〇 招  集  告  示

埼玉東部消防組合告示第2号

 埼玉東部消防組合議会第2回定例会を下記により招集する。

  平成27年3月12日

                            埼玉東部消防組合   
                            管理者 田 中 暄 二

                       記

 1 期  日  平成27年3月19日

 2 場  所  埼玉東部消防組合議場


          〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員

応招議員(14名)
     1番   梅  山  昌  弘  君      2番   福  島  正  夫  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   石  川  忠  義  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   宮  杉  勝  男  君      8番   小  島  和  夫  君
     9番   藤  井  栄 一 郎  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   宮  田  利  雄  君     14番   森  山  哲  夫  君

不応招議員(なし)


        平成27年埼玉東部消防組合議会第2回定例会 第1日

平成27年3月19日(木曜日)
 議事日程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 会議録署名議員の指名
 4 会期の決定
 5 諸般の報告
 6 管理者提出議案(議案第3号〜議案第7号、報告第1号〜報告第2号)の上程
 7 管理者提出議案の提案理由の説明
 8 次会の日程報告
 9 散  会


午前 9時58分開会
 出席議員(14名)
     1番   梅  山  昌  弘  君      2番   福  島  正  夫  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   石  川  忠  義  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   宮  杉  勝  男  君      8番   小  島  和  夫  君
     9番   藤  井  栄 一 郎  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   宮  田  利  雄  君     14番   森  山  哲  夫  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君

 管理者事務部局職員
     消防局長   内  田  正  夫  君

     会  計   小  勝  邦  夫  君
     管 理 者                

     次  長   島  村  健  一  君

     参 事 兼   菱  沼  久  男  君
     総務課長                

     消防課長   新  谷  智  幸  君
     救急課長   本  間  哲  也  君
     予防課長   橋  本     晃  君

     次 長 兼   石  井  秀  典  君
     指令課長                

     次 長 兼   吉  住  一  夫  君
     久  喜   
     消防署長                

     次 長 兼   大  塚  芳  夫  君
     加  須   
     消防署長                

     参 事 兼   松  島  政  雄  君
     幸  手   
     消防署長                

     白  岡   石  井  喜 三 雄  君
     消防署長                

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     杉  戸   
     消防署長                


     参 事 兼   遠  藤     清  君
     宮  代   
     消防署長                

 議会担当職員                  
     書 記 長   新  井     修   
     書  記   金  子  芳  之   







    ◎開会の宣告                             (午前 9時58分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、これより平成27年埼玉東部消防組合議会第2回定例会を開会いたします。





    ◎開議の宣告
議長(鎌田勝義君) これより直ちに本日の会議を開きます。
  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付いたしたとおりでございます。





    ◎会議録署名議員の指名
議長(鎌田勝義君) 日程第3、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
   議席番号5番  石  川  忠  義  議員
   議席番号6番  岸     輝  美  議員
  このご両名を指名いたします。





    ◎会期の決定
議長(鎌田勝義君) 日程第4、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員長の報告を求めます。
  岡崎克巳委員長。
          〔議会運営委員長 岡崎克巳君登壇〕
議会運営委員長(岡崎克巳君) 皆様、おはようございます。議会運営委員会委員長の岡崎でございます。
  平成27年第2回定例会につきまして、議会運営委員会を本日午前9時から、鎌田議長、藤井副議長のご出席をいただき、委員全員出席のもと開催をいたしました。その概要につきましてご報告申し上げます。
  今定例会に提出されます議案・報告は、管理者提出議案が5議案、報告が2件でございます。
  内容といたしましては、平成26年度補正予算(第3号)、平成27年度当初予算、行政手続条例の一部を改正する条例、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、公平委員会委員の選任、専決処分の報告でございます。
  以上のことから、会期につきましては、本日3月19日から26日までの8日間と決定をいたしました。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) お諮りいたします。
  委員長報告のとおり、会期は本日3月19日から3月26日までの8日間としたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたします。





    ◎諸般の報告
議長(鎌田勝義君) 日程第5、諸般の報告を行います。
  この際、諸般の報告を書記長にいたさせます。
  新井書記長。
書記長(新井 修君) ご指名をいただきましたので、平成26年第3回定例会以降における議会関係事項につきましてご報告申し上げます。お手元に配付してございます諸報告をごらんいただきたいと存じます。
  まず、11月5日、6日の2日間、議会視察研修が実施され、1日目に日立市消防本部の津波・大規模風水害対策車両、2日目に仙台市消防局の指令センター等を視察しております。
  次に、1月23日、議会運営委員会が開催され、第1回臨時会の日程等について協議がなされております。
  次に、1月31日、第1回臨時会が開催され、管理者提出議案といたしまして、補正予算(第2号)、職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について審議がなされております。
  次に、1月31日、指令センターお披露目式が開催され、議員の皆様が出席されております。
  次に、本日議会運営委員会が開催され、第2回定例会の日程等について協議がなされております。
  以上で報告を終わります。





    ◎管理者提出議案の上程
議長(鎌田勝義君) 日程第6、これより管理者提出議案、議案第3号から議案第7号、報告第1号及び報告第2号を一括上程とし、議題といたします。





    ◎管理者提出議案の提案理由の説明
議長(鎌田勝義君) 日程第7、管理者提出議案の提案理由の説明を求めます。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 皆さん、おはようございます。本日ここに、平成27年埼玉東部消防組合議会第2回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様におかれましてはご健勝にてご参会を賜り、消防行政の各般にわたりましてご審議、ご指導いただきますことは、消防組合の進展にとりましてまことに喜ばしく、心から感謝を申し上げます。
  さて、本定例会でご審議いただきます議案の提案理由の説明を申し上げる前に、このたびの職員によります不祥事につきまして、衷心よりおわび申し上げる次第でございます。既にご承知のとおり、白岡消防署に勤務いたしておりました職員が、去る3月15日午前零時40分ごろ、幸手市内におきまして42歳の男性を自家用車でひき、重症を負わせ、現場を立ち去った容疑で幸手警察署に逮捕されるという、まことに残念な事件が発生をしてしまったわけでございます。
  この不祥事は、住民の皆様の消防組合に対する信頼を根底から裏切るものでございまして、とりわけ住民の安心・安全を守るべき立場にある消防職員として、また公務員として絶対にあってはならないことでございまして、まことに遺憾で申しわけなく、この場をおかりしまして深く陳謝申し上げる次第でございます。
  また、被害者の方につきましては、一日も早く回復されますよう心からお祈りを申し上げます。
  私は、当組合管理者として、二度とこのようなことが起きないよう、消防組合全職員が心を一つにして、信頼回復に向け邁進するよう鋭意指導していく所存でございますので、今後とも引き続き消防組合へのご支援、ご協力をお願い申し上げる次第でございます。
  それでは、本定例会にご提案申し上げておりまする諸議案のご説明と消防組合を構成いたします市長、町長を代表し、新年度の消防組合運営に臨む所信の一端を申し述べ、議員の皆様並びに住民の皆様のご理解、ご協力を賜りたいと存じます。
  我が国経済は、政府の経済政策により実質GDP成長率が3四半期ぶりにプラスに転じるなど、消費税増税後の長引く景気の冷え込みからの脱却の兆しを見せておりますが、円安により業績の上向きつつある大企業においても積極的な設備投資には踏み切れておらず、一時の原油安での追い風が吹く中でも、個人消費の回復は依然として足取りが弱く、地方を取り巻く経済情勢はいまだ厳しい状況にございます。
  また、消防組合を構成いたします市、町につきましては、消費税率の引き上げに伴う地方消費税交付金のほか、地方創生関連法の成立に伴う交付金の増加などが見込まれる一方で、増大する社会保障費を初め、老朽化する公共施設の改修など、財政支出を伴う行政課題が山積をいたしております。組合構成市町の負担金により運営しております当消防組合といたしましては、最小の経費で最大の効果を上げられますよう、消防広域化のメリットを生かした組織運営に努めてまいります。
  近年、首都直下地震や南海トラフ巨大地震の発生危険がますます高まってきていると言われておりますが、そのような大規模災害対策や緊急消防援助隊などの広域応援体制に対応できる強固な組織を構築するとともに、消防団員、水防団員や組合構成市町の職員とも連携をし、地域防災力の強化に努めてまいりたいと考えています。
  ご案内のとおり、本年の1月16日から一元化されました高機能消防指令センターの本格運用によりまして、119番の通報受信から現場到着までの時間短縮や多数の部隊の統一運用による初動体制の強化が図られ、より迅速・確実な部隊運用によりまして被害の軽減が期待できるものでございます。この高機能消防指令センターの完成により、真の意味での消防広域化が達成できたものと考えています。
  当消防組合では、今後職員の大量定年退職期を迎え、大幅な組織の若返りが見込まれます。消防体制の基盤となる人材育成のために、消防大学校や県消防学校のほか、各種研究機関へ計画的な派遣を行い、救急救命、火災原因調査や立入検査といった専門的な知識を有する人材の育成に努め、また各種訓練を通して、これまで培った知識、技術の継承を図り、さらなる消防力の強化に努めてまいる所存でございます。
  それでは、ご審議いただきます議案につきまして順次提案理由の説明を申し上げます。
  議案・報告書の1ページをお開きいただきたいと存じます。初めに、議案第3号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)についてでございます。平成26年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)を別冊のとおり提出するということでございます。
  別冊の補正予算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ96万6,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ63億9,971万9,000円に改めたいという内容でございます。
  次に、議案・報告書の2ページをお願いをいたします。議案第4号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計予算についてでございます。平成27年度埼玉東部消防組合一般会計予算を別冊のとおり提出するということでございます。
  別冊の平成27年度埼玉東部消防組合一般会計予算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ65億1,134万9,000円と定めるということでございます。
  第2条、地方債につきましては、4ページの第2表、地方債をごらんいただきたいと存じます。消防施設整備事業債の限度額を7,320万円と定めるものでございます。
  議案・報告書にお戻りをいただき、3ページをお開き願います。次に、議案第5号 埼玉東部消防組合行政手続条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますけれども、行政手続法の一部改正に伴い、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書6ページをお願いをいたします。次に、議案第6号 埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、人事院勧告に基づく国家公務員の給与制度の総合的見直しに準じ、職員の給与を改定したいので、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書14ページをお願いいたします。次に、議案第7号 埼玉東部消防組合公平委員会委員の選任についてでございます。埼玉東部消防組合公平委員会委員を選任することについて議会の同意を得たいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定により、この案を提出するものであります。
  住所、加須市下樋遣川6631番地、氏名、熊倉敏雄、生年月日、昭和24年9月12日生まれを選任したいという内容でございます。熊倉敏雄氏におかれましては、平成19年3月から平成22年3月まで、合併前の加須市副市長を務められ、平成22年7月から現在まで、加須市公平委員会委員としてご活躍をされている方でございまして、当消防組合におきましても平成25年度から公平委員会委員長を務めていただいているもので、再任をいたしたいというものでございます。
  次に、議案・報告書の15ページをお願いいたします。報告第1号 専決処分の報告についてでございます。自動車事故による損害賠償の額を定めることにつきまして、地方自治法第180条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により報告するということでございます。
  次に、議案・報告書の17ページをお願いいたします。報告第2号 専決処分の報告についてでございます。救急活動支援中の器物破損事故による損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により報告するということでございます。
  以上が今回ご提案申し上げております議案第3号ないし議案第7号、報告第1号及び第2号の内容でございます。
  詳細につきましては、担当者により補足説明を申し上げますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(鎌田勝義君) これより議案の補足説明に入りますが、議案第7号につきましては人事案件につき補足説明を省略いたします。
  議案第3号から議案第6号、報告第1号及び報告第2号について補足説明を求めます。
  内田消防局長。
          〔消防局長 内田正夫君登壇〕
消防局長(内田正夫君) それでは、順次補足説明を申し上げます。
  議案第3号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)についてでございます。
  今回の補正予算につきましては、平成26年度に執行いたしました各事業費の確定に伴う精算と財源の確定に伴います補正をお願いするものでございます。
  恐れ入りますが、別冊の平成26年度一般会計補正予算書(第3号)の8ページ、9ページをお開きいただきたいと存じます。初めに、歳入でございます。
  4款諸収入、2項受託事業収入でございますが、24万4,000円、4.7%の減でございます。これは東北自動車道における東日本高速道路株式会社から交付される救急業務支弁金でございます。平成26年度におきまして、この支弁金の算定がえがございまして、減額となったものでございます。
  次に、7款の財産収入、1項財産売払収入でございますが、121万円の増でございます。宮代消防署に配備しておりました救急普及啓発車、平成15年の1月に登録したものでございますが、これを売却処分したものでございます。この車両は、9月9日の救急の日を初めとする各種のイベント広報などにおきまして、救命講習の普及啓発を行う車両として、平成15年1月に救急振興財団から寄贈を受けたものでございます。普通救命講習の普及に伴い、利用頻度が少なくなってきていること、また老朽化が激しいということで、4者による見積もり合わせの結果、白岡市の業者に売却をしたものでございます。
  続きまして、歳出でございます。10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。
  3款1項消防費、1目常備消防費でございますが、補正額は8,668万3,000円、1.4%の減でございます。まず、1の職員給与費6,527万9,000円の減でございますが、2節給料におきまして当初予算におきまして見込んだ中途退職者あるいは休職者が見込みを上回っておりまして、これで減額となったものでございます。
  それから、3節職員手当等の扶養手当及び児童手当につきましては、見込みより扶養の申請が少なく、また休日勤務手当につきましても週休の振りかえや代休等により消化したために、減額となったものでございます。
  次に、3の総務管理事業494万4,000円の減でございますが、共済費につきましては給料に連動して減額となったものでございます。
  7節賃金につきましては、消防局の事務に係る臨時職員の採用を当初見込んでおりましたが、採用を見送ったため全額を減額というものでございます。9節旅費につきましては、負担金、補助及び交付金の埼玉県消防学校研修負担金と関連をするものでございますが、当初82人の研修派遣を予定しておりましたが、消防学校から配分されました入校枠が72名であったことから、減額するものでございます。
  次に、13節委託料のB型肝炎予防接種業務委託料でございますが、ワクチンの接種者が31名と当初見込みを大幅に下回ったために減額となったものでございます。
  次に、19節負担金、補助及び交付金でございますが、先ほどご説明いたしました県消防学校の研修負担金と給与に連動いたします総合事務組合の負担金を減額するものでございます。
  次に、4の庁舎維持管理事業114万8,000円の減でございますが、委託料の庁舎施設清掃業務委託料でございまして、3カ年の長期継続契約による入札差金でございます。
  次に、7の救急活動事業につきましては、先ほど歳入でご説明申し上げました東北道の救急支弁金を事業費に充当しておりましたが、減額分の24万4,000円を一般財源に振りかえるものでございます。
  8の通信指令事業でございますが、1,531万2,000円の減でございます。委託料を減額するものでございます。今年度の高機能消防指令センターの整備によりまして、委託期間を1月末までとし、指令台を維持するための基本的な保守のみを委託範囲に限定しまして発注したために、当初見込みを下回る価格で契約締結できたものでございます。
  次に、常備消防施設費でございますが、164万4,000円、1.8%の減でございます。消防自動車整備事業におきまして、今年度整備をいたしました指揮車1台を含む指令車5台と消防ポンプ車2台の入札差金でございます。
  以上が3款消防費でございまして、8,832万7,000円、1.4%の減でございます。
  続きまして、4款公債費でございますが、105万6,000円、0.8%の減でございます。平成25年度に整備をいたしました車両の財源として組合債を発行しておりますが、その利子分でございまして、管内の金融機関による入札を実施したところ、埼玉りそな銀行から0.121%の低金利で借り入れることができたために減額をするものでございます。
  最後に、5款予備費でございますが、9,034万9,000円の増でございます。今回補正減を行いました予算につきまして、平成27年度の繰越金とするため、予備費へ留保させていただきたいというものでございます。
  以上が平成26年度補正予算第3号の概要でございます。
  続きまして、議案第4号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計予算についてでございます。
  別冊の平成27年度一般会計予算書の歳入歳出予算事項別明細書に基づきましてご説明を申し上げます。7ページから9ページに歳入歳出予算の総括を掲載してございます。予算総額は、65億1,134万9,000円で、対前年比3.6%の増となっております。
  恐れ入りますが、10ページ、11ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございますが、1款分担金及び負担金につきましては、61億8,745万4,000円でございます。対前年比0.3%の増でございます。この組合市町からの負担金でございますが、常備分につきましては消防組合共通の経費に係る負担金でございます。非常備分につきましては、組合市町の実情により整備を要する防火水槽や街角消火器等の整備、維持管理に要する経費でございまして、単独経費に係る負担金として整理しております。
  次に、特別負担金につきましては、別途協議するということとされておりまして、旧久喜地区消防組合の発行した起債の元利償還金につきましては、組合を構成しておりました久喜市及び宮代町の負担金、篠津分署の職員給与費及び篠津分署業務維持管理経費につきましては白岡市の負担、加須消防署新庁舎維持管理事業は加須市の負担金となっているものでございます。
  また、高機能消防指令センターの整備に要した組合債の元利償還金及び維持管理に係る負担金につきましては、組合構成市町により共通経費の負担割合と同じ割合でご負担をいただくというものでございます。組合各市町の個々の負担金でございますが、まず加須市負担金は13億8,728万5,000円で、対前年比0.2%の減でございます。次に、久喜市負担金は21億2,308万7,000円、0.2%の増でございます。幸手市負担金は8億2,172万2,000円、0.8%の増でございます。次に、白岡市負担金は6億3,141万4,000円、0.9%の増でございます。12、13ページをお願いします。次に、宮代町負担金は4億7,885万3,000円、0.6%の減でございます。杉戸町負担金は7億4,509万3,000円、0.8%の増でございます。
  次に、2款使用料及び手数料、1項使用料でございますが、13万7,000円で、対前年比83.8%の減でございます。減額の理由でございますが、庁舎に設置されております自動販売機につきましては、これまで行政財産の使用料に関する条例に基づきまして、設置事業者から使用料を徴収しておりましたが、地方自治法第238条の4の規定に基づきまして、設置場所の賃貸によるものとし、財産収入としたことによりまして減額となっているものでございます。
  次に、2項手数料565万1,000円でございますが、21.6%の増でございます。これは手数料条例に基づきまして、危険物施設等あるいは火薬類に関する申請手数料を徴収するものでございまして、消防組合発足後2カ年の実績を踏まえまして、増額の計上をしたものでございます。
  次に、3款国庫支出金でございますが、歳入予算額6,538万2,000円、歳入構成比1%で皆増でございます。平成27年度に更新を予定しております車両8台のうち、救急車2台、救助工作車1台、消防ポンプ自動車1台の合計4台に対する国庫補助金を見込んでいるものでございます。
  14ページ、15ページをお願いしたいと存じます。4款財産収入でございますが、予算額は102万9,000円で、皆増でございます。先ほど使用料及び手数料でご説明申し上げましたが、消防庁舎に設置いたします自動販売機の設置場所の貸付収入でございます。
  次に、5款繰越金でございますが、1億6,455万円で80.9%の増でございます。平成26年度の常備分の予備費並びに共通経費に係る不用見込み額を計上したものでございます。
  次に、6款諸収入でございますが、1,394万6,000円で、5.2%の減でございます。まず、第1項の預金利子につきましては、実績を踏まえ20万円とし、10万円の増額となっております。受託事業収入におきましては、東北自動車道救急業務支弁金でございまして、148万3,000円、28.5%の減でございます。これは先ほど補正予算の中でもご説明申し上げましたが、26年度におきまして支弁金の算定がえが行われまして減額となったものでございます。
  16ページ、17ページをお開きいただきたいと存じます。続きまして、7款組合債でございますが、7,320万円で、対前年比6,770万円の増でございます。内訳でございますが、防火水槽の設置と消防庁舎耐震補強事業に係る財源として起債を予定しているものでございます。この起債につきましては、後年度の元利償還金の負担が生じますが、加須市の単独経費によるものでございますので、加須市の負担になるものでございます。
  18ページ、19ページをお願いします。続きまして、歳出でございます。予算科目別、事業別にご説明を申し上げます。
  まず、1款議会費でございますが、対前年比0.7%の減でございます。組合議会議員14人の議員報酬、旅費、会議録作成業務委託料など、議会運営に必要な経費となるものでございます。
  次に、2款総務費でございますが、まず1項総務管理費、1目一般管理費の一般管理業務費146万9,000円でございますが、産業医の報酬のほか消防組合運営に必要な共通経費でございます。
  次に、2目公平委員会費、1の公平委員会運営費は4万3,000円で、前年同額でございます。
  20ページ、21ページをお開きいただきたいと思います。2項監査委員費、1目監査委員費7万1,000円でございますが、監査委員2名の報酬等でございます。
  次に、3款消防費でございます。1目の常備消防費は59億6,531万8,000円で、0.8%の減でございます。減額となりました主な理由でございますが、今回上程しております給与条例の改定による減のほか、庁舎維持管理事業における庁舎改修工事費の減と高機能消防指令センターの運用開始により、1年間は瑕疵担保責任となりますので、保守費用が減となったためでございます。
  それでは、常備消防費の主な事業につきましてご説明を申し上げます。まず、1の職員給与費並びに2の篠津分署職員給与費でございますが、職員641人の給料、職員手当、共済費などでございます。
  次に、3の総務事務管理事業6億8,752万3,000円でございますが、消防組合の総務事務に係る事業費でございます。対前年比1.6%の増でございます。主な支出内容でございますが、22ページ、23ページをお開きいただきたいと思います。まず、11節需用費におきまして消防職員に貸与する被服費4,451万2,000円がございます。被服貸与規程に基づき貸与する制服や防火服等でございます。
  24ページ、25ページをお開きいただきたいと存じます。19節負担金、補助及び交付金につきましては、消防大学校へ16名を派遣する研修負担金として323万5,000円、埼玉県消防学校の初任教育、専科教育等への派遣、89名を派遣する研修負担金923万1,000円でございます。
  次に、4の庁舎維持管理事業でございますが、6,714万8,000円で、対前年比34.3%の減でございます。この事業は、加須消防署及び篠津分署を除く16署所の光熱水費や修繕料など、庁舎の維持管理費用でございます。減額の主な理由でございますが、庁舎修繕工事が平成26年度に比べ大きく減少したことによるものでございます。
  26ページ、27ページをお開き願います。5の予防業務管理事業でございますが、537万3,000円で対前年比1.8%の減でございます。12節役務費の広告宣伝料でございますが、住宅用火災警報器の設置率向上のため、春と秋の火災予防運動期間中の1カ月間、路線バスに車内広告を掲示するためのものでございます。
  次に、6の車両維持管理事業は7,941万4,000円で、1,900万6,000円、31.5%の増でございます。増額の主な理由でございますが、13節委託料におきまして平成15年度に取得いたしました白岡消防署の40メートル級はしご自動車の2回目のオーバーホールを実施するものでございまして、1,907万5,000円を計上したためでございます。このオーバーホールは、はしご自動車の安全基準に基づき実施するものでございます。
  28、29ページをお願いします。7の救急活動事業4,368万8,000円でございますが、救急活動並びに救急業務高度化推進に要する経費でございます。現在救急救命士養成中の3名と、今年度採用いたしました4名の有資格者に対する就業前の研修や署所で勤務する101名の救急救命士の再教育研修あるいは病院実習に要する経費でございます。19節負担金、補助及び交付金におきましては、引き続き救急救命士を養成するため、埼玉県の養成所へ2名、東京研修所へ1名派遣する予定でございます。
  30ページ、31ページをお開きいただきたいと思います。8の通信指令事業1,037万円でございますが、対前年比81.7%の減でございます。高機能消防指令センターの運用開始により、これまで久喜、加須、幸手、白岡及び杉戸消防署にございました通信指令システムの通信に係る経費がなくなりまして、かわって高機能消防指令センター維持管理業務として予算計上したために減額となったものでございます。
  32、33ページをお開きいただきたいと思います。11の消防活動事業は1,298万9,000円で、54.7%の増でございます。増額の主な理由でございますが、備品購入費の消防活動用備品といたしまして、消防ホース213本の更新を行うものでございます。火災現場におきましては、消防ホースは必須の資器材でございますが、老朽化しているホースが多数あるため、計画的に順次更新を図ることとしております。
  34、35ページをお願いしたいと思います。14の加須消防署新庁舎維持管理事業でございますが、平成26年4月に加須市から無償譲渡を受けました加須消防署庁舎の維持管理経費でございまして、加須市の特別負担金により行うものでございます。
  次に、15の高機能消防指令センター事業でございますが、2,697万2,000円で2,211万2,000円の増となっております。高機能消防指令センターの通信費など維持管理に要する経費でございます。12節の車両動態管理通信料の208万7,000円でございますが、これは車両自動モニタリング、通称AVM、オートマチック・ビークル・モニタリングと呼んでおりますが、指令車を除く全ての緊急自動車に搭載しております。このAVMは、車両の位置情報を指令センターに伝えるもので、これによりまして災害現場に最も近い車両をコンピューターが自動的に選定し、出動指令を行うというものでございます。
  36、37ページをお願いいたします。12節役務費のイーサネット回線料1,404万3,000円でございますが、指令センターから各署所への出動指令放送や指令書データの送信、このほか各署所間の内線電話、それから出動後に作成する各種の報告書、防火対象物や危険物施設、水利施設の情報共有などを行うため、光ファイバーを使用した専用回線の使用料でございます。
  以上が常備消防費でございます。
  次に、2目の常備消防施設費でございますが、3億4,314万3,000円で、2億5,550万8,000円の増でございます。まず、1の消防自動車等整備事業2億4,556万7,000円でございますが、平成27年度におきましては、指令車3台、消防ポンプ自動車1台、救急自動車3台、救助工作車1台の更新を予定しております。内訳でございますが、指令車につきましては白岡消防署、北川辺分署、大利根分署でございます。いずれも平成6年に取得した車両の更新を行うものでございます。
  消防ポンプ自動車につきましては、騎西分署のものでございまして、平成13年3月に配備した車両で老朽化が著しいため、新型の車両へ更新し、消防力の強化を図るものでございます。なお、車両の種別は、平成26年と同様圧縮空気泡消火システムを搭載した車両を予定しております。
  救急自動車につきましては、平成12年8月に配備した加須消防署、平成13年7月配備の篠津分署、平成19年11月配備の鷲宮分署の救急自動車を更新するものでございます。
  救助工作車につきましては、平成9年度に杉戸署に配備した車両で、現行と同様5.5トンのトラックシャーシーをベースにした特別救助隊としての資機材を更新整備するものでございます。
  財源につきましては、歳入でご説明申し上げましたが、国庫補助金の交付を受けて整備を予定しているものでございます。
  次に、2の消防庁舎耐震補強事業でございますが、9,757万6,000円でございます。平成26年度に設計を委託いたしました北川辺分署庁舎の耐震化と改修のほか、車庫棟と仮眠室棟の建てかえ工事を行い、また平成28年度に施工を予定しております大利根分署の耐震化及び改修工事の設計委託料を計上したものでございます。
  次に、非常備関係でございます。非常備消防費につきましては、防火クラブ等管理事業、水利施設維持管理事業、街角消火器管理事業で構成されております。各事業の経費の積算につきましては、組合市町においてほぼ共通でございまして、それぞれの市町の実情によりまして、予算額に差異が生じているものでございます。
  初めに、3目加須非常備消防費1,357万4,000円でございますが、事業が2つございます。まず、1の防火クラブ等管理事業78万円でございますが、説明欄記載のとおり、加須市の防火協力団体や民間防火組織に係る経費でございます。次に、2の水利施設維持管理事業1,279万4,000円でございますが、防火水槽の維持管理に要する経費でございます。主な内容でございますが、地上式のふたのない防火水槽5基にふたをかける有蓋化工事のほか、民地に設置しております防火水槽1基につきまして地権者からの返還要望がございまして、このため防火水槽を撤去するための事業費並びに防火水槽の用地の借地料等でございます。
  38、39ページをお願いいたします。4目久喜非常備消防費1,400万8,000円につきましては、事業が3つございます。1の防火クラブ等管理事業135万6,000円でございますが、少年消防クラブ、幼年消防クラブに対するクラブ員のバッジの購入費用、このほか女性防火クラブに対する補助金でございます。2の街角消火器管理事業68万2,000円につきましては、久喜市内に整備されております街角消火器の維持管理費用でございます。平成24年度から26年度までの3年間で消火器の更新を行いましたが、今後しばらくの間は維持管理経費のみとなるものでございます。なお、この事業につきましては、宮代町でも同様でございます。3の水利施設維持管理事業1,197万円でございますが、加須市同様、地上式のふたのない防火水槽3基にふたをかける有蓋化工事のほか、民地に設置しております防火水槽1基の撤去費、並びに防火水槽用地の借地料等でございます。
  以下、5目幸手非常備消防費、6目白岡非常備消防費、7目宮代非常備消防費、8目杉戸非常備消防費につきましても、説明欄記載のとおりでございます。
  40ページ、41ページをお開きいただきたいと思います。9目加須非常備消防施設費、1の防火水槽整備事業でございますが、加須市川口3丁目地内に設置いたします40立方メートル級防火水槽の新設経費でございます。
  恐れ入ります、42、43ページをお開きいただきたいと思います。4款公債費でございますが、1億4,704万4,000円でございます。対前年比12.4%の増でございます。旧久喜地区消防組合及び埼玉東部消防組合の事業費の財源として起債をいたしましたが、その借入金の元利償還金でございます。増額の理由でございますが、平成25年度に起債をしました消防自動車等の更新、高機能消防指令センター設計業務並びに加須市の防火水槽設置に係る長期借入金の元利償還金が始まったものでございます。また、このほか今年度実施いたしました高機能消防指令センター整備工事の利子償還が始まったことによりまして増額となったものでございます。
  最後に、5款予備費でございますが、1,000万円で前年同額でございます。
  以上、歳出合計は歳入と同額の65億1,134万9,000円、対前年比3.6%の増となっております。
  以上が議案第4号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計予算についての概要でございます。
  続きまして、議案第5号 埼玉東部消防組合行政手続条例の一部を改正する条例につきまして補足説明を申し上げます。
  議案書3ページから5ページの改正案とあわせまして、参考資料の3ページに改正の概要、4ページから9ページに新旧対照表をつけております。改正の概要に基づきましてご説明を申し上げます。
  平成26年6月に行政手続法の一部改正が行われまして、行政指導を行う場合の法令の根拠等を明示すること、また法令違反を是正するための処分または行政指導を求める場合の手続、それから法律の要件に適合しない行政指導の中止を求める場合の手続等の規定が追加されております。これらの改正を受けまして、地方公共団体の機関が行う行政指導や条例等を根拠に行う処分について、法令改正に合わせまして当組合の行政手続条例の一部改正を行うものでございます。
  改正内容でございますが、まず1、行政指導における権限、根拠等の提示の義務化ですが、行政指導を行う場合にはその根拠等を明示することが今回追加されております。従来から行政指導を行う際には趣旨、内容及び責任者を明示することになっておりましたが、今回の改正で行政指導を行う場合には、当該の権限を行使し得る根拠となる法令の条項、根拠となる条項に規定する要件、当該権限の行使が要件に適合する理由を明示することが義務づけされるものでございます。
  次に、2、行政指導の中止等の求めでございますが、これまで条例に定めのなかった行政指導の中止等の求めを新たに設けるものでございます。法令に違反する行為の是正を求める行政指導の相手方は、行政指導が法令に規定する要件に適合しないと判断する場合には、行政指導を行った消防組合の機関にその旨を申し出て、当該行政指導の中止等その他必要な措置を求めることができるというものでございます。この申し出があった場合には、消防組合が改めて調査を行いまして、当該行政指導がその要件を定めた法令の規定にそぐわないと考えられる場合には、中止その他の必要な措置を講ずるというものでございます。
  次に、3、処分等の求めについてでございますが、法令に違反する事案があり、その是正のための処分または行政指導が行われていないというふうに考えられるときは、行政指導の権限を有する消防組合の機関に申し出て、処分または行政指導の実施を求めることができるというものでございます。この申し出があった場合は、消防組合において改めて調査を行いまして、必要があると認められた場合は、処分または行政指導を実施するというものでございます。
  次に、附則でございますが、この条例の改正は行政手続法の一部改正の施行日、平成27年4月1日と同一日に施行するというものでございます。
  以上が議案第5号 埼玉東部消防組合行政手続条例の一部を改正する条例の概要でございます。
  続きまして、議案第6号 埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてでございます。
  参考資料の資料6、それから新旧対照表の11ページをごらんいただきたいと存じます。なお、参考資料の10ページに給与条例の一部改正する条例の概要を記載しておきましたので、後ほど参考にごらんいただきたいと存じます。
  本年度の人事院勧告におきましては、さきの1月の臨時会におきまして議決をいただきました給料月額、通勤手当及び勤勉手当の改定に関する勧告がございましたが、このほか平成27年度からの給与制度の総合的見直しということも勧告がされております。今回の給与条例の改正は、これらを受けまして人事院勧告及び埼玉県人事委員会の勧告、それから、それに基づく組合構成市町の給与改定に準じまして、消防組合職員の給与の改定を行おうというものでございます。
  それでは、改正内容につきまして順次ご説明申し上げます。まず、第12条の第2項の改正につきましては、地域手当の支給割合について改定するものでございまして、現行の100分の3から100分の6に改めるというものでございます。
  次に、別表の給料表の改正でございますが、今回の改正につきましては職員の給料表を国や県の給料表の見直しに準じて改めるというものでございます。
  続きまして、12ページをお開きいただきたいと存じます。附則の関係でございます。附則の第1項につきましては、施行期日でございまして、今回の改正を平成27年4月1日から施行するというものでございます。
  第2項以降につきましては、給料表の改定に伴う調整措置や経過措置を定めております。まず、第2項につきましては、平成27年4月1日の給料表の切りかえ日に昇格する職員と切りかえ日の前に昇格した職員との間で調整が必要な場合には、その調整を行うことができるというものでございます。
  次に、第3項から第5項でございますが、今回の改正によりまして改正前より給料が減額となる場合には、平成30年3月31日までの間は現在の給料を支給する現給保障の措置を規定したものでございます。
  次に、第6項でございますが、職員の給与に関する条例における調整額の規定の適用につきましては、現給保障を受けている場合には現給保障後の給料を基礎とするというものでございます。
  次に、第7項につきましては、地域手当の経過措置についてでございまして、平成27年度は4%、平成28年度は5%と段階的に引き上げるものでございます。
  第8項につきましては、規則への委任規定でございます。
  以上が議案第6号 埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例でございます。
  なお、このほか議案・報告書14ページ、議案第7号 公平委員会委員の選任について、それから15ページ、17ページ、報告、専決処分につきましては管理者の提案説明のとおりでございますので、補足説明は割愛させていただきます。
  以上、よろしくご審議をお願い申し上げます。





    ◎次会の日程報告
議長(鎌田勝義君) 日程第8、次会の日程を申し上げます。
  次会は、3月26日木曜日午前9時より本会議を開き、議案質疑及び消防行政に対する一般質問を行います。
  議員の皆様は定刻どおりにご参集くださいますようお願いをいたします。
  なお、本日上程されました議案に対し、質疑のある方は、3月23日月曜日の午後3時までに質疑発言通告書を提出願います。





    ◎散会の宣告
議長(鎌田勝義君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
          散会 午前10時47分



        平成27年埼玉東部消防組合議会第2回定例会 第8日 平成27年3月26日(木曜日)  議事日程 (第2号)  1 開  議  2 管理者提出議案に対する質疑  3 討論・採決  4 消防行政に対する一般質問  5 閉会中の継続審査  6 議長挨拶  7 管理者挨拶  8 閉  議  9 閉  会 午前 9時00分開議  出席議員(14名)      1番   梅  山  昌  弘  君      2番   福  島  正  夫  君      3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君      5番   石  川  忠  義  君      6番   岸     輝  美  君      7番   宮  杉  勝  男  君      8番   小  島  和  夫  君      9番   藤  井  栄 一 郎  君     10番   江  原  浩  之  君     11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君     13番   宮  田  利  雄  君     14番   森  山  哲  夫  君  欠席議員(なし)  地方自治法第121条の規定により出席した者      管 理 者   田  中  暄  二  君      副管理者   大  橋  良  一  君      副管理者   渡  辺  邦  夫  君      副管理者   小  島     卓  君      副管理者   榎  本  和  男  君      副管理者   古  谷  松  雄  君  管理者事務部局職員      消防局長   内  田  正  夫  君      会  計   小  勝  邦  夫  君      管 理 者                      次  長   島  村  健  一  君      参 事 兼   菱  沼  久  男  君      総務課長                      消防課長   新  谷  智  幸  君      救急課長   本  間  哲  也  君      予防課長   橋  本     晃  君      次 長 兼   石  井  秀  典  君      指令課長                      次 長 兼   吉  住  一  夫  君      久  喜         消防署長                      次 長 兼   大  塚  芳  夫  君      加  須         消防署長                      参 事 兼   松  島  政  雄  君      幸  手         消防署長                      白  岡   石  井  喜 三 雄  君      消防署長                      参 事 兼   森  田  靖  夫  君      杉  戸         消防署長                      参 事 兼   遠  藤     清  君      宮  代         消防署長                  議会担当職員                        書 記 長   新  井     修         書  記   金  子  芳  之   






    ◎開議の宣告                            (午前 9時00分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。





    ◎管理者提出議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 日程第2、これより管理者提出議案に対する質疑をお受けいたします。
  通告に従い、順次質疑を行います。
  なお、再質疑、再々質疑の際は、挙手をお願いいたします。
  初めに、議案第3号の質疑をお受けいたします。
  小島和夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) おはようございます。では、議案第3号についてご質問します。
  まず、1点目、財産収入で物品売払収入121万円がありますが、この内容についてお伺いします。
  2点目は、当初予算で臨時職員の予算を組んでいて、今回はなぜ使わなかったのか、お伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  新谷消防課長。
          〔消防課長 新谷智幸君登壇〕
消防課長(新谷智幸君) 小島議員の質疑に対しまして、私からは(1)の財産収入の物品売払収入121万円の内容についてご答弁申し上げます。
  物品売払収入121万円につきましては、宮代消防署に配置してございました救急普及啓発車、平成15年1月登録、マイクロバス型、乗車定員6名を売却処分したものでございます。この車両は、応急手当ての普及啓発活動を行うことを目的として、旧久喜地区消防組合に平成15年1月に救急振興財団から寄贈され、9月9日の救急の日を初めとする各種のイベント広報等で使用していたものでございます。しかし、救命講習会等の普及により、使用頻度が減少し、資機材等の老朽化などを考慮しまして、車査定業者4者による見積もり合わせにより白岡市の業者に売却したものでございます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 次に、菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 私のほうからは、小島議員の(2)、臨時職員の予算を組んで、今回はなぜ使わなかったのかについてご答弁申し上げます。
  平成25年度は、消防広域化の初年度でございまして、広域化に伴います予防課の予防業務データの入力やファイリング作業など、臨時職員を採用いたしまして対応をしたところでございます。今年度につきましても、引き続き臨時職員を採用する予定でございましたが、予防課において育児休暇中の職員が復帰したこともございまして、正規の職員だけで業務が円滑に進みましたことから、臨時職員を採用しなかったものでございます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再質疑をお受けいたします。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) では、質問させていただきます。
  この財産収入でもらったものを売却するのですけれども、今後消防というのは消防自動車とか救急自動車とかいろいろありますね。だから、そういう中で今後どうその品物を売却するのに今後は検討していくのか。たまたまこれはイベント車両ですけれども、そういうもの以外については、今後の方針はどのようになっているのか。
  それと、25年は臨時職員使いましたけれども、26年は予防課の担当が1人復帰したというお話ですけれども、当然そういうのを含んだ中で予算というのは組むのですね。それで、たまたま復帰したから、では臨時職員は使わなかったと、そういう予算の組み方はちょっと考えにくいので、その点についてはもっとしっかりとした予算の組み立てを、だから甘いと言われれば当然甘いと思われますので、その点の考え方についてお伺いします。
議長(鎌田勝義君) 新谷消防課長。
          〔消防課長 新谷智幸君登壇〕
消防課長(新谷智幸君) 小島議員の再質疑についてご答弁申し上げます。
  今後の消防車両等の売却予定はあるかについてでございますが、消防車両、緊急車等につきましては今のところ検討しておりません。今後各課と調整しまして、検討していきたいと考えております。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 次に、菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 小島議員の再質疑についてご答弁申し上げます。
  臨時職員の採用につきまして、そういった予算を組めなかったかということでございますけれども、この予防課の臨時職員につきましては、当初育児休暇3年でありましたけれども、今年度予算編成に当たりまして、今年度予算は25年の10月ごろに編成することとなることから、その段階では早く復帰するということが判明しなかったために、26年度も予算措置をしたものでございます
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で小島和夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、森山哲夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 補正予算の第3号について2点ほどご質問させていただきます。
  予算書の10ページ、11ページでございます。総務事務管理事業の委託料についてでありますが、B型肝炎予防接種業務委託料が当初予算の36.5%にとどまった理由、これについて明らかにしていただきたいと思います。
  次に、予備費についてでありますが、年度末の最終補正ということで、不用額等も出てきているのではないかと思うのですが、当初予算では予備費に1,000万円を計上しておりました。しかしながら、今回の補正予算によりまして予備費の額、最終的には1億7,888万円にも達することになります。これは当初予算の見積もり全体に甘さがあったのではないかと、つまり歳出を過大に見込んでいた結果ではないかと、このように言われても仕方がないようにも思うのですが、当局としてはどう見ているのか、見解を明らかにしていただきたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の質疑に対する答弁を申し上げます。
  まず初めに、(1)、B型肝炎予防接種業務委託料が当初予算の36.5%にとどまった理由でございますが、今年度の該当者165名に対する抗体検査と3分の2に値する110名を対象としたワクチン接種の予算を措置いたしましたところ、大半の職員が抗体を保有した陽性でありまして、結果的に陰性であった31名に対しワクチン接種することになったことから、予算執行率が下がったものでございます。
  次に、(2)、予備費についてでございますが、ご質問のございました予備費の最終予算額1億7,888万円につきましては、昨年の第3回定例会でご議決をいただきました補正予算第1号で留保させていただきました9,000万円と今回の3号補正による9,034万9,000円によるものでございます。
  まず、補正予算第1号におきましては平成25年度の決算に係る共通経費の剰余金と平成26年度に整備いたしました消防ポンプ自動車の国庫補助金の採択によりまして、9,025万6,000円を予備費に留保させていただきました。決算剰余金につきましては、人件費の不用額約2,400万円を初め、広域化初年度の事業費不用額でございます。
  今回の補正予算第3号におきましては、補正減の9,034万9,000円を同じく予備費に留保させていただきたいというものでございますが、このうち6,700万円は人件費の補正減によるものでございます。当初予算において昇格予定者の見込みが下回ったこと、あるいは中途退職者、休職者等により減額となったものでございます。
  今後の予算編成に当たりましては、給料や諸手当等につきましては実績や昇給昇格者数を十分見据え、各種事業費予算につきましては市場価格等を踏まえまして、適正な編成に努めてまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第3号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第4号の質疑をお受けいたします。
  小島和夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 議案第4号についてご質問します。
  歳入予算で繰越金1億6,455万が入っていますが、本来なら各市町が負担金割合を支払っています。当然決算が終われば、繰越金は各市町に返金するのが筋だと思います。その点について管理者にお伺いします。
  また、2点目として、一般会計では財政調整基金をつくり積んでおりますが、消防組合は基金条例をつくる考えがあるのか、お伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔「議長、管理者に聞いているの」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) 今、挙手がありましたので。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 小島議員からのまず(1)、繰越金は各市町へ返金するべきではないかという質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  ご案内のとおり、当消防組合は組合を構成いたします各市町からの負担金により運営しておりまして、この負担金につきましては組合規約別表に基づき、平成21年度から平成23年度の消防費決算額の平均で算出された共通経費と防火水槽など、市や町の実情によりご負担をいただく単独経費に大別されるところでございます。適切な事業執行等に努めた結果生じた予算残額につきましては、単独経費分につきましては全額組合市町へお返しし、共通経費分につきましては繰越金として次年度の当初予算額へ繰り入れることで組合市町のご了解をいただいているところでございます。現在の当組合の財政状況におきましては、各市町からの共通経費負担金だけでは、老朽化した車両の更新や庁舎改修などの事業が実施できない状況でございますので、ご理解いただきたいと存じます。
  続きまして、(2)の消防組合では基金条例をつくる考えがあるかという質疑に対しましてご答弁申し上げます。現在の当消防組合の財政状況におきましては、当該年度の組合市町負担金のみでは実施できない老朽化した車両の更新や庁舎修繕のための費用として繰越金により対応しているのが実情でございます。今後、継続的に積み立てができるような財政状況になった場合におきましては、組合市町と協議を行い、基金設置について研究してまいりたいと存じます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) この件に関しては、先般は予備費が1億7,000万、そこから古い車両とか修繕とかというふうに充てるというお話だったのです。その点について、これは決算ベースで分担金を払っていますので、当然実収支の中で残ってくれば、1億6,000万返せというのではないのです。当然1億円は返還して6,000万繰越金に残すとかという方法もあるわけです。そういうちゃんとした部分がないのです、ここは。常に決算ベースでの仮に残ったとき、これどうするかという話し合いはしていない。そこをしっかりしてもらわないと、そうすると何かあれば特別分担金で、ではこれはやりますと、そこは管理者に聞きたいのは、そういう中の実収支について、どう具体的にこれはしたのがいいのかという最善の策は、私は当然返すべきだと思っていますので、その点について管理者にお伺いします。
  それと、予備費という部分では、当然そこには予算で組んだとき、出動回数が予算よりオーバーしたとか、何かあったときは予備費で使うのです、本来は。そこは前の説明では老朽化の車両を買ったり修繕をやるという自体が、ちょっと予備費として考え方、これは法的には問題ないのでしょう。だけれども、これは一般から見てもおかしい。そういう思いがあったので、その点についてお伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  島村次長。
          〔次長 島村健一君登壇〕
次長(島村健一君) 小島議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  不用額等につきましては、最善の策は返すべきではないかというお話、それから予備費の考え方についてのご質疑でございます。当消防組合につきましては、先ほど答弁させていただきましたけれども、組合構成市町からの負担金で運営されておりますので、決算上の剰余金が発生した場合は、繰越金には計上せず、負担金を減額するというのが一般的な考え方であるとは思っております。地域の実情により、ご負担いただいております非常備分、それから特殊事情による特別負担金の剰余金につきましては、組合構成市町へそれぞれお返しをすべきと考えまして、昨年度におきましては決算後の補正予算第1号によりまして非常備分及び特別負担金分の剰余金につきましては、償還金として返戻させていただいたものでございます。しかし、広域化前には想定していなかった消防車両等の更新、それと修繕等が数多く出てきておりますので、共通経費分の負担金で全て賄うということは大変厳しいという状況でございます。常備分いわゆる共通経費分の決算剰余金につきましては、昨年度の補正予算第1号にて、その相当額を予備費のほうに留保させていただきまして、また平成26年度の不用見込み額と合わせまして新年度予算の繰越金として計上して、消防車両等の財源としているものでございますので、ご理解いただきたいと思っております。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再々質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 確かに今言うのはわかるのですけれども、それはきちっとした基準がないのです。これ何でその基準をつくらないのか、当然各市町村も財政的には厳しいわけです。ですから、余りにもこの予備費の中へも積んで1億7,000万もあって、繰越金が残っていて、それを予算に回す。実収支で残れば、当然これは常備費で決算ベースで各市町村が分担金を払っているわけです。だから、そこを明確にしないと、今後いつも実収支の中で繰越金の中から当然予備費に回していくのか、だから基金条例をつくれと言っているのです。そうすれば、いざとなれば老朽化や修繕費とか、そういうのが全部できるわけです。ところが、そこは一般の人が見ても誰が見ても、その中から出していくと、予備費の考え方はまた違うわけです。予備費から老朽化の車両とか、そういうのを買う自体がおかしい。それは会計監査に私は聞いても結構だと思うのです。やはりそこには明確さがないのです。だから、私は管理者に聞いているのです。それは管理者同士で、では実収支の残ったときはどうするかという具体的な策は会議したのか、そこをきちっと明確にしてもらいたいのです。そうしないと、余りにもこれ雑になります、やり方が。繰越金の中から、では老朽化の車両、予備費から金を出す、こんな予算のやり方ないです。そこをちゃんとしていただきたいということです。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  島村次長。
          〔次長 島村健一君登壇〕
次長(島村健一君) 小島議員の再々質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  繰越金の扱いについて基準が明確ではないのではないか、あるいは基金を設けて、そこから支出すべきではないかというようなご質疑でございます。まず、基金についてでございますけれども、こちらの消防組合につきましては一部事務組合ということでございまして、複数の自治体が行政サービスの一部を共同で行うという目的で組織されているものでございますので、基金であれば特定目的の基金、例えば消防施設整備基金とか、そういったものを設けて、そこから支出すべきだと思っております。しかしながら、先ほども答弁させていただきましたけれども、そういった財源的な余裕はないということでございますので、執行残の繰越金等につきまして消防車両等の財源として充当しているものでございます。
  予備費の考え方につきましても、議員がおっしゃるとおり、突発的な支出のための財源でございますけれども、先ほども申し上げておりますけれども、消防車両につきましては、かなり高額な車両等でございますので、そういったものに対しましての財源ということで考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
          〔「議長、管理者に副管理者と話し合いしたのか、していないのか、
            その実収支について、それ確認してください」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) 冒頭に申し上げましたとおり、質疑、再々質疑等についての答弁は挙手をお願いしますということでございますので、ただいまは島村次長から挙手がありましたので、ご理解をいただきたいと思います。
  以上で小島和夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、森山哲夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 平成27年度の埼玉東部消防組合一般会計予算についてご質問いたします。
  まず、予算書の14、15ページ、ただいま議論になっておりました繰越金についてでありますが、私のほうからもお尋ねをいたします。常備分の繰越金は、そこにありますように、前年度の約2倍、1.95倍でありますが、1億6,455万円にも達しているわけですが、各市町の常備分の負担金、やはり設定の割合が妥当ではないのではないかというふうにも思いますので、この負担金を見直すことについては今後検討していかないのかどうか、お尋ねをいたします。
  次に、同じく14ページの救急業務受託事業収入、東北自動車道救急業務支弁金についてお尋ねをいたします。19日の議会では、平成26年度に支弁金の算定がえが行われたために前年度比で28.5%減となったと説明しておりましたが、どのような算定がえが行われた結果なのか、その内容を明らかにしていただきたいと思います。
  次に、19ページの一般管理業務費の管理者交際費についてであります。管理者交際費を前年度比で25%減とした理由について説明していただきたいと思います。
  次に、20ページ、21ページ、これには職員給与ということで46ページにも内容が掲載されているわけですが、2点ほど質問いたします。1点目の問題ですが、一般職の給料は前年度比で6,279万4,000円の減となっておりまして、そのうちの291万7,000円が給与改定に伴う分であるとされております。また、46ページにもあるのですが、地域手当については支給率4%で計上されているようなのでありますが、本来こうした予算措置については関係条例の議決を前提とすべきではないかと、こう思うわけですが、当局の見解を明らかにしていただきたいと思います。
  職員給与について2点目の問題ですが、予算書の46ページに記載されているのですが、一般職の給料は前年度比で6,247万2,000円、これがその他の増減分という事由で減っているわけですが、その内容等について説明していただきたいと思います。
  次に、22ページ、総務事務管理事業について2点ほどお尋ねいたします。1点目は、一番上のほうにあります研修旅費であります。前年度比で57.3%増となっていますが、この理由について明らかにしていただきたいと思います。
  2点目は、B型肝炎予防接種業務委託料についてであります。このB型肝炎予防接種業務委託料、平成27年度予算では何人分で予算計上しているのでしょうか。また、補正予算でも答弁ございましたが、平成26年度の実績では35人分と、70万4,000円にとどまったわけですが、この平成27年度予算で、平成26年度の当初予算を上回る委託料を計上した理由は何なのか、明らかにしていただきたいと思います。
  最後に、34ページと35ページであります。これは予算上は新しい事業となるわけですが、高機能消防指令センター事業について質問いたします。高機能消防指令センターの完成に伴いまして、管内6つの通信指令業務が1カ所に集約されたわけですが、このことによってどのぐらいのコストが削減できると見ているのでしょうか。局長の説明では、初年度は瑕疵担保責任によって保守費用がかからないということでありましたが、保守費用等も含めた場合、どのぐらいの経費削減が期待できると見ているのか、お尋ねをいたします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の質疑に対しまして、私からは(1)及び(3)から(5)につきましてご答弁申し上げます。
  まず初めに、(1)、繰越金について、常備分の繰越金は前年度の1.95倍に当たる1億6,455万円に達しているが、各市町常備分の負担金を見直すことは検討していかないのかについてでございますが、常備分の負担金は組合規約におきまして共通経費負担金に当たるものでございまして、平成21年度から平成23年度の平均の消防費決算額を上回らないとされております。このことから、負担金の上限額という位置づけでございまして、共通経費負担金の根拠である消防費決算額に含まれていない消防組合議会費や総務費につきましても共通経費負担金の中で賄うものとされております。消防広域化後、想定していなかった庁舎修繕や車両更新等が発生しており、現状につきましては当初予算において前年度繰越金を歳入に見込むとともに、共通経費負担金として定められた上限の額をもって予算編成をせざるを得ない状況でございます。今後消防組合の財政事情に余裕が生じてきましたら、負担金上限額を下回る予算編成となるように努めてまいりたいと考えております。
  続きまして、(3)の一般管理業務費の管理者交際費について、前年度比25%減とした理由についてでございますが、管理者交際費につきましては、支出基準に基づき支出をしておりますが、平成25年度及び平成26年度中の実績により見直しをし、減額したものでございます。ご理解のほど、よろしくお願い申し上げます。
  続きまして、(4)、@の改正後の給与条例に伴う予算措置は関係条例の改正を前提とすべきではないかについてでございますが、地方自治法222条の規定により、予算が必要な条例を定めるときは、必要となる予算措置の見込みが得られることが条件とされ、予算の裏づけがない条例等は議会に提出することはできないとされております。そのため、今定例会におきまして予算と条例改正を同時に上程させていただいたものでございます。
  次に、平成27年度予算書の46ページ、給料明細書の給料及び職員手当の増減額の明細におけるその他の増減分の内容についてでございますが、職員の新陳代謝による給料の差額によるものでございます。
  続きまして、(5)、総務管理事業について、@、研修旅費が前年度比57.3%増となった理由でございますが、埼玉県消防学校及び消防大学校への入校者予定者数の増によるものでございます。平成26年度につきましては、埼玉県消防学校初任教育に係る旅費26名の予算を計上していたことに対し、平成27年度につきましては39名分の予算を計上しております。さらに、消防大学校に係る旅費につきましても、平成26年度12名の予算を計上していることに対し、平成27年度16名の予算を計上しており、前年度比57.3%の増加となったものでございます。
  次に、AのB型肝炎予防接種業務委託は、何人分で予算計上しているのか。また、平成26年度の実績では31人分、70万4,000円にとどまったわけだが、平成26年度当初予算を上回る委託料を計上した理由は何かについてでございますが、B型肝炎予防接種業務委託の予算計上人数は、ワクチン接種前抗体検査が176名でございます。続きまして、平成26年度当初予算を上回る委託料を計上した理由でございますが、平成26年度において該当者165名に対する接種前抗体検査と3分の2に対する110名を対象としたワクチン接種の予算措置をいたしましたが、平成27年度においては該当者176名に対するワクチン接種前抗体検査と3分の2に対する117名を対象としたワクチン接種の予算を措置したもので、平成26年度よりもワクチン接種の該当者が7名ふえたものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 私からは、森山議員のご質疑のうち、(2)、平成26年度に支弁金の算定がえが行われたために前年度比で28.5%減となったと説明していたが、どのような算定がえが行われたのか、その内容を明らかにについてご答弁申し上げます。
  平成27年度事業収入の積算内容につきましては、救急隊1隊を維持するための経費、管内人口による割合、出動件数による割増率、インターチェンジ数割増率をそれぞれ乗じて積算しているものでございます。27年度の救急業務受託事業収入の減額の内訳は、救急隊1隊を維持するための経費が8,666万円から8,258万7,000円に減額、さらに救急出動件数減少に伴い出動件数による割増率が2.0から1.5へ1段階下がったことにより148万3,000円、率にして28.5%の減額になったものでございます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 次に、石井次長。
          〔次長兼指令課長 石井秀典君登壇〕
次長兼指令課長(石井秀典君) 私からは、森山議員の質問事項中、(6)、高機能消防指令センター事業についてご答弁申し上げます。
  このたびの高機能消防指令センター構築前におきましては、消防局ではU型指令台を、ほかの消防署では簡易的な装置でありますT型指令台を設置しており、それらの保守管理業務には比較的低コストで維持管理ができておりましたが、今回導入しました高機能消防指令システムにつきましては、新たな装置である消防情報共有末端装置及び消防OAシステム、指令情報出力装置、車両端末装置AVM等が整備されたことにより、保守管理費用においてコスト高が見込まれます。
  今後におきましては、瑕疵担保期間を使用して、このシステムが最良の状態を維持できるよう保守管理について調査研究し、保守管理費用の低廉化に努めてまいりたいと考えてございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) まず、繰越金の件についてでございます。答弁では、予算のほうを低く抑えていきたいというような答弁でございました。賄える予算編成となるよう努めていきたいということなのですが、実際上、この繰越金というのは小島議員からもお話がありましたけれども、剰余金なわけですね。決算剰余金が繰越金という形で発生しているわけですので、本来足りなければ負担金をふやすと、余るのなら負担金減らすというのが本来の形でもないかというふうに思うのですが、今後はということで、現状は庁舎改修とか車両購入とか、いろいろな資金需要が発生しているのでというような理由なのですけれども、本来のやはり負担金のあり方というのは、これは各市町で組合規約に基づいて拠出しているわけですけれども、やはり検討していくべきではないかと思うのです。基金というのも一つの手法でありますけれども、負担金の設定と予算の規模等にやはり乖離が生じているから決算剰余金も生じるし、それを一定程度留保して使っていきたいというような話なのですけれども、検討していくべきなのではないかと思うのですけれども、今後は。そういう必要性については認識されていないのかどうなのか、お答えをいただきたいと思います。
  それと、職員給与の問題なのですが、今定例会で予算と条例改正を同時に提出させていただいたということはわかるのですけれども、私の質問としては先にやはり条例改正の議決のほうが先ではないかと、やっぱり提出のあり方としても議案番号としても、条例改正のほうを議決して予算というのが筋ではないかということでお尋ねをしたので、その点についてはどのような見解なのか、お答えをいただきたいと思います。
  それと、高機能消防指令センター事業でありますが、瑕疵担保責任によって初年度保守費用かからないのですけれども、今までと違った規模でこの保守費用かかってくるということなのですが、どのぐらいの保守費用を想定されているのか、おおむねで構いませんので、明らかにしていただければと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  島村次長。
          〔次長 島村健一君登壇〕
次長(島村健一君) 森山議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  繰越金についてでございますけれども、本来の負担金のあり方について検討をすべきではないか、あるいは今後どうすればいいのか検討しているのかという、そういったご質疑がまず1点目でございまして、現在の状況におきましては確かに負担金の額と、それから事業費の額に乖離が生じているわけでございますので、決算におきまして剰余金が出た分につきましては次年度におきまして高額な車両等の財源として充当させていただきたいと思っておりまして、今後その点につきまして協議をさせていただきたいと思っております。
  次に、2点目の給与条例、これは予算に先立って議決をしてから予算を措置すべきではないかということでございますが、地方自治法によりますと、条例その他議会の議決をすべき案件が新たに予算を伴うこととなる場合には、必要な予算上の措置が的確に講ぜられる見込みが得られるまでの間は、これを議会に提出してはならないということで、これは地方自治法で規定されておりまして、当該議案が予算を伴うものであるときは予算の見通しのない限り提案できないものでございます。この予算上の措置が的確に講ぜられる見込みというのは、当該条例案に伴い必要な予算上の措置が具体的に明確にとられる見込みのあるということでございまして、通常関係予算案が議会に提出されたときであると解されております。これは昭和31年9月28日付の国からの通知でございます。したがいまして、給与条例の一部改正案と、それに伴います平成27年度当初予算が同一会期中に提出されておりますので、特に問題はないと考えております。
  私からは以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、石井次長。
          〔次長兼指令課長 石井秀典君登壇〕
次長兼指令課長(石井秀典君) 森山議員の再質疑にお答えします。
  ちょっと私からは金額についてはなかなか申し上げづらいところでございます。ちなみに、広域前の各構成市町で組んでいた保守点検委託料でございますが、総額で約2,749万4,000円程度と、ただし先ほども申し上げたとおり、今度の高機能消防指令センターは署所数も18、局含めて19、車両数も96台ですか、その他もろもろ機器につきましては多方面にわたりまして、高機能化あるいはそういった装置が多いというふうなことも勘案しまして、数字的なものはなかなかこれとは言えませんが、その辺はご理解いただければと思います。ちなみに、県内の同規模消防本部以上で比較しますと、埼玉西部消防局がおおむね5,700万程度というふうな数字が出ておりますが、あくまでも参考でございます。明確なお答えができませんが、ご理解のほど重ねてお願い申し上げます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第4号の質疑を打ち切ります。
  議案第5号については、通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  次に、議案第6号の質疑をお受けいたします。
  森山哲夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきまして、大きく分けて3点ほど質問いたします。
  初めに、給料表の改定についてであります。給料表全体の平均改定率、1級の方は据え置きだと思うのですが、給料表全体の平均改定率、これは何%になるのでしょうか。また、職務の級、1級から8級までありますが、それぞれの平均改定率は何%になるのか、明らかにしていただきたいと思います。
  次に、今回の改定によって、職員1人当たりの給料、これは実績ベースで示していただければと思いますが、職員1人当たりの給料は平成30年度、現給保障がだんだん段階的になくなってくるわけですが、平成30年度では現行よりどれだけ減ってしまうことになるのか、1級から8級までのそれぞれの影響額を明らかにしていただきたいと思います。
  3点目ですが、今回の改定で最も影響を受けることとなる階層というのはどこら辺になるのか。また、最も影響を受けることとなる職員の人数、改定率、また平成30年度における1人当たりの影響額、どのぐらいになるのかをそれぞれ明らかにしていただきたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  初めに、(1)、給料表全体の平均改定率は何%になるかについてでございますが、平均改定率は2.4%の引き下げでございます。次に、職務の級ごとで見た場合の平均改定率は何%になるかについてでございますが、1級については変わりございません。2級がマイナス1.73%、3級がマイナス2.19%、4級がマイナス2.36%、5級がマイナス2.92%、6級がマイナス3.67%、7級がマイナス2.35%、8級がマイナス2.45%でございます。
  続きまして、(2)の今回の改定によりまして、職員1人当たりの給料は平成30年度では現行よりどれだけ減ってしまうことになるのか、職務の級ごとに明らかにされたいでございますが、現在の職務の級から昇格がなかった場合での計算となりますが、各級ごとに申し上げますと、1級から2級は影響ございません。3級と4級につきましては、現行より減ってしまう職員もおりますが、平均で見ますと影響がございません。5級につきましては、平均マイナス9,100円、6級が平均マイナス1万7,000円、7級が平均マイナス7,500円、8級がマイナス6,900円でございます。
  続きまして、(3)の今回の改定で最も影響を受けることとなる階層、号俸及び対象人員、改定率、平成30年度における1人当たりの影響額についてでございますが、階級につきましては6級の108号給、対象人員は1人でございます。改定率はマイナス6.62%、影響額はマイナス2万7,200円でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の再質疑をお受けいたします。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 職員1人当たりの給料についてなのですが、3級、4級は下がる方もいるけれども、平均では影響がないというような回答だったわけですが、それはどういう内容になるのか、下がる方というのはどの程度いらっしゃるのか、再度お尋ねをいたします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の再質疑でございますけれども、3級と4級は減ってしまう職員がいるが、どのぐらいということでございましたが、人数につきましては今手元に資料がございません。申しわけございません。後ほどご答弁をさせていただきます。よろしくお願いします。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の再々質疑をお受けいたします。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 職員1人当たりの給料でありますが、平成30年度でということで、5級の職員の方から数字を示していただいたわけですが、全体で1人当たりどのぐらい減るかというのはおわかりになるのでしょうか。職員1人当たり平均ということで、級別ではなくて。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の再々質疑に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の再々質疑についてご答弁申し上げます。
  全体でということでございましたけれども、手元の資料で級別に影響額がございますので、これでよろしいでしょうか。答弁をさせていただきます。
  まず、実績ベースですと、全体では平均改定率1.91%の引き下げでございます。影響額でございますが、1級はございません。2級についてマイナス0.61%、1,400円、3級につきましてはマイナス2%、5,900円、4級につきましてはマイナス2.31%、8,400円、5級につきましてはマイナス3.09%、1万2,400円、6級につきましてはマイナス4.37%、1万8,600円、7級につきましてはマイナス2.43%、1万800円、8級につきましてはマイナス2.32%、1万900円でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第6号の質疑を打ち切ります。
  議案第7号については、通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  報告第1号についても、通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  報告第2号についても、通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  これをもって上程されました管理者提出議案に対する質疑を終結いたします。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前10時03分

          再開 午前10時04分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて、会議を再開いたします。





    ◎討論・採決
議長(鎌田勝義君) 日程第3、これより討論、採決に入ります。
  まず、議案第3号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第3号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第3号)について、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第4号の討論に入ります。
  討論の通告はありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第4号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計予算について、原案に賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第5号の討論に入ります。
  討論の通告はありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第5号 埼玉東部消防組合行政手続条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  議案第6号の討論に入ります。
  討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
  森山議員。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 14番の森山でございます。議案第6号 埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例に対し、反対の立場から討論を行います。
  本案は、人事院勧告に基づく国家公務員の給与制度の総合的見直しに準じ、埼玉東部消防組合職員の給与を改定するものであります。人事院が示した総合的見直しとは、第1に民間の賃金水準が低いとされる12件の官民格差をもとに、俸給表の水準を平均して2%引き下げ、地域手当で民間賃金との均衡を図るというものです。第2に、民間に比べ賃金水準が高いとされる50歳代後半層が多く在籍する号俸では、最大4%程度の引き下げを行い、それに沿って賃金カーブを引き下げることを主な内容とするものです。
  今回提案されている措置が実施されれば、職員の給料表は全体でマイナス2.4%、4級でマイナス2.36%も削減されてしまうことになります。平成30年度における職員1人当たりの給料は、5級の職員で1万2,400円も減らされてしまうのであります。生計費が最もかさむ50歳代後半層の給料を最大で6.62%、2万7,200円も引き下げることは、経験豊富なベテラン職員の士気の低下をもたらすものです。
  今回のような職員給与の引き下げは、消防職員の生計に打撃を与えるだけでなく、地域経済の低迷にも拍車をかけるとともに、民間の賃下げにも連動してデフレ不況脱却の大きな障害となるものであります。住民の生命と安全を第一線で支えている消防職員の生活はもちろんのこと、地域経済を守り、増税不況からの脱却を図っていくためにも、今回のような職員給与の削減はやるべきではないということを強調し、反対の討論とします。
議長(鎌田勝義君) 以上で通告による討論は終わりましたので、直ちに採決に入ります。
  議案第6号 埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立多数〕
議長(鎌田勝義君) 起立多数であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第7号については人事案件につき討論を省略し、直ちに採決に入ります。
  議案第7号 埼玉東部消防組合公平委員会委員の選任について、これに同意することに賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は同意することに決定いたしました。
  以上で討論・採決は全て終了いたしました。





    ◎消防行政に対する一般質問
議長(鎌田勝義君) 日程第4、消防行政に対する一般質問をお受けいたします。
  通告順に従い、順次質問を行います。
  なお、再度の質問の際は挙手をお願いいたします。
  初めに、小島和夫議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 経費削減についてです。(1)、委託料のうちで庁舎施設清掃業務委託料がありますけれども、今までは予算の中では当然この別々になっていたのです。それを各庁舎の施設清掃業務を一括で入札すれば、幸手市はそういう中で経費の削減になったわけです。それをどう考えているのかお伺いします。
  続いて、2点目、先般新聞に載っかった事件についてであります。(1)、白岡消防署の消防士がひき逃げした疑いで逮捕されましたが、管理者としてどのように対応するのか。
  3点目、埼玉東部消防組合の管理・監督はどうなっているのか、お伺いします。
  また、消防職員の新人の合格前の、消防職員を受けたときの面接のときは、どのように対応しているのか。
  また、4点目、消防職員に合格した場合の心得、どのように指導しているのか、お伺いします。
  また、5点目、埼玉東部消防組合として被害者に対しての対応はどうなっているのか、お伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の質問に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 小島議員の一般質問に対しまして順次ご答弁申し上げます。
  初めに、(1)、各庁舎施設清掃業務委託等について、一括で入札すれば経費の削減になるが、考え方を伺うについてでございますが、各種の業務委託につきましては、消防広域化初年度の平成25年度から消防設備点検業務、受水槽保守管理業務あるいは資機材の保守点検など、まとめて発注できるものはなるべく取りまとめて契約をしております。ご質問にございました庁舎施設清掃業務委託を初めとする大半の業務委託につきましては、平成26年度から一括で入札等を行い、スケールメリットを生かした契約形態で執行をしております。
  続きまして、(2)の事件についてでございますが、まず白岡消防署の消防士がひき逃げの疑いで逮捕されたことについて、管理者としてどのような対応をするかにつきましては、全職員に対し服務規律の徹底と綱紀粛正の周知を行い、また全職員対象の研修を検討するなど、このような不祥事が二度と起こらないよう全力で取り組み、住民の皆様の信頼回復に努めてまいりたいと思います。
  次に、埼玉東部消防組合の管理・監督はどのようになっているのかについてでございますが、毎年全職員を対象に交通安全講習会及び所属長による地方公務員法、服務規程等の講習を実施し、さらに緊急自動車の運転業務を行う職員に対し、久喜警察署職員からの研修を行い、各職員の啓発に努めております。
  続きまして、消防職員に合格前の面接のとき、どのような対応をしているかについてでございますが、職員採用試験の第2次試験で受験者に個別面接試験を実施しております。面接官は、民間面接官2人、当組合の次長4人の合計6人で実施しております。面接では、面接態度、応答内容等を評価し、採点をしております。
  続きまして、消防職員に合格した場合の心得はどのように指導していたのかについてでございますが、職員採用試験に合格した者に対し、採用前研修として3日間の研修を実施しております。研修項目として、地方公務員として自覚するように地方公務員法等の指導をしております。
  最後に、埼玉東部消防組合として被害者に対しての対応についてでございますが、このたびの不祥事は住民の皆様の消防組合に対する信頼を裏切るものでございまして、とりわけ住民の安心安全を守るべき立場にある消防職員として、また公務員として絶対にあってはならないことでございます。勤務時間外での事故とはいえ、当消防組合の職員が起こした事故であり、被害者の方に対しまして誠意を持って対応すべきと考えており、加害者本人と所属長である白岡消防署長がおわびに行くことを検討しておりましたが、加害者は被害者から依頼した弁護士との協議を求められており、警察の取り調べの推移を見守っている状況でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 1点目は、何かそういうことで一括でやっているということで、やはり先ほど財政の問題でそういう話をしましたけれども、やはりできるだけ経費の削減をしていただきたい。ですから、その点についても年賀はがきの件とかいろいろありますけれども、そういうのを見直して、ちゃんとやっていただければ幸いだと思います。
  続いて2点目、これは確かに仮に消防職員の地方公務員法があります。当然その中で職務としては人を助けるのが職務なのです。その点について、逃げたということは生きているか死んでいるかわからないわけです。たまたま骨折という部分で発表されましたけれども、そういうのが本当に職員が採用されるときの心得というのを、これが一番の肝心だと思うのです。公務員として、消防職員としてどのような、こうやっているのか。確かにそれは採用試験を受けて3日講習を受けると、だから一番大事なのは、面接と心得、これをしっかり指導してもらいたいと思うのです。その点について今までのやり方だったら、また同じような形ができるので、違った形を考えているのか、その点についてお伺いしたいと思います。
  それと、5点目、これが一番の問題です。相手はこっちからお見舞いに行こうと思ったら、それが弁護士をもってやるという、だからそうではないと思います。やはり事故を起こしたのは当然職員でありますから、こちらからお見舞いに行くのが筋です、何回も。誠意というのは相手が感じることなのです。その点は一生懸命お見舞い行って、それでいいではないですか、後から裁判やろうが何しようが、やはり行って謝ることが一番の最大の問題なのです。そこをしっかりやらなかったら、誠意なんて感じません、相手は。誠意というのは相手が感じることで、その点についてお伺いします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再質問に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 小島議員の再質問についてご答弁申し上げます。
  まず、職員採用の心構え、面接の関係でございますけれども、違った形を考えているのかでございますけれども、面接試験につきましては2次試験でございますが、なかなか限られた1人の時間でございますので、今までどおり実施する、あるいはまた来年度違った面接の仕方をするように検討していきたいと思います。また、採用後につきましては、今年度4月1日採用の職員もおりますけれども、今後は各署ごとに職員をある一定期間新職員、日勤にしまして、それぞれ公務員法教養、これと訓練等、最低限新職員として必要なマナー、これ一般常識も含めてですけれども、そういったことの研修を実施するように考えております。
  また、2点目としまして、事故を起こした関係でございましたが、こちらから何回も被害者の方に謝りに行くのが筋ではないかというようなご質問でございますが、現時点では警察のほうの取り調べもまだ全て終了しておりませんので、今後の状況の中で考えていきたいと思います。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再々質問をお受けいたします。
          〔8番 小島和夫君登壇〕
8番(小島和夫君) 今、警察で取り調べる最中でという話ですけれども、当然私たちも、一般の方も考えても、自分が悪いと思えば当然すぐ謝りに行くわけです。消防組合というのは、警察のそういう調べとか何かを待っているの。では、相手が死んでしまったらどうするのですか。けがだから入院していてあれですけれども、死亡させた場合どうするのですか、何も対処しないの。警察のあれがしっかり証拠とかなんかがわかるまで対応しないのですか。私は、それはないと思います。当然誠意を尽くすというのはどういう意味か。これはもう逮捕されているのでしょう。消防職員って、まして公務員としての、逃げたのですから、その点考慮して、やはり当然そこはきちっとして、何人でもいいから謝りに行くわけです。何回でも。それが誠意です。それを警察が取り調べて、その後どうする、それを見てからって、それ裁判でやって、考え方は裁判をやって、そこで賠償金とかなんか払って、そういうので済ませればいいという考えなのか、そう捉えられます。だから、その点についてもう一回確認したいと思います。
議長(鎌田勝義君) 小島和夫議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 小島議員の再々質問につきましてご答弁を申し上げます。
  現在、弁護士、これは被害者側の弁護士でございますが、そちらしか今のところは話ができないということでございまして、この辺につきましても可能であれば直属の上司であります白岡消防署長のほうと協議していきたいと思いますので、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
議長(鎌田勝義君) 以上で小島和夫議員の質問を打ち切ります。
  次に、森山哲夫議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 14番の森山です。通告書の順に沿って消防行政に対する一般質問を行います。
  質問事項は2つございますが、まず初めに高機能消防指令センターの運用開始についてということで質問いたします。まず、質問内容の(1)についてでございます。高機能消防指令センターの運用開始から約2カ月が経過しましたが、現場到着時間の短縮化など、指令業務の一元化やデジタル化による成果はどの程度上がっているのか、明らかにしていただきたいのであります。
  次に、質問内容の(2)についてお尋ねいたします。指令室の一元化に伴います職員の再配置は、どのように進められているのでしょうか。今後の方針も含め明らかにしていただきたいのであります。
  次に、質問事項の2、定員・施設適正化計画について2点ほどお尋ねいたします。1つは、定員・施設適正化計画の進捗状況はどうなっているのか、現時点での進捗状況を明らかにしていただきたいのであります。
  次に、計画案の概要等は組合を構成するそれぞれの市及び町当局、議会や住民に説明していくのかどうか。また、パブリックコメント等を実施する考えはどうなのか、質問いたします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の質問に対する答弁を求めます。
  石井次長。
          〔次長兼指令課長 石井秀典君登壇〕
次長兼指令課長(石井秀典君) 私からは、森山議員の質問事項中1、(1)の高機能消防指令センターの運用開始から約2カ月が経過しましたが、指令業務の一元化やデジタル化による成果、現場到着時間の短縮化等はどの程度上がっているのでしょうかについてご答弁申し上げます。
  指令業務が一元化となったことにより、リアルタイムで車両の運用状況が把握できるため、災害現場に一番近い緊急車両を出動させることができるようになりました。成果でございますが、救急出動を例にしますと、本年1月1日から3月23日までの救急出動件数が4,544件でございました。うち新指令システムに切りかえた1月16日から3月16日までの2カ月間のデータではございますが、覚知から現場到着までの平均時間は7分58秒で、平成26年中と比較しますと、データは7分58秒で変わらない状況でありますが、杉戸消防署の出動状況を見てみますと、平成26年中と比べて覚知から現場到着までの平均時間は平成26年中が9分25秒で、指令システムに切りかえた1月16日から3月16日まで2カ月間のデータは8分8秒でございまして、1分17秒の短縮しており、指令業務が一元化したことによる成果と考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、菱沼参事。
          〔参事兼総務課長 菱沼久男君登壇〕
参事兼総務課長(菱沼久男君) 森山議員の質問に対しましてご答弁申し上げます。
  まず、私からは、高機能消防指令センターの運用開始についての(2)、指令室の一元化に伴う職員の再配置はどのように進められているのか、また今後の方針についてご答弁申し上げます。指令室の一元化により、指令課の指令担当職員を各班8名体制とし、3班で24名体制といたしました。8名体制の内訳でございますが、久喜署から3名、加須署から2名、幸手署、白岡署、杉戸署から各1名で編成しております。配置した職員は、配置前に新指令システムの操作研修を受講しており、また各構成市町の地理等に精通しております。指令課に配置した残りの職員につきましては、現場の消防力強化のために消防署へ配置をいたしました。
  次に、今後の方針でございますが、現場活動を組織的及び効果的に運用し、また安全を確保するために加須消防署と白岡消防署に指揮隊を増設いたしますもので、指揮隊要員の職員を新たに配置するものでございます。
  続きまして、2の定員・施設適正化計画についてでございますが、(1)、現時点での進捗状況を明らかにしてくださいについてでございますが、定員適正化計画につきましては、組合発足時の規約におきまして、共通経費負担金の負担割合の定めの中で、6年目以降の組合市町の負担金は、5年をかけて段階的に5%を目標に削減を図るために、広域化後3年以内に定員適正化計画、施設適正化計画等を策定することとしております。
  このため、平成30年度から1%ずつ共通経費負担金の総額を削減する方策といたしまして、職員の大量退職に伴う人件費の推移や各分署に配備されているポンプ車及びタンク車を圧縮泡消火システム搭載のポンプ車に統合できるかなどの検討を行う一方、広域財団法人消防科学総合センターに消防車両の現場到着時間の遅延を避けながら消防力の強化を図るためのシミュレーションを委託したところでございます。現在、センターから素案が提出されたところでございまして、正副管理者を交えた整理を行い、調査結果としてまとめることとなっております。今後、人件費や車両整備費、施設整備費等の推移を見きわめながら、シミュレーション調査結果等を踏まえた広域化後6年目以降の負担金削減のための計画策定を進めてまいりたいと考えております。
  続きまして、(2)の計画案の概要等は組合を構成するそれぞれの市及び町当局、議会や住民に説明していくのか。また、パブリックコメント等を実施する考えはないのかについてでございますが、6年目以降の負担金削減のため策定する計画等が消防組合の体制や消防力に大幅な変更を来す場合には、策定の段階におきましても組合市町、議会、さらには住民の方からご意見をいただいてまいりたいと考えております。また、計画案が策定された場合には、パブリックコメントを実施する考えでございます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の再質問をお受けいたします。
          〔14番 森山哲夫君登壇〕
14番(森山哲夫君) 質問事項の2の定員・施設適正化計画について再度お尋ねをしたいと思います。
  素案がとりあえず提出されてきたと、シミュレーションについては委託をして、素案等が提出されてきたところだということなのですが、この素案というのは議会のほうにはお示しできるのか、できるものであるのならば、いつごろを予定しているのか、お尋ねをしたいと思います。
  それと、この定員・施設適正化でありますが、去年の決算審査意見書にもこう書いてあるわけです。広域化後3年以内に定員・施設適正化計画等を策定するとされているが、消防組合の広域化後の指標であり、この計画は組合の消防力を左右すること、そして直接住民サービスに影響することを十分認識し、今まで以上に組合市町と連絡調整を密にし、今後とも適切な行財政運営に努めていただきたいと、監査委員からこのような意見が付されているわけですが、先ほど答弁の中で大幅な変更を来すような場合はというような前提で答弁しているようなのですが、基本的には議会や住民には説明をしていくと、パブリックコメント、これについても実施していくということで、これはよろしいわけですね。そのように受けとめてよろしいのかどうなのか。やはり関係市町の消防力にこれは大きくかかわることですので、ぜひいろいろな機会に住民に説明等、周知してもいただきたいと思うのですけれども、再度その点をお尋ねいたします。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 森山哲夫議員の再質問に対する答弁を求めます。
  内田消防局長。
          〔消防局長 内田正夫君登壇〕
消防局長(内田正夫君) 定員適正化計画あるいは施設適正化計画についてお答えをいたします。
  先ほどご答弁申し上げました調査結果につきましては、定員適正化計画あるいは施設適正化計画の素案ではございませんで、管内の災害現場に消防車両がどれくらいの時間で現場到着できるかというのを一定の時間を区切りまして、例えば4分であればどれぐらいの範囲をカバーできる。あるいは6分半であればどれぐらいの地域がカバーできると、そういうようなものをシミュレーションした素案でございます。したがいまして、単純に表で数字が示されているたけで、ちょっと見ただけではなかなかわかりにくいところがございますので、整理をした上で議会のほうにはお示しをしていきたいと思います。
  また、先ほど決算審査意見書の指摘についてもお話がございましたが、定員適正化計画あるいは施設適正化計画等が策定されるというような場合におきましては、当然各市町との調整あるいはその上でのパブリックコメントを実施する計画でございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で森山哲夫議員の質問を打ち切ります。
  次に、江原浩之議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) 議長のお許しをいただきましたので、消防行政に対する一般質問を行います。
  PA連携による救急出動についてを質問します。核家族化や都市化の進行、市民ニーズの多様化など、救急出動件数も年々増加していることと存じます。そのような中で、救急出動体制の充実、高度化など、その必要性は多岐にわたっていることと存じます。PA連携でございますが、ポンプ車と救急車が同時に出動するということでございまして、愛称はファイア・クイックエード、また赤救という愛称でも親しまれているようでございますが、こちらのPA連携も全国的に数十年前から実施されているということではあります。
  しかしながら、市民から救急車のサイレン吹鳴すれば救急車だと、救急があったのだと、消防車のサイレン吹鳴があれば何か火事かとか、そうやっている先入観もあるとは思うのですが、そういうような認識だと思います。市民の皆さんに、「あれ、どうしたのだろう」というようなことも聞かれて、また地元の議員からも救急のようだが、大きな消防車が来ていたと、大きいというのはどのぐらいの大きいかというのがわかりかねますが、私の知っている範囲でこのようなPA連携というようなことは、重篤患者がいたりとか、救急隊は3名以上で構成されていますが、人出が足りないとか、そういったようなことでポンプ車と連携して活動して安全確実に救急業務が遂行できるというようなご説明を申し上げたところではございますが、まだまだ私も認識不足があると思いますので、確認のためにもPA連携はどのような場合に出動するのかを質問をいたします。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の質問に対する答弁を求めます。
  本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 江原議員のPA連携はどのような場合に出動するのかについてご答弁申し上げます。
  PA連携とは、消防隊と救急隊が連携して救急活動を実施するものです。当消防組合では、埼玉東部消防組合救急活動支援実施基準に基づきまして実施しており、出動基準といたしましては、通報時に傷病者が心肺停止状態または痛み刺激に全く反応しない状態であると判断または予測される場合、高所からの墜落等で救命事案であると判断または予測される場合、搬送困難等の事案で、2階以上または地階、大規模建築物内、狭隘な場所で発生した事案で、救急隊のみでは収容が困難となる場合、加害事故、自損行為等で救急隊員及び傷病者を保護する必要がある場合、高速道路や幹線道路の交通事故等で2次災害が発生するおそれがある場合や円滑な救急活動に支障が生じるおそれがある場合に消防隊と救急隊が出動しております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 江原議員の再質問をお受けいたします。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) ただいまご答弁をいただきまして、PA連携について規定の基準をもって救急車とともに連携して活動しているというご答弁でございました。では、実際に平成26年度中に救急出動のうちPA連携の件数と、その比率についてを再質問をいたします。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の再質問に対する答弁を求めます。
  本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 江原議員の再質問についてご答弁申し上げます。
  平成26年中の救急出動件数は、これは速報値ではございますが、1万9,540件で、PA連携で出動しました件数は3,236件、比率にしまして約16.6%となっております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の再々質問をお受けいたします。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) ただいまPA連携の件数と比率を伺ったところでございますが、思ったより16.6%というとかなり多く感じる次第であります。まだまだ市民に浸透していないというようなこと、そのPA連携についてしていないというようなふうに感じるところであります。例えば救急車を要請して、通報の段階でそのPA連携をすると、では要請した方に対しては救急車と消防車も一緒に行くのか、消防車が来てびっくりしたとか、そういうようなことが考えられないと思うのですけれども、そういうようなこともあると思うのです。細かく消防車も行きますとか、そういったこともお知らせしていただきたいというようなところもあります。また、4市2町で発行する広報紙などに、例えば9月1日は防災の日、9月9日は救急の日というようなこととあわせて、PA連携はこういうことなのだというようなことを市民に周知というかお知らせを図ってはいかがと思うのですが、その点について最後にお伺いをいたしまして、一般質問を終わります。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  本間救急課長。
          〔救急課長 本間哲也君登壇〕
救急課長(本間哲也君) 江原議員の再々質問についてご答弁申し上げます。
  各市町の広報紙等でのPRというご質問ですが、PA連携につきましては、旧の5消防本部とも以前に広報紙等を通じて住民に周知しましたが、救急件数の増加に伴い、PA連携による出動件数は増加しており、またPA連携は火災とは違いサイレンだけを鳴らし、警鐘は鳴らさず出動しておりますので、これらも含めホームページあるいは住民対象の救命講習会等の場でPA連携を周知していきたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で江原浩之議員の質問を打ち切ります。
  これをもって消防行政に対する一般質問を終結いたします。





    ◎閉会中の継続審査の件
議長(鎌田勝義君) 日程第5、閉会中の継続審査につきましてお諮りいたします。
  次回会議の日程等について、議会運営委員会委員長から閉会中の継続審査としたい旨申し出がありましたので、閉会中の継続審査として議会運営委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  以上で本定例会の日程は全て終了いたしました。





    ◎議長挨拶
議長(鎌田勝義君) 議員の皆様には、全議案に対して慎重なるご審議を賜り、厚く御礼を申し上げます。まことにありがとうございました。





    ◎管理者挨拶
議長(鎌田勝義君) 管理者のご挨拶をお願いいたします。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 今議会に提案申し上げました議案第3号ないし議案第7号につきましては、慎重ご審議の上、全議案をご議決を賜り、まことにありがとうございました。御礼を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。





    ◎閉会の宣告
議長(鎌田勝義君) 以上をもちまして、平成27年埼玉東部消防組合議会第2回定例会を閉議・閉会といたします。
          閉会 午前10時50分