〇 招  集  告  示

埼玉東部消防組合告示第2号

 埼玉東部消防組合議会第1回定例会を下記により招集する。

  平成28年3月10日


                            埼玉東部消防組合
                            管理者 田 中 暄 二


                       記

 1 期  日  平成28年3月17日

 2 場  所  埼玉東部消防組合議場



          〇 応 招 ・ 不 応 招 議 員

応招議員(14名)
     1番   福  島  正  夫  君      2番   吉  田  健  一  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   井  上  忠  昭  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   本  田  謡  子  君      8番   武  藤  壽  男  君
     9番   井  上  日 出 巳  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   山  下  秋  夫  君     12番   中  野  松  夫  君
    13番   大  橋  芳  久  君     14番   宮  田  利  雄  君

不応招議員(なし)


        平成28年埼玉東部消防組合議会第1回定例会 第1日

平成28年3月17日(木曜日)
 議事日程 (第1号)

 1 開  会
 2 開  議
 3 議席の指定
 4 会議録署名議員の指名
 5 会期の決定
 6 諸般の報告
 7 管理者提出議案(議案第1号〜議案第15号、報告第1号)の上程
 8 管理者提出議案の提案理由の説明
 9 議員提出議案(議員提出第1号)の上程
10 議員提出議案の提案理由の説明
11 先議議案に対する質疑
12 先議議案に対する討論・採決
13 次会の日程報告
14 散  会


午前10時00分開会
 出席議員(12名)
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   井  上  忠  昭  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   本  田  謡  子  君      8番   武  藤  壽  男  君
     9番   井  上  日 出 巳  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   山  下  秋  夫  君     12番   中  野  松  夫  君
    13番   大  橋  芳  久  君     14番   宮  田  利  雄  君

 欠席議員(2名)
     1番   福  島  正  夫  君      2番   吉  田  健  一  君

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君

 管理者事務部局職員
     消防局長   内  田  正  夫  君

     会  計   小  勝  邦  夫  君
     管 理 者

     次  長   島  村  健  一  君

     参 事 兼   濱  田     博  君
     総務課長

     消防課長   新  谷  智  幸  君

     参 事 兼   本  間  哲  也  君
     救急課長

     参 事 兼   遠  藤     清  君
     予防課長

     参 事 兼   本  澤     清  君
     指令課長

     次 長 兼   菱  沼  久  男  君
     久  喜
     消防署長

     次 長 兼   大  塚  芳  夫  君
     加  須
     消防署長

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     幸  手
     消防署長

     白  岡   橋  本     晃  君
     消防署長

     杉  戸   間  中  無 二 男  君
     消防署長

     宮  代   鈴  木  富  夫  君
     消防署長

 議会担当職員
     書 記 長   新  井     修
     書  記   金  子  芳  之





    ◎開会の宣告                             (午前10時00分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達しておりますので、これより平成28年埼玉東部消防組合議会第1回定例会を開会いたします。
  なお、1番、福島正夫議員、2番、吉田健一議員から欠席の届け出がありましたので、ご報告をいたします。




    ◎開議の宣告
議長(鎌田勝義君) 日程第2、これより直ちに本日の会議を開きます。
  本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付しておりますので、ご了解願います。




    ◎議席の指定
議長(鎌田勝義君) 日程第3、議席の指定を行います。
  先般宮代町から消防組合議会議員が選出されましたので、会議規則第4条第1項の規定により、議長において議席を指定いたします。
  それでは、議席番号と氏名を書記長より朗読させます。
  新井書記長。
書記長(新井 修君) 朗読いたします。
   11番  山  下  秋  夫  議員
   12番  中  野  松  夫  議員
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) ただいま朗読したとおり、議席を指定いたします。
  どうぞ氏名標をお立てください。




    ◎会議録署名議員の指名
議長(鎌田勝義君) 日程第4、会議録署名議員の指名を行います。
  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において指名いたします。
   12番  中  野  松  夫  議員
   13番  大  橋  芳  久  議員
  このご両名を指名いたします。




    ◎会期の決定
議長(鎌田勝義君) 日程第5、会期の決定を議題といたします。
  議会運営委員会の報告を求めます。
  岡崎克巳委員長、ご登壇願います。
          〔議会運営委員長 岡崎克巳君登壇〕
議会運営委員長(岡崎克巳君) 議会運営委員長の岡崎でございます。平成28年第1回定例会につきまして、議会運営委員会を3月5日午前9時から、鎌田議長、武藤副議長のご出席をいただき、委員全員の出席のもと開催をいたしました。その概要についてご報告申し上げます。
  今定例会に提出されます議案は、管理者提出議案が15件、報告が1件、議員提出議案が1件でございます。これらのうち管理者提出議案、議案第11号及び議案第13号の2件につきましては、本日先議することに決定をいたしました。
  以上のことから、会期につきましては本日3月17日から3月25日までの9日間と決定をいたしました。
  以上で報告を終わります。
議長(鎌田勝義君) ありがとうございました。
  お諮りいたします。委員長報告のとおり、会期は本日3月17日から3月25日までの9日間といたしたいと思います。
  なお、管理者提出議案、議案第11号及び議案第13号、この2議案については本日先議いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。




    ◎諸般の報告
議長(鎌田勝義君) 日程第6、諸般の報告を行います。
  この際、諸般の報告を書記長にていたさせます。
  新井書記長。
書記長(新井 修君) ご指名をいただきましたので、平成27年第4回定例会以降における議会関係事項につきましてご報告申し上げます。
  お手元に配付してございます諸報告をご覧いただきたいと存じます。まず、10月30日、総務省消防庁から無償貸与されました津波・大規模風水害対策車両のお披露目式を開催いたしました。
  次に、11月5日、6日の2日間、議会視察研修が実施され、1日目に小田原市消防本部において新幹線火災の説明を受け、支援車T型と屈折型はしご車を視察いたしました。また、2日目には埼玉県防災航空センターにおいて防災航空隊を視察しております。
  次に、2月29日、宮代町からお二人の消防組合議会議員が選出されております。
  次に、3月5日、議会運営委員会が開催され、第1回定例会の日程等について協議がなされております。
  以上で報告を終わります。




    ◎管理者提出議案の上程
議長(鎌田勝義君) 日程第7、これより管理者提出議案、議案第1号から議案第15号及び報告第1号を一括上程し、議題といたします。




    ◎管理者提出議案の提案理由の説明
議長(鎌田勝義君) 日程第8、管理者提出議案の提案理由の説明を求めます。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) おはようございます。本日平成28年埼玉東部消防組合議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員の皆様にはご健勝にてご参会を賜り、平成28年度予算案を初め、当面する消防行政の重要課題につきましてご審議いただきますことを感謝申し上げます。
  それでは、本定例会においてご審議いただきます諸議案の説明に先立ちまして、埼玉東部消防組合管理者といたしまして、消防組合を構成する市長、町長を代表し、平成28年度の消防組合運営に関する基本的な考えを申し述べ、あわせて予算案の編成方針についてご説明申し上げます。
  我が国の経済は、4年目を迎える安倍内閣の経済財政対策により、税収の増加や企業収益が過去最高を記録し、失業者数が大幅に減少するなど、一定の成果を上げていると評価することができます。
  しかし、暖冬の影響を初めとし、内需の柱である個人消費が伸び悩んだことから、2015年10月から12月期の国内総生産が2四半期ぶりにマイナス成長となったほか、株価の下落や円高の進行など、アベノミクスの減速も指摘されております。
  また、中国を初めとする世界的な経済不安が続く中、国内においても日銀が史上初のマイナス金利の導入に踏み切るなど、先行きの不透明感が増しており、依然として予断を許さない厳しい状況にあるものと認識をしているところでございます。
  当消防組合を構成する各市、町といたしましても、こうした国内外の流れを注視しつつ、それぞれの発展と、住民の皆様が安心・安全に、そして明るく豊かに日々の生活を送れますよう地域の特性をしっかりと生かした地方創生に取り組んでいるところでございます。
  後ほど組合規約に定めております定員及び施設適正化計画等につきましてご説明をさせていただきますが、将来の消防組合のあるべき姿を見据え、的確な消防力の整備を図るとともに、消防需要に応じた効率的な組織運営に努めてまいる所存でございます。
  さて、消防広域化によりまして、災害規模に応じ多数の部隊を集中して運用することができるようになりました。昨年1月には、高機能消防指令センター及びデジタルの消防救急無線を整備したことによりまして、消防広域化前の市や町、あるいは消防署所の管轄区域にこだわることなく、災害発生地点に一番近い車両を出動させることに改編し、さらに迅速な消防活動を行うことができるようになりました。
  また、無線周波数が統一されたため、初動態勢だけではなく、現場活動体制の充実強化を図ることもできました。
  昨年4月には、災害現場活動における指揮体制を充実し、安全管理や現場広報体制を強化していくため、加須消防署及び白岡消防署にも指揮調査隊を創設をし、4方面の指揮隊体制を確立させました。
  また、昨年9月に発生いたしました関東・東北豪雨では、ここから直線で東に約27キロメートルの位置にある鬼怒川が決壊をし、常総市におきましては我々の想像をはるかに超える甚大な被害を被りましたが、このような災害に対応するため、前回の議会終了後に議員の皆様にお披露目させていただきましたとおり、総務省消防庁から緊急消防援助隊の特殊車両といたしまして、津波・大規模風水害対策車両が無償貸与されたところでございます。
  これは、大規模災害時における国や県の埼玉東部消防組合に対する期待が大きいものと理解することができ、全国でも有数の消防本部としての自覚を全職員が持ち、今後もさらなる発展をしていかなければならないという使命感を感じているところでございます。
  職員の士気と救助技術を高めるため、平成28年度におきましては救助部隊の高度化を図るとともに、支援車T型を導入し、災害対応への万全化を図ってまいります。
  また、当消防組合は、現在大量退職、大量採用の時期を迎えており、大幅な組織の若返りが見込まれているところでございます。そのため、消防体制の基盤となる人材育成が急務であり、各種研修会への派遣はもとより、救急救命士の増員、火災現場調査及び立入検査といった専門的な知識を有する人材の計画的な育成、また各種訓練を通してこれまで培った知識、技術の継承を図り、さらなる消防力の強化に努めてまいります。
  さらに、当消防組合と組合を構成いたします市、町の危機管理部局や消防団との間でお互いの絆をさらに深めながら消防力の充実に努めるとともに、来年度も各種救命講習に力を注ぎ、住民の皆様への応急手当ての普及啓発活動にも努めてまいります。
  予防対策といたしましては、既に政令指定都市の消防本部では消防法令に関する重大な違反がある対象物に対する公表制度の運用を開始しておりますが、当消防組合でも違反対象物公表制度の運用開始に向けた取り組みを進めながら、立入検査の強化や違反是正指導の充実整備に努めてまいります。
  以上のとおり、当消防組合では来年度もさまざまな施策や事業を予定しておりますが、今後も住民の皆様への説明責任を果たしながら実施してまいりたいと考えておりますので、議員の皆様におかれましては今後とも消防行政の運営にご理解、ご協力をいただきますようお願いを申し上げる次第でございます。
  それでは、ご審議いただきます議案につきまして順次提案理由の説明を申し上げます。
  議案・報告書の1ページをお開きいただきたいと存じます。初めに、議案第1号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第2号)についてでございます。平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第2号)を別冊のとおり提出するということでございます。
  別冊の補正予算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条、歳入歳出予算の補正につきましては、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ847万8,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ67億6,201万5,000円に改めたいという内容でございます。
  次に、議案・報告書の2ページをお開き願います。議案第2号 平成28年度埼玉東部消防組合一般会計予算についてでございます。平成28年度埼玉東部消防組合一般会計予算を別冊のとおり提出するということでございます。
  別冊の平成28年度埼玉東部消防組合一般会計予算書の1ページをお開きいただきたいと存じます。第1条、歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ67億2,479万3,000円と定めるということでございます。
  第2条、地方債につきましては、4ページの第2表地方債をご覧いただきたいと存じます。防火水槽整備事業の限度額950万円、消防庁舎耐震補強事業の限度額4,740万円の計5,690万円と定めるものでございます。
  議案・報告書にお戻りをいただきまして、3ページをお開きいただきたいと存じます。次に、議案第3号 埼玉東部消防組合情報公開条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、行政不服審査法の全部改正等に伴い、埼玉東部消防組合情報公開条例に基づく公開決定等に対する審査請求について、審理員による審理手続の適用除外等をしたいので、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書5ページをお願いをいたします。次に、議案第4号 埼玉東部消防組合個人情報保護条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、行政不服審査法の全部改正に伴い、埼玉東部消防組合個人情報保護条例に基づく開示決定等に対する審査請求について、審理員による審理手続の適用除外等をしたいので、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書8ページをお願いをいたします。次に、議案第5号 埼玉東部消防組合情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、行政不服審査法の全部改正に伴い、埼玉東部消防組合情報公開条例または埼玉東部消防組合個人情報保護条例に基づく審査請求について、埼玉東部消防組合情報公開・個人情報保護審査会における必要事項を定めたいので、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書12ページでございます。次に、議案第6号 埼玉東部消防組合行政不服審査会条例でございます。提案理由でございますが、行政不服審査法の全部改正に伴い、埼玉東部消防組合行政不服審査会の組織及び運営に関する必要な事項を定めたいので、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書14ページをお願いをいたします。次に、議案第7号 埼玉東部消防組合行政不服審査法関係手数料条例でございます。提案理由でございますが、行政不服審査法の全部改正に伴い、埼玉東部消防組合行政不服審査会に提出された書面の写し等の交付に係る手数料の額等を定めたいので、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書16ページをお願いをいたします。次に、議案第8号 埼玉東部消防組合人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、地方公務員法の一部改正及び行政不服審査法の全部改正に伴い、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書17ページをお願いをいたします。次に、議案第9号 埼玉東部消防組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例及び埼玉東部消防組合職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、地方公務員法の一部改正に伴い、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書18ページをお願いを申し上げます。次に、議案第10号 埼玉東部消防組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行により、共済年金が厚生年金に統一されたこと及び地方公務員災害補償法施行令の一部改正に伴い、この案を提出するものであります。
  議案・報告書24ページをお願いをいたします。次に、議案第11号 埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、人事院勧告を踏まえ、職員の給与について所要の改正をしたいので、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書34ページをお願いをいたします。次に、議案第12号 埼玉東部消防組合火災予防条例の一部を改正する条例でございます。提案理由でございますが、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部改正に伴い、この案を提出するものでございます。
  議案・報告書47ページをお願いをいたします。次に、議案第13号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約変更についてでございます。提案理由でございますが、平成28年4月1日から埼玉県市町村総合事務組合に草加八潮消防組合を加入させること及び同日から皆野・長瀞上下水道組合が名称を変更することに伴い、埼玉県市町村総合事務組合規約を変更することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定によりこの案を提出するものでございます。
  次に、議案・報告書49ページをお願いをいたします。議案第14号 埼玉東部消防組合監査委員の選任についてでございます。提案理由でございますが、埼玉東部消防組合監査委員、飯山直一の任期が平成28年2月28日で満了となったので、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、埼玉東部消防組合規約第13条第2項の規定によりこの案を提出するものでございます。
  後任といたしましては、住所、南埼玉郡宮代町川端3丁目11番38号、氏名、中野松夫、生年月日、昭和21年2月1日生まれを選任したいという内容でございます。
  議案・報告書50ページをお願いをいたします。次に、議案第15号 埼玉東部消防組合公平委員会委員の選任についてでございます。提案理由でございますが、埼玉東部消防組合公平委員会委員、柏浦松一の任期が平成28年5月30日で満了となるので、後任を選任することについて議会の同意を得たいので、地方公務員法第9条の2第2項の規定によりこの案を提出するものでございます。
  住所、幸手市中3丁目13番6号、氏名、柏浦松一、生年月日、昭和34年4月10日生まれを選任したいという内容でございます。柏浦松一氏におかれましては、当消防組合の発足時から公平委員としてご尽力をいただいている方でございまして、再任をお願いしたいというものでございます。
  次に、議案・報告書の51ページをお願いしたいと存じます。報告第1号 専決処分の報告についてでございます。自動車事故による損害賠償の額を定めることについて、地方自治法第180条第1項の規定により別紙のとおり専決処分したので、同条第2項の規定により報告するということでございます。
  以上が今回ご提案申し上げております議案第1号ないし議案第15号及び報告第1号の内容でございます。
  詳細につきましては、担当者より補足説明を申し上げますので、慎重ご審議の上、速やかにご議決を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(鎌田勝義君) これより議案の補足説明に入りますが、議案第13号から議案第15号及び報告第1号につきましては補足説明を省略したいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  議案第1号から議案第12号について補足説明を求めます。
  内田消防局長。
          〔消防局長 内田正夫君登壇〕
消防局長(内田正夫君) それでは、補足説明申し上げます。
  議案第1号、平成27年度補正予算(第2号)の案の概要についてご説明いたします。お手元に議案参考資料がございますので、ご参照いただきたいと思います。
  参考資料1ページ、資料1をお開きいただきたいと思います。補正予算(第2号)は、平成27年度に執行いたしました各事業費、財源が確定したことに伴いまして精算をするものでございます。補正額は、資料左上のとおり予算現額に歳入歳出それぞれ847万8,000円を追加し、67億6,201万5,000円に補正したいというものでございます。
  歳入補正の内容でございますが、左側の下に記載のとおり4款財産収入におきまして1,017万8,000円を増額するものでございます。これは、各消防署、分署等に自動販売機を設置しておりますが、これまで2款の使用料及び手数料として行政財産使用料を徴収してまいったわけでございますが、設置希望者を公募し、財産貸付収入として入札を行い、増収となったものでございます。
  次に、組合債でございますが、加須市川口地内に設置いたしました防火水槽につきまして、財源を当初は事業費の75%充当できる防災対策事業債を予定しておりましたが、平成27年度から事業費の100%を起債充当できる緊急防災・減災事業債の対象となりましたので、メニューを切りかえ、起債額の変更をしたものでございます。これによりまして、交付税算入率が30%から70%になりました。
  また、北川辺分署庁舎の耐震化工事につきましては、入札の結果、工事費1億4,449万6,000円のところ、1億3,996万8,000円で契約締結となりましたので、起債額を200万円減額するものでございます。
  以上が歳入補正の内容でございます。
  次に、歳出でございますが、資料の右側、表の下でございます。消防費の1、常備消防費の総務管理事業におきまして、消防学校等の負担金を390万円減額いたします。これは、消防大学校派遣が16名予定のところ9名の派遣にとどまったこと、県消防学校につきましても89名の派遣予定が75名となったことが理由でございます。総務事務組合負担金も、先ほどご説明いたしましたけれども、退職者等があって不用額が生じたことによりまして減額をするものでございます。
  救急事業に係る病院実習委託料も、実習人員が見込みを下回ったことによりまして減額となります。
  (3)、通信指令事業につきましては、高機能消防指令センターの運用開始によりまして各署所間の連絡を外線電話から内線電話に変更したこと、また回線数の見直しによりまして減額となったものでございます。
  2の常備消防施設費では、消防自動車等整備事業で今年度行いました消防車両8台の更新に伴いまして契約差金が発生し、それに伴い減額をするものでございます。
  なお、歳入の増と歳出の減、合わせて2,489万4,000円ございますが、これを予備費に引き当てるというものでございます。
  なお、今年度の人事院勧告による給与費の補正につきましては、昨年度末に急遽退職した職員が2名、中途退職者3名、休職者2名があったため、増額補正をせずに対応できるということになりましたので、給与費の補正を行わないことといたしました。
  以上が補正予算(第2号)の案でございます。
  続きまして、議案第2号、平成28年度の当初予算案の概要につきまして、資料2によりまして説明させていただきます。
  1枚おめくりいただきたいと存じます。予算総額は、資料左上、歳入歳出ともに67億2,479万3,000円で、前年度対比2億1,344万4,000円、3.3%の増でございます。増額となった主な要因でございますが、高機能消防指令センター事業による公債費の元利償還が始まるため、組合市町からの特別負担が増額となったものでございます。
  歳入につきましては、1款分担金負担金は、先ほどご説明申し上げたとおり、高機能消防指令センター事業における公債費元利償還金により、特別負担金が増額となったものでございます。
  また、加須市では毎年防火水槽を整備しておりますが、この財源も組合債を活用しておりまして、その元利償還も発生してまいります。それにより、加須市の単独経費に係る負担金が増加となったものでございます。
  使用料及び手数料は、消防署、分署等に設置しております自動販売機の行政財産使用料を、先ほど補正予算で申し上げましたとおりでございますが、27年度から入札方式の財産貸し付けとしたことによる収入増が主なもので、そのほか危険物及び火薬の申請許可に係る手数料でございます。
  国庫支出金3,693万2,000円は、平成28年度における車両整備について国庫補助金を充当するものでございます。来年度の整備車両でございますが、資料右側の(1)、消防車両整備事業に記載しているとおり、7台ございますけれども、国庫補助金を見込んでおりますのは久喜消防署に配備予定の支援車T型、さらに篠津分署に更新配備する化学車の分でございます。更新予定の救急車2台につきましては、補助金が採択された場合におきましては補正予算で財源更正を行う予定でございます。
  次に、繰越金についてでございますが、昨年10月の定例会で予備費に留保させていただいた共通経費の額を見込んでおります。
  次に、諸収入でございますけれども、団体保険事務取扱手数料、職員からの駐車場協力金及び東北自動車道の救急業務支弁金でございます。
  最後に、組合債でございますけれども、大利根分署の耐震補強工事分4,740万、加須市の防火水槽分950万円、この組合債に係る元利償還金の負担は加須市の単独負担金によるものでございます。
  次に、歳出の主なものにつきましてご説明申し上げます。
  歳出では、消防費64億5,467万2,000円のうち給与費等が85%を占めております。それらを除きました主なものにつきましてご説明を申し上げます。
  資料の右側でございます。まず、共通経費事業の(1)、消防自動車等整備事業でございますが、久喜消防署に支援車T型を新たに整備させていただきたいと考えております。支援車T型と申しますのは、災害現場での現場指揮の作戦会議のスペースあるいはシャワー、トイレなどのスペースを装備した車両でございます。長時間にわたる災害活動におきまして、食事や仮眠等の後方支援を目的としまして国が整備を推奨しておりますが、管内における大規模災害の発生時や各種のイベント警備等でも活用をする予定でございます。
  次に、篠津分署の化学車、杉戸消防署及び西分署の救急車、幸手消防署の事務連絡車は、ともに老朽化により更新をするものでございます。これらの更新車両は、経過年数が20年あるいはそれに近いもの、また10年程度ではあっても走行距離がかなり延びており、それぞれ老朽化が進んでいるものでございます。
  次に、(2)、庁舎改修事業でございますが、まず幸手消防署の庁舎につきまして屋上及び庁舎外壁の防水工事、給水設備及び給湯器交換に、さらに施工監理を含めた事業費は3,895万9,000円でございます。宮代消防署の庁舎改修でございますが、屋上及び庁舎外壁の防水工事、高圧受電設備の更新に設計、施工監理を合わせた事業費は4,205万7,000円でございます。
  (3)の消防学校・消防大学校研修派遣は、県消防学校へ初任科30名を含む84人、消防大学校へは23名の派遣を予定しております。
  (4)の防火服更新事業は、現在使用しております防火服が広域化前の各消防本部時代から使用しているものでございまして、10年以上が経過し、耐熱性の劣化あるいは老朽化が進んでいるため、28年度から3カ年で更新を図っていくものでございます。
  (5)の救急業務高度化推進事業は、昨年度と同様救急救命士の再教育や追加講習、気管挿管や薬剤投与の認定を受けるための病院実習のほか、新たに救命士を3名養成するものでございます。
  6の消防庁舎耐震補強事業は、大利根分署の耐震補強及びそれに伴う改修事業でございます。耐震補強部分につきましては加須市単独負担分として計上しておりますが、庁舎の改修部分につきましては共通経費での庁舎改修事業としておりまして、屋上及び庁舎外壁の防水工事、内装の改修、電気設備、給排水設備の改修を合わせ事業費6,907万1,000円でございます。そのほか平成29年度予定の騎西分署の改修に係る設計費用として609万3,000円を計上しております。
  次に、2の単独経費事業でございますが、(1)の消防庁舎の耐震補強事業は、先ほど共通経費事業の中でご説明いたしました大利根分署の耐震化工事に係る経費で、工事内容は玄関等の開口部の閉塞、コンクリートブロック壁の改修等による耐震補強工事で、事業費は4,742万8,000円でございます。
  次に、(2)、防火水槽整備事業でございますが、加須市旗井地内に40立方メーター級防火水槽1基を新設するものでございます。
  (3)は、蓋のない防火水槽に蓋をかける有蓋化工事でございまして、加須市5基、久喜市3基でございます。これによりまして、加須市では残り88基、久喜市で33基となります。
  次に、3の特別負担金事業でございますが、昨年1月16日から運用を開始いたしました高機能消防指令センターに係る経費で、瑕疵担保期間満了に伴いまして、修繕料に3,000万円、保守費用に7,100万円を計上しております。
  (2)の公債費元利償還金は、高機能消防指令センターの平成25年度の設計、平成26年度の施工に係る元利償還金でございます。
  以上が平成28年度予算の概要でございます。
  続きまして、議案第3号から議案第12号までは、全面的な改正が行われました行政不服審査法が本年4月1日から施行されること、また地方公務員法の改正が行われたことなどによりまして、国の法令改正に伴う条例改正でございます。組合構成各市、町の議会におきましても同様の改正が行われる予定と存じますが、説明もされていると思いますので、概略のみのご説明にとどめさせていただきます。
  参考資料の3ページをお開きいただきたいと思います。初めに、情報公開条例の改正でございます。まず、1の審理員による審理手続に関する規定の除外についてでございます。当組合の情報公開条例では、審査会が設置されておりまして、審査請求の審理及び判断について公正に判断がされること、これが制度上担保されておりますので、改正後の行政不服審査法第9条の規定によりまして、審理員の指名については規定を適用しないとしたものでございます。
  次に、2の不作為に係る審査請求の諮問対象の追加についてでございますが、情報公開請求に対しまして公開、非公開の決定がなされないなどの不作為についても審査会への諮問を行うという追加をするものでございます。
  次に、3の諮問手続における弁明書の手続の定め、あるいは4の不服申し立てが審査請求に一元化されることに伴いまして、文言等の整理を行うものでございます。
  続きまして、議案第4号 埼玉東部消防組合個人情報保護条例の一部を改正する条例でございます。参考資料の4ページをお開きいただきたいと思います。まず、1の審理員による審理手続に関する規定の適用除外でございますが、情報公開条例の改正案と同様に、審理員の指名については規定を適用しないこととしたものでございます。
  2の不作為に係る審査請求の諮問対象追加についてでございますけれども、こちらも情報公開条例の改正案と同様でございます。
  次に、3の諮問手続における弁明書につきましても、情報公開条例の改正案と同様の改正を行いたいというものでございます。
  続きまして、議案第5号 埼玉東部消防組合情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例でございます。5ページをお願いいたします。まず、1の調査権限としまして、行政機関が非公開や非開示とした文書等自体を審査会で調査し、非公開決定あるいは非開示決定等の適法性、妥当性について調査審議する、いわゆるインカメラ審理ができるということを定めたものでございます。
  次に、2の意見の陳述、意見書等の提出の手続の規定、あるいは3の答申書の写しの送付と公表等を定めるものでございます。
  続きまして、議案第6号 埼玉東部消防組合行政不服審査会条例でございます。6ページをご覧いただきたいと存じます。この審査会設置条例は、改正行政不服審査法第81条の規定によりまして、情報公開及び個人情報保護条例以外の審査請求について審査する審査会の設置条例でございます。
  まず、1の主な内容でございますが、委員の人数、任期、正副会長の互選などを定めているものでございます。
  続きまして、議案第7号 埼玉東部消防組合行政不服審査法関係手数料条例でございます。7ページをお開きいただきたいと存じます。まず、1の主な内容でございますが、手数料を白黒コピーが用紙1枚につき10円、カラーが同じく20円と定めるものでございます。このほか減免規定等の定めを設けるものでございます。
  続きまして、議案第8号 埼玉東部消防組合人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例でございます。8ページをお開きいただきたいと存じます。この条例は、地方公務員法の規定に基づきまして管理者が給与や勤務時間など、人事行政の運営の状況を公表しなければならないという地方公務員法の規定がございます。今回この規定が改正されまして、改正後の第3条第2号として職員の人事評価の状況が新たに追加されております。
  次に、第7号といたしまして、退職管理の状況が追加されております。
  また、旧条例第6号の職員の研修及び勤務成績の評定の状況でございますが、これらは人事評価の項目が追加されたことに伴いまして勤務成績の評定につきましては法律上削除されておりますので、条例でも削除するものとしております。このほか行政不服審査法の改正に伴う文言の整理でございます。
  続きまして、議案第9号 埼玉東部消防組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例及び埼玉東部消防組合職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例でございます。9ページをご覧いただきたいと存じます。これら2つの条例の改正は、地方公務員法の一部改正に伴い、条文において引用しております地方公務員法第24条第6項が第5項に改められたことに伴いまして改正を行うものでございます。
  続きまして、議案第10号 埼玉東部消防組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例でございます。10ページをお開きいただきたいと存じます。今回の改正につきましては、年金制度の一元化を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行により、共済年金が厚生年金に統一されたこと及び地方公務員法災害補償法施行令の一部改正に伴う改正でございます。
  初めに、第1条による附則第5条第1項の表の改正でございます。この表は、議会の議員その他非常勤の職員に対する公務上や通勤による災害に対する補償のうち傷病補償年金、障害補償年金、遺族補償年金といった年金による補償と、厚生年金保険法による障害厚生年金を初めとする他の法令による年金をあわせて受給している場合の年金による補償の額を調整するための調整率を規定しているものでございます。今回の年金制度の一元化による年金による補償と、公務員の共済制度創立以前の恩給制度の期間に公務員であった方を対象とした障害共済年金、または遺族共済年金をあわせて受給している場合も調整されることになり、当該年金等を含めまして新たに調整率を定めるとともに、障害共済年金の根拠法令を改正するなど、所要の改正を行うものでございます。
  次に、附則第5条第2項の表の改正でございます。休業補償と厚生年金保険法による障害厚生年金を初めとする他の法令による年金をあわせて受給している場合の休業補償の額を調整するための調整率を規定しております。今回の年金制度の一元化により、障害厚生年金の根拠法令を改正するなど、所要の改正を行うものでございます。
  続きまして、第2条による調整率を0.86から0.88に改める改正でございます。この改正は、労災年金と同じ理由によりまして厚生年金保険法による年金が支給される場合に、労災年金が調整されるわけでございますが、その調整率を改めるというものでございます。
  続きまして、附則でございます。第1項は、施行期日でございまして、公布の日から施行し、平成27年10月1日から適用するものでございます。
  ただし書きといたしまして、第2条の労災年金の調整につきましては、平成28年4月1日から施行するものでございます。
  このほか第2項の経過措置、第3項の公務員共済年金における職域加算障害給付等の調整の例外等の規定もしております。
  続きまして、議案第11号 埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例でございます。本年度の人事院勧告におきまして、勤勉手当及び給料月額の改定に関する勧告がございましたが、これらのほか行政不服審査法及び地方公務員法の改正がございました。今回の給与条例の改正は、これらを受けまして人事院勧告及び埼玉県人事委員会勧告、それからそれに基づきます組合構成市、町の給与改定に準じまして、消防組合職員の給与の改定を行おうとするものでございます。
  それでは、改正内容につきまして順次ご説明申し上げます。11ページをお開きいただきたいと思います。まず、第1条につきましては、勤勉手当の改定でございますが、職員の12月分の勤勉手当の支給割合を10%引き上げ、現行の100分の75を100分の85に改めるものでございます。また、再任用職員につきましては、勤勉手当の支給割合を5%引き上げ、現在の35を40に改めるものでございます。
  次に、職員の給料表を国や県の給料表の見直しに準じて改めるというものでございます。若年層で約2,500円、高齢層で約1,100円を引き上げるものでございます。
  続きまして、第2条関係でございます。地方公務員法の一部改正に伴い、条文において引用しております地方公務員法第24条第6項が第5項に改められたことに伴いまして改正を行うものでございます。
  次に、勤勉手当の支給割合を平成28年度分から6月、12月とも100分の80に改めるというものでございます。このほか級別標準職務表の追加を行います。
  続きまして、第3条関係でございます。地域手当の支給割合の改定でございまして、平成27年4月1日から100分の4とする支給割合を100分の5に改めるものでございます。
  以上のうち第1条関係及び第3条関係は平成27年4月1日から、また第2条関係は平成28年度からの適用とするものでございます。
  続きまして、議案第12号 埼玉東部消防組合火災予防条例の一部を改正する条例でございます。12ページをお開きいただきたいと存じます。まず、消防局長を消防長に改めることについてでございますが、当消防組合火災予防条例は、国が示す火災予防条例の準則といいますか、例を基準としていることから、これに準じまして文言の整理をするものでございます。
  次に、別表3の改正についてでございますが、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部を改正する省令が公布されたことに伴いまして、当組合火災予防条例の別表第3について所要の改正をお願いするものでございます。
  主な改正点2点についてご説明申し上げます。まず、家庭用ガス燃焼器具のJIS規格に「ガスグリドル付こんろ」というものが追加され、定めたものでございます。これは、従来からのガスグリルと違いまして、直火による調理器具ではなく、鉄板などからの伝導熱で調理する器具でございまして、これが追加されたことに伴い、従来から同表に規定されておりますこんろ及びグリルつきこんろと同様の離隔距離、これは器具類から燃えやすいものをどれだけ離さなければいけないかという離隔距離というものが定められておりますが、それを追加するものでございます。
  次に、電磁誘導加熱式調理器、いわゆるIH調理器でございますが、こんろ部分の全部がIH調理器に限りまして火力をあらわす最大入力値を従来の4.8キロワットから5.8キロワットに引き上げるものでございます。これに伴いまして、新たにこんろ部分の全部がIH調理器の場合とそれ以外を区別する必要が生じたために、調理器具の整理を行うものでございます。
  続きまして、議案第13号 埼玉県市町村総合事務組合の規約変更につきましては、補足説明は割愛させていただきます。
  続きまして、議案第14号及び第15号につきましては、人事案件であり、管理者が提案説明で申し上げたとおりでございますので、補足説明は割愛させていただきます。
  なお、報告としまして議案書の52ページに専決処分の報告がございますので、その記載をもって説明にかえさせていただきます。
  非常に多くの議案がございますが、ご審議をよろしくお願い申し上げます。
議長(鎌田勝義君) 以上で管理者提出議案に対する補足説明を終わります。




    ◎議員提出議案の上程
議長(鎌田勝義君) 日程第9、これより議員提出議案、議員提出第1号を上程し、議題といたします。




    ◎議員提出議案の提案理由の説明
議長(鎌田勝義君) 日程第10、議員提出議案の提案理由の説明に入ります。
  議員提出第1号について提案理由の説明を求めます。
  岡崎克巳議員。
          〔4番 岡崎克巳君登壇〕
4番(岡崎克巳君) 4番、岡崎克巳でございます。議員提出第1号 埼玉東部消防組合議会会議規則の一部を改正する規則につきましてご説明をいたします。
  議員提出議案と新旧対照表をごらんください。提出者は、私、岡崎克巳でございます。賛成者は、福島正夫議員、本田謡子議員、江原浩之議員、中野松夫議員、宮田利雄議員でございます。
  提案理由ですが、男女共同参画を考慮した議会活動を促進するため、この案を提出するものでございます。
  主な内容ですが、議会及び委員会の欠席届の理由に「出産のため」を加えるものでございます。
  なお、この議案につきましては、3月5日に開催されました議会運営委員会におきまして協議を行い、その内容について決定を見たところでございますので、申し添えさせていただきます。
  以上で提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いを申し上げます。
議長(鎌田勝義君) 次に、先議議案に対する質疑に入るわけですが、質疑のある方は会議規則第51条の規定により質疑発言通告書の提出が必要となります。既に配付してあります質疑発言通告書に質疑事項をご記入の上、提出を願います。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前10時50分

          再開 午前10時50分

議長(鎌田勝義君) それでは、休憩を閉じて会議を再開いたします。




    ◎先議議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 日程第11、先議議案、議案第11号及び議案13号に対する質疑をお受けいたします。
  議案第11号については、通告がございませんので、質疑を打ち切ります。
  議案第13号については、通告がございませんので、質疑を打ち切ります。
  以上をもって先議議案に対する質疑を終結いたします。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前10時51分

          再開 午前10時51分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。




    ◎先議議案に対する討論・採決
議長(鎌田勝義君) 日程第12、これより先議議案に対する討論・採決に入ります。
  まず、議案第11号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第11号 埼玉東部消防組合職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例、原案に賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第13号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第13号 埼玉県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の増加及び同組合の規約変更について、原案にご賛同の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  以上で先議議案に対する討論・採決は全て終了いたしました。




    ◎次会の日程報告
議長(鎌田勝義君) 日程第13、次会の日程報告を申し上げます。
  次会は、3月25日金曜日午前9時より本会議を開き、議案質疑及び消防行政に対する一般質問を行います。
  議員の皆様には定刻どおりご参集くださいますようお願いいたします。
  なお、本日上程されました議案に対し質疑のある方は、3月19日土曜日の午後3時までに質疑発言通告書を事務局まで提出願います。




    ◎散会の宣告
議長(鎌田勝義君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
  本日はこれにて散会いたします。
          散会 午前10時52分



        平成28年埼玉東部消防組合議会第1回定例会 第9日

平成28年3月25日(金曜日)
 議事日程 (第2号)

 1 開  議
 2 管理者提出議案に対する質疑
 3 議員提出議案に対する質疑
 4 討論・採決
 5 消防行政に対する一般質問
 6 閉会中の継続審査
 7 議長挨拶
 8 管理者挨拶
 9 閉  議
10 閉  会


午前 9時00分開議
 出席議員(14名)
     1番   福  島  正  夫  君      2番   吉  田  健  一  君
     3番   鎌  田  勝  義  君      4番   岡  崎  克  巳  君
     5番   井  上  忠  昭  君      6番   岸     輝  美  君
     7番   本  田  謡  子  君      8番   武  藤  壽  男  君
     9番   井  上  日 出 巳  君     10番   江  原  浩  之  君
    11番   山  下  秋  夫  君     12番   中  野  松  夫  君
    13番   大  橋  芳  久  君     14番   宮  田  利  雄  君

 欠席議員(なし)

 地方自治法第121条の規定により出席した者
     管 理 者   田  中  暄  二  君
     副管理者   大  橋  良  一  君
     副管理者   渡  辺  邦  夫  君
     副管理者   小  島     卓  君
     副管理者   榎  本  和  男  君
     副管理者   古  谷  松  雄  君

 管理者事務部局職員
     消防局長   内  田  正  夫  君

     会  計   小  勝  邦  夫  君
     管 理 者

     次  長   島  村  健  一  君

     参 事 兼   濱  田     博  君
     総務課長

     消防課長   新  谷  智  幸  君

     参 事 兼   本  間  哲  也  君
     救急課長

     参 事 兼   遠  藤     清  君
     予防課長

     参 事 兼   本  澤     清  君
     指令課長

     次 長 兼   菱  沼  久  男  君
     久  喜
     消防署長

     次 長 兼   大  塚  芳  夫  君
     加  須
     消防署長

     参 事 兼   森  田  靖  夫  君
     幸  手
     消防署長

     白  岡   橋  本     晃  君
     消防署長

     杉  戸   間  中  無 二 男  君
     消防署長

     宮  代   鈴  木  富  夫  君
     消防署長

 議会担当職員
     書 記 長   新  井     修
     書  記   金  子  芳  之





    ◎開議の宣告                            (午前 9時00分)
議長(鎌田勝義君) ただいまの出席議員数は14名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。
  暫時休憩いたします。

          休憩 午前 9時00分

          再開 午前 9時18分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。
  議会運営委員会の会議結果の報告を求めます。
  岡崎克巳委員長、ご登壇願います。
          〔議会運営委員長 岡崎克巳君登壇〕
議会運営委員長(岡崎克巳君) 議会運営委員会委員長の岡崎でございます。先ほど議長から議会運営委員会を開催してほしいとの要請がありましたので、その結果についてご報告申し上げます。
  委員会は、鎌田議長、武藤副議長のご出席をいただき、委員全員の出席のもと開催をいたしました。本日議員提出追加議案1件を上程し、議題とすることに決定をいたしました。
  以上で報告を終わります。
議長(鎌田勝義君) ありがとうございました。




    ◎日程の追加
議長(鎌田勝義君) これより日程の追加について議題といたします。
  お諮りいたします。ただいま議会運営委員長の報告のとおり、議員提出追加議案1件を本日の日程に追加し、直ちに議題にすることといたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  なお、議員提出追加議案は、議席に配付させていただきました。




    ◎議員提出追加議案の上程
議長(鎌田勝義君) 追加日程第1、これより議員提出議案、議員提出第2号を上程し、議題といたします。




    ◎議員提出追加議案の提案理由の説明
議長(鎌田勝義君) 追加日程第2、議員提出議案の提案理由の説明に入ります。
  議員提出第2号について提案理由の説明を求めます。
  江原浩之議員、ご登壇願います。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) 議員提出第2号 埼玉東部消防組合議会の議決すべき事件を定める条例につきましてご説明を申し上げます。
  議員提出追加議案をごらんください。賛成者は、福島正夫議員、岡崎克巳議員、本田謡子議員、中野松夫議員、宮田利雄議員です。
  提案理由ですが、消防組合の行政運営に対する議会の監視機能の充実を図り、もって管内住民の視点に立った透明性の高い行政執行の推進に資することを目的に、この案を提出するものでございます。
  その内容ですが、第1条は、地方自治法の根拠規定と目的を明記いたしました。
  第2条は、消防組合議会が議決すべき事件として、消防力適正化計画の前期基本計画及び後期基本計画の策定、変更または廃止を明記いたしました。
  附則は、この条例は、平成28年4月1日から施行することを明記いたしました。
  なお、この議案につきましては、先ほど開催されました議会運営委員会において協議を行い、その内容について議会運営委員会全会一致で決定をしたことを申し添えさせていただきます。
  以上で提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いをいたします。
議長(鎌田勝義君) 以上で議員提出追加議案の提案理由の説明を終わります。
  なお、質疑のある方は会議規則第51条の規定により質疑発言通告書の提出が必要となります。事務局に用意してあります質疑発言通告書に質疑事項をご記入の上、提出願います。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前 9時23分

          再開 午前 9時23分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。




    ◎管理者提出議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 日程第2、これより管理者提出議案に対する質疑をお受けいたします。
  通告に従い、順次質疑を行います。
  なお、再質疑、再々質疑の際は、挙手をお願いいたします。
  初めに、議案第1号の質疑をお受けいたします。
  江原浩之議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) 議長のお許しをいただきましたので、議案第1号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第2号)についてでございます。この補正内容の予備費を見てみますと、今回の補正でさらに予備費が膨らんだということでございます。予備費についての金額等の基準等は法令上明記されておりませんので、どのぐらいが適正かというのは法令上はないということでございますが、これも財政運営上適正なのかというようなところでご指摘したいというところでございまして、剰余金が予備費に留保されて翌年度の繰越金に予算計上されているというところでございます。予備費に多額の予算を留保するのではなく、基金などを設置して活用する考えはあるのかについてを質疑いたします。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) おはようございます。江原議員のご質疑に対しご答弁を申し上げます。
  ご質疑のとおり、現状においては前年度の決算剰余金などを予備費に留保させていただき、翌年度における庁舎設備、あるいは消防車両等の整備財源として繰り越しをさせていただいているところでございます。広域化後3年を経過し、庁舎設備等の整備のめどが見えてきておりますので、現在基金の設置に関し検討を進めているところでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の再質疑を求めます。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) 議長のお許しをいただきましたので、再質問をさせていただきます。
  ただいまの答弁で、基金を検討するというところでございますが、やはり基金というと財政調整基金ですとか、そういったようなのがすぐに浮かんでくるわけでございますけれども、市民、町民に見えるような形で基金を運用していただきたい。例えば消防車両の整備に充てるとか、施設整備の基金にするとか、そういった基金の目的についてをお尋ねをいたします。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 再質疑につきましてご答弁を申し上げます。
  基金の設置目的といたしましては、現在保有する車両等を鑑みますと、消防車両等の整備財源とすることが主なものと考えております。しかし、大規模な災害等が発生した場合、多額の対応経費や人件費等が必要となります。また、庁舎設備の故障、消防車両等の事故など、緊急やむを得ない設備整備が生じる場合もございます。これらを踏まえ、当消防組合を運営する上でどのような基金がよいか、現在他の消防本部の状況などを参考に検討をしているところでございます。いずれにいたしましても、今後の消防需要などを十分に見込んだ上で、計画的な財政運営に資することができるよう基金の設置を検討しているところでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で江原浩之議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第1号の質疑を打ち切ります。
  次に、議案第2号の質疑をお受けいたします。
  山下秋夫議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) それでは、通告に従って質問させていただきます。11番の山下秋夫でございます。
  最初に、14ページの繰越金でございます。昨年度1億6,455万円であったものが4,431万7,000円増となりました。常備繰り越し分、何か考えあっての繰り越しなのでしょうか。わかっていたら教えてください。これは、前年の人たちが交代になったようでございますので、もう一度簡単にでございますけれども、繰り返しお願いします。
  それと、同14ページの諸収入でございます。東北自動車道緊急業務支弁金でございます。この収入の内容わかりましたらお教えください。
  それから、同14ページでございます。雑入でございます。職員からの駐車場協力金と歳入概要ではなっていますが、協力金がふえた理由は、また交通災害その他の災害に遭われた場合、通勤途上の災害と認められているのかどうか、その辺のところ教えていただきたいと思います。
  それと、20ページでございます。職員給与費でございます。職員が同数なのに、P46、その他の減額と説明されていますが、内容がわかりません。お答えください。
  それと、P26と36ページでございます。車両維持管理事業が2,185万円の減となっています。P36、消防自動車等整備事業費が1,557万8,000円減額となっております。事業概要が消防自動車の更新、整備に要する経費と維持管理に要する経費となっています。これらの経費が減額されたことを詳しく説明を求めていきたいと思います。
  それから、34ページでございます。高機能消防指令センター事業でございます。事業概要は、高機能消防指令システム及び消防救急デジタル無線の維持管理に要する経費となっています。導入から経過と使用効果を詳しく説明ください。
  需用費を見ますと、修繕費が3,000万円となっていますが、修繕費とは何に使用されるのでしょうか、お答えください。
  以上でございます。よろしくお願いいたします。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の質疑に対する答弁を求めます。
  濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) ご質疑のうち、私のほうからは1番目と3番目と4番目につきましてご答弁を申し上げます。
  まず、@の常備分の繰越金についてでございますが、繰越金につきましては前年度の決算剰余金を予備費に留保させていただき、あわせて今年度の不用額見込みを加え、繰り越しをしているものでございます。その年度ごとに事業計画を立て、予算編成し、負担割合に応じて各市、町から負担金を拠出していただく方式ではなく、負担金総額が一定と定められている現状では、こうした予備費及び繰り越しの方法をとらざるを得ない状況でございます。
  続きまして、3番目の職員からの駐車場協力金がふえた理由と通勤災害認定につきましてご答弁を申し上げます。まず、増額となりました理由でございますが、今年度の歳入実績額を踏まえ、平成28年度当初予算に計上したものでございまして、自家用車通勤をする職員が増加したことによるものでございます。
  次に、通勤災害の認定でございますが、職員が提出しております通勤届に記載されている交通手段あるいは主な経路において通勤し、その途上で災害に遭った場合は、通勤距離にかかわらず地方公務員災害補償基金に公務災害の認定を申請し、要件を満たしていれば通勤災害として認められるところでございます。
  続きまして、Cの職員給与費の減額につきましてでございます。平成28年度一般会計予算書の46ページ上段の(2)、給料及び職員手当の増減分の明細の表におけるその他の増減分でございますが、この欄の額につきましては平成27年度末に退職する職員と平成28年度に採用する職員との人件費の差額でございます。職員数は同じでございますが、年齢の高い職員が退職し、若い職員が採用となりますので、その新陳代謝により減額となっているものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、本間参事。
          〔参事兼救急課長 本間哲也君登壇〕
参事兼救急課長(本間哲也君) 私からは、山下議員のA、東北自動車道救急業務支弁金の収入の内容についてご答弁申し上げます。
  救急業務支弁金は、東日本高速道路株式会社から埼玉東部消防組合が東北自動車道における救急業務を受託しており、東日本高速道路株式会社から支払われるものでございます。積算方法につきましては、救急隊1隊を維持するための経費、管内人口による割合、出動件数割増率、インターチェンジ数割増率、これらをそれぞれ乗じて積算しているものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、新谷消防課長。
          〔消防課長 新谷智幸君登壇〕
消防課長(新谷智幸君) 私からは、山下議員のDの質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  初めに、26ページ、車両維持管理事業2,185万円の減となった理由でございますが、平成27年度は白岡消防署のはしご車のオーバーホールを実施したこと、また予算編成時に燃料価格が高騰したことにより平成28年度は平成27年度に比較して減額になったものでございます。
  続きまして、36ページ、消防自動車整備事業が1,557万8,000円の減となった理由でございますが、平成27年度は備品購入費としまして消防ポンプ自動車1台、救急車3台、指令車3台、救助工作車1台の合計8台を整備いたしましたが、平成28年度につきましては支援車1台、化学消防ポンプ自動車1台、救急車2台、指令車2台、事務連絡車1台の合計7台を整備する予定でございますので、車両の種類や台数が減ったことにより減額となったものでございます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 次に、本澤参事。
          〔参事兼指令課長 本澤 清君登壇〕
参事兼指令課長(本澤 清君) 私からは、山下議員のE、高機能指令センターシステム及び消防救急デジタル無線導入の経過と使用効果、Fの需用費、修繕費の使用についてご答弁を申し上げます。
  まず、高機能消防指令センターと消防救急デジタル無線の導入の経過でございますが、埼玉東部消防組合の発足によりまして管内人口が45万人を超えたこと、アナログ無線が平成28年5月31日で廃止され、デジタル無線に移行されるため、高機能消防指令センターとして平成27年1月16日から運用を開始いたしまして、消防組合管内の119番通報を消防局指令課で受け付けし、各種災害に対応しているところでございます。
  導入、使用後の効果といたしましては、高機能消防指令システムには組合市町の地図が組み込まれておりまして、119番通報受け付け時に住所を入力いたしますと、指令台に備えつけの画面に災害点として表示され、災害出動指令を受けました車両のAVMと称されます車両運用端末装置に災害現場を地図画面に表示することができます。AVMは、車両動態も管理しておりまして、市町は違っても災害点に最も近い署所や業務出向中の災害点に最も近い車両の出動が可能となったものでございます。これらのことから、災害対応に直近方式の取り入れが可能となったものでございます。
  消防救急デジタル無線の効果といたしましては、無線のデジタル化により無線の傍受が困難となりまして、個人情報などの秘匿性が格段に向上されております。
  次に、需用費で修繕費が3,000万円となって、修繕費は何に使用するかということについてご答弁申し上げます。修繕費は、故障時に大きな障害を伴わない機器の修理と消防法改正などの消防OAシステムの変更、携帯無線機の修理、車載無線機とAVMのデータ書きかえ、載せかえなどを含んでいるものでございます。例を挙げますと、概算ではございますが、無線機とAVMの載せかえ及びデータの書きかえが車両1台、最大でございますが、150万円ほどかかります。基地局以外の無線関係で500万円程度、消防OAのシステム変更が5万円から40万円ほどかかります。これらを保守点検には含まず、障害が出たときに対応する修繕費として3,000万円を計上させていただいたものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下議員の再質疑をお受けいたします。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 再質疑させていただきます。
  質問の内容は大体わかりました。ただ、1カ所、労災の件なのですけれども、これは何か規定とか、そういうのは取り決めがあるのでしょうか。民間の場合はちゃんと取り決めがあるのですけれども、これは埼玉県とか、そういうところで取り決めているもので、ここでやっているものではないのでしょうか。その辺のところお伺いしたいと思います。
議長(鎌田勝義君) 濱田参事、再質疑に対する答弁を求めます。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 再質疑につきましてご答弁申し上げます。
  通勤災害の関係でございますけれども、通勤災害あるいは通常の公務災害等に関しましては、埼玉県の常勤の市町村職員等が加入しております、地方公務員災害補償基金というところで全て取り扱っておりまして、そちらの方で公務災害の認定を行い、私どもから申請をし、公務災害補償基金のほうで認定をし、要件を満たしていれば通勤災害あるいは公務災害等として認められるという内容となっておるものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) よろしいですか山下議員。以上で山下秋夫議員の質疑を打ち切ります。
  次に、武藤壽男議員の質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 武藤壽男君登壇〕
8番(武藤壽男君) 8番、武藤壽男でございます。私は、議案第2号 平成28年度埼玉東部消防組合一般会計予算につきまして、2点についてお尋ねをさせていただきます。
  まず、1点目でございますが、歳入の負担金、高機能消防指令センター事業の各市町の負担割合のその根拠と決定経緯についてお尋ねをしておきたいというふうに思います。埼玉東部消防組合の規定によりますと、第14条におきまして、組合の経費は、組合市町の負担金その他の収入をもって充てるとなっておりまして、それが別表によって定められております。その中におきまして、消防救急無線のデジタル化等に係る経費については別途協議をするという規定になっておるかと思います。したがって、一般の経費は決算額は3カ年の平均の決算額をもって、その割合で算定をされておるわけでございますけれども、この別途協議となっておりました消防無線のデジタル化に係る経費はどのような根拠で決定をされてきたのか、そしてその決定の経緯についてお尋ねをいたします。
  2つ目に、39ページの歳出の非常備消防費、この中で加須市と幸手市の防火水槽撤去工事が計上されておりますが、幸手の撤去工事を見ますとかなり高額になっておりますので、その内容についてお尋ねをいたしたいと思います。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 武藤壽男議員の質疑に対する答弁を求めます。
  本澤参事。
          〔参事兼指令課長 本澤 清君登壇〕
参事兼指令課長(本澤 清君) 私からは、武藤議員の質疑につきまして、1点目、高機能消防指令センター事業の各市町の負担金割合の根拠と決定経緯についてご答弁を申し上げます。
  負担金割合の根拠でございますが、平成26年3月27日付で組合を構成する市町長連名による高機能消防指令センター整備事業にかかわる協定書が根拠となっているものでございます。
  次に、決定経緯でございますが、負担割合に係る素案を策定し、各組合市町の消防主管課へご説明に伺い、正副管理者会議でご承認をいただいているものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、新谷消防課長。
          〔消防課長 新谷智幸君登壇〕
消防課長(新谷智幸君) 私からは、武藤議員の質疑A、歳出、非常備消防費、加須市、幸手市の防火水槽撤去工事の内容についてご答弁申し上げます。
  まず初めに、加須市の工事内容についてでございますが、地権者の撤去してほしいとの要望により加須市間口地内の水田に設置してあります容量40立方メートルの地上式有蓋防火水槽を撤去するものでございます。工事内容は、重機、クレーン等を使用して躯体コンクリートの完全撤去した後、良質土で埋め戻し、原状回復を行う工事でございます。また、撤去する防火水槽のコンクリート製のふたは、別の無蓋防火水槽に再利用する予定でございます。
  続きまして、幸手市の工事内容でございますが、こちらも地権者からの要望により幸手市北2丁目地内の自動車整備工場の敷地内に設置してあります容量40立方メートル、地下式防火水槽を撤去するものでございます。工事内容につきましては、周囲に工作物等がありますことから、矢板を打ち込み、倒壊防止を図ります。その後重機を使用して躯体コンクリートの完全撤去を行い、再生砂で埋め戻し、原状回復のため舗装工事を行うものでございます。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 武藤壽男議員の再質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 武藤壽男君登壇〕
8番(武藤壽男君) 再質疑をさせていただきます。
  最初の負担金の決定経緯でございますけれども、26年の3月の27日に協定書というお話でございましたけれども、この協定書の主な内容はどういう内容であったのか、お尋ねをしたいと思います。
  経常経費につきましては、決算割合ということで決定をされております。いろんな経緯はありましたけれども、それで決定をされたと。デジタル化につきましては、消防組合が発足後でございますので、これを決算額でやるというやり方も、今までやっていたものでないわけでございますので、いかがなものかなと。基準財政需要額等によって決定をするとかという方法はお考えはなかったのかどうか、その点についてお尋ねをしておきたいと思います。
  それから、防火水槽の撤去工事でございますけれども、この2カ所撤去するということでございますけれども、その後の消防水利における影響等はないのかどうかお尋ねをいたしたいと思います。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 武藤壽男議員の再質疑に対する答弁を求めます。
  本澤参事。
          〔参事兼指令課長 本澤 清君登壇〕
参事兼指令課長(本澤 清君) 武藤議員の再質疑についてご答弁申し上げます。
  平成26年3月27日付の協定書の内容でございますが、協定書の第1条には経費の範囲が規定され、消防指令センターと無線のデジタル化に関係する経費、それと整備後の維持管理に関するものが規定されているものでございます。第2条には、経費負担等が規定されておりまして、本則で協定書別表に掲げる割合による旨が規定されているものでございます。組合規約別表におきましては、消防救急無線のデジタル化等にかかわる経費については、別途協議するものと規定されておりまして、協定書の別表と組合規約別表に定める共通経費の負担割合が同率化となっているものでございます。基準額の見直し、いわゆる割合の見直しにつきましては、組合規約別表の負担金の割合が変更となったということで解釈をいたしますと、現消防指令センター及び消防救急デジタル無線を使用している間は現規約で維持管理に努めたいと考えているものでございます。
議長(鎌田勝義君) 新谷消防課長。
          〔消防課長 新谷智幸君登壇〕
消防課長(新谷智幸君) 武藤議員の再質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  加須市、幸手市の防火水槽を撤去したことにより、影響がないのかについての質疑でございますが、次年度撤去します防火水槽2基につきましては、付近に消火栓が既に設置されておりますことから、消防水利が不足することはございません。また、防火水槽の撤去に際しましては、水利が不足することが予想される場所につきましては、事前に関係市、町の担当課と協議をいたしまして、消火栓を設置するなどしまして消防水利が不足することがないようにしてまいります。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 武藤壽男議員の再々質疑をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔8番 武藤壽男君登壇〕
8番(武藤壽男君) 負担金の問題でございますけれども、消防規定の14条の別表に、消防救急無線のデジタル化等に係る経費については別途協議すると。その経常経費の負担とは全く別の書き方がされているのです。ですから、これについてはどういう経緯でどういう話し合いの中で、聞くところによりますと、これは決算額割合だということで決まったということなのでありますけれども、全くそれとは別に協議をするという規定になっていたわけでございますので、その点の経緯と内容について詳しくご説明をいただきたいと思います。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 島村次長。
          〔次長 島村健一君登壇〕
次長(島村健一君) 武藤議員の再々質疑に対しましてご答弁申し上げます。
  組合規約では、消防指令センターにつきましては別途協議するとなっているではないかと、そういったお話でございました。そこで、当時消防担当課あるいは指令課の担当者等、例えば人口割ではどうなのかと、あるいは緊急車両の配置ごとの比率ではどうかと、あるいは基準財政需要額とか、そういったものもいろいろあったわけですけれども、結果といたしまして常備消防費、共通経費の負担割合と同じ割合ということで結局はなったものでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で武藤壽男議員の質疑を打ち切ります。
  これをもって議案第2号の質疑を打ち切ります。
  議案第3号から議案第10号、議案第12号、議案第14号及び議案第15号並びに報告第1号については、通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  これをもって上程されました管理者提出議案に対する質疑を終結いたします。




    ◎議員提出議案に対する質疑
議長(鎌田勝義君) 日程第3、これより議員提出議案に対する質疑に入ります。
  議員提出第1号については、通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  次に、議員提出第2号の質疑に入ります。
  議員提出第2号については、通告がありませんので、質疑を打ち切ります。
  これをもって上程されました議員提出議案に対する質疑を終結いたします。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前10時00分

          再開 午前10時00分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。




    ◎討論・採決
議長(鎌田勝義君) 日程第4、討論・採決に入ります。
  まず、議案第1号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第1号 平成27年度埼玉東部消防組合一般会計補正予算(第2号)について、原案に賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第2号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第2号 平成28年度埼玉東部消防組合一般会計予算について、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案のとおり可決いたしました。
  次に、議案第3号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第3号 埼玉東部消防組合情報公開条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立を願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第4号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第4号 埼玉東部消防組合個人情報保護条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第5号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第5号 埼玉東部消防組合情報公開・個人情報保護審査会条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第6号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第6号 埼玉東部消防組合行政不服審査会条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第7号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第7号 埼玉東部消防組合行政不服審査法関係手数料条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第8号の討論に入ります。
  討論の通告はありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第8号 埼玉東部消防組合人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第9号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第9号 埼玉東部消防組合職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例及び埼玉東部消防組合職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第10号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第10号 埼玉東部消防組合議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第12号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議案第12号 埼玉東部消防組合火災予防条例の一部を改正する条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議案第14号の討論に入ります。
  ここで、地方自治法第117条の規定により、中野松夫議員の退席を求めます。
          〔12番 中野松夫君退室〕
議長(鎌田勝義君) 議案第14号については、人事案件につき討論を省略し、直ちに採決に入ります。
  議案第14号 埼玉東部消防組合監査委員の選任について、これに同意することにご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は同意することに決定いたしました。
  中野松夫議員の除斥を解きます。
          〔12番 中野松夫君入室〕
議長(鎌田勝義君) ただいま監査委員に選任されました中野松夫議員が議場におられますので、監査委員就任のご挨拶をお願いいたします。
          〔監査委員 中野松夫君登壇〕
監査委員(中野松夫君) ただいま監査委員に選任いただきました中野松夫でございます。公明、誠心誠意取り組ませていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
議長(鎌田勝義君) ありがとうございました。
  次に、議案第15号については、人事案件につき討論を省略し、直ちに採決に入ります。
  議案第15号 埼玉東部消防組合公平委員会委員の選任について、これに同意することにご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は同意することに決定いたしました。
  次に、議員提出第1号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議員提出第1号 埼玉東部消防組合議会会議規則の一部を改正する規則、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  次に、議員提出第2号の討論に入ります。
  討論の通告がありませんので、直ちに採決に入ります。
  議員提出第2号 埼玉東部消防組合議会の議決すべき事件を定める条例、原案にご賛成の方はご起立願います。
          〔起立全員〕
議長(鎌田勝義君) 起立全員であります。
  よって、本案は原案どおり可決いたしました。
  以上で討論・採決は全て終了いたしました。
  ここで暫時休憩いたします。

          休憩 午前10時08分

          再開 午前10時08分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。




    ◎議会運営委員会委員の辞任
議長(鎌田勝義君) ただいま中野松夫議員から議会運営委員会委員の辞任願が提出されました。委員会条例第11条の規定により、これを許可いたしましたので、ご報告いたします。




    ◎日程の追加
議長(鎌田勝義君) お諮りいたします。
  この際、議会運営委員会委員の選任を本日の日程に追加し、直ちに議題とすることにしたいと思います。これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたします。




    ◎議会運営委員会委員の選任
議長(鎌田勝義君) 追加日程第3、議会運営委員会委員の選任を行います。
  委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、議長において指名いたします。
  議会運営委員会委員に
   11番  山  下  秋  夫  議員
  を指名いたします。
  議会運営委員会委員につきましては、ただいま指名したとおり選任するということで決定させていただきます。




    ◎消防行政に対する一般質問
議長(鎌田勝義君) 日程第5、消防行政に対する一般質問をお受けいたします。
  通告に従い、順次質問を行いますが、ここで暫時休憩をしたいと思います。

          休憩 午前10時09分

          再開 午前10時20分

議長(鎌田勝義君) 休憩を閉じて会議を再開いたします。
  日程第5、消防行政に対する一般質問をお受けいたします。
  通告順に従い、順次質問を行います。
  なお、再度の質問の際は挙手をお願いいたします。
  初めに、山下秋夫議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) 議席番号11番の山下秋夫でございます。初めての質問でございますので、よろしくお願いいたします。
  消防団17年務めさせていただきました。消防団でやっていましたけれども、一般質問では、ここでは初めてでございます。間違っていたら、ご容赦のほどよろしくお願いします。
  それでは、通告書どおり一般質問をさせていただきます。質問事項ですが、これから2025年問題、高齢者社会を迎えようとしております。命と財産を守るのが消防の務めでございます。大規模災害などに備え、消防力の強化をということで、1つ目として、消防力、中でも救急出動についてお伺いいたします。26年、27年中の総救急出動件数と年齢別、65歳以上、18歳から64歳、7歳から17歳、7歳未満、新生児の搬送人員をお答えください。
  2つ目としては、救急部隊数をお答えください。
  3つ目としては、救急部隊数は国基準に合っていますか。また、人口数では何万人に何カ所が必要でございましょうか。現場到着時間はどのくらいが目安となっているのでしょうか。最長現場到着時間はどのくらいでしたか。
  最後になりますけれども、救急部隊の増強は必要とみなしているのでしょうか、お答えください。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の質問に対する答弁を求めます。
  本間参事。
          〔参事兼救急課長 本間哲也君登壇〕
参事兼救急課長(本間哲也君) 山下議員の高齢化社会、大規模災害に備えて消防力の強化をについて順次ご答弁申し上げます。
  初めに、@についてでございますが、平成26年中の救急出動件数は1万9,540件で、搬送人員は1万7,977人となっております。年齢別では、65歳以上は9,714人、18歳から64歳までは6,555人、7歳から17歳までは754人、7歳未満は907人、新生児は47人でございます。また、平成27年中の救急出動件数は1万9,641件で、搬送人員は1万7,947人となっております。年齢別では、65歳以上は9,876人、18歳から64歳までは6,363人、7歳から17歳までは762人、7歳未満は900人、新生児は46人でございます。
  次に、Aでございますが、管内18署所におきまして救急隊は54隊を運用しております。
  次に、Bでございますが、消防力の整備指針により救急車の数は人口10万を超える市町村にあっては5台、人口10万を超える人口についておおむね人口5万人ごとに1台を加算した台数とされております。このことから、当消防組合の管内人口45万3,000人に対しましては13台の救急車が必要となりますが、現有台数は18台でございますので、充足率は138.5%となっておりますので、十分に国の指針を満たしております。
  次に、現場到着時間と最長現場到着時間につきましては、当消防組合の平成27年中の現場到着所要時間は8分で、現場到着最長所要時間は35分でございます。
  なお、平成26年中の全国現場到着所要時間は8.6分で、埼玉県では8.5分となっております。
  次に、Cでございますが、高齢化社会の進展などにより引き続き救急需要の増加が予想されますが、現有台数は国の指針の100%以上であることから、十分な対応が可能と考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) ご答弁ありがとうございました。再質問させていただきます。
  このご答弁のとおりに、65歳以上、9,714人から9,876人とふえています。これから25年を迎えて、団塊の世代を迎えてふえていくのですけれども、この現状部隊で大丈夫なのか。大丈夫だということで言っていますけれども、先ほど述べたように最長到着時間ですか、30分ぐらいかかっている。埼玉県では8分台だということで、こちらは到着時間は8分だということでやっておりますけれども、これは人間が例えば心臓がとまってから蘇生の所要時間というのですか、助かる見込みの時間ですか、何分で何%の人が助かるのでしょうか。その辺のところをちょっと参考まで教えていただければありがたいなと思っております。
  あと、国の基準では現場到着時間は何分が理想とされているのか、また目標は何分に設定をしているのか、その辺のところも教えていただきたいなと思っております。
  また、一番初め資料としてもらったのですけれども、それちょっと見ましたら、最長到着時間数も20分以上は1%と26年実績は145件あって、10分から20分が22%、4,378件と増加しているということで、高齢化社会迎えるのに私は救急部隊の増強、特に現場到着時間をクリアしていくというか、そういうのが必要ではないかなと思っているのですが、その辺のところもお答えくださればありがたいと思っております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再質問に対する答弁を求めます。
  本間参事。
          〔参事兼救急課長 本間哲也君登壇〕
参事兼救急課長(本間哲也君) 山下議員の再質問について、順次ご答弁申し上げます。
  まず最初に、高齢化社会が進展していて、救急車の台数は大丈夫かということ、一部総論ですが、これを一番最初にお答えしたいと思います。まず、先ほどご答弁したとおり、18台の救急車ありますが、これが最悪全て出払った場合にでも、非常用の救急車が4台あります。これを消防隊が乗りかえて対応しておりますので、多数傷病者、大規模災害時にも対応はできると認識しております。
  次に、順不同で申しわけありませんが、現場到着時間の目標ということですが、先ほどご答弁申しました埼玉東部消防組合の最長時間の内容をひとつお答えしたいと思いますが、この35分かかりました内容につきましては、通常の救急要請により救急隊が現場へ到着する間に、通報と異なった別の事案がありまして、そこに遭遇しまして、救急隊がその現場を確認した後、最初に通報のあった現場に向かいましたので、時間を要したものでございます。
  なお、目標といたしましては、一分でも早いに間違いありませんが、先ほど申し上げました全国の平均、埼玉県の平均よりも良好な数字となっておりますので、一分でも一秒でも前年、27年、28年はそれ以上を目指して救急隊とともに研さんしていきたいと思います。
  最後になりますが、バイスタンダーなどの蘇生の関係ですが、ちょっと私資料がなくてはっきりお答えできませんが、バイスタンダーが1分以内に心肺蘇生法、これを実施すれば90%近く助かるというデータがありますが、正確なものがありましたら、またご提示したいと思いますので、よろしくお願いします。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再々質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔11番 山下秋夫君登壇〕
11番(山下秋夫君) ありがとうございます。消防車の車両としては、18台プラス4台があるということでお伺いしました。そういう点では、安心が持てるのですけれども、先ほど言いました蘇生の時間、1分以内が90%だというと、最長で万が一助かる命も助からないのではないかなと私は思っております。その辺のところで、現場到着時間が一刻も早くやっていかなくてはいけないということでありますけれども、これを見ますと最長時間がかなり年々延びていってしまっているというのが現状だと思います。その辺のところをいかにクリアしていくのか、短くしていくのか、お答えくださればありがたいなと思っております。
  何分でも短くすればというのではなくて、やはり目標を持つことが大事かなと思っておりますので、そのことが人命を助けることになるのではないかなと思っております。30分間放置されていたら、助かる命も助からないのではないかなと私は思っておりますので、その辺のところを十分に察知していただきたいと思っております。先ほども述べたように、最長20分以上が1%、145件もあるということは、万が一そういう人たちがいたら大変だなと思っておりますので、到着時間の目標をもう一度吟味していただいて、消防の使命である命と財産を守るということで、目標に向かってやっていただきたいなと。私なども協力をしますので、ぜひその辺のところをお答えください。よろしくお願いいたします。
議長(鎌田勝義君) 山下秋夫議員の再々質問に対する答弁を求めます。
  本間参事。
          〔参事兼救急課長 本間哲也君登壇〕
参事兼救急課長(本間哲也君) 山下議員の再々質問に対しましてご答弁申し上げます。
  現場到着時間、この関係ですが、例えば山下議員、宮代町ですが、宮代町の救急車、また中島出張所ですが、この2台が出払ったときには、直近方式をとりましたので、その現場に一番近い救急車が向かいます。その間出た場合には、消防隊、PA連携がありまして、消防隊が向かいます。ですから、救急隊が向かう前に消防隊が現場に向かいまして、資機材も登載してありますから、救命処置を実施するというふうになっております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で山下秋夫議員の質問を打ち切ります。
  次に、井上忠昭議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔5番 井上忠昭君登壇〕
5番(井上忠昭君) 5番、井上忠昭です。質問をさせていただきます。
  2項目あります。順次通告どおり行きます。救急へのタブレット端末導入後の現状についてということで、1点目お伺いいたします。
  平成25年1月6日、25病院36回にわたって救急搬送がうまくいかず、結果、久喜市内の75歳の方がお亡くなりになった事件を契機に、平成25年度中に先行導入され、平成26年4月から本格運用されてきた救急医療情報システム、救急隊が救急現場でタブレット端末を利用してシステムにアクセスして、県内全ての救急医療機関の応需情報を閲覧できる環境について、以下お伺いするところであります。
  1点目、導入後2年たつわけでありますけれども、救急搬送受け入れ要求件数や時間短縮にどれほどの効果があらわれているか、データ資料がある場合についてはそれも示していただきたいということであります。議長のご配慮をお願いいたします。
  2点目でございます。導入前に岐阜県と奈良県を視察してまいりました。ダブレット端末の利用ということでは同じでありましたけれども、運用上違いなども見られて、多少でありますが、課題などもあったところでございます。埼玉県も導入当初、各消防本部から意見集約としてアンケートやヒアリングを行っていたと思いますけれども、実際に現場でタブレット端末を利用している隊員の意見が反映される機会は現在も継続してあるでしょうか。また、現場の意見はおおむね良好と捉えてよろしいでしょうか。
  3点目です。症状別情報や当直医情報は病院の受け入れ体制が正確に反映されることが求められ、患者搬送実績、応需受け入れ一時休止は情報のタイムリーさが求められるところであります。つまり病院からの情報と搬送した救急、消防隊員からの情報の共有がそれ以降の判断の中核になってくるわけでありますけれども、運用上これらがうまく機能していると考えてよろしいでしょうか。また、医療機関側から消防に寄せられる声などありましたら、教えていただきたいと思います。
  2点目であります。久喜市がアメリカ合衆国オレゴン州ローズバーグと姉妹都市を結んだ関係で、昨年ローズバーグに行った際に、ローズバーグ消防署を視察させていただく機会があり、思うところ、学んだことがたくさんあったところであります。文化の違いもありますし、置かれた環境も当然違いますので、一概に比較はできないところでありますけれども、市民、住民のために命を顧みず昼夜献身的に職務を遂行されておられます隊員に対しての福利厚生や居住環境などは大きな違いがあったと思いました。こうした観点から、今回は以下の点でお伺いしたいと思っております。
  1点目です。今回はトイレについて伺います。管内各署、分署においてトイレの状況は、例えば洋式、和式別、ウォシュレットの導入数、男女共用トイレが見られますけれども、これの数、これはどのようになっているかということをお伺いいたします。
  2点目です。改修計画、予定についてお伺いいたします。
  以上であります。
議長(鎌田勝義君) 井上忠昭議員の質問に対する答弁を求めます。
  本間参事。
          〔参事兼救急課長 本間哲也君登壇〕
参事兼救急課長(本間哲也君) 井上議員の救急へのタブレット端末導入後の現状について順次ご答弁申し上げます。
  初めに、(ア)についてでございますが、現在当消防組合では、とねっとシステム、埼玉県救急医療情報システムなどのタブレット端末を活用し、救急搬送の迅速化に取り組んでおります。
  ご質問の埼玉県救急医療情報システムは、平成26年4月1日より機能強化され、症状ごとや診療科目ごとの医療機関の検索等も可能となり、また救急隊が搬送実績を入力することにより最新の情報を他の救急隊と医療機関が共有できるため、より迅速な病院選定が可能となっております。具体的な効果につきましては、転院搬送を除く重症以上の搬送症例で平成25年と平成26年を比較しますと、平成25年は1,708人、平成26年は1,704人とほぼ同数ですが、病院照会数4回以上を要した傷病者数は、平成25年は117人、割合で6.9%、平成26年は83人、割合で4.9%、また現場滞在時間が30分以上を要した傷病者数は、平成25年は181人、割合で10.6%、平成26年中は143人、割合で8.4%といずれも改善が見られ、救急医療情報システムの機能が一定の効果を上げたものと考えております。今後もシステムの有効活用を図り、さらなる救急搬送の迅速化に取り組んでまいります。
  次に、(イ)でございますが、新システム導入から1年を経過しました平成27年5月に埼玉県保健医療部から、システムを使用している各消防機関に改善するための検討といたしまして救急医療情報システムに係るアンケート調査がありました。内容といたしましては、システムを使用している上での運用面での課題や機能改善及び機能の追加、システム全般に対する意見でございます。県では、これらの結果を踏まえ、平成27年8月に搬送実績入力画面の受け入れ不可理由に「その他(患者都合)」が追加され、9月には搬送実績入力に伴います地名の追加がされました。また、このほかにも救急隊が活用しやすいようさまざまな改修がされております。このことから、救急隊の意見は反映されているものと考えております。
  また、救急隊では応需情報を活用することにより、あらかじめピンポイントで適応医療機関を選定することができることから、今後も医療機関への照会回数が減少していくと考えております。
  次に、(ウ)でございますが、医療機関が入力します応需情報につきましては、診療科目ごとの情報、症状ごとの情報、当直医情報、応需受け入れ一時休止情報がありますが、朝と夕方の2回ほぼ毎日更新されております。また、救急隊の傷病者搬送実績の入力につきましては、傷病者の医師への引き継ぎ後に入力することから、タイムラグが生じ、リアルタイム性にやや欠ける面もありますが、埼玉県保健医療部では今後スマートフォンに対応した機能を追加して、リアルタイム性の向上を図る予定であると伺っております。このことから、今後もさらに情報の共有をしていくものと考えております。
  次に、医療機関側からの要望につきましては、現在のところ特にありませんが、医師からは他の医療機関の搬送実績を共有できることから、受け入れ意識の向上につながっているとの話をいただいております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 次に、濱田参事。
          〔参事兼総務課長 濱田 博君登壇〕
参事兼総務課長(濱田 博君) 大項目2の消防の施設につきましてご答弁申し上げます。
  管内各消防署所のトイレの状況でございますが、現在改修中の北川辺分署を除く17の消防庁舎におきまして、洋式が57基、和式が37基ございます。また、温水洗浄便座につきましては43基で、全ての庁舎に整備をされてございます。
  次に、男女共用のトイレにつきましては、これはございません。
  なお、この議場前のトイレ、兼用トイレと表示してございますが、通常は壁のプレートで、青色で表示してございますとおり、男子トイレとして使用しております。
  以前は、20年以上前でございますけれども、議会専用ということで女性議員でも使用できるよう兼用としていた時期があったようでございますが、現状では男子トイレとして使用しております。
  しかし、救命講習会あるいは毎年夏休みに小学校4年生を対象として実施しております消防体験学習などにおきまして、女性が多数来られる場合がございます。その際は、1階と2階にある女子トイレだけでは足りないため、議場前のトイレに「女性専用」と張り紙をして、そのときだけ女性用として使用しているため、入り口に兼用トイレという表記を残していたものでございますが、今後紛らわしい表示は速やかに改修をしていきたいと思います。
  次に、改修の予定でございますが、平成25年度の消防職員委員会におきまして温水洗浄便座の設置要望があり、設置がなかった分署等につきましては既に改修をしたところでございます。今後も庁舎改修等を行う際などに合わせまして、職員の福利厚生、職場環境の改善等につきまして検討してまいりたいと考えているところでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 井上忠昭議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔5番 井上忠昭君登壇〕
5番(井上忠昭君) ご答弁ありがとうございました。詳しく教えていただいておりますし、大体の内容把握できましたので、何点かに絞ってお伺いしたいと思っております。
  救急タブレット情報に関してですが、まずアについてですが、一定の効果、一定どころかかなり効果を上げているということで、よくわかりました。これについては、例えば搬送した後に、先ほどありましたけれども、消防隊員がタブレットに打ち込むなりするということで、その辺の情報も、タイムラグがあるというふうに言われていましたけれども、きちんと打ち込まれているということで、その辺についてもわかりました。先ほど前者の質問で、現場に到着するまでの時間、一分でも一秒でもという形ありましたけれども、滞在時間も当然でありまして、滞在時間も一秒でも一分でも短くして、早く救急病院に運べるということが大前提になってくると思いますので、その滞在時間を縮めていただくようこれからも努力していただきたいと。これについては、要望という形で結構でございます。
  また、2番のアンケート、さまざまな機会に消防隊員の現場の声が反映されるということ、これについても県のほうでやっていただいているということでお伺いしましたけれども、これに基づいていろんな機能が改善してきた。これっていつまでも大事なことであって、1回ではいけないと思っているのです。例えば消防隊員がやっているうちにこんなことに気づいた、こんなことが欲しいといったことに対して、これからもそういった県などに上げる機会が確保されているかどうかということも、その点についてちょっとお伺いしたいと思います。
  また、私自身もちょっと病院のお医者さんなどにも、院長先生クラスの方々にこういうものについてどうですかというふうに聞いたとき、おおむね良好でした。ただ、いろんな情報とか上がってくる可能性もあるので、そのお医者さんの機会も、やっぱりいろんな現場の声、そして現場が接している病院の声が聞けるところって大事だと思っていますので、こういったところもこれからも確保されているかどうかというところもお伺いしたいと思っております。それについてお願いいたします。
  2点目のトイレについては、大体わかりました。ただ、現場の職員が使いやすいような状況をつくっていただきたいという願いがありますので、福利厚生も含めて施設の整備においても今後ともよろしくお願い申し上げます。
  1点目の質問だけについて、お答えお願いします。
議長(鎌田勝義君) 井上忠昭議員の再質問に対する答弁を求めます。
  本間参事。
          〔参事兼救急課長 本間哲也君登壇〕
参事兼救急課長(本間哲也君) 井上議員の再質問につきましてご答弁申し上げます。
  機能の改善の県への情報共有ですが、埼玉東部消防組合としましてはタブレット端末導入後から県の保健医療部と情報交換をしておりまして、さまざまな点で具体的にアンケート調査が入る前からも意見交換して救急隊の生の声を伝えております。このアンケート調査後ですが、その後も私ども出向いたり医療整備課のほうもちょっとこちらに来ていただきまして意見交換をしておりますので、引き続き情報共有をしていきたいと考えております。
  なお、医療機関につきましても、救急隊は顔の見える関係を構築ということで日々やっておりますが、私たち救急課も各病院のほうに赴きまして、タブレットの医師からの意見とか情報をいただいておりまして、こちらも生の声の意見交換をしているところでございます。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 以上で井上忠昭議員の質問を打ち切ります。
  次に、江原浩之議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) 議長のお許しをいただきましたので、通告に従い一般質問をいたします。
  特殊車両の整備についてでございます。平成28年度は支援車T型が整備されるが、防災訓練などで活用されている起震車を今後整備する考えはあるかについてお尋ねをいたします。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の質問に対する答弁を求めます。
  新谷消防課長。
          〔消防課長 新谷智幸君登壇〕
消防課長(新谷智幸君) 江原議員の一般質問に対しましてご答弁申し上げます。
  起震車につきましては、学校や幼稚園あるいは自主防災会といった地域の消防訓練の際に、主催者の要望により埼玉県防災学習センターで所有している起震車を借用しております。利用状況でございますが、平成26年度中は25回で延べ2,628人、平成27年度中は24回で延べ2,021人の利用実績がございます。防災の日など、他の機関と重複し、借用できない日もございますが、要望にはおおむね対応できており、早期に予約することで現状どおり埼玉県防災学習センターからの借用で対応してまいりたいと考えております。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) ただいまの答弁をお聞きしまして、起震車、埼玉県のを借りているということでございますが、また埼玉県の起震車は6カ月前から予約が可能で、その使う日が重複すると抽せんということで、それ以外は順次早い者勝ちということですが、なかなか6カ月前には訓練予定して申し込みというのが難しいのです。そういうような中で、早い者順ということですけれども、私の知る限りはもう既に起震車を要請するというのを諦めているという現状もあるのを指摘したいと思います。
  起震車の整備の質問なのですけれども、聞き方がちょっと間違ったので、このような答弁になってしまったのかなというようなことだと思うのですが、埼玉県は28消防本部ありまして、来月には草加と八潮がつきますから、27消防本部になるわけでございますが、起震車を配備しているのが県内で9カ所ございます。大きなところですとさいたま市とか川口市とか、埼玉東部と同じ組合になった埼玉西部なんかも配置しているところでございます。全体では3分の1の消防本部に配置されているような状況でございます。さらに、春日部市は市単独でも配備されていて、自治体消防の全体では10台、県も入れると11台というようなところで、埼玉東部は45万になって、そのスケールメリットを生かして市民サービスをしていただきたい。単独では、4,000万ぐらいする起震車を購入してというのはなかなか難しい。この4市2町だから防災力を強化するために起震車をというようなところを考えていただきたいと。今後埼玉東部消防組合で整備を考えているのかについてお尋ねをいたします。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の再質問に対する答弁を求めます。
  新谷消防課長。
          〔消防課長 新谷智幸君登壇〕
消防課長(新谷智幸君) 江原議員の再質問に対しましてご答弁申し上げます。
  起震車につきましては、地震体験を通じて防災意識の高揚や地震対策の啓発を図るには有効な車両でございます。今後住民からの要望や市、町の防災主管課との調整を踏まえ、必要性が高まってきた場合には起震車の整備につきまして検討してまいりたいと考えております。
  以上です。
議長(鎌田勝義君) 江原浩之議員の再々質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔10番 江原浩之君登壇〕
10番(江原浩之君) 東日本大震災などからの教訓による地域の防災対応力を強化するには、住民の皆さんが体験、実感できる訓練が効果的であると言われております。起震車を活用して地震による揺れの怖さを実際に体験することによって、地震による揺れからの身を守り、適切な避難行動がとれるなど、防災意識の高揚及び災害に対する知識のより一層の向上が図られると私は考えるところでありますので、こういったところも踏まえてよく検討していただきますことをお願い申し上げまして、一般質問を終わります。
議長(鎌田勝義君) 以上で江原浩之議員の質問を打ち切ります。
  次に、福島正夫議員の質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔1番 福島正夫君登壇〕
1番(福島正夫君) 福島でございます。私は、地域医療ネットワークシステム、とねっとの利活用状況及び普及促進について質問いたします。
  近年の医療環境は、ご承知のとおり地域偏在や診療科ごとの需給不均衡による医師不足に加え、看護師も不足しております。私たちが住む埼玉県は、人口10万人当たりの医師数が全国で最も少なく、この久喜市や加須市など7市2町から成る利根保健医療圏でも同様な状況となっております。しかしながら、長寿社会の進展とともに、この住民の医療問題の関心はますます高まっており、安心して穏やかな生活を送ることができるよう住民を見守り、支援する地域医療の役割が一層大きく、重要な課題であります。こうした中、利根保健医療圏を構成する7市2町の首長さんと医師会長、中核病院長などがこの課題に向けて埼玉利根保健医療圏医療連携推進協議会を設置し、ITを利用したとねっとの構築、運用し、医療連携や救急搬送面からの活用をしておりまして、平成24年7月に本格稼働して依頼、加入者は着実に増加をし、本年2月末現在で2万7,237人と承知しております。また、国や県から高い評価を受け、これまで総務省、厚生労働省を初め大学病院の救急救命センター長の視察のほか、NHKでの放映など、全国、北海道から九州まで50件を超える視察、取材を受けているとのことであります。救急面では、平成27年1月30日に相模原市で開催された第23回全国救急隊員シンポジウムに、主催者から全国で200を超える医療連携ネットワークの中でとねっとが参加要請を受け、埼玉東部消防組合の職員の方が代表して参加されたと伺っております。さらには、とねっとが平成27年4月には緊急時のITを活用した医療連携ネットワークの事例として小学校5年生の社会科資料集に2社から掲載されるなど、とねっとと救急面からの利活用が注目されているところであります。
  そこで初めに、とねっとの利活用の状況についてお伺いします。まず、とねっとに参加されている患者の救急搬送患者は、構成市ごとにどの程度搬送されているのでしょうか。また、とねっとの処方、アレルギーなどの医療情報を受け入れ先病院の医師等にどのように申し伝えているのでしょうか。
  次に、埼玉県救急医療情報システムの併用によって搬送時間の短縮につながっているのかお伺いします。とねっとは、埼玉県救急医療情報システムと接続されております。とねっととは、患者の処方やアレルギーなどの医療情報が確認でき、一方県の救急医療情報システムから患者別の受け入れ意思などの応需情報がわかり、このとねっとを運用している地域ではさらに搬送での活用効果があると考えておりますが、実際はどのように運用されているのでしょうか。また、とねっとを用いて搬送時間の短縮や救急病院の受け入れに際しては、どのようなメリットがあり、実態はどのようになっているのでしょうか。わかる範囲で結構ですので、ご答弁ください。
  最後に、消防組合としてどのように普及促進を図っているのかをお伺いいたします。普及促進に当たり、搬送患者からの声、例えばとねっとに加入していてよかったとか、こうしたとねっとに寄せられたご意見などは把握しているのでしょうか。普及活動にはこうした患者の声を活用し、広報紙へ掲載などが効果的と考えられますので、具体的にお聞かせください。
  以上、よろしくご答弁お願いします。
議長(鎌田勝義君) 福島正夫議員の質問に対する答弁を求めます。
  本間参事。
          〔参事兼救急課長 本間哲也君登壇〕
参事兼救急課長(本間哲也君) 福島議員の地域医療ネットワークシステム、とねっとの利活用状況及び普及促進について順次ご答弁申し上げます。
  とねっととは、埼玉利根保健医療圏地域医療ネットワークシステムの愛称で、利根保健医療圏内の住民を対象に医療機関などで管理する傷病者情報を共有するシステムで、地域全体で市民の医療を完結する地域完結型医療を目指し、平成24年7月から本格運用いたしました。救急隊は、このシステムに同意した住民に発行されるかかりつけ医カードを活用し、専用のタブレット端末から傷病者情報を取得して適切な処置と搬送に役立てており、この情報を活用することで医療機関までの収容時間の短縮につなげているものでございます。
  初めに、@についてでございますが、とねっとに参加されております傷病者の平成24年7月から平成28年2月末現在の構成市町別救急搬送数につきましては、加須市が479人、久喜市52人、幸手市91人、白岡市4人、宮代町46人、杉戸町162人の合計834人になっており、救急隊がデータを活用し、救急処置や医療機関選定に役立てた割合は約83%でございます。
  また、とねっとで確認できました傷病者情報のアレルギー等の既往歴や処方薬は、救急隊長が傷病者収容依頼時及び医師引き継ぎ時に報告し、活用しております。
  次に、Aについてでございますが、平成26年4月からは埼玉県救急医療情報システムの併用が可能となったことから、とねっとでは既往歴等の患者情報を主に活用し、救急医療情報システムの応需情報とあわせてより迅速な救急搬送が可能となりました。また、埼玉県救急医療情報システムの併用によります具体的な効果につきましては、転院搬送を除く重症以上の搬送症例で医療機関の照会数4回以上及び現場滞在時間30分以上の割合が改善されましたほか、平成27年中の医療機関収容までの平均所要時間は44.4分で、前年より18秒短縮されており、一定の効果を上げているものと考えております。
  次に、Bについてでございますが、とねっとの普及促進や啓発につきましては、現在救命講習会等におきましてとねっとの利用について広報しております。また、救急車におきましても傷病者や家族等の見やすい位置にとねっと情報を掲示しております。このようなことから、とねっとが有効活用できるよう今後も継続的に広報していくとともに、ホームページ等を活用し、さらには各市町と連携しながら普及啓発を図ってまいりたいと考えております。
  次に、搬送いたしました傷病者からの意見につきましては、現在のところ把握しておりませんが、とねっと事務局から救急隊がとねっとの情報を確認して適切に対応してくれたとの声や緊急連絡先に連絡してくれて助かりましたという情報をいただいております。今後におきましては、傷病者や家族の意見も把握に努めていきたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 福島正夫議員の再質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔1番 福島正夫君登壇〕
1番(福島正夫君) ありがとうございました。とねっとの救急面における活用の状況がよくわかりました。何か83%もあれしているということで、本当にこれはいいことではないかなと思います。
  そこで、再質問させていただきます。このように、とねっとが救急搬送に役立っているとのことでございますが、こうした実績を踏まえまして、私は消防職員みずからとねっとに参加し、普及啓発をすることが大切であると考えておりますが、埼玉東部消防組合ではとねっとにどの程度職員が加入されているのでしょうか。ご答弁願います。
  また、今後消防組合といたしましてもどのような方法を用いて管内住民にとねっとへの参加加入に向けさらなる普及促進を図ろうとしているのかお伺いします。
議長(鎌田勝義君) 福島正夫議員の再質問に対する答弁を求めます。
  本間参事。
          〔参事兼救急課長 本間哲也君登壇〕
参事兼救急課長(本間哲也君) 福島議員の再質問につきましてご答弁申し上げます。
  初めに、当消防組合のとねっと加入状況でございますが、管外居住者を除き約62%の職員が加入しております。まだまだ低い状況と認識しておりますので、これまでの在籍職員はもとより、新採用職員も含めて拡充を図ってまいりたいと考えております。
  次に、とねっとのさらなる普及促進につきましては、とねっと事務局や各構成市町と連携を図るとともに、地区の防災訓練、消防訓練等、あらゆる機会を通じて広報してまいりたいと考えております。
  以上でございます。
議長(鎌田勝義君) 福島正夫議員の再々質問をお受けいたします。ご登壇願います。
          〔1番 福島正夫君登壇〕
1番(福島正夫君) ありがとうございます。最初に申し上げましたとおり、国や大学病院の救急救命センター長などが直接このとねっとを管理運営している加須保健所内の協議会事務局を視察し、その救急面での評価が多大であったと伺っております。先ほどから前々議員さんの質問の中にも救急搬送、現場到着時間、そして滞在時間、これは短ければ短いほうがいいということなのですが、このとねっと、これはかかりつけ医、ここ利根医療圏には大きな総合病院がないために、これはやっぱりかかりつけ医でとねっとのカードによってその人の病症が全部わかるというような状態、このとねっとは本当にその搬送時間にしてもかかりつけ医連れていくにしましてもいいシステムだと思いますので、埼玉東部消防組合としても管内住民にとねっと参加への普及促進を図り、救急搬送時間の短縮や受け入れ病院の選定に向けさらに活用していただきますようお願い申し上げまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。
議長(鎌田勝義君) 以上で福島正夫議員の質問を打ち切ります。
  これをもって消防行政に対する一般質問を終結いたしました。




    ◎閉会中の継続審査の件
議長(鎌田勝義君) 日程第6、閉会中の継続審査につきましてお諮りいたします。
  次回会議の日程等について、議会運営委員会委員長から閉会中の継続審査としたい旨申し出がありましたので、閉会中の継続審査として議会運営委員会に付託したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
          〔「異議なし」と言う人あり〕
議長(鎌田勝義君) ご異議なしと認めます。
  よって、そのように決定いたしました。
  以上で本定例会の日程は全て終了いたしました。




    ◎議長挨拶
議長(鎌田勝義君) 議員の皆様には全議案に対しまして慎重なるご審議をいただき、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。




    ◎管理者挨拶
議長(鎌田勝義君) 管理者のご挨拶をお願いいたします。
  田中管理者。
          〔管理者 田中暄二君登壇〕
管理者(田中暄二君) 埼玉東部消防組合議会第1回定例会に上程いたしました議案第1号ないし議案第15号につきましては、慎重ご審議の上ご議決を賜り、まことにありがとうございました。御礼を申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。




    ◎閉会の宣告
議長(鎌田勝義君) これをもちまして、平成28年埼玉東部消防組合議会第1回定例会を閉議・閉会といたします。
          閉会 午前11時12分