〇 招  集  告  示

埼玉東部消防組合告示第9号

 埼玉東部消防組合議会第4回定例会を下記により招集する。

  平成27年10月9日


                            埼玉東部消防組合   
                            管理者 田 中 暄 二


                       記

 1 期  日  平成27年10月19日

 2 場  所  埼玉東部消防組合議場



          〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員

応招議員(14名)
     1番   福  島  正  夫  君      2番   吉  田  健  一  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   井  上  忠  昭  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   本  田  謡  子  君      8番   武  藤  壽  男  君
     9番   井  上  日 出 巳  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   大  橋  芳  久  君     14番   宮  田  利  雄  君

不応招議員(なし)


        平成27年埼玉東部消防組合議会第4回定例会 第1日

平成27年10月19日(月曜日)
 議事日程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議席の指定
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 6 諸般の報告
 7 管理者提出議案(議案第13号〜議案第15号、報告第5号)の上程
 8 管理者提出議案の提案理由の説明
 9 次会の日程報告
10 散  会


午前10時00分開会
 出席議員(14名)
     1番   福  島  正  夫  君      2番   吉  田  健  一  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   井  上  忠  昭  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   本  田  謡  子  君      8番   武  藤  壽  男  君
     9番   井  上  日 出 巳  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   大  橋  芳  久  君     14番   宮  田  利  雄  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君

     代表監査   鬼 久 保  勝  臣  君
     委  員

 管理者事務部局職員
     消防局長   内  田  正  夫  君

     会  計   小  勝  邦  夫  君
     管 理 者                

     次  長   島  村  健  一  君

     参 事 兼   濱  田     博  君
     総務課長                

     消防課長   新  谷  智  幸  君

     参 事 兼   本  間  哲  也  君
     救急課長                

     参 事 兼   遠  藤     清  君
     予防課長                

     参 事 兼   本  澤     清  君
     指令課長                

     次 長 兼   菱  沼  久  男  君
     久  喜   
     消防署長                

     次 長 兼   大  塚  芳  夫  君
     加  須   
     消防署長                

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     幸  手   
     消防署長                

     白  岡   橋  本     晃  君
     消防署長                

     杉  戸   間  中  無 二 男  君
     消防署長                

     宮  代   鈴  木  富  夫  君
     消防署長                

 議会担当職員                  
     書 記 長   新  井     修   
     書  記   金  子  芳  之   






    ◎開会の宣告                             (午前10時00分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、これより平成27年埼玉東部消防組合議会第4回定例会を開会いたします。





    ◎開議の宣告
議長(鎌田勝義君) 日程第2、これより直ちに本日の会議を開きます。
  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付いたしましたとおりであります。





    ◎議席の指定
議長(鎌田勝義君) 日程第3、議席の指定を行います。
  杉戸町からお二人の議員が選出されましたので、会議規則第4条第2項の規定により、議長において議席を指定いたします。
  それでは、議席番号と氏名を書記長より朗読させていただきます。
  新井書記長。
書記長(新井 修君) それでは、議席番号と氏名を朗読いたします。
   13番  大  橋  芳  久  議員
   14番  宮  田  利  雄  議員
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) ただいま朗読したとおり、議席を指定いたします。
  どうぞ氏名標をお立てください。





    ◎会議録署名議員の指名
議長(鎌田勝義君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
   議席番号10番  江  原  浩  之  議員
   議席番号11番  飯  山  直  一  議員
  このご両名を指名いたします。





    ◎会期の決定
議長(鎌田勝義君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員会委員長の報告を求めます。
  岡崎委員長。
          〔議会運営委員長 岡崎克巳君登壇〕
議会運営委員長(岡崎克巳君) 議会運営委員会委員長の岡崎でございます。
  平成27年第4回定例会につきまして、議会運営委員会を本日午前9時から、鎌田議長、武藤副議長のご出席をいただき、委員全員の出席のもと開催をいたしました。その概要についてご報告申し上げます。
  今定例会に提出されます議案等は、管理者提出議案が3件、報告が1件でございます。
  内容といたしましては、平成26年度決算の認定、平成27年度補正予算(第1号)、個人情報保護条例の一部を改正する条例、専決処分の報告でございます。
  以上のことから会期につきましては、本日10月19日から10月30日までの12日間と決定をいたしました。
  以上で報告を終わります。
議長(鎌田勝義君) お諮りいたします。
  委員長報告のとおり、会期は本日10月19日から10月30日までの12日間といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。





    ◎諸般の報告
議長(鎌田勝義君) 日程第6、諸般の報告を行います。
  この際、諸般の報告を書記長にていたさせますので、よろしくお願いいたします。
  新井書記長。
書記長(新井 修君) ご指名をいただきましたので、平成27年第2回定例会以降における議会関係事項につきましてご報告申し上げます。お手元に配付してございます諸報告をごらんいただきたいと存じます。
  まず、白岡市議会議員の改選により、5月11日付で2人の組合議員が選出されております。
  次に、幸手市議会議員の改選により、5月19日付で2人の組合議員が選出されております。
  次に、加須市議会議員の改選により、5月25日付で3人の組合議員が選出されております。
  次に、久喜市議会選出の組合議員1人の辞職により、6月4日付で組合議員が選出されております。
  次に、6月5日、議会運営委員会が開催され、第3回臨時会の日程等について協議がなされております。
  次に、6月17日、第3回臨時会が開催され、正副議長の選挙、議席の指定が行われております。管理者提出議案といたしまして、消防車両関係の財産の取得3件、職員の再任用に関する条例の一部を改正する条例について審議がなされ、消防救急活動中の事故賠償に係る専決処分2件についての報告がなされております。
  また、管理者提出追加議案といたしまして、監査委員の選任について審議がなされております。
  同じく、6月17日、議会運営委員会が開催され、副委員長の互選、第3回臨時会の日程について協議がなされております。
  次に、8月24日、青森県の弘前地区消防組合議会から広域消防について行政視察があり、鎌田議長に出席いただき対応しております。
  次に、杉戸町議会議員の改選により、9月2日付で2人の組合議員が選出されております。
  次に、本日議会運営委員会が開催され、第4回定例会の日程等について協議がなされております。
  以上で報告を終わります。
議長(鎌田勝義君) ありがとうございました。





    ◎管理者提出議案の上程
議長(鎌田勝義君) 日程第7、これより管理者提出議案、議案第13号から議案第15号、報告第5号を一括上程し、議題といたします。





    ◎管理者提出議案の提案理由の説明
議長(鎌田勝義君) 日程第8、管理者提出議案の提案理由の説明を求めます。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。本日平成27年埼玉東部消防組合議会第4回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参会を賜り、提案いたしました各議案につきましてご審議いただきますことを厚く御礼申し上げます。
  それでは、ご審議いただきます議案につきまして、順次提案理由を説明申し上げます。
  議案・報告書の1ページをお開きいただきたいと存じます。初めに、議案第13号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定についてでございます。地方自治法第233条第3項の規定によりまして、平成26年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算を別冊のとおり監査委員の意見をつけて認定に付するということでございます。
  それでは、別冊の決算書、2ページ、3ページをお開きいただきたいと存じます。まず、歳入でございます。歳入合計の予算現額85億5,832万4,000円に対しまして、調定額及び収入済額とも77億6,909万3,467円でございます。
  次に、歳出でございます。4ページ、5ページをお願いをいたします。歳出合計の予算現額85億5,832万4,000円に対しまして、支出額は74億609万9,788円でございます。歳入歳出差し引き残額につきましては、3億6,299万3,679円でございます。
  議案・報告書にお戻りいただき、2ページをお願いをいたします。議案第14号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)を別冊のとおり提出するということでございます。
  別冊の補正予算書1ページをお開きいただきたいと存じます。今回の補正予算の内容でございますが、第1条、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億4,218万8,000円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ67億5,353万7,000円に改めたいという内容でございます。
  議案・報告書の3ページをお願いいたします。議案第15号 埼玉東部消防組合個人情報保護条例の一部を改正する条例でございます。
  提案理由でございますが、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の趣旨を踏まえ、特定個人情報の適正な取り扱いを確保するため、この案を提出するものでございます。
  続きまして、報告についてご説明申し上げます。議案・報告書の5ページをごらんいただきたいと存じます。報告第5号 専決処分の報告についてでございます。器物破損事故による損害賠償の額を定めることにつきまして、地方自治法第180条第1項の規定により、別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により報告するということでございます。
  以上が、今定例会にご提案申し上げております議案第13号ないし議案第15号及び報告第5号までの提案理由でございます。
  詳細につきましては、担当者より補足説明を申し上げますので、慎重ご審議をいただき、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(鎌田勝義君) 次に、議案第13号の補足説明を求めます。
  内田消防局長。
          〔消防局長 内田正夫君登壇〕
消防局長(内田正夫君) それでは、議案第13号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算の認定について、補足説明させていただきます。
  お手元に平成26年度決算につきましては配付をさせていただいているところでございますが、ここでは参考資料に概要をまとめてございますので、こちらの参考資料をお開きいただきたいと思います。
  参考資料の資料1、平成26年度埼玉東部消防組合一般会計決算の概要でございます。資料1の左側、上段をごらんいただきたいと存じます。歳入総額は77億6,909万3,467円、歳出総額74億609万9,788円で、歳入歳出差引額は3億6,299万3,679円でございます。この歳入総額、歳出総額及び歳入歳出差引額につきましては、左下の表に記載してございますが、高機能消防指令センター整備に係る平成25年度からの繰越明許費分を含んでいるものでございます。
  款別にご説明を申し上げます。まず初めに、歳入でございます。分担金及び負担金でございますが、収入済額は61億7,011万2,000円で、構成比、歳入総額の79.4%でございます。
  次に、使用料及び手数料でございますが、収入済額は757万3,511円で、構成比0.1%でございます。内容でございますが、庁舎に設置されております自動販売機の行政財産使用料、それから予防業務で行っております危険物等の申請手数料等でございます。
  次に、繰越金でございますが、収入済額は2億7,852万2,109円で、構成比3.6%でございます。なお、この繰越金のうち1億260万5,000円につきましては、25年度からの繰越明許費分に含まれておりました一般財源分がございます。
  次に、諸収入でございますが、収入済額1,705万9,847円で、構成比0.2%でございます。主な内容でございますが、東北自動車道の救急業務支弁金、このほか職員の団体保険の事務取扱手数料、それから職員の駐車場協力金などでございます。
  次に、組合債でございますが、収入済額は12億7,270万円で、構成比16.4%でございます。内訳でございますが、高機能消防指令センター整備事業に充てました起債でございます。なお、この起債につきましては、ことし3月31日に埼玉りそな銀行から年利0.22%で借り入れまして、これの元利償還金につきましては、組合市町からの特別負担金でお願いするものでございます。
  また、北川辺分署の耐震補強改築工事に係る設計事業といたしまして、起債が510万円ございます。これにつきましても、元利償還金につきましては加須市の単独負担ということになるものでございます。このほか加須市下樋遣川地内に新設いたしました防火水槽整備事業の起債額550万円でございますが、防災対策事業債を活用したもので、これにつきましても元利償還金は加須市の単独負担によるものでございます。なお、北川辺分署の設計と防火水槽に係る借り入れにつきましては、3月31日に埼玉りそな銀行から年利0.19%で借り入れを行っております。
  次に、国庫支出金でございますが、収入済額2,191万6,000円で、構成比0.3%でございます。内容でございますが、消防ポンプ車2台分の国庫補助金でございます。
  次に、財産収入でございますが、収入済額121万円でございます。内容は、宮代消防署に配備しておりましたマイクロバスの形をしました救急普及啓発車がございましたが、これにつきまして売却を行いまして、その売却代金でございます。
  以上が歳入でございます。
  続きまして、歳出でございます。まず、議会費ですが、支出済額は227万4,000円でございます。組合議会議員の年報酬等でございます。
  次に、総務費でございますが、支出済額は135万1,234円でございます。主な内容でございますが、組合行政委員会委員等の年報酬でございます。
  次に、消防費でございますが、支出済額72億7,280万5,155円で、構成比98.2%でございます。このうち人件費が約53億9,300万円ほどございまして、消防費の約74%を占めております。
  次に、公債費でございますが、支出済額は1億2,966万9,399円で、構成比1.8%でございます。主な内容でございますが、平成25年度に行いました車両の取得、それから高機能消防指令センターの設計事業に充てました組合債の利子償還金、このほか旧久喜地区消防組合の組合債に係る元利償還金、それから加須市の組合債に係る利子償還金でございます。
  予算現額に対します歳出予算の執行率でございますが、86.5%でございまして、繰越明許費を除きますと、執行率は96%でございます。
  次に、歳出の主な事業につきましてご説明申し上げます。資料1の右側をごらんいただきたいと思います。まず、1の共通経費事業でございます。(1)の消防自動車等更新事業でございますが、8,173万1,160円でございます。@の災害対応特殊消防ポンプ自動車CD―T型2台につきましては、車両更新計画に基づきまして、宮代消防署と中島出張所のポンプ車を更新したものでございます。
  次に、Aの指揮車1台及び指令車4台につきましては、白岡消防署の指揮車を更新、また指令車を保有していなかった幸手西分署、篠津分署、杉戸消防署及び泉出張所へ各1台ずつ指令車を配備したものでございます。
  次に、(2)の杉戸消防署庁舎外壁等改修工事でございますが、1,560万6,000円でございます。昭和57年に竣工いたしました杉戸消防署の庁舎につきましては、外壁の全体的なクラックの補修、各窓のシーリング補修、屋上に設けられました温水ソーラーの撤去を含めた防水工事、それから庁舎全体の塗装工事を実施したものでございます。
  次に、(3)、北川辺分署耐震補強改築工事設計事業でございますが、総事業費は633万8,500円でございます。この事業につきましては、事務所棟の改修部分につきましては共通経費、それから耐震補強及び車庫棟と管理室棟の建てかえについては加須市の単独事業としまして、その単独経費によって行う事業でございます。本年度耐震補強改築工事の予定でございました北川辺分署の耐震補強の設計業務等を委託したものでございます。
  次に、単独経費事業でございます。(1)の北川辺分署耐震補強改築工事設計事業でございますが、先ほど申し上げたとおり耐震補強等に係る加須市の単独経費分525万8,500円でございます。
  次に、(2)の防火水槽整備事業につきましては、加須市下樋遣川地内に40立方メートル級の防火水槽1基を新設したもので、事業費は966万6,000円でございます。
  次に、(3)、地上式防火水槽有蓋化工事についてでございますが、加須市で5基、久喜市で3基施工いたしました。これはふたのない防火水槽にふたをかける工事でございまして、これによりまして加須市で残り98基、久喜市で39基となっております。
  次に、特別負担金事業でございますが、ことし1月16日に運用開始をいたしました高機能指令センターの通信費用等でございまして、246万4,314円でございます。
  次に、繰越明許費分でございますが、高機能消防指令センター整備事業といたしまして12億6,260万9,474円でございます。平成25年度の3号補正におきまして、一般財源として1億260万5,000円、組合債として20億5,600万円の合わせまして合計21億5,860万5,000円を繰越明許したものでございます。入札を実施した結果、総事業費は12億6,260万9,478円でございますが、予算段階におきまして無線の受令機、あるいは署活系の無線機等の資機材、それから庁舎の改修工事が起債対象外と当初見込んでおりましたが、これらも起債として認められたために、結果的には契約額のほぼ全額、起債が認められたものでございます。
  以上が議案第13号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定についての概要でございます。よろしくご審議をお願いします。
議長(鎌田勝義君) ここで決算審査報告を代表監査委員にお願いいたします。
  鬼久保代表監査委員。
          〔代表監査委員 鬼久保勝臣君登壇〕
代表監査委員(鬼久保勝臣君) 代表監査委員の鬼久保でございます。平成26年度決算審査の結果につきましてご報告申し上げます。
  平成27年8月18日に飯山監査委員さんとともに決算審査を行いました。審査につきましては、審査に付された平成26年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算書及び法令で定める書類などに基づき、その計数の正否及び予算執行状況の適否を主眼として審査を行いました。審査の結果につきましては、お手元の平成26年度埼玉東部消防組合一般会計決算審査意見書のとおりでございます。
  なお、平成26年度決算額でございますが、歳入につきましては77億6,909万3,467円、歳出につきましては74億609万9,788円でございます。その差額である形式収支は3億6,299万3,679円でございます。これらの計数は正確であり、関係諸帳簿と照合いたしました結果、予算執行は適正に行われていると認められました。
  さて、平成26年度は高機能消防指令センターの整備により新たな通信指令体制を構築し、出動体制の強化を図りました。一方で老朽化の著しい庁舎施設や更新の必要な消防車両を改め、これらの維持管理費用は増加の傾向にありますが、計画の延伸等により対応しているのが現状であり、組合市町と同様、厳しい財政運営が迫られております。今後は消防組合が目指すべき将来の消防力や財政運営計画等を十分に検討し、組合市町と連絡調整を密にして中長期的なビジョンのもと、適切な財政運営に努めていただきますようお願いいたします。
  結びに、地域住民の安心・安全を確保するため、これからも消防組合の職員並びに関係各位が一丸となってご尽力いただきますようお願いを申し上げまして、決算審査の報告とさせていただきます。
議長(鎌田勝義君) 続いて、議案第14号、議案第15号、報告第5号の補足説明を求めます。
  内田消防局長。
          〔消防局長 内田正夫君登壇〕
消防局長(内田正夫君) それでは、続きまして議案の補足説明をさせていただきます。議案第14号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)についてでございます。こちらにつきましても参考資料の資料2の平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)の概要によりまして、補足説明をさせていただきたいと存じます。
  補正の主な内容でございますが、平成26年度決算の確定に伴います繰越金の増額補正のほか、平成26年度の単独経費及び特別負担金に係る決算剰余金につきまして組合市町へ返還するものでございます。なお、人事院勧告が出ておりますが、人件費の補正につきましては組合市町の動向が決定しておりませんので、本定例会には上程をしておらないところでございます。各市町の給与改定状況を見きわめながら臨時会を1月に開催したいと考えているところでございます。今回の補正予算額でございますが、資料左上をごらんいただきたいと存じます。歳入歳出予算にそれぞれ2億4,218万8,000円を追加いたしまして、補正後の額を67億5,353万7,000円とするものでございます。
  それでは、表の下の歳入の内容をごらんいただきたいと存じます。初めに、3款国庫支出金でございますが、一般財源で措置をしておりました加須消防署の救急車に対しまして国庫補助金が採択されましたので、交付決定額の1,454万7,000円を増額補正するものでございます。
  次に、5款繰越金でございますが、1億9,844万1,000円の増額でございます。内容につきましては、平成26年度の決算剰余金でございます。この剰余金の中には平成25年度からの繰越明許費の財源として充当いたしました一般財源分の剰余金1億209万5,522円を含んでいるものでございます。共通経費の決算剰余金につきましては、常備分の繰越金といたしまして、また組合市町の単独経費、それから特別負担金の決算剰余金につきましては、繰越金はそれぞれ市町分を記載したところでございます。
  次に、組合債でございますが、加須消防署北川辺分署庁舎の耐震補強改築工事に係る事業費の増額によりまして2,920万円を増額するものでございます。
  また、この工事につきましては、工期等を考慮いたしまして、繰越明許といたしまして、資料右下に記載いたしましたとおり、繰越明許費の設定をお願いするものでございます。
  次に、資料の右側をごらんいただきたいと存じます。歳出補正の内容でございます。初めに、3款消防費8,914万6,000円の増額でございます。1、常備消防費の(1)総務管理事業の補正額は3,156万4,000円の増でございます。償還金利子及び割引料におきまして、昨年度と同様、平成26年度決算の確定に伴う単独経費と特別負担金の決算剰余金を、ちょっと小さい字で恐縮でございますが、資料記載の償還金のとおり各市町に返還するものでございます。
  次に、2、常備消防施設費は5,758万2,000円の増でございます。北川辺分署の庁舎耐震補強事業でございまして、当初予算におきまして8,691万4,000円を措置しておりましたが、当初予算への計上段階では想定していなかった軟弱地盤対策の基礎のくい、敷地内の雨水の処理ます、消防ホース乾燥塔などの整備が必要となったものでございます。耐震補強及び車庫棟、仮眠室棟の建てかえ部分2,912万3,000円が加須市の単独負担、事務所棟の改修部分2,845万9,000円は共通経費による整備となっております。3ページに北川辺分署の耐震補強工事の補正の詳細をおつけしてございますので、参考にごらんをいただきたいと存じます。予算編成に当たりましては慎重に事業費を精査して進めてまいりましたけれども、なお一層慎重を期してまいりますので、今回の増額補正についてご理解いただきたいと存じます。
  最後に、予備費でございます。26年度決算剰余金のうち今回の補正の財源に充当した分を除いた1億5,304万2,000円をこれまでと同様予備費に留保させていただき、来年度以降の消防車両の更新等の財源に充ててまいりたいと考えております。なお、決算剰余金を次年度の予備費に留保することにつきましては、これまでも留保するということではなく、各市町に返還するか、あるいは基金を設けて、そこに積み立てるべきではないかというご意見もございました。組合発足以来各市町の財政担当課との協議により、消防車両の更新や消防庁舎の大規模修繕、あるいは給与改定などに備え、返還するということではなく、負担金の平準化を図る目的で予備費に留保するということにしてまいりました。しかしながら、毎年度の予備費が多額に上り適当ではないという考えもございまして、現在基金の設置について研究を進めているところでございます。その結果がまとまるまでの間、決算剰余金の予備費の留保という手法につきましてご理解をいただきたいと存じます。
  以上が議案第14号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)の概要でございます。
  続きまして、議案第15号 埼玉東部消防組合個人情報保護条例の一部を改正する条例について、補足説明申し上げます。
  議案書3ページに改正理由が記載してございますが、参考資料の3に条例改正案の概要、資料4に新旧対照表をおつけしましたので、それにより補足説明をさせていただきます。資料3の1、今回の改正の趣旨でございますが、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律、いわゆるマイナンバー法が本年10月から施行されたことに伴い、個人情報保護条例の改正が必要となった部分の改正をお願いするものでございます。
  次に、2の改正の内容でございますが、改正概要について、(1)から(4)に記載しておりますけれども、新旧対照表によりましてご説明を申し上げます。これまでの個人情報保護条例にいわゆるマイナンバーの定めがございませんでしたので、新旧対照表5ページでございますが、第2条の改正で用語の定義といたしまして、個人番号を含む個人情報である特定個人情報、保有特定個人情報及び特定個人情報ファイルを加えまして、あわせて本人の定義も加えるというものでございます。
  次に、6ページ下の段でございますが、第9条第1項の改正でございますが、個人情報全般の利用と提供について、これまでの条例で制限を課しておりましたが、マイナンバーにつきましては、個人情報全般とは別に、7ページ、第9条の2及び第9条の3で新たに規定いたしましたので、特定個人情報、いわゆるマイナンバーについては、本条から除くという形にしたものでございます。
  次に、第9条の2でございますが、先ほど申し上げました保有特定個人情報の利用の制限を新たに加えるものでございます。
  次に、第9条の3につきましても、特定個人情報のこちらは提供の制限を新たに加えるものでございます。
  次に、8ページ、下の段でございますが、第21条に第4項と第5項を加える改正でございますけれども、自己の保有個人情報について、先ほどの第9条の2や第9条の3に違反して利用や提供、あるいは番号法に違反して、税申告、社会保障、災害時など以外で収集等されたとき、当該保有個人情報の利用の停止あるいは消去等を請求することができるとしたものでございます。このほか第7条の2(7)、第9条(4)、第14条(6)及び第21条の条文見出しについて、法令に合わせて文言の統一を図っております。
  次に、附則でございますが、この条例は、政令で定める個人番号の利用開始日に合わせ、平成28年1月1日から施行するものでございます。
  以上が、議案第15号 埼玉東部消防組合個人情報保護条例の一部を改正する条例についての概要でございます。
  続きまして、報告第5号でございます。こちらにつきましては、恐れ入りますが、お手元の議案報告の6ページをお願いしたいと思います。この報告第5号でございますが、加須消防署北川辺分署の消防ポンプ車による器物破損事故につきまして専決処分を行いましたので、報告をするものでございます。
  6ページが専決処分書でございます。損害賠償額は3万564円。相手方は、専決処分書に記載のとおりでございまして、群馬県板倉町の有限会社石川コーポレーションでございます。
  事故の概要でございますが、平成27年7月28日午前10時20分ごろ、加須市麦倉153番地1の共同住宅の駐車場におきまして、北川辺分署の消防ポンプ車が業務を終了したため駐車場から市道に出ようとした際、左後輪で浄化槽用のふたを破損させたものでございます。この器物破損事故につきまして所有者と交渉を行った結果、浄化槽用のふたの修理代に当たる3万564円を損害賠償金として支払うことで合意し、平成27年9月14日示談が成立したところでございます。この損害賠償金につきましては、市有物件災害共済会の自動車損害共済で対応したところでございます。
  以上が報告第5号につきましての概要でございます。ご審議をよろしくお願い申し上げます。





    ◎次会の日程報告
議長(鎌田勝義君) 日程第9、次会の日程を申し上げます。
  次会は、10月30日金曜日午前9時より本会議を開き、議案質疑及び消防行政に対する一般質問を行います。
  議員の皆様は定刻どおりご参集くださるようお願いいたします。
  なお、本日上程されました議案に対し質疑のある方は、10月21日水曜日午後3時までに質疑発言通告書を提出願います。





    ◎散会の宣告
議長(鎌田勝義君) 本日はこれにて散会いたします。
          散会 午前10時34分



        平成27年埼玉東部消防組合議会第4回定例会 第12日

平成27年10月30日(金曜日)
 議事日程 (第2号)

 1 開  議
 2 管理者提出議案に対する質疑
 3 討論・採決
 4 消防行政に対する一般質問
 5 閉会中の継続審査
 6 議員の派遣
 7 議長挨拶
 8 管理者挨拶
 9 閉  議
10 閉  会


午前 9時01分開議
 出席議員(14名)
     1番   福  島  正  夫  君      2番   吉  田  健  一  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   井  上  忠  昭  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   本  田  謡  子  君      8番   武  藤  壽  男  君
     9番   井  上  日 出 巳  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   飯  山  直  一  君     12番   島  村     勉  君
    13番   大  橋  芳  久  君     14番   宮  田  利  雄  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君
     副管理者   大  橋  良  一  君
     副管理者   渡  辺  邦  夫  君
     副管理者   小  島     卓  君
     副管理者   榎  本  和  男  君
     副管理者   古  谷  松  雄  君

     代表監査   鬼 久 保  勝  臣  君
     委  員

 管理者事務部局職員
     消防局長   内  田  正  夫  君

     会  計   小  勝  邦  夫  君
     管 理 者                

     次  長   島  村  健  一  君

     参 事 兼   濱  田     博  君
     総務課長                

     消防課長   新  谷  智  幸  君

     参 事 兼   本  間  哲  也  君
     救急課長                

     参 事 兼   遠  藤     清  君
     予防課長                

     参 事 兼   本  澤     清  君
     指令課長                

     次 長 兼   菱  沼  久  男  君
     久  喜   
     消防署長                


     次 長 兼   大  塚  芳  夫  君
     加  須   
     消防署長                

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     幸  手   
     消防署長                

     白  岡   橋  本     晃  君
     消防署長                

     杉  戸   間  中  無 二 男  君
     消防署長                

     宮  代   鈴  木  富  夫  君
     消防署長                

 議会担当職員                  
     書 記 長   新  井     修   
     書  記   金  子  芳  之   






    ◎開議の宣告                            (午前 9時01分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員数は13名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。
  なお、吉田議員におかれましては遅刻の届け出がありましたので、ご報告をいたします。





    ◎管理者提出議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 日程第2、これより管理者提出議案に対する質疑に入ります。
  議案第13号、議案第14号及び議案第15号並びに報告第5号については、通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  これをもって上程されました管理者提出議案に対する質疑を終結いたします。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前 9時02分

          再開 午前 9時02分

議長(鎌田勝義君) それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。





    ◎討論・採決
議長(鎌田勝義君) 日程第3、これより討論、採決に入ります。
  まず、議案第13号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第13号 平成26年度埼玉東部消防組合一般会計歳入歳出決算認定について、認定することにご賛成の方はご起立をお願いいたします。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は認定することに決定いたしました。
  次に、議案第14号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第14号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第1号)について、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第15号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第15号 埼玉東部消防組合個人情報保護条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  以上で討論、採決は全て終了いたしました。





    ◎消防行政に対する一般質問
議長(鎌田勝義君) 日程第4、消防行政に対する一般質問をお受けいたします。
  なお、再度の質問の際は挙手をお願いいたします。
  武藤壽男議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 武藤壽男君登壇〕
8番(武藤壽男君) 皆さん、おはようございます。8番、武藤壽男であります。ただいま議長から許可をいただきましたので、これより2項目について質問をさせていただきます。埼玉東部消防組合は6市町によって構成され、発足以来2年7カ月を経過しました。この間、管理者を初め消防局長、職員の皆さんの努力により順調に運営されておりますことに敬意を表する次第でございます。多発する自然災害や各種の事故などから、管轄地域の住民の生命、また身体、そして財産を守り、安心・安全な生活を確保するという消防活動であります。統合のスケールメリットを発揮して、より高度な住民サービスを提供し、さらには厳しい財政状況の中で、行財政の効率化を図る目的に向かって運営されておられることと思うわけでございます。私もこの消防組合の設立に際しまして、消防広域化協議会の委員として参画もしておりましたことから、改めて質問をさせていただくところでございます。
  まず、1項目めの職員の配置と人事異動についてということでございます。組織も仕事も全て人が行うことから、人事とその適材適所の配置ということが極めて重要であります。また、職務とその階級について、職務の指揮命令系統の明白な消防業務においては、職務と階級の基準が明確でないと職員の士気が上がらないことにもなりかねないと思います。また、統合後にはできるだけ各署長に権限を委ねるとなっていたことから、署長人事の階級と配置は大事な人事であります。そこでまず@として、消防監が現在9人おられますが、各署所に対する配置の方針について伺いたいと思います。
  2番目に、参事職というのがあるようでございますが、その取り扱いと考え方についてお伺いをします。
  3つ目に、4月の定期異動の考え方、方針、それらをお聞きすると同時に、ことしは10月にたしか異動があったというふうにお聞きをしたわけでございますので、なぜそのようになったのか、経緯と理由等も含めてお尋ねをしたいと思います。
  次に、2項目めの適正化計画についてであります。消防広域化協定書によれば、広域化後3年以内に定員適正化計画及び施設適正化計画を作成することになっています。3年以内ということでございますので、余すところ5カ月となりましたが、これは今後の施設整備や負担金等含めた組合運営に最も重要な計画であろうかと思います。そこでお尋ねをいたします。まず、1つ目として、適正化計画の基本方針はどのようなことでつくられているのか。2つ目として、現在の進捗状況についてお尋ねをいたします。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(鎌田勝義君) 武藤壽男議員の質問に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) おはようございます。ただいまのご質問についてでございます。まず、1項目め、職員の配置と人事異動につきまして、順次ご答弁を申し上げます。
  まず、@、消防監の各署所の配置方針でございますが、消防監の階級につきましては、次長相当職の級による階級でございます。現状では消防広域化前の階級の経験年数を踏まえまして、職務の困難性や部下職員の配置数により配置をしているところでございます。
  次に、A、参事職の取り扱いと考え方でございます。現在消防局の課長は基本的に消防司令長でございますが、次長級に該当する課長は職名に参事をつけ消防監の階級となっております。消防署長につきましても、局の課長と同様、基本的には消防司令長でございます。しかし、現状では消防監の署長、または副署長、参事の職名をつけた消防司令長の署長が配置をされております。本来であれば1級、一階級が望ましいところでございますが、消防広域化前の階級の経験年数を踏まえ、職務の困難性や部下職員の配置数により、これらの状態が生じているものでございます。今後の課題といたしましては、組織としてより整合性がとれた体制で配置をすべきと考えておりますので、該当職員の昇任や、あるいは退職などに合わせ時間をかけて調整をしてまいりたいと考えております。
  次に、Bの4月の定期異動と10月の異動についてでございます。4月の定期異動につきましては、他の地方公共団体と同様に職員の昇任や退職に伴うもののほか、組織の強化、活性化、後継者の育成などのために行われているものでございます。一方、今回10月に若干の人事異動があったわけでございますが、これは健康上の理由により現場活動が困難になりました職員につきまして、事務系の職員との配置がえをしたものなどでございます。
  続きまして、適正化計画につきましてご答弁を申し上げます。@の適正化計画の基本方針、Aの現在の進捗状況でございますが、災害に強い安全・安心なまちづくりを基本方針とし、適正な財政運営の推進、消防力の充実、救急・救助体制の強化、火災予防対策の推進、大規模災害対応力の強化を計画の柱にして、消防局の課長で構成しております定員・施設適正化計画策定委員会及びその下部組織であります作業部会におきまして各種施策を検討し、これらを取りまとめているところでございます。今後内容の精査を行い、原案を取りまとめ、組合市町との調整を経て議員の皆様へお示しをしたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 武藤議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 武藤壽男君登壇〕
8番(武藤壽男君) それでは、再質問をさせていただきます。
  消防監が、ことしの決算のご報告にもありましたとおり、9名いらっしゃるわけですね。このうち幸手、白岡、杉戸は消防監がおられないという配置になっているわけでございます。したがって、これらも同じ階級の人が当然同じ署長であるべきだというふうに私は考えておるわけでございます。したがいまして、これらの階級の統一というのをぜひ早急にお願いをしたいというのが、まず1点でございます。
  それから、人事異動によりまして、若干耳にするのでありますけれども、救急等の場合の現地の地理が不案内なのではないかと、そういう地理上の土地カンといいますか、それらが若干不足しているのではないかという、人事異動の結果かなという話も出ておるわけであります。私の聞いたところによりますと加須市等で、これは私の市ではありませんけれども、救急に行って、たまたまカーナビで行ったところ細い道に入って出られなくて、他の救急車が対応したというような話も聞いておるわけであります。したがって、人事異動につきましては、カーナビばかりでなくて、やはり現地の地理だとかいろんな状況を把握しておりませんと、救急の対応というのはどうなのかなという心配もあるわけで、そういった点について2番目にお尋ねをしたいというふうに思います。
  それから、3つ目といたしましては、4月の定期異動以降、ことし10月1日に異動があったというふうにお聞きをしたわけであります。これは健康上の理由と今ご答弁をいただいたわけであります。確かに健康上の理由もおありになったのだと思うのでありますが、その中で4月に異動された方が6カ月でまた異動と。全体の人事異動からすれば、そういうのを防いで異動していない人もおられるのだと思うわけでありますので、短期で6カ月で異動するというようなことは、私は余り望ましいことではないのではないかというふうに思っておるわけでありますが、その点についてのご見解をお尋ねをしたいと思います。
  それから、適正化計画でありますが、これは目安とするといつごろできるのかということをまずお伺いをしたいと思います。
  それから、この施設の適正化、それから定員の適正化、これらも非常にこの消防組合の運営上、極めて重要なものだと。そして、この計画がそれぞれの市町の負担金、現在は共通経費におきましては、過去3カ年平均の消防決算額を5年間続けるということで、5年目以降にこの負担金を5%の減少を目指して変えていくということで、11年目以降に基準財政需要額というような話で、一応協定書もそのようにできておるわけであります。この統合の際にも非常に私どももこの消防決算額を長く続けるということは、各市町のアンバランスというのは拡大をするということで、協議会の際も私もその点については強く意見を述べさせていただいた経緯があるわけであります。その際にも、そしてこの協定書の中に一言盛り込んでほしいということで、定員適正化計画及び施設適正化計画を踏まえ、消防広域化のメリットが早期に発揮できるよう組合市町で協議を続けるものとするという文言を、この協定書の第11章その他必要な事項の5項目として、5項目めに入れていただいたところであります。この辺の今後の考え方について、改めてお尋ねをしたいというふうに思います。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 武藤壽男議員の再質問に対する答弁を求めます。
  内田消防局長。
          〔消防局長 内田正夫君登壇〕
消防局長(内田正夫君) 武藤議員の再質問にお答えをいたします。
  まず、1点目ですが、署長は同じ階級であるべきであるということについて、早期にそういうふうにすべきであるということでございますが、基本的にはご質問の趣旨のとおりではございますが、先ほど答弁で申し上げましたとおり、広域化前の階級に各消防本部ごとにばらつきがございまして、その職員の経験年数、あるいはその当時保有していました階級の経過年数等々にばらつきがございまして、早期に統一することが非常に困難でありました。そうはいいながらご質問の趣旨にもございましたように、階級が同じであれば同じような職につくのは当然でございますので、その職の統一について、多少年数はかかりますが、その方向に向けて職員の配置状況、あるいは人事について進めてまいりたいと思っております。
  次に、2番目の救急出動において、人事異動が広域化によって地理不案内の者が出て支障が生じているのではないかというご質問だと思いますが、現在指令装置が新しくなりまして直近方式というものをとっております。これは災害地点、あるいは救急の入電をするわけですが、その救急を呼んだ場所に最も近い救急車が出動するという形でございます。これにつきましてAVMという、車両動態管理システムと呼んでおりますが、先ほどナビというふうにおっしゃられましたけれども、それとほぼ似たような機能のものでございますが、それを使って基本的には行っているわけですが、ナビがまだ整備された段階で、管内の道路状況についてきめ細かく設定されていないところがございます。したがいまして、ご質問にありましたとおり、ナビ、AVMを使って現場に行くときに、行ってみたら狭くて通れないということがあった例はございました。そういうことにつきまして逐次報告を上げてもらいまして、AVMを修正していくという作業を進めると同時に、消防職員が管内の地理について常に自分で検証を積むと。現地の地理を把握するということで各消防署で努めておりますので、今後少なくなっていくかなという考えでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
  それから、3つ目でございますが、半年で異動した職員がいるということでございますが、これにつきましては当初の答弁で申し上げましたとおり、健康上の理由で現場活動ができないということで事務系に移した職員がおりまして、その補充として適任者を選ぶ中で、やむを得ず半年で異動した職員が出てしまったということでございますので、人事全体から見たときに多少やむを得ない面が出てしまったということでご理解をいただきたいと思います。ただ、本人の意向等も確認しながら行っておりますので、本人が半年で異動したことによって職務に対する意欲を失ったというようなことはありませんので、ご理解をいただきたいというふうに思います。
  それから、4つ目の適正化計画の目安はいつごろなのだということでございますが、ご質問にありましたとおり、協議会の規約の中で3年以内に計画を策定するということになっておりますので、現在鋭意作業部会、あるいは策定委員会で作業を進めておりますので、年度内に取りまとめてお示しできるように今作業を進めております。
  それから、5番目でございますが、決算額ベースを長く続けるのはバランスがよくないということで、協議会の規約の中にその他事項で協議を続けて、なるべく広域化のメリットを早く出すということについて協議を続けるのだということが入っているけれども、どうなのだというご質問でございますが、おっしゃるとおりでございまして、例えば広域化後、以前の各消防本部ごとに運営していた施設を全部移管して我々のほうで管理しておりますが、各施設ごとに非常に老朽化ぐあいというのでしょうか、そういうものが違いがございまして、それをどういう、共通経費であるか、あるいは単独経費であるかということでいろいろ難しい部分が出ております。そういう部分につきまして個々に解決しながら、なるべくバランスよく進めていけるように考えておりますが、基本的には今のところ6年目以降、職員の新陳代謝、これは高齢の職員が大量退職をしてまいりますので、今若い職員に非常に切りかわりが進んでおります。そういう中で人件費がかなり下がってきている中で、そういうものを十分生かしながら、さらに経費の節減に努めながら、あるいは場合によりましては各分署にありますが、ポンプ車とタンク車がございますけれども、これを新しい車両で1台に統一していくようなことを考えながら、経費の節減に努めて、なるべくバランスのよいような負担割合に近づくように努めていきたいというふうに考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で武藤壽男議員の質問を打ち切ります。
  これをもって消防行政に対する一般質問を終結いたします。





    ◎閉会中の継続審査の件
議長(鎌田勝義君) 日程第5、閉会中の継続審査につきましてお諮りいたします。
  次回会議日程等について、議会運営委員会委員長から閉会中の継続審査としたい旨申し出がありましたので、閉会中の継続審査として議会運営委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたします。





    ◎議員の派遣
議長(鎌田勝義君) 日程第6、議員の派遣についてお諮りいたします。
  平成27年11月5日、6日の2日間にわたり、神奈川県小田原市消防本部と埼玉県防災航空センターの先進消防機関を視察する研修を予定しております。この視察研修に埼玉東部消防組合議会議員全員を派遣したいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  以上で本定例会の日程は全て終了いたしました。





    ◎議長挨拶
議長(鎌田勝義君) 議員の皆様には全議案に対しまして慎重なるご審議を賜り、厚く御礼を申し上げます。まことにありがとうございました。





    ◎管理者挨拶
議長(鎌田勝義君) 管理者のご挨拶をお願いいたします。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 埼玉東部消防組合議会第4回定例会に提案申し上げました議案第13号ないし15号につきましては、原案のとおりご議決賜り、まことにありがとうございました。御礼を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。





    ◎閉会の宣告
議長(鎌田勝義君) これをもちまして、平成27年埼玉東部消防組合議会第4回定例会を閉議・閉会といたします。
          閉会 午前 9時30分