上あった者とございますが、国におきましては、地方の山間部等での消防団による災害活動が中心となるようなところを想定しておりますので、埼玉東部消防組合におきましては該当しないというようなことを考えまして、条例には盛り込んでおりません。
  3段目でございますが、組合構成市町の行政職員で、市でありましたら部長または部長相当職に2年以上、町でございましたら課長または課長相当職に2年以上の職員というものでございます。組合の条例案でもこれをそのまま取り入れて基準に採用しております。
  4段目は、国の基準にはございませんが、埼玉東部消防組合の独自の基準といたしまして、県の消防事務を2年以上経験した課長、または同等以上の職に2年以上あった者というものでございます。これは消防職員、市町職員だけでなく幅広く消防長に適任の者を選任したいという趣旨から、組合独自の規定を盛り込んだものでございます。
  恐れ入れますが、4ページをお開きいただきたいと思います。4ページは消防署長の資格の基準でございます。
  1段目は、国の基準では消防司令に1年以上あった者となっておりますが、条例案では当組合は国が想定しております消防本部よりも大規模でございますので、分署長、あるいは消防局の課長相当職など、消防司令長以上に1年以上とするほうがより実情に沿うということから、消防司令長に1年以上としております。
  それから、国の基準、2段目、3段目は、それぞれ消防司令補3年以上、あるいは消防団副団長を3年以上というものでございますが、当組合の実情にそぐわないということから条例には盛り込んではございません。
  以上が議案第13号 埼玉東部消防組合消防長及び消防署長の資格を定める条例の概要でございます。
  続きまして、報告第7号でございます。議案・報告の4ページをごらんいただきたいと存じます。救急活動支援中の交通事故による損害賠償について専決処分をさせていただきましたので、報告をするものでございます。5ページが専決処分書でございます。損害賠償額は5万7,269円、相手方は専決処分書に記載のとおりでございます。
  この事故の概要でございますが、平成26年6月13日午後零時2分ごろ、久喜市西大輪364番地先で、県道さいたま・栗橋線の西大輪交差点になりますが、鷲宮分署の消防ポンプ自動車が救急活動支援で出動する途中、左方向から進行してまいりました相手方車両と、普通乗用車でございますが衝突し、双方の車両が破損したものでございます。この交通事故につきまして相手方と交渉いたしました結果、修理代に相当する5万7,269円を損害賠償金として支払うことで合意いたしましたので、今回の専決処分の報告をするものでございます。
  なお、この損害賠償金につきましては、全額、全国市有物件災害共済会の保険で対応したところでございます。
  以上が報告第7号の概要でございます。
  議案第11号ないし議案第13号、報告第7号の補足説明、雑駁ではございますが、終わらせていただきます。どうぞよろしくご審議お願いいたします。





    ◎次会の日程報告
議長(鎌田勝義君) 日程第8、次会の日程を申し上げます。
  次会は、10月21日火曜日午前9時より本会議を開き、議案質疑及び消防行政に対する一般質問を行う予定です。
  議員の皆様方には定刻どおりご参集くださいますようお願いいたします。
  なお、本日上程されました議案に対し、質疑のある方は、10月16日木曜日午後3時までに質疑発言通告書を提出願います。





    ◎散会の宣告
議長(鎌田勝義君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
          散会 午前10時47分




        平成26年埼玉東部消防組合議会第3回定例会 第8日

平成26年10月21日(火曜日)
 議事日程 (第2号)

 1 開  議                                         
 2 管理者提出議案に対する質疑                                
 3 討論・採決                                        
 4 消防行政に対する一般質問                                 
 5 閉会中の継続審査                                     
 6 議員の派遣                                        
 7 議長挨拶                                         
 8 管理者挨拶                                        
 9 閉  議                                         
10 閉  会                                         


午前 9時00分開議
 出席議員(14名)
     1番   梅  山  昌  弘  君      2番   福  島  正  夫  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   石  川  忠  義  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   宮  杉  勝  男  君      8番   小  島  和  夫  君
     9番   藤  井  栄 一 郎  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   宮  田  利  雄  君     14番   森  山  哲  夫  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君
     副管理者   大  橋  良  一  君
     副管理者   渡  辺  邦  夫  君
     副管理者   小  島     卓  君
     副管理者   榎  本  和  男  君
     副管理者   古  谷  松  雄  君

     代表監査   鬼 久 保  勝  臣  君
     委  員                

 管理者事務部局職員
     消防局長   内  田  正  夫  君

     会  計   小  勝  邦  夫  君
     管 理 者                

     次  長   島  村  健  一  君

     参 事 兼   菱  沼  久  男  君
     総務課長                

     消防課長   新  谷  智  幸  君
     救急課長   本  間  哲  也  君
     予防課長   橋  本     晃  君

     次 長 兼   石  井  秀  典  君
     指令課長                

     次 長 兼   吉  住  一  夫  君
     久  喜   
     消防署長                

     次 長 兼   大  塚  芳  夫  君
     加  須   
     消防署長                

     参 事 兼   松  島  政  雄  君
     幸  手   
     消防署長                

     白  岡   石  井  喜 三 雄  君
     消防署長                

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     杉  戸   
     消防署長                

     参 事 兼   遠  藤     清  君
     宮  代   
     消防署長                


 議会担当職員                  
     書 記 長   新  井     修   
     書  記   金  子  芳  之   






    ◎開議の宣告                            (午前 9時00分)
議長(鎌田勝義君) 日程第1、ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。





    ◎管理者提出議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 日程第2、これより管理者提出議案に対する質疑をお受けいたします。
  通告順に従い、順次質疑を行います。
  なお、再質疑、再々質疑の際は、挙手をお願いいたします。
  初めに、議案第11号の質疑をお受けいたします。
  小島和夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) では、議案第11号、埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算についてお伺いします。
  1点目、職員給与費の不用額が2,158万8,313円が出ましたけれども、なぜ不用額が多額に出たのか、お伺いします。
  2点目、被服費の3,446万9,929円の内容についてお伺いします。
  3点目、新聞・雑誌等購読料が89万2,599円の内容についてお伺いします。
  4点目、工事請負費から191万1,000円を備品購入費に流用しましたが、なぜ当初予算で組めなかったか、お伺いします。
  5点目、新消防庁舎移設整備費の中で需用費3万5,000円、役務費3万7,000円が当初の予算で組めなかったのか、お伺いします。
  6点目、決算審査意見書の中で1億6,793万3,494円と多くの不用額が生じていますけれども、今後どのような対応をするのか、お伺いします。
  7点目、団体等の補助金の経費の負担のあり方の費用対効果を今後どのように検証するのか、お伺いします。
  以上7点、よろしくお願いします。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 小島議員の質疑に対しまして、私からは(1)から(6)までご答弁申し上げます。
  初めに、(1)の職員給与費の不用額2,158万8,313円が生じた理由でございますが、不用額の主な内容は、特殊勤務手当、児童手当、休日勤務手当でございます。特殊勤務手当につきましては、消防広域化前の各消防本部の出動件数を勘案して予算措置しましたところ、実際の出動件数がこの見込み件数を下回ったことから生じたものでございます。また、児童手当につきましても、消防広域化前の各消防本部の児童手当支給対象数を勘案して予算措置しましたところ、実際の支給対象児童数が見込み児童数を下回ったものでございます。休日勤務手当につきましては、消防広域化前の平成24年度の休日勤務手当支給対象者の実数で積算しましたが、埼玉東部消防組合発足時に管理職となった職員数が見込みよりも多く、管理職の職員は休日勤務手当支給対象外のため不用額が生じたものでございます。
  次に、(2)の被服費3,446万9,929円の内容でございますが、消防職員被服貸与規程に基づき職員へ貸与した被服の経費でございます。貸与した被服には、制服や制帽、活動服、救助服、救急服、編み上げ靴などがございます。また、人事異動等により新たに救急隊や救助隊などの指定を受けた職員に対し支給する救助服や救急服、新たに採用となる職員へ貸与する被服一式、老朽化等により使用に耐えなくなった場合に再貸与する防火靴、さらには音楽隊員用の制服や制帽などがございます。
  続きまして、(3)の新聞・雑誌等購読料89万2,599円の内容についてでございますが、篠津分署を除く17の消防署所で購読しております朝刊新聞代のほか、消防専門の定期刊行物2誌、公務員専門刊行物1誌の購読料でございます。
  次に、(4)の工事請負費から191万1,000円を備品購入費へ流用しましたが、なぜ当初予算で組めなかったのかについてでございますが、この流用の内容につきましては、白岡消防署で更新した仮眠用ベッド15台とパーティションの取得費用を流用したものでございます。当初予算においては白岡消防署仮眠室の空調機器及び照明器具の更新工事と天井改修工事に合わせ、ベッドの更新及びパーティションの設置までを一括発注する予定で工事請負費として予算措置をしていたものでございます。しかし、事業執行時におきまして、これらの内容等を精査し、仮眠室の改修工事については建設業者に、ベッド等の物品取得については販売業者に、それぞれ分離して入札発注したほうが適正かつ安価で執行できる見込みであったことから、仮眠用ベッドとパーティションの取得費用を備品購入費へ流用して執行したものでございます。
  次に、(5)の新消防庁舎移設整備事業の中で需用費及び役務費が当初予算で組めなかったのかについてご答弁申し上げます。この事業につきましては、加須市大門町にございました旧加須消防署の設備や物品等につきまして、ことし4月1日に開署した加須消防署へ引っ越しするための事業費でございまして、加須市の特別負担による事業でございます。建設工事が進む中で加須市と消防広域化前の加須市消防本部で協議調整し、当初予算では一括して引っ越し業務を業者委託する予定で予算措置したものでございますが、消防広域化により久喜消防署や宮代消防署に配置されている資機材搬送車両を活用して、職員により搬送が可能なものはなるべく職員で行うこととしました。これにより引っ越しに必要な段ボール箱を取得するため需用費へ流用し、電話回線の移設につきましても直接NTTへ手続を行い経費削減を図ったものでございます。なお、4月1日から新庁舎において速やかに業務を開始できるよう、平成25年度末にネットワーク回線を開通させたことにより通信料が発生し、これらの経費につきまして役務費への流用が生じたものでございます。
  次に、(6)の決算審査意見書の中で1億6,793万3,494円と多くの不用額が生じていますが、今後どのような対応とするのかについてご答弁申し上げます。この不用額につきましては、決算審査意見書の17ページ以降に100万円以上の不用額調書がございますとおり、消防広域化によるスケールメリットにより安価に契約できたことが主な理由でございます。今後の対応でございますが、入札差金や災害対応に係る各手当等の不用額は今後も生じる可能性がございますが、予算編成時におきまして適正な見積もりを行い、適正な事業執行ができるよう図っていく所存でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、橋本予防課長。
          〔予防課長 橋本 晃君登壇〕
予防課長(橋本 晃君) 小島議員の質疑のうち、議案第11号、(7)、団体等の補助金の経費の負担のあり方の費用対効果を今後どのように検証するのか伺いますについてご答弁申し上げます。
  団体等の補助金につきましては、組合管内に組織された各防火安全協会や消防支援会、婦人(女性)防火クラブがございます。いずれもこれらの団体は、組合が推進する火災予防や防災活動などに協力する団体でありまして、申請に基づきこれらの活動に効果があるものと判断され補助金が交付されております。補助金の経費負担に対する費用対効果をどのように検証するかでございますが、先ほど申し上げましたとおり火災や防災活動、危険物施設の事故防止活動に効果があったかどうかということを検証しますが、その方法といたしまして、会計年度終了後に実績報告書が提出されますが、その事業活動報告や収支決算書等をよく精査いたしまして、補助事業の効果や必要性、的確性を検証しております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) では、1点目の不用額について、余りにも私から見れば、この予算組む編成に当たり確かに特別勤務手当とか児童手当、当然そこにはこのような金額が残るという事態が余り好ましくないという感じしますね。当然そこにはきちんとした予算編成をしていただかないと、これは確かにそこは人数が減ったとか、そういう形だったらわかるのですよ。これはある程度予算組むときにはわかるはずなのですけれども、その点、今後注意していただきたいなと思っています。
  それと、被服費の問題なのですけれども、これ1人当たりの単位は、夏服、冬服、それと靴とか、そういう部分で各夏2枚、冬2枚とかという枚数になっているのか。当然これ着がえも必要ですから、これだけの1億6,000万も不用額残さないで、ぜひそういう中で隊員の方にそういう部分で処理できないのか。その点についてお伺いします。
  それと、新聞・雑誌の購読料ですか、これは17カ所に朝刊、それと消防に関する雑誌を2つと、もう一つ、ちょっと忘れましたけれども、役場みたいな感じの中の内容です。どのようにこれ読んで、見て効果があるのか。その点についてお伺いします。
  それと、4点目、余りにも予算を、決算書を見ると流用が多いのですね。この科目だけではなく、ほかの流用が多いということは、当初予算がいかにいいかげんかという感じがするのですよ。ことし初めてですからしようがないとしても、やはり当初予算でしっかりとした積算根拠、見積もり、打ち合わせをして、当然今後はやっていただきたいと思っています。
  それと、この5点目の需用額、役務費ですか、これは当然消耗品費も考えられますから、そういうところがちょっと甘いのかなと思って、それは指摘しただけです。
  それと、6点目の決算審査意見書の中で1億6,793万3,494円と、これは余りにも残し過ぎという部分、不用額が出るというのは、やはり各4市2町で負担金を出し合って、十分に使うようにしていただかないと、余りにも残すと意味がないのですよね。確かに入札なんかで下がるかもしれない。だけれども、余りにも金額が多過ぎます。これをできるだけ少なくするためにやっていただかないと、皆さんの公金が思うように使われていないということがあると思います。そういう中でひとつお願いしたいと思います。
  団体等の補助金に関してはきちんと精査しているという部分の中で、抜かりなくやっていただければ幸いだと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 小島議員の再質疑につきましてご答弁申し上げます。
  まず、不用額が多過ぎるというようなことでございますが、これにつきましては平成25年度予算におきまして、消防広域化前のそれぞれの消防本部において市や町の財政部局と調整の上、通年予算の編成を行い、それを消防広域化事務局において合体させたものでございます。その後、消防広域化前の5人の消防長による合同査定を経て予算案が編成されたものでございます。市や町によって予算の組み立て方に異なる点があり、消防広域化によるメリットがどのように生じるかを見込むことも困難でありましたことから、このような不用額が生じたものでございます。今後はこれらに注意し、十分な予算措置、適正な事業執行に努めてまいります。
  続きまして、被服の関係でございますが、夏服、冬服2枚とかどうなっているのかというご質問でございますが、消防職員に採用されますと、制服類は1着、夏、冬1着ずつ、また活動服におきましては、それぞれ2着ずつ貸与しております。その後につきましては、職員被服貸与規程に基づきまして、それぞれ点数制をとっております。点数制をとることによりまして、本人が不足している被服につきまして、自分で希望どおりの制服、あるいは活動服等が取得できるようになっているものでございます。
  続きまして、新聞、雑誌等をとってどのように読んで効果があるのかということでございますが、朝刊につきましては、それぞれ情報収集的なものでございますが、雑誌等でございますが、これは消防専門誌でございまして、これらの内容でございますが、各消防本部、全国規模でございますが、これらの動き、あるいは災害があった場合の災害提起をされまして、それの各消防の事故事例、それに対します防御活動、これらが掲載されておりますことから、それらにつきまして当消防本部でも内容を精査し、それで防御活動に寄与しているものでございます。また、もう一冊、Jレスキューという刊行誌がございますけれども、こちらにつきましては車両の艤装関係でございます。こちらの艤装関係につきましての参考図書でございます。それと、地方自治職員研修を毎月刊行しておりますが、こちらも購読しておりますが、こちらは消防職員として、また公務員としての資質等の問題がございますので、これらを参考にしているものでございます。
  決算書を見ると流用が多いという、当初予算でしっかりということでございましたが、議員ご指摘のとおり、今後につきましては十分な内容を精査し、流用等がなるべくなくなるような体制をとっていきたいと思います。
  最後に、役務費の関係でございますが、これにつきましては今年4月1日に開署いたしました加須消防署、新庁舎分でございまして、3月中に通信回線を開設させたことによります役務費でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
  私のほうからは以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 今の内容からすれば、当然そういう中でことし初めての予算編成と決算なので、そこはちょっと大目に見て、来年度からはそういう中できちんとした中で精査しながら予算編成をしていただきたい。これ要望です。
  それと、やはりこの不用額が余り生じないように今後努力していただければ幸いだと思います。今までの答弁で結構です。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 以上で小島和夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、森山哲夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 議案第11号、平成25年度一般会計歳入歳出決算の認定について、通告書の順に沿って質問いたします。
  初めに、主要な施策の成果に関する調書について質問いたします。平成25年度の決算は、当消防組合にとっては初めての決算となるわけですが、施策の成果に関する調書には、消防行政の核心ともいうべき消防、救急活動の出動状況については何ら記載されていないのであります。どのような災害に対し、どういった部隊がどれだけ出動し対応したのか、あるいは対応できたのか。このことを抜きにして施策の成果ははかれないのではないでしょうか。昨年の第3回定例会において提出されました調書のように、少なくとも旧年中の出動実績や119番受信状況、消防職員の配置状況などは掲載していただきたいと思うのですが、当局の見解をお尋ねいたします。
  次に、平成25年中の出動実績について5点ほどお尋ねいたします。1つは、平成25年中の事故種別・救急搬送人員数並びに前年実績との差をそれぞれ明らかにしていただきたいのであります。
  2つ目は、救急隊の現場到着所要時間及び医療機関等へ収容されるまでの時間についてですが、これは最長と平均ということで明らかにしていただきたいのであります。
  3つ目は、医療機関等への最多照会回数及び現場滞在時間はどうだったのか。また、現場滞在時間が30分以上となった事例は何件あったのか、明らかにしていただきたいのであります。
  4点目ですが、火災出動で現場到着までの所要時間が最もかかってしまった事例にはどのようなものがあったのか、具体的に説明していただきたいのであります。
  5点目は、広域化に伴って出動件数が著しく増減した署所というのはあるのかどうか。あるのでしたら、その具体的な状況を示していただきたいのであります。
  次に、質問内容の(3)、一般管理事業費の健康相談について2点ほどお尋ねいたします。1点目は、被相談者1人当たりの委託料、単価が前年度に旧久喜地区消防組合で実施した金額と比べますと25%も高くなっているのですが、その理由について説明していただきたいのであります。
  2点目は、被相談者は毎回とも4名となっていますが、相談希望者が少ないのでしょうか。それとも被相談者の受け入れ枠が限られているのでしょうか。昨年度の実績は平成24年度における旧久喜地区消防組合の実績と大して変わらないわけですが、広域化によって職員数も大分ふえたわけですから、被相談者の人数についてももう少しふやせるような措置をとるべきではないかと思いますが、いかがなものか、お尋ねをいたします。
  次に、質問内容の(4)、庁舎維持管理事業の業務委託料についてですが、ごみ収集運搬処理業務委託料が旧加須市消防本部管内に所在する署にだけ発生しているのはどのような理由によるものなのか、明らかにしていただきたいのであります。
  次に、質疑内容の(5)、庁舎維持管理事業の光熱水費についてお尋ねをいたします。当消防組合管内17署所のうち、電気及び水道においては杉戸消防署の使用料が、ガスについては幸手消防署の使用料が比較的多いように見受けられますが、その理由は何なのか明らかにしていただきたいのであります。
  次に、質疑内容の(6)、予防管理業務事業の立入検査についてお尋ねいたします。防火対象物に対する立入検査では、久喜市及び白岡市の実施率が、危険物施設に対する立入検査では、幸手市及び杉戸町の実施率が、それぞれ6市町の平均値、防火対象物では21.1%、危険物施設では78.9%でありますが、それぞれの平均値を大きく下回っていますが、その要因等について説明していただきたいのであります。
  次に、質疑内容の(7)、救急救命士の研修についてお尋ねいたします。施策成果調書などを見ますと、救急救命士の処置範囲の拡大に伴う追加講習や再研修、病院実習等がふえてきているようですが、このことによって現場における人員に不足が生じるような事態にはなっていないのでしょうか。支障等は生じていないのでしょうか、お尋ねをいたします。
  最後に、質疑内容の(8)、財産に関する調書に関して2点ほどお尋ねをいたします。
  初めに、水槽付消防ポンプ自動車についてでありますが、水槽付消防ポンプ自動車は差し引きで1台減となっていますが、車両を更新した宮代消防署以外で減らした署所というのはどこになるのでしょうか。
  2点目は、消防ポンプ自動車及び非常用消防ポンプ自動車についてであります。消防ポンプ自動車及び非常用消防ポンプ自動車は、それぞれ差し引きで1台増となっていますが、どこの署に配置されたものなのか明らかにしていただきたいのであります。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の議案質疑につきまして、私からは(1)と(3)、(4)につきましてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)の主要な施策の成果に関する調書には、昨年第3回定例会に提出いたしました調書のように、@、昨年中の出動実績や119番受信状況、A、消防職員の配置状況などを掲載していくべきではないかについてでございますが、昨年第3回定例会におきまして決算の認定をお願いいたしましたのは、旧久喜地区消防組合の平成24年度決算でございます。この認定に当たり、あわせて提出いたしました主要な施策に関する調書には、資料として巻末にご指摘のデータを掲載していたものでございます。今後は同様の資料を調書に掲載していきたいと存じます。
  次に、(3)の一般管理事業費の健康相談についての@、被相談者1人当たりの単価が前年度に旧久喜地区消防組合で実施した金額に比べて高くなっているが、その理由はという質疑でございますが、健康相談につきましては単価契約をしているものではなく、産業医との契約につきましては、健康相談のほか、救急隊員が感染症患者等を搬送した場合にアドバイスを受けたり、あるいは必要に応じて健康障害の原因の調査や再発防止のための措置をお願いしているものでございまして、その対象となる職員数が、このたびの広域化により増加したため、報酬も増額となっているものでございます。
  次に、Aの相談者数が前年度の旧久喜地区消防組合の実績と大して変わらないことについてでございますが、健康相談につきましては、希望する相談者が少ないのが現状でございまして、相談者の受け入れ枠の上限が決まっているわけではございません。また、相談者の人数がもう少しふやせるような措置がとれないかについてでございますが、健康診断の結果により産業医に相談が必要と思われる職員に対しまして、積極的に相談を受けるよう進めてまいりたいと考えております。
  次に、(4)、庁舎維持管理事業の業務委託料で、旧加須市消防本部管内に所在する署にだけなぜ収集運搬処理業務委託料が発生しているのかというご質問でございますが、加須市廃棄物の処理及び清掃に関する条例では、当消防組合から排出されるごみにつきましては事業系ごみという区分に該当いたします。この条例の第9条第2項におきまして、事業者はみずから運搬処分しないときは、廃棄物の収集・運搬・処分を業として行うことができる者に収集、運搬、処分をさせなければならないと規定されております。このようなことから業務委託をしているものでございます。なお、加須市以外につきましては、無償で収集運搬処理をしていただいております。
  次に、同じ料金になっている理由でございますが、業務委託を行うに当たり、それぞれ地域ごとに市が許可をしている事業者から見積もりを徴取いたしました。見積もりを依頼する際、分別したごみを収集していただく日につきましては、当該消防署に最も近い一般家庭用ごみ集積所の収集日に合わせて実施していただくこととしたところ、最も安価な業者の見積もり額がそれぞれ月額税別で9,000円であったものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。  
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 私からは、森山議員のご質疑(2)のうち@、A、B、(7)について順次ご答弁申し上げます。
  初めに、@、事故種別・救急搬送人員数並びに前年実績(旧5消防本部の合計)との差(増減数)をそれぞれ明らかにしてくださいについてですが、火災による搬送につきましては32人、前年比17人の増、自然災害事故、なし、1人の減、水難事故1人、増減なし、交通事故2,061人、97人の減、労働災害事故426人、17人の増、運動競技事故145人、17人の減、一般負傷2,244人、53人の増、加害102人、7人の減、自損行為149人、12人の減、急病1万633人、191人の増、その他1,424人、13人の増、合計搬送人員1万7,217人、前年比157人の増加となっております。
  次に、Aの救急隊の現場到着所要時間及び医療機関等へ収容されるまでの時間(最長と平均)を明らかにしてくださいでございますが、現場到着所要時間につきましては、最長58分、平均7.6分となっております。医療機関等へ収容されるまでの時間につきましては、最長282分、平均43.9分となっております。
  続きまして、Bの医療機関等への最多照会数及び現場滞在時間(最長・平均)はどうだったのか。また、現場滞在時間が30分以上となった事例は何件あったのでしょうかでございますが、最多照会数につきましては37回、現場滞在時間の最長は159分、平均は20分でございます。また、現場滞在時間30分以上要した件数は1,946件となっております。
  次に、(7)、救急救命士の処置範囲の拡大に伴う追加講習や再研修、病院実習等がふえているようですが、現場における人員に不足が生じているような事態はなかったのでしょうかについてでございますが、救急救命士の研修につきましては、研修計画に基づき実施し、救急車搭乗救急救命士に不足が生じないよう消防隊配属の救命士の乗りかえや署所間における救急救命士の入れかえ等で対応しております。このことから常時1名の救急救命士を救急車に搭乗できる体制を確保しております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 橋本予防課長。
          〔予防課長 橋本 晃君登壇〕
予防課長(橋本 晃君) 森山議員の質疑中、(2)、CとD及び(6)についてご答弁申し上げます。
  まず初めに、(2)、Cの平成25年中の火災出動で現場到着時間が最もかかってしまった事例についてご答弁申し上げます。その火災は広域合併前の平成25年3月10日、久喜市菖蒲町小林地内で枯れ草が約860平方メートルと暴風用のネット約31平方メートルを焼損したその他火災で、出動から現場到着まで16分を要し、最も時間を費やした事案でございます。ちょうどこの火災は、直近の菖蒲分署の全ての消防車両が、同分署管内の久喜市菖蒲町上栢間地内の建物火災に出動中に発生したもので、現場から9.8キロメートル離れました久喜消防署から消防車両が繰り上げ出動し、このために時間を要したものでございます。
  引き続きまして、(2)、Dの広域化に伴って出動件数が著しく増減した署所というものはあるのでしょうかについてご答弁申し上げます。
  まず、火災出動でございますが、広域合併後は出動計画に基づきまして隣接する市町の建物火災等に他市町の消防署から出動しておりますが、管内全ての市町に隣接しておりますのは久喜消防署管内でございますので、久喜消防署の出動が最も多く、広域合併前の平成24年中の久喜消防署の応援出動は6件ございましたが、合併後の平成25年4月から平成25年12月、9カ月間のデータですが、出動件数は23件と17件増加をしております。このうち署所別では、久喜消防署栗橋分署が、広域化前はゼロ件でしたが、広域化後は9件応援出場しており、最も出動件数が増加しております。その内訳でございますが、加須署管内に7件と幸手市管内に6件出動しております。久喜消防署以外の署所につきましては、著しい出場の増減はございませんでした。
  次に、救急出動でございますが、広域合併後の平成25年4月から同じく12月までの組合管内におきます他市町への救急出動件数は161件ございましたが、著しく増減した消防署所はございませんでした。
  次に、(6)についてご答弁申し上げます。防火対象物に対する立入検査では、久喜市及び白岡市の実施率が、危険物施設に対する立入検査では幸手市及び杉戸町の実施率が、それぞれ6市町の平均を大きく下回っていますが、その要因について説明してくださいについてご答弁申し上げます。
  防火対象物と危険物施設につきましては、立入検査の重点目標や実施数を構成市町の消防署ごとに実施計画で定めております。防火対象物で久喜市の実施率が低い要因でございますが、規模の大きい防火対象物や、また規模の小さい防火対象物であっても、社会的注目度の高い社会福祉施設などの火災危険や人命危険が高いところを重点的に実施しましたことで、立入検査の実施率が低くなっております。
  次に、白岡市でございますが、白岡西部産業団地が現在造成中でございまして、建設予定の大規模防火対象物や危険物施設の事前相談や消防同意事務や防火対象物の数の増加、また篠津分署が開署いたしまして、それに伴います作業や査察員に対する研修、育成に時間を費やしたために実施率が低くなっております。
  次に、危険物施設でございますが、まず幸手市の実施率の低い要因といたしまして、製薬会社や化学工場などの危険物関連施設が進出しまして、設置許可や変更許可申請の書類審査や完成検査の業務割合が非常に多くなりまして実施率が少なくなったものでございます。
  また、杉戸町につきましても、こちらについても大規模な危険物施設の設置許可申請、こちらは国内小売業初の燃料備蓄基地というのが大字本郷地内に完成したということで、これに伴う事前相談や書類審査、配筋検査とタンクの据えつけ検査等、完成検査も含めまして、これらに費やす時間が多くなり、結果、立入検査の実施件数が少なくなったものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、森田参事。
          〔参事兼杉戸消防署長 森田靖夫君登壇〕
参事兼杉戸消防署長(森田靖夫君) 私からは、森山議員の質疑に対しまして、(5)の庁舎維持管理事業の光熱水費について、杉戸消防署の電気及び水道使用料が比較的多い理由についてご答弁申し上げます。
  まず、電気使用量でございますが、消防広域化後も消防緊急通信指令システムが稼働していること、空調設備が古いため消費電力が高いことに加え事務室等が比較的大きいことから、電気使用量が多い要因と考えております。水道使用量につきましては、杉戸消防署では平成23年度からゴーヤを用いたグリーンカーテンを大規模に実施しており、その散水のためと推察しております。確かに電気量の節約になっているのも事実ではございますが、今後はさらなる節約に努めてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、松島参事。
          〔参事兼幸手消防署長 松島政雄君登壇〕
参事兼幸手消防署長(松島政雄君) 同じく私から、幸手消防署のガスの使用量につきましてご答弁申し上げます。
  幸手消防署のガスの使用量が多い理由でございますが、幸手署では開署当時の昭和49年から冷暖房、いわゆる空調設備を都市ガスにより稼働させておりました。光熱費につきましては、各署所で使用するエネルギーの種類が異なるため、他の署所に比べ幸手消防署では空調関係をほぼガスヒートポンプエアコンによりカバーしておりますのでガスの数値が大きくなっているものでございます。当署におきましても庁舎管理を十分行い節約に努めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 次に、新谷消防課長。
          〔消防課長 新谷智幸君登壇〕
消防課長(新谷智幸君) 森山議員の質疑のうち、(8)、財産に関する調書(車両の増減)に関してについてご答弁申し上げます。
  まず、@、水槽付消防ポンプ自動車は差し引きで1台減となっていますが、車両を更新した宮代消防署以外で減らした署所はどこになるのでしょうかについてでございますが、幸手西分署の水槽付消防ポンプ自動車を消防ポンプ自動車に変更したものでございます。水槽付消防ポンプ自動車につきましては、国庫補助金の対象となる1,500リットル以上の水を積載した消防ポンプ自動車を水槽付消防ポンプ自動車としたため、600リットルの水を積載した幸手西分署の水槽付消防ポンプ自動車を消防ポンプ自動車としたものでございます。
  次に、A、消防ポンプ自動車及び非常用ポンプ自動車は、それぞれ差し引きで1台の増となっていますが、どこの署所に配置されたものなのでしょうかについてご答弁申し上げます。
  消防ポンプ自動車につきましては、先ほど申し上げましたとおり、幸手西分署の水槽付消防ポンプ自動車を消防ポンプ自動車に変更したものでございます。非常用ポンプ自動車につきましては、加須南分署の消防ポンプ自動車を更新時に廃車せず、非常用ポンプ自動車として宮代消防署に配備したものでございます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員、再質疑を許します。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 再質疑させていただきます。
  質疑内容の(2)について、救急搬送等についてでありますが、これは昨年も旧久喜地区消防組合の実績ということでお伺いしているわけですが、全体を網羅した実績については調書の中に示されていないので伺ったわけなのですけれども、救急隊の現場到着所要時間、これは旧久喜地区管内、平成24年中の実績が最長で32分であったものが、25年、昨年3カ月は広域化前の数字が入ってくるのだろうと思うのですけれども、32分だったのが58分、約倍近くにふえています。それと、医療機関収容までの時間も旧久喜地区の24年中の実績、最長で225分が広域化後は282分と、最多照会回数も25回から37回と。消防救急行政をめぐる、年々過酷さを増す状況もあるのかなとは思うのですが、なかなか時間短縮につながっていないのかなと。タブレットも導入したわけですが、その点については、前年度との比較だけですけれども、どのように考えているのか。やはりタブレットの導入等もあったわけですけれども、そのことについて質問されている方もいますが、時間短縮にはなかなかつながらないような状況にあるのかどうか。昨年度の状況について、改めてお尋ねをしておきます。
  それと、24年中との比較で例えば最長時間が延びた事例が32分から58分とかいうふうになっているわけですが、これは守備範囲が久喜地区消防組合よりは当然広域化後の東部消防組合がカバーしているエリアのほうが多いわけですが、そうした広域化も一つの要因となっているのかどうか。その点についても伺っておきたいと思います。
  それと、質疑事項の(2)のDでありますが、広域化に伴って久喜署が全ての行政区に隣接しているということで、広域化前6件であったものが、9カ月で23件と17件増ということで、中でも栗橋の出動件数がゼロから9件にふえていると、そういうことになっているわけですが、この出動頻度がふえた署所への職員配置、増員などについては今後検討されていくのかどうなのか、その点についてお尋ねをしておきます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。  
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 森山議員の再質疑に対しましてご答弁させていただきます。
  議員ご指摘の現場到着最長時間58分という内容ですが、これは広域、組合合併前ですが、白岡消防署管内で発生したことです。白岡署の救急車が全て出動中に別の救急発生事案が発生しまして、通報者へ、救急車が全て出動中のため他の消防本部へ応援要請するため、現場到着に少し時間がかかりますという旨の説明したところ、白岡署の救急隊が出動できるまで待機できる、待てるというような返答を得ましたので、時間を要したこととなりました。
  次に、病院収容までの最長時間ですが、これは119番入電から病院収容まで282分を要した症例ですが、これは収容ですが、一度病院に収容されまして病院内で検査したところ、さらに専門的な処置が必要なため他の病院に転送となったものです。なお、報告につきましては、最終病院が病院の到着時間となっておりますことから282分となったものでございます。
  次に、最多照会数ですが、これは昨年1月に発生しました旧久喜地区において、受け入れ回数37回を要しました搬送困難症例でございます。
  それから、広域化に伴った、これらの時間の要因というのは特にありませんでした。また、現場滞在の短縮時間等ですが、これは救急隊とまた病院とでいろいろ協議はしておりますが、病院までの収容時間ですが、25年中平均43.9分となっております。これ24年中のデータですが、埼玉県では平均44.6分と、当消防組合としましては、決して良好な数字ではありませんが、県の平均よりは下回った数字となっております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長 島村健一君登壇〕
次長(島村健一君) 森山議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  広域化に伴って出場件数が増加した署所への職員配置を検討しているのかと、そういったご質疑でございます。実績によりますと久喜消防署が6件から23件、栗橋分署がゼロ件から9件というふうにふえているわけでございます。この状況につきましては、すぐに職員を増員する状況ではないと、その範囲内であると思っておりますので、現在のところは検討をすぐにはするというものではございませんけれども、今後人員、それから施設適正化計画、その中に反映させていきたいと思っております。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員、よろしいですか。
  以上で森山哲夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、梅山昌弘議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔1番 梅山昌弘君登壇〕
1番(梅山昌弘君) 1番、梅山です。議長の許可をいただきましたので、議案第11号について質疑を行わせていただきます。
  最初に、歳入ですけれども、合併して最初の決算ということで、予算そのものがそれぞれの各市町の寄せ集めといいますか、今までの経緯もあるわけですけれども、まず私は歳入の関係で、県内それぞれ先に合併した団体があるわけですけれども、住民の側とすれば経費面どのようになっていくのか。そこで受ける住民サービスはまたどのようになっていくのか。非常に関心の深い点かと思われます。そこでお伺いするわけですけれども、住民1人当たりの負担金、県内類似団体と比較しまして、また県の平均などと比較して、いろいろどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。予算ベース、決算ベース、いろいろ比較の仕方はあるかと思いますけれども、わかりやすい方法でお願いしたいと思います。
  次に、文書管理業務についてお伺いいたします。ここでは合併ということで文書管理を統一していくというような説明を受けました。具体的にはそれぞれの構成市町の消防署でどのような文書管理システムになっていたのか。また、それを踏まえまして合併ということで文書管理については統一していくというようなことになったかと思いますけれども、どのような視点に重点を置いて取り組んだのか。それと、この管理システムの統一によりまして、どのような効果が得られるのか、お伺いいたします。
  また、このことによりまして、県内はもとより国などとの文書のやりとりはより効果的に推進することのシステムなのか。これを行ったことによりまして、また今後これらのシステム管理のコスト等はどのようになっていくのか、お伺いいたします。
  それと、これまでの構成市町の行ってきた文書管理よりも、さらに簡便でより確実で性能のよいものになるかと思いますけれども、その辺についてもお伺いしたいと思います。
  次に、庁舎の施設清掃業務委託料、浄化槽の保守点検委託料、それとごみ収集運搬処理業務委託料、この3件についてお伺いいたします。主要な施策の成果によりますと、庁舎施設の業務委託料につきましては469万1,324円ということですけれども、これらに関しまして新しく竣工しました加須消防署、それ以外にも幸手消防署などは全て施設の業務をこれらについて網羅しておりませんけれども、どのような理由なのか、お伺いいたします。
  それと、白岡消防署におきましてはまた別の会社ということになっております。全体の施設を網羅していない、あるいは白岡だけが別の業者と、この辺の関係についてどのようになっているのか。それと、入札に当たっては地元業者に配慮するというようなことも考えられるわけですけれども、どのような経緯によるものか、お伺いいたします。
  それと、ごみにつきましては、先ほどご答弁いただきました。その中で騎西分署というのもあるわけですけれども、この報告書のほうには明記されておりませんけれども、騎西分署についてはどのような処理を行っているのか、お伺いいたします。
  ちょっと順序が前後してしまいましたけれども、浄化槽の関係について、これらの施設について基本的にどのような期限で管理を行うことになっているのか。また、公共下水道に接続されている施設もあろうかと思いますが、その内訳についてお伺いいたします。
  主要施策の調書の成果で見る限り、いろいろばらつきがあります。これらに関して、それぞれの消防署の予算の算定との関係もあり、今年度の決算においてはやむを得ない部分もあるのかと思いますが、それぞれの詳細についてはどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。
  次に、救急救命士の再教育の研修委託料につきまして、これに関しましては埼玉県のメディカルコントロール協議会の規定によりまして、救命士につきましては2年間で128時間以上の再教育研修が義務づけられているということですが、これについて全ての救命士が規定どおりに研修を終えているのかどうか、お伺いいたします。また、各分署ごとの内訳はどのようになっているのか、お伺いいたします。
  それと、研修に関しまして、事業報告で見ますと、病院によりまして1人当たりの単価に相違があるのかなというようなところもありますけれども、どのようになっているのか、お伺いいたします。
  次に、消防緊急通信指令システム保守管理業務委託料ですけれども、これにつきましては総体的に見て特に久喜消防署みたく施設が新しくて内容が高度なものについては費用もかかるというような話も伺っておりますけれども、まず機器の性能との関係で保守費用というのはどのようになっているのか、具体的にお伺いしたいと思います。それと、業者との契約によりまして部品の交換等の条件がいろいろあるようです。それらについてのランクづけ等がされているようですけれども、合併初年度ということで各署所ですね、どのようなランクづけになっているのか、お伺いしたいと思います。契約の内容について、一番経済的に見て最良のものを今後検討していくべきだと思いますけれども、この決算年度において、その辺についてどのようにお考えになったのか、お伺いいたします。
  最後に、先ほどの議員とちょっと重複しますが、お許しいただきたいと思いますけれども、救急搬送に関しまして、埼玉県の医療情報システムの導入などもありまして、タブレットによる検索等が行われたわけですけれども、救急搬送の効率化が、相手のあることですけれども、どのように改善をされていったのか、お伺いしたいと思います。
  最後に、立入検査について2件ほどお伺いいたします。防火対象物について、どのような施設が検査の対象となっているのか。規定が当然あると思いますけれども、指導棟数等について、指導の主要な要因、どのようなものなのか。それと、指導につきましても、結果の報告書を見ますと構成市町によって大分ばらつきもあります。どのような要因によって、こういうばらつきが出てくるのか、お伺いいたします。
  それと、危険物の施設につきましても、指導内容について、いろいろ指導においても重大なもの、あるいは改修、軽微なもの等々あるようですけれども、改修報告書を含め、どのような指導を行ってきたのか、具体的にお伺いしたいと思います。施設の数、構成市町によって、やはり指導施設の数についてもばらつきがかなりあります。今回の合併によりまして査察業務に対する差異もあるのかなというふうな気もするわけですけれども、今後職員の研修など総体的な統一的な消防業務の一環としてのレベルアップも望まれるわけですけれども、この辺についても考え方があればお伺いしたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 梅山昌弘議員の質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 梅山議員の質疑につきまして、私からは常備分に対する住民1人当たりの金額と県内類似団体との比較、文書管理システム構築業務委託料、庁舎施設清掃業務委託料、浄化槽保守点検委託料、ごみ収集運搬処理業務委託料の5点につきましてご答弁申し上げます。
  まず、常備分に対する住民1人当たりの金額と県内類似団体等の比較でございますが、県内には28の消防本部がございます。各消防本部の消防費につきましては、埼玉県消防長会におきまして当初予算のみデータ収集し公表をしておりますので、平成25年度の予算ベースでご答弁申し上げます。まず、平成25年度の埼玉東部消防組合の常備消防費予算額は60億3,825万6,000円でございますが、特別負担金である篠津分署及び旧久喜地区の事務承継関係を除きますと59億650万6,000円で、住民1人当たり1万3,000円でございます。当組合と人口規模や職員規模が類似しております職員数540人の川口市消防局では、住民1人当たり約9,900円、当組合と同時期に消防広域を行いました職員数864人の埼玉西部消防局は約1万1,700円、県内平均は1万1,400円でございます。
  次に、文書管理システム構築業務委託料でございます。まず、消防広域化前の消防署ではどのような文書管理システムになっていたのかでございますが、それぞれの消防本部におきまして市や町の文書管理システム等によりネットワーク上で管理をしていたり、あるいは消防本部独自の文書収受簿等により管理をしていたものでございます。
  次に、文書管理の統一に当たり、どのような視点に重点を置いて取り組んだのかでございますが、多様化したニーズへの柔軟な対応、情報公開と行政情報化の推進、事務の簡素化・効率化を主眼といたしております。導入いたしました効果でございますが、ファイリングの統一化により、人事異動等があった場合でも適切な事務処理を行うことができ、情報公開等にも適切に対応が可能となるものでございます。
  次に、県内や国等との文書のやりとりが効果的に推進するかでございますが、導入いたしましたシステムは、国や県から送付されてきた電子データをシステム上に保存し処理できるもので、スムーズな事務処理が行えると考えております。
  次に、文書管理システムの管理コストでございますが、保守を含めた5年の長期継続のリース契約とし、月額42万6,600円となっております。組合市町が導入しているシステムとの比較につきましては、システムや処理方法が異なるため単純に比較することはできませんが、導入いたしましたシステムにつきましては当組合に適しているものであると考えております。
  次に、庁舎施設清掃業務委託料でございますが、まず全ての庁舎を網羅していないということでございますが、平成25年度における庁舎施設清掃業務につきましては、予算措置がなされた庁舎のみ実施をしたものでございます。また、旧加須消防署につきましては、床のワックス剥離清掃を実施するとタイルが剥がれてしまうおそれがあるため、業務委託を断念したものでございます。
  次に、白岡消防署の関係でございますが、管内業者及び過去に実績のある業者4者による見積もり合わせを実施いたしましたところ、株式会社共立エコー白岡営業所が安価な価格で見積もりしたため、契約を締結したものでございます。
  次に、浄化槽についてでございますが、浄化槽を使用する場合は、浄化槽法により保守点検、清掃、法定検査の3つを行うことが義務づけられております。まず、保守管理業務の期限でございますが、浄化槽法におきまして、浄化槽の処理方法や規模によって定められた回数を毎年実施することとされております。委託先については、県知事登録を受けた業者とされており、管内の業者から見積もりを徴取し契約をしております。
  次に、公共下水道に接続されている庁舎につきましては、久喜消防署、それと旧の加須消防署、幸手消防署、久喜消防署東分署、それと加須消防署騎西分署の5庁舎で、残りの13庁舎は浄化槽が設置されております。各署所の浄化槽の概要でございますが、浄化槽の大きさにつきましては、中島出張所の5人槽から杉戸消防署の120人槽まであり、おおむね30人槽から50人槽の浄化槽が設置されております。
  続きまして、ごみの収集運搬処理業務委託料についてでございますが、騎西分署が明記されていない経緯でございますが、騎西分署につきましては、加須市合併前の騎西町の時代に騎西分署が関係部局と協議を行い、当時の騎西町指定のごみ袋にて一般家庭用のごみ集積所へ排出していたものでございまして、これが加須市の合併後も継続されていたため、平成25年度におきましては同様に処理をしていたものでございます。なお、平成26年度からは事業系ごみとして条例を遵守し、業務委託により処理をしております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 私からは、梅山議員のご質疑(6)、(8)について順次ご答弁申し上げます。
  まず、(6)、救急救命士再教育研修業務委託料についてでございますが、救急救命士は2年間で128時間以上の再教育研修が定められていることから、交代勤務の実働救命士につきましては、研修が修了するよう計画的に実施しております。消防署ごとの内訳はどのようになっているのかのご質疑につきましては、人事異動もありますことから消防署ごとの把握ではなく組合全体で把握しているところでございます。
  研修先の病院により1人当たりの単価に相違があるとのご質疑につきましては、三次医療機関であります獨協医科大学越谷病院は、東部地域メディカルコントロール協議会で1当直2万円と規定され、茨城西南医療センター病院は、BANDO―メディカルコントロール協議会で1当直1万円と規定されております。また、管内の二次医療機関につきましては、当消防組合と協議し8日間で3万円となったものです。
  次に、(8)、タブレット効果についてはでございますが、当埼玉東部消防組合は、昨年9月5日より埼玉県の補助により整備いたしましたタブレット端末を全ての救急車に配備し、運用を開始したものでございます。また、本年4月1日より機能強化されました埼玉県救急医療情報システムを活用し、救急搬送の迅速化に取り組んでおります。新しいシステムでは、脳卒中・心筋梗塞など、症状ごとの受け入れ医療機関の検索も可能となりました。さらに、救急隊が搬送実績を入力することにより、最新の情報を他の救急隊と医療機関が共有できるため、より迅速な病院選定が可能となっております。救急隊からは、以前は傷病者の状態により直近の医療機関から順次照会しておりましたが、適応医療機関や特殊診療科へピンポイントで選定できるようになったという話も聞いております。また、医療機関からは、他の病院の搬送実績を共有できることから救急患者の受け入れ意識の向上につながっているとの話もいただいております。このことから徐々にではありますが、効果があらわれていくものと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 石井次長。
          〔次長兼指令課長 石井秀典君登壇〕
次長兼指令課長(石井秀典君) 私からは、梅山議員の消防緊急通信指令システム保守管理業務委託料についての質問につきましてご答弁申し上げます。
  まず初めに、総体的に見て保守管理業務委託料に非常にばらつきがあり、機器の性能との関係で保守管理の費用はどのようになっているのか具体的に伺いたいについてでございます。指令台は、地理的事情、市町村の人口規模、都市構造等を勘案して、人口10万人未満のT型、10万人以上40万人未満のU型、40万人以上のV型に区分されております。久喜消防署はU型指令台で、ほかの消防署はT型指令台を設置しております。久喜消防署に設置されていてほかの消防署にないものは、NTTの一般回線の119番通報を受けた地図表示をする発信地表示システム、全ての車両を管理し必要な支援情報を提供する車両動態管理システム、現場の状況を災害対策室に送信する画像伝送装置や活動結果を記録し統計などに活用する消防OAシステム等で、このようなことから久喜消防署の保守委託料が高額になっているものでございます。
  次に、契約の内容についてどのようなランクづけがされているかについてでございますが、先ほど申し上げたとおり久喜消防署の場合は、U型の保守内容に基づいて契約を締結し、また幸手署、白岡署、杉戸署については、T型の保守内容に基づく、それぞれの等級によって契約を締結しているところでございます。
  続いて、契約の内容で一番経済的に見てベターなものについてどのように検討や研究をしてきたのかについてでございますが、広域化以前は構成市町ごとに契約を締結してまいりましたが、平成25年度に広域化が実現となり、全ての契約事務を指令課で実施したところでございます。したがいまして、広域化前の契約内容を承継したもので、今後新指令システムの構築を契機に、このシステムが最良の状態を維持できるよう、保守の委託の内容や維持管理に係る経費の面についても精査研究してまいりたいと考えてございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 橋本予防課長。
          〔予防課長 橋本 晃君登壇〕
予防課長(橋本 晃君) 梅山議員の質疑のうち、予防課所管であります立入検査の内容について、防火対象物、危険物施設につきまして、先ほどの質疑内容に従いましてご答弁申し上げます。
  まず、防火対象物の立入検査の対象についてでございますが、グループホーム等の社会福祉施設は面積に関係なく全てが対象となります。また、それ以外の建物は、延べ面積が150平方メートル以上で、消火器などの消防設備の設置義務のあるものが立入検査を実施する対象物でございます。なお、成果調書に記載のとおり、埼玉東部消防組合の管内にこれら立入検査の対象となる防火対象物の数は全部で1万569ございます。
  次に、査察棟数でございますが、当消防組合の査察規定に基づきまして、消防署ごとに年間の査察計画というものを作成し、それに基づき査察を実施した防火対象物でございます。
  次に、指導棟数ですが、こちらは立入検査を実施した結果、何らかの違反があった防火対象物で、その主な要因ですが、消防用設備の点検を実施していない、消火、避難訓練の未実施、消防設備の不良などの違反指摘があり、違反是正のための改修計画報告書の交付数は870件で、うち755件が是正されております。
  次に、危険物施設に関する質疑でございますが、立入検査結果の指導内容、重大違反、軽微な違反の数、その是正状況についてご説明申し上げます。
  危険物は、ガソリン、それからシンナーなどの発火性、引火性を有する危険物で火災や爆発が発生した場合、消火が非常に困難となる物質であり、消防法で許可を受けた施設でなければ貯蔵や取り扱いが禁止され厳しく規制をされております。したがいまして、許可を受けずに構造設備などを勝手に変更してしまった事案や危険物保安監督者の未選任が重大な違反となります。これは全部で12件ございましたが、そのほとんどが是正をされております。また、軽微な違反につきましては、査察規程でその内容が定められており、主なものは設置者の氏名名称変更の未届け出や設備の腐食や一部の破損等で容易に改善できるものであり、こちらにつきましてもそのほとんどが是正されております。
  次に、指導施設数、これはいわゆる違反施設の割合ですが、構成市町によりばらつきがあるのではないかというようなご指摘でございますが、こちらにつきましては各消防署の査察員が、軽微な違反に対しまして立入検査結果通知書に記載をするか、あるいはまた口頭による指導だけで済ましてしまったかによって指導施設数に差異が生じたものでございます。そこでこのような問題を解決するために、広域化1年後の平成26年4月1日に査察規程を全面改正いたしましたので、今後は指導事項の統一化が図られていくものと考えられます。
  次に、構成市町における立入検査実施率の均一化と予防業務の統一的な運営に関してでございますが、防火対象物につきましては、平成26年度から全ての構成市町で立入検査を20%以上といたしました。また、危険物施設につきましても、査察規程で定めた以上の実施を計画し、実施率の均一化を図っております。今年度の上半期を終了した時点でございますが、各消防署で定めた査察実施率の平均、これは組合全体で防火対象物にありましては90%、危険物施設につきましては97%を達成しておりますので、ほぼ計画目標を達成しているところでございます。
  最後に、職員研修による予防業務のレベルアップをどう考えているのかでございますが、予防関係の外部研修等に職員を積極的に派遣するとともに、平成25年度中は組合内部の職員研修を3回、延べ日数で5日間実施をいたしましたが、今後もこのような研修などを計画的に実施し、査察員の能力や資質の向上を図ってまいりたいというふうに思います。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 梅山昌弘議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔1番 梅山昌弘君登壇〕
1番(梅山昌弘君) 再質疑といいますか要望も含めて行わせていただきます。
  まず、最初の常備消防分に対する住民1人当たりの金額につきましてご答弁いただきましたけれども、川口、西部の金額が出ましたけれども、今後統一的な新しい予算が来年度に向けて組まれるわけですので、できれば西部ぐらいで抑えていただければいいのかなと思っているので、要望をさせていただきます。
  それと、この庁舎の清掃業務の関係ですけれども、予算計上なかったところについては決算調書にないということですけれども、この辺につきましては結局外部業者に委託しなくても自分たちで十分やっていけると、そういう考えでよいのかどうか、お伺いいたします。
  それと、加須地域の騎西分署につきましては、先ほどご説明をいただきましたけれども、予算を組む段階でこの辺の、私も地元といいますか構成自治体の加須市の議員としてあれなのですけれども、騎西についての検討というのは当初予算を組むときにどのようになされたのか、伺っておきたいと思います。
  それと、消防システムの保守管理業務について、40万人ということで久喜の場合は非常に経費もかかるということですけれども、今後さらに新しいシステムが今工事中なわけですから、できるだけ管理経費については減額していただきたいなと、要望しておきます。
  それと、立入検査の関係ですけれども、先ほども答弁いただきましたが、署内でいろいろ統一的なことをやったので、平均的なというか一定のレベルでの誰がどこで行っても同じような結果になるでしょうということでした。それはそれで大変結構なことなのですけれども、危険物の12件のうち重大が12件あったと。ほとんど是正されているということなので、ほとんどというのだと何となく何カ所か残っているのかなと疑問もあるわけですけれども、この辺の結果については現状どのように把握なされているのか伺っておきたいと思います。
議長(鎌田勝義君) 菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 梅山議員の再質疑につきましてご答弁申し上げます。
  清掃業務の関係でございますが、予算計上しなかったのはということでございますが、消防広域化当初であります平成25年度予算につきましては旧消防本部にて、それぞれ市、町の財政部局と調整の上、従来どおりの通年予算を組んだわけでございますが、その中で広域化協議の中で細部に至るまで調整まで至らなかったことから、庁舎施設清掃業務委託料を予算措置しない庁舎が生じたものでございます。今後につきましては、埼玉東部として全部の庁舎に対しまして清掃業務ができるような予算措置をしていきたいと思っております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 橋本予防課長。
          〔予防課長 橋本 晃君登壇〕
予防課長(橋本 晃君) 梅山議員の再質疑に対してご答弁申し上げます。
  危険物施設で実施した重大違反12件のその内訳についてでございますが、危険物施設の変更工事を無許可変更を実施した件数が6件、うち2件が是正されております。4件がまだ改善指導中でございます。もう一つ、重大違反でもう一つなのですけれども、危険物保安監督者、人による危険物施設の管理、これが選任されていない。これが6件ございました。こちらについては全て是正されております。重大違反については以上12件、是正になったものが8件、未是正が4件。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 梅山昌弘議員。
          〔1番 梅山昌弘君登壇〕
1番(梅山昌弘君) 先ほどの再質疑の中のご答弁で、庁舎の施設の清掃業務につきましてはいろいろあったようですけれども、現状でこれ以上予算をかけなくて済むのであれば、私はそうしていただいたほうが結構なのかなと危惧をするわけです。要望とさせていただきます。
  それと、危険物の関係につきましては、重大の関係で改善指導が4件ということですけれども、これについては施設の相手方の工程等、そういうものも含めて消防署としては査察指導の後の手当てをどのように行っているのかだけお伺いしておきたいと思います。
議長(鎌田勝義君) 橋本予防課長。
          〔予防課長 橋本 晃君登壇〕
予防課長(橋本 晃君) 梅山議員の再々質疑についてご答弁申し上げます。
  危険物の無許可変更4件がまだ是正されていないということにつきましてのその後の是正指導ですが、こちらにつきましては設置者と違反内容をよく精査し、変更工事の見積額、それからその内容について、結構大きな変更に該当する事案もございますので、こちらは各署の担当者が粘り強く是正指導を継続中でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で梅山昌弘議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第11号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第12号の質疑をお受けいたします。
  小島和夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 議案第12号、補正予算です。予備費が増額された目的と根拠、これについては消防局長から車両整備とか車両の更新、そのためにこの予備費を増額したというお話なのですけれども、当然車両整備や車両の更新というのは当初予算で組めるわけですよね。ですから、9,025万6,000円を積む。本来予備費というものは、どこか途中で予算組んでいて、何か大きな問題が起きたときに、そういう部分で使うのが一般的な予備費だと思うのですよね。ですから、その点について余りにも金額が多過ぎるのですよね、1億25万6,000円も予備費に積むというのは。確かに何かあったときは当然積んでもいいのかなと思うのですけれども、ある程度金額を予備費は3,000万なら3,000万積んで、残り7,000万を4市2町に返すか。それと基金がないわけですね。市とか財政だったら財政調整基金と何でも使える金。ですから、当然この予備費が余りにも金額が1億以上あるということは、多少私は疑問があると思うのです。ですから、基金条例をつくって積み立てしたほうがいいのではないかと考えますけれども、その点はどうなのか、お伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 小島議員からの予備費が増額され、その目的と根拠並びに予備費が多過ぎるのではないか、このような質疑がございましたことに対しましてご答弁申し上げます。
  現在の当消防組合の財政状況は、各市町からの共通経費負担金だけでは老朽化した車両更新や庁舎改修などの事業が実施できない状況でございます。このようなことから今回追加いたします予備費につきましては、翌年度の事業財源として留保させていただくこととしてございます。また、当組合の財政規模から見ますと、議員ご指摘のとおり予備費に1億円という額は確かに多額ではございますが、現在の当組合の財政状況は、先ほど申し上げましたように各市町からの共通経費負担金だけでは老朽化した車両更新や庁舎改修などの事業が実施できない状況でございます。また、基金を設けた場合ですが、現状では決算剰余金を一旦基金に積み立て、同時に翌年度予算等で取り崩すことになるわけでございます。そのため予備費に留保し、それを翌年度に繰り越すこととしているものでございます。今後継続的な積み立てができるような財政状況になった場合におきましては、組合市町と協議を行い基金設置について研究してまいりたいと存じます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再質疑をお受けいたします。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 今の答弁聞いていますと、そうすると負担金が少し少ないという意味で言っているのですか。決算ベースで確定したわけですね、各4市2町の長が集まって。だから、そのときになぜそれを言わなかったのですか、そういう部分で。足りなくなる、こういう更新とかそういう部分で、今さら言っても、ある程度これは組合で決まったことですから、そこには計画性がきちんとあって更新とかこれらの車両の整備。そういうところですよ。だから、あくまでもそういう形をきちんとしてもらいたいという意味があるわけですよ。では、仮にこれができなかったときはどういう問題が起きるのですか。幾ら予備費があればこの車両整備とか、そういうのはできるのですか。そして、仮にこれが基金も使わないで、何もできなかったといったときは負担金を上げるわけですか。考え方がわからないのですよ。そこの考え方。そこをしっかりはっきりしていただきたいと思います。
  それともう一点、この予備費は1億7,591万3,000円、これ実質収支と国庫補助金の分の予備費だと思うのですよね。そこよくわからないのですけれども、そうすると4,000円違うのですよね。この実質収支は1億7,591万7,000円。こちらは繰越金の歳入の中では1億7,591万3,000円になっているのですよ。国庫支出金は同じですけれども。だから、その4,000円どうなっているのか、あわせてお伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長 島村健一君登壇〕
次長(島村健一君) 小島議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  予備費は、議員さんおっしゃるとおり予算外の支出または予算超過の支出に充てるために設けられているものでございます。本来決算剰余金につきましては、年度ごとに精査を行って組合市町へお返しをし、一方では財源が不足する場合には追加負担をお願いするのが筋であると思っております。しかしながら、消防広域化前に想定していなかった老朽化した消防車両等の更新、あるいは庁舎の修繕など数多く出てきております。こういったものを共通経費の負担金で全て賄うということは大変厳しい状況でございます。また、組合規約におきまして負担金の上限額というものが決められておりますので、このたび組合市町には剰余金をお返しをせず次年度への財源として予備費に留保させていただきたいと思っているものでございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で小島和夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第12号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第13号の質疑をお受けいたします。
  森山哲夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 議案第13号について、通告書に沿って質問いたします。
  初めに、第1条第1号についてでありますが、この第1条第1号の規定に該当するもの、消防職員として消防事務に従事した者で消防署長の職、その他これと同等以上に認められる職に1年以上あった者というのは、当組合内に現在何名いらっしゃるのか、明らかにしていただきたいのであります。
  次に、質疑内容の(2)、第1条第3号について2点ほどお尋ねをいたします。
  1つは、埼玉西部消防組合やさいたま市消防局などにおいては、埼玉県の消防事務に従事した者等については対象にはしていないようなのでありますが、県内において当組合と同じような資格要件を取り入れている団体というのは一体どれぐらいあるのか、明らかにしていただきたいのであります。
  2点目についてですが、消防局長は幅広い分野から的確な人材を確保するためにこの規定を設けたと説明しているのですが、それならばどうして国の消防事務に従事した者等は対象にしなかったのでしょうか。広い分野というのであれば埼玉県の従事者にとどまる必要性はなかったのではないかと思うのですが、幅広い分野という点では一体どのような捉え方をしているのか、明らかにしていただきたいのであります。
  最後に、質疑内容の(3)の附則についてお尋ねをいたします。地方分権一括法の成立に伴い消防組織法第15条が改正されたことにより、消防長及び消防署長の資格は、平成26年4月1日以降、政令で定める基準を参酌して各市町村等において条例で定めることとなったわけでありますが、どうして平成27年4月1日施行での提案となってしまったのか。施行日が平成27年4月1日となってしまった理由について、明らかにしていただきたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、(1)、第1条第1号の規定に該当する者は現在何名いるのかについてでございますが、消防司令長以上の階級の職員50名が該当しております。
  次に、(2)の@、第1条第3号の埼玉県の消防事務に従事した者等と資格要件を取り入れている団体は県内でどれくらいあるのかについてでございますが、県内で当組合と同じ資格要件を取り入れている団体はございません。
  続きまして、(2)のA、幅広い分野から的確な人材を派遣するためにこの規定を設けたと説明しているが、どうして国の消防事務に従事した者等は対象にしなかったのか。また、埼玉県の従事者にとどまる必要性はなかったのではないかについてでございますが、埼玉東部消防組合は埼玉県の人的支援制度の県職員の派遣、また当組合から実務研修職員といたしまして埼玉県に職員を派遣し、相互に派遣をしている実績がございます。このため私ども埼玉東部消防組合やこの地域の実情に精通した県の消防事務経験者を有資格者として想定したものでございます。しかし、国への職員派遣の実績はなく、地方分権の意味合いからも国の消防事務に従事した者等を対象としないものでございます。
  最後に、(3)、附則の施行日が平成27年4月1日の提案となってしまったのかについてでございますが、当消防組合におきましては他の消防本部のように平成26年4月1日施行としても平成27年4月1日施行としても人事配置上特に影響はないことから、平成27年4月1日施行としたものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の再質疑をお受けいたします。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 再質疑をさせていただきます。
  第1条の第3号であります。当組合独自の規定だというのですが、県内においてこのような規定を現在取り入れているところは当組合以外はないと。東部消防組合だけということですよね。そこで幅広い分野からの採用ということでご説明もあったわけですが、県と相互に職員を派遣している実績があるというのが主要な理由なのですが、多分同じ広域消防事務組合であります埼玉西部であるとか、またさいたま市消防局、政令市でありますけれども、そういったところでも県と相互に職員の派遣というのは実績があるのだろうというふうに思います。東部消防組合だけこの規定を取り入れるということなのですが、本当に必要なのかどうかという点が、もう一つ説明不足なのではないかなと思うのですね。客観的に検討すれば特別には必要のない規定ではないかと私は思うのですが、この第3号規定の必要性について、もう一度説明いただきたいと思うのです。県内でも東部消防組合だけということなので、とりわけその必要性というものが、もう一つ説明いただきたいというふうに思うのですね。
  それと、附則についてなのですが、影響がないからということではなくて、4月1日からも提案できたのではないかということで聞いているわけです。私が例示いたしました西部消防組合、あるいはさいたま市消防局などでも既に4月1日施行で制定しているわけでありますし、もう少し早く対応されてもよかったのではないかなと思うのですが、そこら辺の事情についてはご説明をいただきたいというふうに思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の再質疑につきましてご答弁申し上げます。
  第1条第3号の規定の根拠でございますが、県内で消防組合と同じ要件を取り入れている団体がないのに埼玉東部消防組合の資格要件に取り入れるのかということでございますけれども、従来の政令による資格基準につきましては都道府県の消防事務を2年以上経験した者との定めがございました関係上、現在の消防局長も県から派遣されております。今回の条例制定においてもその趣旨を生かし、消防事務に精通し、この地域の実情に詳しい県職員の有資格者等にすることにより、市町だけでなく幅広く適任者を選任できるとの考えから、この資格要件を盛り込んでいるものでございます。
  続きまして、附則の関係でございますが、平成26年4月1日からできたのではないかということでございますが、議員ご指摘のとおりでございますが、平成26年4月1日に施行するために平成26年第1回定例会前に県内各消防本部の動向の確認に時間を要したこと、また施行まで1年を超えない範囲の経過措置が設けられていたため、平成26年4月1日施行を見送ったものでございます。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で、森山哲夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第13号の質疑を打ち切ります。
  報告第7号については通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  これをもって上程されました管理者提出議案に対する質疑を終結いたします。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前11時00分

          再開 午前11時00分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。





    ◎討論・採決
議長(鎌田勝義君) 日程第3、これより討論、採決に入ります。
  まず、議案第11号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第11号 平成25年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定について、認定することに賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  認定することに決定いたしました。
  次に、議案第12号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第12号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)について、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第13号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第13号 埼玉東部消防組合消防長及び消防署長の資格を定める条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  以上で討論・採決は全て終了いたしました。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前11時02分

          再開 午前11時10分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。





    ◎消防行政に対する一般質問
議長(鎌田勝義君) 日程第4、消防行政に対する一般質問をお受けいたします。
  通告順に従い、順次質問を行います。
  なお、再度の質問の際は挙手をお願いいたします。
  初めに、森山哲夫議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 14番の森山でございます。それでは、通告書の順に沿って消防行政に対する一般質問を行います。今回私は、消防指令室の一元化に伴います職員の再配置について質問いたします。
  初めに、質問内容の(1)についてでございます。埼玉東部消防組合消防局は高機能消防指令センターの運用開始に伴い、18人程度を消防署所あるいは消防局のほうに異動する方針を明らかにしておりますが、具体的な検討はどこまで進んでいるのでしょうか。今後の予定や見通し等も含め明らかにしていただきたいのであります。
  次に、質問内容の(2)についてお尋ねいたします。本年3月の一般質問で総務課長は、配置先については予防査察や火災原因調査要員のほか、平成25年度、26年度における災害の発生状況や各所属における事務量などを勘案し、現場要員や本部要員として強化すべき部署に配置したいと回答しておりました。広域化前の平成23年4月1日現在における杉戸町消防本部の職員充足率は56.3%と、東部消防組合を構成する旧5消防本部中最低の水準でありました。消防指令室の一元化に伴います職員の再配置については、地域ごとの現状、すなわち消防力等も十分に踏まえて行う必要があると考えますが、杉戸消防署管内の現状を少しでも改善できるような措置は期待できるのでしょうか。
  以上であります。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の質問に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の一般質問に対しましてご答弁申し上げます。
  初めに、高機能消防指令センターの運用開始に伴う再配置人員の異動方針でございますが、現在の段階では指揮隊の設置などを視野に入れ、消防署所の消防力強化のため、なるべく署所へ人員を配置していく予定でございます。現在高機能消防指令センター運用開始に合わせて指令課に何人配置すべきか、また残り何人を出動隊に配置すべきかを検討している段階でございます。
  次に、指令室の一元化に伴う職員の再配置人員により、杉戸消防署管内の現状を改善する措置が期待できるのかということでございますが、広域化発足時に現在の人員を確保するという取り決めでありましたが、埼玉東部消防組合といたしましては、先ほど申し上げました新しい指令課に何人配置するのか、また残りの人員をどこに配置するのかの検討の中で、それぞれ必要となってくる業務の洗い出し作業を進めております。それらを精査した上で新指令課に配置した残りの職員につきましては、現段階で何人とまで申し上げられませんが、原則としてこれまで指令室のあった消防署に配置し、現場の消防力の強化に努めてまいります。
  また、高機能消防指令センターの運用により災害現場の直近署所から出動することになります。これにより今まで現場へ到着するまで長時間を要していた場所にも近隣の署所から出動し、現場への到着時間が短縮することが期待され、また新出動体制により各種災害に対して近隣署所から第2、第3出動があり、広域化のメリットが生じ消防力の向上が図られます。こうした広域化のメリットを生かし、現在、定員・施設適正化計画を作成しておりますので、その中でどのような人員配置が適正か十分検討してまいります。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 再質問いたします。再配置の今後の見通しでありますが、最初の答弁ではなるべく署所のほうへ配置していきたいと、これまで指令室のあった署に配置していきたいと。そうした方針を明らかにされたわけですが、まだ具体的には、つまりどこの指令室からそれぞれ何人ぐらいの職員を新指令センターの指令要員として抜てきしていくのかと、そういったことについてはこれからだというような話であったかと思います。そこら辺の概要が明らかになってくるのはいつごろと見ているのでしょうか。その点について、1つはお尋ねをいたします。
  それと、2つ目は、定員適正化計画策定の中で検討していきたいと。(2)に関連してはそのようなお話もあったわけですが、埼玉西部消防組合では今年度予算において常備消防力適正配置調査委託料というものを496万8,000円計上いたしまして、消防力の充足状況の把握など適正配置のための調査を進めているようでございます。そこで先ほど定員適正化計画の話もあったわけですが、埼玉東部消防組合では今年度の当初予算でこの計画の作成支援業務委託料、これは486万円でありますけれども、計上しておりますよね。この中でこの適正化計画作成支援業務委託の中で職員等の再配置に係る調査というものもやられるのかどうなのか、その点についてお伺いをしておきます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の再質問についてご答弁申し上げます。
  まず、再配置の関係でございますが、いつごろなのか明らかにしてほしいということでございますが、高機能消防指令センターの運用につきましては1月15日を予定しているところでございますが、これにあわせまして指令室の新しい人員を配置しなければなりませんので約1カ月程度前かと思いますので、ことしの12月中旬ごろには異動する職員におきましては内示する計画の予定でございます。
  続きまして、定員適正化計画の関係でございますが、定員適正化計画の中で再配置調査をやられるのかというようなご質問でございますが、現在各地域の火災や救急件数、人口、世帯数、管内道路の走行速度、道路状況のデータ、また車両の配置体制のデータなどを各署所で行い、業者のほうに委託し提出いたしました。現段階ではデータをもとに委託業者による集計が終了し、中間報告が提出されたところでございます。なお、再配置調査につきましては、委託業務のほうには現在のところ入っておりません。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 1点だけ、3回目でありますが、お尋ねいたします。
  職員の再配置に関する調査でありますが、今年度の当初予算で計上いたしました適正化計画作成支援業務委託料486万円の中には入っていないということでありますが、職員の再配置に当たりましては、消防力のかなめということで、それ相当の調査が必要になるかと思うのですが、そのためのそれでは調査、具体的に言えば調査委託料でもありますけれども、これはいつごろに予算措置をされるのか。そうした調査については、適正化計画ということなのですけれども、現在は基礎調査、道路の状況であるとか、そういったものを調査しているということなのですが、どのようなスケジュール、あとは予算の枠組みの中で今後この人員の適正配置については調査等を進めていくのか。その点について明らかにしておいていただきたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の再々質問に対する答弁を申し上げます。
  職員の再配置について今後どのようにしていくのかということで、再配置調査についてどのようにしていくのかということでございますが、先ほど申し上げましたとおり定員施設適正化計画の中で中間報告をもとに各委託業者からアドバイスを受けながら、埼玉東部消防組合定員施設適正化計画策定委員会及び作業部会、さらには今後見識者等とどのようにしていくのが最善なのかを協議していきたいと存じます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫の質問を打ち切ります。
  次に、江原浩之議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。
  組合管内における他市町の救急出動の状況はについて、1項目一般質問をいたします。核家族化や超高齢社会などによって増加する救急需要、その中で救急出動体制の充実、高度化など、その必要性は多岐にわたっていることと存じます。救急車出動件数の統計は1月から12月というようなところで、年間ということでは承知しているところでございますが、平成25年度組合管内における他市町への救急出動件数を各市町別に伺います。他市町に何件出動しているのか、何件されたのか。消防年報の救急統計では見えてこない数字なのでお聞きし、1回目の質問といたします。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の質問に対する答弁を求めます。
  本間救急課長。  
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 江原議員の組合管内における他市町の救急出動状況はについて、ご答弁申し上げます。
  組合管内の他市町の出動につきましては、各署が管轄する出動区域の救急車が全て出動している場合や多数の傷病者が発生した場合に出動しているものでございます。平成25年度の組合管内におきます他市町への救急出動状況につきましては205件の事案があります。久喜消防署におきましては、加須市管内へ3件、幸手市管内へ8件、白岡市管内へ20件、宮代町管内へ34件の合計65件がございます。幸手消防署は、久喜市管内へ6件、杉戸町管内へ16件の合計22件でございます。白岡消防署は、久喜市管内へ1件、宮代町管内へ2件の合計3件でございます。宮代消防署は、久喜市管内へ70件、加須市管内へ1件、幸手市管内へ3件、白岡市管内へ15件、杉戸町管内へ6件の合計95件でございます。杉戸消防署は、久喜市管内へ1件、幸手市管内へ17件、宮代町管内へ2件の合計20件でございます。また、組合管外の出場件数は12件の事案がございました。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) ただいまの件数について理解しました。市によっては多い、少ない、千差万別であったというのも理解したところでございますが、通常の救急出動において、通報内容によっては救急活動支援出動としてポンプ車と救急車、PA連携して救急出動も多くあると存じます。他市町の救急出動において先行した消防隊の活動状況について、活動は統一されているのか。また、使用資器材の統一は図られているのかについて再質問をいたします。
議長(鎌田勝義君) 本間救急課長。  
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 江原議員の再質問についてご答弁申し上げます。
  消防隊の支援活動につきましては、埼玉東部消防組合救急活動支援実施基準に基づきまして実施しております。先行する消防隊は救急有資格者を同乗させており、救急隊が現場到着するまでの間、傷病者の状態に応じた適切な処置を実施し、救急隊へ適宜情報を報告するなど、統一された活動を行っております。
  また、消防隊の使用する資器材につきましては、AEDや呼吸管理セット及び外傷セットなど、救急資器材を消防車両に積載しており統一を図っております。しかし、今後救急出動件数の増加も見込まれることから、自動血圧計や血中酸素濃度を測定する機器等の整備を進めてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) ただいま答弁をいただきまして、他の資器材についても整備を図っていくということでございまして、当然救命士養成されても、その救急車に使用資器材がないとかというのはあり得ないと思いますが、そういった出動体制、救急資器材等もさらに充実をさせていただきたいというようなところでございます。救命士の養成や資器材の充実強化を図り、住民サービスの向上はもちろん、また現在は119番回線が旧消防本部へ入電されているため、他市町を加えての出動にはタイムラグがあることと存じます。先ほどの答弁でございまして、1月15日ごろに119番回線が切りかわるといったところで、今後は入電のときに覚知の段階で出動体制が図れると、迅速化が図れるというようなことで、市境を越えての出動も充実するということでございます。また、それに対しても救命率が向上するというようなところでございまして、どうか精鋭なる職員の皆様におかれましては、さらにご尽力をお願いを申し上げまして、一般質問を終わります。
議長(鎌田勝義君) 以上で江原浩之議員の質問を打ち切ります。
  次に、梅山昌弘議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔1番 梅山昌弘君登壇〕
1番(梅山昌弘君) 議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。
  最初に、職員の職場環境の改善についてお伺いいたします。大利根分署の風呂の設置についてですけれども、これ加須市ですね。このたび市町村の消防の合併によりまして1年半が経過したわけですけれども、人事なども含めまして統一する方向が進んでいるかと思います。それまでそれぞれの消防組合なり、市や町の消防署において、消防現場における職場環境などばらつきがあったと思われます。人事交流も始まり、これまでの職場環境などとも違い、戸惑いや不便さなどを感じている職員もあるやに伺っております。そこでお伺いするわけですが、加須地域の消防署、消防分署などにおいては、それぞれの現場において風呂場の設備はあるものの、シャワーなどで済ませていたというような話も伺っておりますが、全体的に見まして風呂の設置というのはどのようになっているのか、お伺いしたいと思います。
  それと、加須地域の大利根分署におきましては、風呂おけがなくて、100%シャワーきり使用できない現状だと伺っております。今後冬場に向かいまして、火災出動などの回数も多くなることが想定されます。真冬にシャワーなどでは、体調はもとより署員の士気にも影響することが考えられます。合併によりまして新しく設備の整った消防署、あるいはかなり古い消防署など、それぞれ設備は千差万別かと思われますけれども、各消防署及び分署の風呂の設備はどのようになっているのか。現状について、まずお伺いしたいと思います。
  また、加須地域の大利根分署の設備はいつごろから風呂が使えないような状態になっていたのか。それが今日まで放置されていたわけですけれども、どのような経緯によるのか、お伺いいたします。
  それと今後、消防署で伺ったところ、耐震化工事が控えているのだということで、耐震化工事にあわせてやっていくというような話も伺っております。しかし、耐震化工事はまだあと2年ほどかかるような状況だということですので、消防署の風呂というのは全員がゆっくり入浴するわけではございませんので、せいぜい1人か2人入れればよいのではないかと思いますけれども、早急に大利根分署の風呂については改善をし、常に現場の署員の皆さんがベストの状態で業務に精励できるような環境を整えていただきたいと思いますが、考え方をお伺いいたします。
  それと、次に職員の適正配置についてお伺いいたします。先ほど来、指令の統一化の関係で人員をどうするのかというようなご議論ありましたけれども、各分署、消防署において、それぞれ配置されている車両、あるいは業務の範囲などにより適正な要員の配置の基準というものが設けられているかと思いますが、総体的に見まして現状の充足率は十分なのかどうなっているのか、お伺いいたします。
  また、分署につきましては地域でばらつきもありまして、8人配置されている分署、また出張所という格付もあるようですけれども、4人というようなところもあるようですけれども、今後合併ということもありますので、どのように統一化を図っていくのか、お伺いしたいと思います。
議長(鎌田勝義君) 梅山昌弘議員の質問に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 梅山議員の一般質問に対しまして順次ご答弁申し上げます。
  初めに、1の大利根分署の風呂の設置についてでございます。まず、各消防署及び分署のお風呂の設備でございますが、おおむね1人用のユニットバス等が設置されており、シャワー及び浴槽が完備されておりますが、ご質問のございました大利根分署及び北川辺分署にはシャワー設備のみで浴槽はございません。
  次に、大利根分署の風呂はいつごろから使用できない状態になっているかについてでございますが、消防広域化前の平成20年ごろにシャワー水栓が故障し、浴槽用の給湯水栓をシャワー用として使用するとしたため、職員で浴槽を撤去したものでございます。
  また、風呂が使用できないまま、なぜ今日まで放置されてきたのかでございますが、加須消防署は火災出動に備え入浴はシャワーだけという方針でございました。そのため消防広域化後も職員からは浴槽の設置要望がなかった状況でございました。消防組合といたしましては、勤務環境のバランスや衛生面の確保という観点からも、浴室の改修は必須と考えております。
  なお、平成22年度に加須市で実施した耐震診断において、大利根分署及び北川辺分署は庁舎の耐震補強工事が必要と判断され改修工事計画が策定されており、当消防組合においてこの計画を承継しております。北川辺分署につきましては、今年度に設計を行い、来年度施工する際、浴室の改修を計画しております。大利根分署にあっては、来年度設計業務を行い、その次の年に施工となる予定で、耐震補強工事にあわせて浴室の改修をすることが合理的であると判断しているところでございます。議員ご指摘のとおり24時間勤務をする消防職員にとって職場環境の整備を図ることは必要であるため、当消防組合といたしましては、耐震補強工事の支障にならない範囲で浴室の改修工事を先行して実施することが可能であるか検討してまいりたいと考えております。
  続きまして、2の職員の適正配置、各分署における職員の配置についてでございますが、現状の埼玉東部消防組合における人員の充足率は86.4%でございます。これは埼玉県平均の70.4%と比較して非常に高く、災害対応について人員上の問題はないと考えております。
  次に、各分署における職員の配置人数の統一についてでございますが、現在は各分署、出張所におきまして、配置車両等の関係で配置人員の差異があるところでございますが、今後は埼玉東部消防組合として管内地域の災害発生状況の実態を見据えながら、人員配置の検討を進めたいと存じます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 梅山昌弘議員。
          〔1番 梅山昌弘君登壇〕
1番(梅山昌弘君) ご答弁ありがとうございました。
  まず、風呂の関係につきましては、やはり平成20年ごろから浴槽はどうも外されているようだということですので、これはもう合併してしまったのですから、ここで今お話をしてもしようがないわけですけれども、それまでの施設の管理状況等がやはり掌握されていなかったのかなと、そういうふうにとられてもいたし方ないのかと思いますので、今後につきましては各分署まで適切に施設の掌握というのはきっちりしていただきいと思います。
  それと、先ほど最後に、現状で風呂おけだけ設置することが可能かどうかというようなご答弁いただきました。ぜひとも、無駄なお金を使ってはいけないことですけれども、私も現場見てきましたけれども、風呂場に何もない状態ですから、今までの経緯も含めまして壊れたシャワーを今度風呂のおけを沸かすほうに直結して今使っていると、そういう状態ですよね。ですから、可能であるか検討していただいて、新しい風呂場が、それが最初できるように、そのくらいの仕事と言ってはあれですけれども、そのくらいの気概を持って、やっぱり現場の環境整備に力を入れていただきたいと思いますが、再度考え方をお伺いしたいと思います。
  定員につきましては今後いろいろありますと思いますので、とりあえず定員の適正化を検討しているようですけれども、やはり車両1台に対して何人とか、そういう決まりもあるようですから、できるだけそれに沿うような形で計画的にその定員の配置をしていただければと思います。これは要望とさせていただきます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 梅山議員の再質問に対し、ご答弁申し上げます。
  大利根分署の風呂の設置並びに職場環境ということでございますが、大利根分署の浴槽につきましては耐震化工事と補強工事にあわせてということでございましたが、現場を見たところ、耐震補強の関係でございますが、現在風呂場の浴室の壁が耐震工事に該当しております。ですから、もし仮に、先ほど申しましたが、先行して実施する場合につきましては、壁につけないような形、例えば浴槽のみを据え置き型にするとか、あるいはあの部屋よりも小さいユニットバスを設置するとか、現在その方向で検討しているところでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 梅山昌弘議員。
          〔1番 梅山昌弘君登壇〕
1番(梅山昌弘君) ご答弁ありがとうございました。ユニットバスというお話も出ておりますので、ぜひとも何らかの形で寒くなる前に早急に対応していただければと思います。
  以上をもちまして、私の一般質問を終わります。
議長(鎌田勝義君) 以上で梅山昌弘議員の質問を打ち切ります。
  これをもって消防行政に対する一般質問を終結いたします。





    ◎閉会中の継続審査の件
議長(鎌田勝義君) 日程第5、閉会中の継続審査につきましてお諮りいたします。
  次回会議の日程等について、議会運営委員会委員長から閉会中の継続審査としたい旨申し出がありましたので、閉会中の継続審査として議会運営委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたします。





    ◎議員の派遣
議長(鎌田勝義君) 日程第6、議員の派遣についてお諮りいたします。
  平成26年11月5日、6日の2日間にわたり、茨城県の日立市消防本部と宮城県の仙台市消防局の2カ所の先進消防機関を視察する研修を予定しております。この視察研修に埼玉東部消防組合議会議員全員派遣したいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  以上で本定例会の日程は全て終了いたしました。





    ◎議長挨拶
議長(鎌田勝義君) 議員の皆様には、全議案に対しまして慎重なるご審議を賜り厚く御礼を申し上げます。まことにありがとうございました。





    ◎管理者挨拶
議長(鎌田勝義君) 日程第8、管理者のご挨拶をお願いいたします。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 平成26年埼玉東部消防組合第3回定例会にご提案申し上げました議案第11号ないし第13号の3議案につきましては、慎重ご審議の上、ご議決を賜りまことにありがとうございました。御礼申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。





    ◎閉会の宣告
議長(鎌田勝義君) 日程第9、10、これをもちまして平成26年埼玉東部消防組合議会第3回定例会を閉議・閉会といたします。
          閉会 午前11時50分